2012暮、マレーシア旅行記2(2/32)：12月14日(2)：香港からクアラルンプールへ、プトラジャヤのホテル

2012/12/14 - 2012/12/17

香港国際空港では、3時間弱のトランジットの時間を利用して、ターミナルビル内を散策しながら離発着機のウォッチングをしました。この日の夜、順調にマレーシアのプトラジャヤのホテルにチェックインしました。(ウィキペディア、るるぶ・マレーシア)

エリア その他の観光地(マレーシア)

香港国際空港の電光表示板です。現地の現在時刻は14時30分頃、クアラルンプール往きのCX729便が、左の列の上から8行目辺りに表示されていました。旅行計画書では16：10分発でしたが、5分繰り上がって16：05発になっていました。予定では、クアラルンプールへは、19時55分着です。(同上)

初日は、日本からマレーシアのクアラルンプールへの移動だけで時間が過ぎました。そのトランジットの時間での空港内の見学と、窓からの機材見学です。赤白のと緑の葉で飾られた空港内の花壇の光景です。紅白共に花ではなく、ポインセチアの葉のようでした。品種改良で、各種の色彩が楽しめるようになったポインセチアです。(同上)

香港国際空港のターミナルビル内の光景です。何度か利用したことがありますので、見覚えがある景色です。この広い窓から、離発着機や、駐機中の飛行機を眺めることが出来ます。窓の中間辺りに搭乗口も見えています。(同上)

この辺りは、ターミナルビル内でのイベントがよく行われています。今も中央に赤い人力車の展示がありました。『百載香江風情』のタイトルが複数にありました。展示会の名称のようでした。『香江(よしえ)』の表記は、日本では女性の名前に使われているようです。『百載香江風情』での『香江』の表記は、『香港』の意味で使われていました。(同上)

階上から見下ろした階下の光景です。階上は2階になるようでした。香港国際空港は、香港新界離島区に位置し、エア・ホンコン、キャセイパシフィック航空、キャセイドラゴン航空、香港航空、香港エクスプレス航空などがハブ空港にしています。(同上)

飛行機ウォッチングの続きです。オレンジ糸の期待は、韓国済州島の『チェジュ・エアー機』です。チェジュ航空は、韓国の大手財閥である愛敬グループと、済州特別自治道が共同で設立した格安航空会社です。2005年1月の創立です。(同上)

『エアー・モーリシャス機』の光景です。モーリシャス航空 (Air Mauritius)は、 アフリカ の島国・モーリシャスのフラッグ・キャリアの航空会社です。1967年に設立されましたが、日本へは乗入れていません。(同上)
(追記)：2020年4月、任意管理手続きに移行し、事実上の経営破綻となりました。

九龍半島の西に位置するランタオ島沖の赤鱲角島(チェクラップコク島)の山を削り、その土砂で海域を埋め立て、1248haの空港島を造成して出来た現在の香港国際空港です。香港返還の置き土産として、イギリスの最後の大仕事でした。さすがに工程などに無理があり、当初はトラブルが続出したようです。(同上)

出発ゲート付近の光景です。香港国際空港は、香港國際機場とも表記され、地元では、チェクラップコク国際空港(赤鱲角國際機場)とも呼ばれているようです。啓徳空港(旧・香港国際空港)に代わる、アジアを代表するハブ空港を目標として、1998年に建設された空港です。(同上)

フライト前の画面です。右上付近に記された出発地の『香港』に期待のイラストがありました。南西に向かって飛行し、途中、ホーチミン(胡志明)市の上空を通り、目的地のクアラ・ルンプール(古降坡)に向かいます。胡志明は、ベトナム建国の父とされるホーチミンの中国名表記、古降坡の北京語読みは『ジーロンポー』になるようです。インド洋は印度海と表記されていました。(同上)

到着まじかのフライト情報の画面です。目的地まで33キロ、現在高度2170メートル、到着地(クアラ・ルンプール：以降、クアラルンプールと表記します。)の現在時刻が午後の7時32分と表示されていました。到着予定時間は19時55分ですから、あと30分弱のようです。(同上)

クアラルンプール国際空港に到着しました。今日の予定は、この後宿泊地のプトラジャヤのホテルへの移動だけです、旅行計画書には、空港から約40キロ、ホテルには22時頃の到着予定と記されていました。プトラジャヤでは2泊の予定です。このクアラルンプール空港は、セランゴール州セパンにある国際空港で、同国の空の玄関口でもあります。(同上)

クアラルンプール国際空港の紹介を続けます。この空港は、クアラルンプールの中心部から、南へ約43キロの地点に位置します。メインターミナル、サテライト、klia2(格安航空会社ターミナル)、および4,000メートル滑走路3本で運用されています。また、航空管制はマレーシア民間航空局によって行われています。(同上)

総敷地面積は1万ヘクタールと広大であり、将来計画では二つのメインターミナルと4つのサテライト、滑走路5本で運用される計画とされます。マレーシアのフラッグ・キャリアのマレーシア航空と、エアアジアグループのハブ空港になっています。(同上)

1998年6月30日に開港したこの空港は、『森の中の空港、空港の中の森』をコンセプトにして、日本の国際的建築家の1人、『黒川紀章(1934～2007年)』がターミナルビルを含む全体計画を設計し、メインターミナルを大成建設、サテライトを竹中工務店が施工しました。(同上)

黒川紀章氏の紹介です。黒川氏は愛知県生まれで、京都大学建築学科を卒業後、東京大学大学院で故・丹下健三氏に学びました。大学院時代に、時代や用途に応じて建築を増殖させることを唱えた『メタボリズム(新陳代謝)・グループ』を結成し、『共生の思想』に基づく作品を次々に発表した、世界的にも名が知られた建築家でした。(同上)

マレーシアの旅行社の、出迎えの観光バスです。今回のツアー参加者は大人数だったらしく、2台のバスが用意されていました。その中の2号車が予め指定されていました。プトラジャヤまでは約40キロ、1時間ほどのバス移動になるようです。(同上)

暗闇の中に浮かび上がった時計塔の針は、9時20分頃を指しています。予定より30分ほど早くプトラジャヤに到着したようです。プトラジャヤは、マレーシアの行政新首都として開発中の連邦直轄領です。首都クアラルンプールの南方約25キロに位置します。人口はおよそ8万人で、ほとんどが政府機関で働く職員とその家族とされます。(同上)

プトラジャヤ紹介の続きです。第4代首相マハティール(第4代：1981～2003年、第7代：2018～2020年、暫定首相：2020年2月24日～3月1日)などを歴任)の提唱により、1990年代半ばから開発が着手されました。首都機能のプトラジャヤへの移転はあるものの、マレーシアの首都はクアラルンプールのままであり、国会もクアラルンプールにあります。(同上)

市名のプトラジャヤは、初代首相の『トゥンク・アブドゥル・ラーマン(Tunku Abdul Rahman Putra：1903～1990年)に因んでいます。『putra』は、マレー語で『王子』を意味し、『jaya』は『勝利』を意味しています。なお、中国語では布城(読みはブーチェン)と表記されます。ラーマン初代首相は、『マレーシア独立の父』と呼ばれています。1963年にマラヤ連邦、サバ州、サラワク州、シンガポールが統合してマレーシアとなった際に、初代首相に就任しました。(同上)

プトラジャヤ誕生のいきさつの説明です。1980年代、過密化が進むクアラルンプールから行政機構を移転させる構想が第4代首相のマハティールによって発表されました。新しい首都はクアラルンプールとクアラルンプール国際空港の間に建設するのが望ましいと提案され、1990年代中期にスランゴール州との交渉に入りました。(同上)

その結果、連邦政府はスランゴール州から46平方キロの土地を購入しました。 新首都は『Bandar raya Taman, Bandar raya Bestari(ガーデンシティ・インテリジェントシティ)』をテーマに設計され、都市の38%を緑地として保存するように計画されました。プトラジャヤの建設はマレーシア最大の国家プロジェクトとして、マレーシアの建設会社の手によって1995年8月に始まりました。建設費は81億米ドルが見込まれましたが、1997年のアジア通貨危機によって工事は遅れましたが、1999年に首相官邸の機能の一部がプトラジャヤに移転を開始しました。(同上）

2001年2月にはクアラルンプールとラブアンに次いでマレーシアで3番目の連邦直轄領となりました。1997年のアジア通貨危機とは、 1997年 7月より タイ を中心に始まった、アジア各国の急激な通貨下落(減価)事象です。東アジア、東南アジアの各国経済に大きな悪影響を及ぼしました。2002年、KLIAトランジットという高速鉄道がセパン市のクアラ・ルンプール国際空港やクアラルンプールのクアラルンプール・セントラル駅とプトラジャヤとの間に完成しました。計画されていたプトラジャヤ・モノレールは費用の面で建設が中止されました。左手に見える建物は、先に紹介した時計塔の光景です。(同上)

プトラジャヤで泊まったホテルの庭園の夜景です。広大な庭園で、大きな池もあるようでした。建物の照明とその池に映り込んだ照明の光景です。幻想的な光景になっていました。明日の朝は、ゆっくりと庭を散策できそうです。(同上)

建設が中止された『プトラジャヤ・モノレール(英: Putrajaya Monorail、マレー語: Monorel Putrajaya)』についての紹介です。プトラジャヤでは、当初、ライトレールが建設されることになっていて、そのためのトンネル建設が進行中でしたが、建設計画の変更で、モノレールによる建設計画が採用されました。(同上)

計画されたモノレールには、以下の2本の路線が必要とされていいました。
〇1号線：17駅、延長12km。
〇2号線：6駅、延長6km。
2004年に建設が中断しましたが、プトラジャヤ都市圏の人口増加により、建設の再開が浮上して来ているようです。(続く)　(同上)

モノレールの建設には、現在未完成のモノレール吊り橋およびプトラ橋が含まれているようです。また、モノレール路線は、プトラジャヤ/サイバージャヤERL駅で、クアラルンプールおよびクアラルンプール国際空港に連絡するKLIAトランジットと接続する計画とされます。(同上)
(追記）2020年1月、建設プロジェクトを16年ぶりに再開すると発表されました。

今夜の夜景粗油会はここまでです。照明に映し出された、椰子の樹の光景です。今夜の夜景との比較で、明日の庭内散策が楽しみです。(同上)

プトラジャヤで泊まったホテルの自室の紹介です。一人で利用するのには、十二分な広さと施設でした。窓の造りなども、随分と洒落ていました。さすがは、マレーシアの行政新首都として開発中の連邦直轄領のホテルだけのことはあります。(同上)

同じく、プトラジャヤで泊まったホテルの自室の紹介です。緑社への注文は、シングルルームですが、この広さと施設でした。部屋の清掃も行き届いていました。部屋の照明も惜しみなく配備されていました。(同上)