2012/09/18 - 2012/09/22
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安東河回村を代表する建築物の養真堂と忠孝堂の紹介です。いずれも朝鮮中期の建築様式とされ、韓国の宝物に指定されています。最初は、養真堂(ヤンジンダン)の紹介です。(ウィキペディアほか)
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『養真堂(ヤンジンダン)』の建物光景です。この家屋は朝鮮時代に建立された豊山柳氏の大宗家で、河回村で最も古い家屋とされます。韓国の宝物第306号に指定されています。(同上)
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クラシックな造りの木製の扉のアップ光景です。切り込み部分が回転軸になっているようですから、現代の蝶番と同じ働きをしているようでした。その上部には、金属補強がありました。(同上)
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イチオシ
『立叢古宅』の大きな扁額が懸っていた建物光景です。基壇部分は、5段の石段の高さがあり、更にその上に建てられた伝統家屋です。(同上)
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カリン(花梨、処凛)の実です。中国原産のバラ科の落葉樹です。果実は固くて渋く、そのまま生で食べることはありませんが、咳止めの民間薬として焼酎に漬け込んだ『カリン酒』や、砂糖や蜂蜜漬けにして利用されます。現代でも、のど飴などの材料によく使われています。(同上)
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同じ場所でしたから、カリン(花梨)の花かと思って撮影しましたが、違っていました。赤く小さな実でした。カリン(花梨)の花が咲くのは、4?5月です。葉の形も、葉の周辺に鋸歯がないなど、違っていました。(同上)
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かつて飼育されていた馬用のカイバ桶のようです。その昔、ヤンバンにとっては、馬は必要不可欠な乗物だったとされます。(同上)
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通りの脇に設置してあった、『養真堂(ヤンジンダン)』の案内標識です。高麗時代(918?1392年)と、朝鮮時代(1392?1910年)の建築様式を備えている建築物とされます。(同上)
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文字が陽刻にされた立派な表札です。この地区のヤンバン(両班)だった柳(ユ)さんの子孫のようです。村じゅうに、柳(ユ)さんの名札があります。(同上)
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『畏聖人』の三文字が記された貼り札です。孔子の論語の中に、『孔子曰 君子有三畏 畏天命 畏大人 畏聖人之言 小人不知天命 而不畏也 狎大人 侮聖人之言』の教えがあります。君子が畏れる三畏の内、『畏聖人之言』の戒めは、『君子は聖人の言葉を畏れるが、小人は聖人の言葉を侮る』と解釈されています。この家の人が、自を戒めた言葉のようです。(同上)
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『聞長者』の三文字が記された貼り札です。日本の陶淵明の『子有るも金を留めず』の漢詩に、『昔聞長者言 掩耳毎不喜 奈何五十年 忽已親此事』の一節があります。『若い頃は長者の小言を聞くと、耳を覆って聞かないようにしたものだ、それが50年過ぎたいま、自分自身がかつての長者と同じことをやっている』と解釈されています。この三文字は、この家の人が、自を戒めた言葉のようです。(同上)
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萎れかかっていましたが、ギボシ(擬宝珠)の花のようです。(同上)
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『宝物第414号・安東忠孝堂』の文字が刻まれた石碑です。エリザベス女王が訪問された旧宅です。(同上)
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イチオシ
『養真堂(ヤンジンダン)』の次に見学した、『忠孝堂(チュンヒョダン)』の入口門の光景です。朝鮮中期を代表する儒学者で、文禄・慶長の役の当時の領議政(宰相)を勤めた柳成龍(リュ・ソンヨン)の宗宅です。(同上)
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韓国の宝物第414号に指定されている、『忠孝堂(チュンヒョダン)』の入口門のアップ光景です。(同上)
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『忠孝堂(チュンヒョダン)』の中庭光景です。イギリスのエリザベス女王が訪問された時の記念植樹です。周りが柵で囲われていました。(同上)
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エリザベス二世女王が訪問された時の記念植樹の謂れを記した看板です。1999年4月21日の日付がありました。1926年生まれの女王の誕生日になります。(同上)
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文字が余水楽なっていますが、一番上には横書きで『忠孝堂』の文字が読み取れました。(同上)
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このお宅の名札も『柳』さんです。年輪を重ねた柱に、真新しい表札がかかっていました。柳成龍(リュ・ソンリョン:1545?1607年)は、壬辰倭乱の際に領議政(首相)として李舜臣(1548?1598年)を抜擢した人物、その14代宗孫の柳寧夏氏の表札です。(同上)
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『忠孝堂(チュンヒョダン)』の中にあった建物光景です。この建物が母屋のようでした。朝鮮時代中期の儒学者で政治家だった、柳成龍の遺物や書物などが保存されているようです。(同上)
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『歳和年豊』の文字が揮毫された貼り札です。願いを込めた縁起のよう四字熟語のようです。(同上)
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『国泰民安』の文字が揮毫された貼り札です。国家が安泰で国民は平穏であることを願った四文字熟語です。個人ではなく、公的な立場での願いに感じられます。(同上)
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イチオシ
軒先と屋根の間から眺めた、今日のアンドン(安東)の空模様です。白い雲が浮かんでいますが、上々の旅行日和でした。(同上)
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『忠孝堂(チュンヒョダン)』の敷地の中にあった門の光景です。この門には、『三陽泰●(四?)』の文字の貼り札がありました。『三陽』は、五行説の太陽、少陽と陽明を意味しますが、その後の部分が分かりませんでした。(同上)
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中央をくり抜かれた大きな材木は、馬のカイバ桶のようです。馬がヤンバンにとって常用な乗物であった時代の名残です。『養真堂(ヤンジンダン)』でも目にしました。(同上)
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『忠孝堂(チュンヒョダン)』の軒下と、破風の光景です。飾りの少ない、質実剛健に近いイメージの建物です。(同上)
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高床式になった、『忠孝堂(チュンヒョダン)』の建物側面光景です。高くなった回廊には、手摺が設けられていました。(同上)
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『忠孝堂(チュンヒョダン)』の中庭光景です。周りによくマッチした赤松の庭木の光景です。(同上)
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2007年5月10?5月20日に行われた、『西厓柳先生逝世四百周年追慕祭典』を記念した石碑です。『西厓』は、柳成竜の号か諡のようです。この式典は、壬辰倭乱(文禄の役)で互いに刀を交わした戦争当事者の子孫たちが招待されて行われました。日本からは、日本総司令官を務めた宇喜多秀家の13代子孫と、日本軍急先鋒小西行長の17代子孫が招かれました。(同上)
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左の赤レンガ造りの建造物は、オンドル用の煙突のようです。その右に見える破風の光景です。破風には、レンガを使った絵がありました。(同上)
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高い石段の上に築かれた建物光景です。こちらの面には、小さめの障子窓があるだけでした。(同上)
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