2013晩秋、イギリス旅行記2(4/44)：11月30日(2)：コッツウォルズ、シェイクスピア所縁の地、アン・ハサウェイのコテージ

2013/11/29 - 2013/12/04

　最初の見学地は、シェイクスピア所縁の地です。広い農地と果樹林を所有し、裕福な農家だったとされる奥さんのアン・ハサウェイのコテージに向かいました。

エリア イギリス

2泊したホテルの玄関光景です。9時の出発でしたから、付近の散歩を含め、ゆっくりと過ごすことができました。

ロンドンに戻るまで、ずっとお世話になった観光バスです。バスの定員の3分の1ほどのツアー・メンバーでしたから、車内でもゆっくりとできました。

玄関脇の花壇で咲いていた薄いピンク色の花です。大きくはない花ですが、惹かれる雰囲気がありました。

花壇の灌木には、これから開く蕾もありました。濃いピンクの蕾が、開くと薄いピンクに見えるようでした。樹種は分かりませんが、バラ科の植物でしょうか。

1階ロビーの光景です。左手にフロントが見えます。豪華な造りではなく、実務的な造りのホテルですが、機能的な造りと評価してもよいかも知れません。

ホテル1階のロビーにあった、明りが灯ったクリスマス・ツリーのアップ光景です。ツリーの先端には赤い星の飾り、足元にはプレゼントを模した箱が並んでいました。

同じ1階のロビーですが、離れた場所に飾ってあったクリスマス・ツリーの光景です。白と金色に統一された飾りでした。こちらにもクリスマス・プレゼントの箱が雰囲気を盛り上げていました。

玄関先に今回お世話になった観光バスが横付けになりました。そろそろシェイクスピア所縁の地に向けての出発の時間です。

シェイクスピアの妻のアン・ハサウェイの実家に到着です。現在のシェイクスピア所縁の記念館として開放されています。ホテルを出発して1時間程の行程でした。

アン・ハサウェイの実家の現在の玄関付近の光景です。記念館として、玄関付近は増改築されていました。シェイクスピアが19歳の時、アンは26歳の時に二人は結婚したとされます。

この家は、19世紀まで実際の農家として使用されていたようです。入口を入ったすぐの場所に、チケット売場の受付と、お土産店がありました。

受付を済まし、入場チケットを貰ったところで見学の始まりです。芝生の中にキノコのような石造りがありました。朝の10時頃ですが、長く影が伸びていました。

建物裏手の光景です。庭園と果樹園などがありました。アン・ハサウェイの実家は、裕福な農家だったと伝わっています。

庭の片隅にあった農器具小屋のような造りの建物です。屋根を緑の苔が覆っていました。手前には、見学者用に新しいテーブルセットが置いてありました。

観光施設になったことでセットされたモニュメントのようです。繊維質の物で大きなループが造られていました。

収穫を目的とした野菜ではないようでした。大きく育った野菜は虫に食われ放題でした。

建物の裏側に回って、斜め前から眺めた母屋の光景です。写真の尖端が切れてしまいましたが、壁沿いに高い煙突がありました。電化された今は使われていないようでした。

見学者用に手摺が設けられる等、邸内の通路にも配慮が施されていました。

果樹園の光景です。ネット情報では、昔ながらの品種を維持したリンゴなどが栽培されているようでした。

黄色の6弁の花が満開だった灌木です。イエロー・トランペット当たりに似た花でした。

ドライフラワーのようになった花の咲き終わりです。支え木はありましたが、咲き終わっても乱れない姿は風格がありました。

室内見学は、この入口から始まりました。日本語パンフレットも貸して戴き、見学が終わった後にお返しするルールになっていました。

棚に飾られた食器の数々です。実際に使われたらしいこの青絵の食器の数と質を見ても、この家が裕福だったことが偲ばれます。

この部屋の語り部の方です。この家にご縁があるように見えた、ベテランの女性の方です。英語オンリーでの説明でした。
(注)机の上のモノクロ写真は、このコテージの初代管理人だったメアリー・ベーカーです。男系子孫が途絶えたハサウェイ家の遠縁に当たる人です。

皿に盛られたリンゴや、束ねられた香木らしい細い木です。最初は造り物かと思いましたが、子細に見ましたら本物でした。

棚に飾られた食器の数々です。実際に使われたらしいこの青絵の食器の数と質を見ても、この家が裕福だったことが偲ばれます。

複数あった台所の1つです。作業用のテーブルの上には小道具がいろいろと並んでいました。手造りのお菓子類などもここで造られたような連想をしました。

カーテンが開けられた窓辺の光景です。柔らかな光と飾りに、何とも言えない雰囲気が感じられました。

1階の台所の光景です。実際に使われていたような道具がセットされていました。使用人の方を含めて大所帯らしく、大型の道具類でした。

家の主が使われた物でしょうか、彫刻が施された風格のあるベッドの光景です。農家に置かれた物とは思えない雰囲気がありました。
(注)公式ガイドブックには、16世紀の天街付きベッドの『ハサウェイ・ベッド』と紹介されていました。シェイクスピアの孫娘からハサウェイ家に譲られた品です。