2013/11/29 - 2013/12/04
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旅人のくまさんさん
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<はじめに>
2013年の締め括りになる、8回目の海外旅行記です。15年ほど前の1998年以来のイギリス旅行になりました。2005年から始めた10年計画の海外旅行の9年目になります。それ以前に旅行した8カ国も順番に回りましたが、今回のイギリスの他にはオーストラリアだけが残りました。
『新!英国ハイライト6日間』の名前が付いたツアーに参加し、ロンドンとその近郊のコッツウォルズ地方、バースやストーン・ヘンジを巡りました。今回のイギリス旅行で、私が一番楽しみにしているのは、大英博物館見学です。前回はカメラなしでの旅行でしたから、今回は自由時間を活用して複数回大英博物館と、ナショナル・ギャラリー等を見学する予定です。
<旅のあらまし>
11月29日(金):出発、ロンドン到着、コッツウォルズ地方へ
ツアーに参加しての6日間のイギリス旅行の始まりです。セントレア空港での集合時間は7時でしたが、始発の地下鉄に乗りましたので、6時半頃に到着しました。
定刻の9時30分発のKE752便でセントレア国際空港を飛び立ち、インチョン国際空港でのトランジット時間は1時間半ほどでした。11時30分頃にインチョン国際空港に到着し、13時05分にイギリスのヒースロー国際空港に向けて飛び立ちました。着陸寸前に、時間調整のための旋回などがあり、ヒースロー国際空港に到着したのは、現地時間の16時30分頃でした。イギリスのグリニッジ天文台が世界共通の経度0度の基準と時間基準、日本はプラス9時間の時差になります。時差をプラスしますと、12時間半ほどのフライトでした。
ヒースロー国際空港からは、迎えの観光バスでコッツウォルズ地方まで陸路での移動でした。21時頃にグロースターにあるホテル、『ホリディ・イン・グロースター・アンド・ チェルトナム』にチェックインしました。この夜を含めて、このホテルでは2泊しました。
11月30日(土):ストラトフォード・アボン・エイボン、コッツウォルズ地方観光
コッツウォルズで2泊したホテルの紹介です。閑静で緑豊かな郊外に立地していました。昨晩は21時頃に到着しましたので、今朝はゆっくりとした9時の出発です。朝食の後の時間を利用して、ホテル界隈の朝の散歩をしました。黄葉の時期は終わりかけていましたが、散り敷いた落ち葉はまだ色鮮やかで、黄葉が残った樹も散見されました。
最初の見学地は、シェイクスピア所縁の地です。広い農地と果樹林を所有し、裕福だったとされる、シェイクスピアの奥さんのアン・ハサウェイが暮らしたコテージに向かいました。車で1時間程の距離でした。アン・ハサウェイのコテージは、19世紀まで実際の農家として使用されていたようです。現在は他のシェイクスピア所縁の家屋と一緒に、NPO法人の『シェイクスピア・バース・プレイス』が購入し、管理を行っています。
次に向かったのは、ストラトフォード・アポン・エイヴォンの街に残る、シェイクスピアの生家です。こちらもNPO法人の『シェイクスピア・バース・プレイス』が購入し、管理していました。生家に隣接した場所に、シェイクスピア・センターが設けられ、ここから入場し、見学前に10分ほどのビデオ案内を視聴しました。
シェイクスピアの生家は、親族の手を離れた後、所有者が変転したようですが、NPO法人が購入した後は、記録を調べて、出来るだけ元の形の家屋に修復され、什器類も集められたようです。以前のネット情報では室内撮影が禁止されていましたが、現在は、フラッシュなしでの撮影が許可されています。室内だけでなく、庭なども時間をかけて散策しました。
ストラトフォード・アポン・エイヴォンでこのほかに見学した所縁の地は、シェイクスピアが洗礼を受け、そして故郷に戻り、亡くなった後に埋葬された、ホーリー・トリニティ教会です。
コッツウォルズ地方は、シェイクスピア所縁の地として有名ですが、このほかにも、 イギリスの高名な詩人、デザイナーで、社会主義者だったウィリアム・モリス(1836〜1896年)がこの村に住んで、『英国で最も美しい村』と称賛したバイブリー村、夕暮れ前のひと時は、野鳥の楽園のようなボートン・オン・ザ・ウォターで水鳥さん達を眺めながら過ごしました。天候にも恵まれ、最高のイギリス旅行の始まりとなりました。
12月1日(日):バース、ストーン・ヘンジ観光、ロンドンへ
旅行3日目となりました。2泊したホテルを、荷物を纏めて出発し、2度目となる世界文化遺産のバースとストーン・ヘンジの見学に向かいました。午前中がバース、午後がストーン・ヘンジの見学予定です。バースに到着して、最初に向かったのはローマン・バース博物館です。
バースは2世紀頃、古代ローマの支配下に置かれ、温泉の町として発展しました。バースの代表的な建物の1つ、バース修道院は、古代ローマの撤退後の675年に建設されたようです。バースが再び脚光を浴びたのはエリザベス1世(1533〜1603年)の時代です。その後のジョージ王朝時代にロンドンの貴族や裕福な階層の保護地として再開発されました。
ローマン・バース博物館の展示品は写真撮影が許可されていましたので、見学しながら写真の方にも収めました。博物館見学の後は、バースの市内見学も出来ました。エイヴォン川の河畔では、鮮やかな黄葉も目にすることができました。博物館の展示品の方は、纏めて補遺で紹介しました。
次に向かったのが世界文化遺産のストーン・ヘンジです。バースと同じく、こちらも私にとっては2回目の見学です。直立巨石は紀元前2500年〜紀元前2000年、それを囲む土塁と堀は紀元前3100年頃まで遡るとされます。今も謎が残された遺跡です。日本語イヤホン・ガイドを耳に、時間をかけて見学しました。見学の後ロンドンに向かい、ヒースロー空港近くのホテルにチェックインしました。
12月2日(月):ロンドン観光、大英博物館
2泊したヒースロー空港近くのホテルをバスで出発し、午前中はロンドン市内見学、午後は自由時間です。交通渋滞の中、1時間以上かかりロンドン市街に到着しました。最初の見学地はバッキンガム宮殿です。その前に現地ガイドさんと落ち合いました。
この時期の衛兵交代儀式は、隔日に行われます。この日、国旗で確認して女王は不在、交代儀式もない日でした。バッキンガム宮殿と、その周りの『クィーン・ヴィクトリア・メモリアル』の彫像等を撮影の後、ウェストミンスター寺院方面に向かいました。
ウェストミンスター寺院は、人気の世界文化遺産です。入口の横には長い行列が出来ていました。寺院の建物外観だけの見学で、次はウェストミンスター宮殿を利用した国会議事堂と、その端にある時計塔の大時計、ビック・ベンの見学です。この付近も二度目の見学ですが、今回は存分に写真を撮ることができました。
午前中最後の見学は大英博物館です。私にとって一番の楽しみな見学場所です。この後、自由時間でも見学しましたが、説明はポイントだけをお聞きして、皆さん方に遅れないよう写真撮影を続けました。午前中の見学を終え、ピカデリー・サーカス近くの旧三越前で解散し、午後の自由時間となりました。再集合時間は解散と同じ場所で17時30分までです。市内散策と、二度目の大英博物館とナショナル・ギャラリーの見学を楽しみました。
12月3日(日):テート・ギャラリー、ナショナル・ギャラリー、ロンドンからインチョン国際空港へ
帰国の日ですが、15時30分の再集合の時間までは一人だけ自由行動とさせて頂きました。空港近くから都心部に出掛けるのも大変なので、バスに荷物を積込み、出発もオプショナルツアーに参加された皆さんと同じ時間にしました。昨日の午後と、この日のスケジュールは、日本を出発する前に添乗員さんと大雑把な相談を済ませておきました。
まだ博物館等が開いていない時間でしたから、ハイド・パークの東南付近でバスを途中下車させていただき、リュック一つの身軽なスタイルでのロンドン市内の見学の始まりです。最初はハイド・パークの晩秋の黄葉を楽しみました。15年ほど前のハイド・パーク散策は新緑の頃でしたから、期待通りの晩秋の黄葉散策となりました。風もなく、寒くもない、願ってもない散策日和でした。
ハイド・パーク散策の後、最初の予定ではハイド・パークの南側に位置するV&Aギャラリーや自然史博物館等に立寄る予定でしたが、少し端折って、ハロッズの建物見学の後、グリーン・パーク方面に歩きました。グリーン・パーク西端の凱旋門、ウェリントン・アーチを見学の後は、真っ直ぐバッキンガム宮殿に向かいました。昨日撮り残した冬服姿の衛兵や騎馬警官の姿をカメラに収めた後、セント・ジェームズ・パークを歩いて、ウェストミンスター寺院に向かいました。続けて3つの公園の黄葉散策が出来、リスや野鳥の姿も見ることができました。
ウェストミンスター寺院、国会議事堂でも少し写真を撮った後、今日の午前中の見学場所と決めていた、テムズ川のテート・ギャラリーに向かいました。現在の正式な呼び名は、テート・ブリテンです。見応えがあるテート・ギャラリーの建物は本文で、展示品は補遺で纏めて紹介しました。
午後は2回目となるナショナル・ギャラリーの見学です。もう少し時間があれば、3回目の大英博物館見学の予定でしたが、再集合時間が15時半、少し時間が足りませんでした。ナショナル・ギャラリー見学の前に、トラファルガー広場の近くのお店で買ってきたお寿司で腹拵えをしました。ナショナル・ギャラリーでは、大好きなゴッホの『ひまわり』等を心行くまで堪能しました。
15時30分にピカデリー・サーカス近くで待合せでしたが、10分ほど早く、ヒースロー空港に向かうことができました。交通渋滞でヒースロー空港まで1時間程余分にかかり、少しばかり慌ただしい帰国手続となりました。インチョン国際空港経由での帰国です。
12月4日(金):インチョン国際空港からセントレア国際空港へ
ヒースロー空港からインチョン国際空港までは機内は空いていましたので、3人分の席を使って寝ることができました。インチョン国際空港では、ハブ・ラウンジを利用し、帰国前のワインを楽しみました。
インチョン国際空港をほぼ定刻に飛び立ち、セントレア国際空港には8分遅れの20時58分に到着しました。順調なフライトでした。
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11月29日、6日間のイギリス旅行の始まりです。始発の地下鉄に乗って金山経由でのセントレア往きの名鉄電車に乗りました。待ち時間なしの6時5分発車に乗車、セントレアには6時30分の到着予定です。
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セントレア国際空港内の旅行会社の受付カウンターの光景です。約束の時間よりだいぶ早く着きましたが、スーツケースを預かってくれましたので、暫くターミナルビル内の散策です。
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イチオシ
まだ早い時間ですから、人の姿は疎らなセントレア国際空港の航空会社の国際線受付カウンター光景です。
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この日の外貨為替レートです。米ドルが104円69銭、ユーロが142円23銭の表示でした。今回はユーロではなく英ポンドが必要ですから、そのレートは177円61銭です。1万円で56.3ポンドですが、この表は手数料込みです。飲み物代だけを計算して1万656円で60ポンドを両替しましたが、それでは飲物代に足りず、イギリスで100ユーロを追加両替しました。この時の印象では、円より安いレートでしたから、随分とユーロが安く扱われていることでした。
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セントレアの3階部分の平面図です。この階に国内・海外ともに航空会社と旅行会社の受付カウンターと出発ゲートがあります。セントレアは規模は小さいですが、使い易さでは優れた設計の空港のように思えます。
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3階の平面図の傍にあった空港内の店舗の紹介図です。写真入りで紹介されていたのは、すべて飲食店でした。
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4階にあった国際線出発便の表示ボードです。現在時刻は6時48分、旅行社の受付開始は7時からですから、屋上デッキでの撮影のあとカウンターに向かうことにしました。
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4階にあった国際線出発便の表示ボードです。現在時刻は6時48分、旅行社の受付開始は7時からですから、屋上デッキでの撮影のあとカウンターに向かうことにしました。
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『イルミナータ in セントレア』と銘打ったLEDのイルミネーションのアップ光景です。協賛会社名と後援組織名が記されていました。
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国際線の駐機場の光景です。手前が、今回搭乗予定の大韓航空機、その右奥がタイ国際航空機です
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国内線の駐機場の光景です。全日本航空、ANA機以外には星マークの機体が1機見えるだけです。格安航空のスカイマーク機のようです。
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イチオシ
今回搭乗する大韓航空の尾翼越しに眺めた伊勢湾の光景です。コンテナを満載した貨物船が、左手側の外洋に向かって航行していました。
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今度は濃い紫のタイ国際航空の尾翼越しに眺めた伊勢湾の光景です。三重県側のコンビナートが蜃気楼のように見えていました。
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セントレアのターミナル4階の光景です。まだ11月の末ですが、クリスマスツリーが飾られていました。謎の旅人フーさんは、普段着がサンタさんのように見えます。
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謎の旅人フーさんがいた4階から3階を見下ろした光景です。カードラウンジに立寄ったあと、保安検査・出国手続きに向かいました。
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イチオシ
早目に出国審査を済ませました。ここは審査を終えたエリアです。国際空港にしては少し地味なクリスマスの飾りがありました。
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前方に見えるのは免税店です。ここにもクリスマスの飾りがありましたが、こちらも控えめのように見えました。まだ11月の終わりでしたから、本番を迎えていないためかも知れません。
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国際線出発便の電光表示板です。待ち時間が長い場合、時々確認するようにしています。9時30分発のKE752便に変更は出ていませんでした。日本航空、JAL5217便とのコード・シェア便でした。
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出発ゲートの17番に向かう途中での撮影です。スロープの左下に両替店があります。少しだけイギリス・ポンドに両替しておくことにしました。1万円で60ポンド少しの両替レートでした。
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インチョン国際空港への出発予定の17番ゲートの光景です。逆光で見難くなっていますが、9時30分発のKE752便が表示されていました。定刻でのフライトになりそうです。
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搭乗した大韓航空KE752便のまだ出発前の機内光景です。ヒースロー空港まで、乗継の便も含めて通路側の席が確保できました。飛び立ってしまえば1時間45分ほどのあっという間のフライトです。
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インチョン国際空港への到着です。到着して、滑走路を移動中の表示画面です。永宗島と龍遊島の間の干潟を埋立て造成され、2001年3月に開港しました。手狭になった金浦空港に代わる国際空港でした。
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同じく、到着して滑走路を移動中の表示画面です。飛行経路の緑の線と交差する機体の向きとなっているのは、メイン滑走路から駐機場へ向かっているためです。
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ツアーへ参加しての旅行ですから、添乗員さんに引率されて出発ゲートを確認した後での自由行動となりました。個人旅行の場合でも、先に出発ゲートを確認する習慣にしています。
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インチョン国際空港で出迎えてくれた、紅白の華麗な花です。洋蘭のデンドロビュウムの1種、デンファーレです。
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デンファーレは通路に面した右手に飾ってありました。先に出発ゲートを確認した15番に向かう途中での撮影でした。
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ロンドンのヒースロー空港に向けての出発ゲート、15番の光景です。現在時刻は12時13分、定刻の13時05分出発ですと、搭乗開始が12時35分頃になりそうです。
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搭乗ゲートやフライト時刻が変更になっていないことを確認したところで、もう一度バックしてターミナルビル内の散策です。外は上々の天候でした。
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IT企業のPRブースです。大手企業のようですから、広い場所を占めていました。見学する人の姿は疎らでした。
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IT企業のPRブースの一角で目にした生け花風の飾りです。生花ではなく、造花を使ったフラワーアレンジメント風の作品でした。
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