2012早春、台湾旅行記7(12/25)：2月10日(7)：野柳、歩道の石版、燭台石、鯛焼岩、節理

2012/02/09 - 2012/02/12

野柳風景区の紹介です。今回の旅行での一番の目的地でした。奇石の中でも、女王頭(クィーンズヘッド)が有名ですが、大きな草履の形をした仙女遺履、象の形をした石象頭などがあります。主な見どころは、見学前にシアターの画面で説明がありました。

エリア その他の観光地(台湾)

歩道に嵌め込まれた石板のいくつかをピックアップして説明します。一番有名な女王頭（クィーンズヘッド)です。あと20年ほどで、首から上が折れてしまうとの予測がされています。私の場合、エジプトの王妃・ネフェルティティ(紀元前14世紀)を連想しました。現地は記念撮影の列ができていました。

シアターでの説明の中にも入っていた記憶ですが、ウニかヒトデの化石のようです。この他にも『生痕化石』と呼ばれるものも残っています。もちろんこれはレプリカです。眼を凝らせば見つかるようですが、現地での撮影はできませんでした。

野柳風景区の紹介です。今回の旅行での一番の目的地でした。奇石の中でも、女王頭(クィーンズヘッド)が有名ですが、大きな草履の形をした仙女遺履、象の形をした石象頭などがあります。主な見どころは、見学前にシアターの画面で説明がありました。

これも『節理』の1種のように見えます。規則正しい節目のほかに、表面の筋模様に特徴があります。この文様は、石の色とも関連しているようですから、岩石の種類の違いで出来たものでしょうか。

この絵は、『燭台石』と呼ばれる光景のよう。窪んだ中に残された丸い石は、世界で唯一の光景とも言われます。野柳地質公園の公式HPでは、『花生石』と表現してありました。

こちらは敷石ではなく、立看板です。野柳公園での主な奇石が出来上がるメカニズムが図入りで解説してありました。解説してあったのは、『蜂窩頭』『燭台石』と『化石』でした。シアターでの説明にもありました。

通路脇の光景です。不揃いな大きさの並木が続いていました。その奥には、リュウゼツランらしい植物も植栽されていました。その奥が灌木などの自然林のようです。

岬の先端付近の光景です。前方右手に見えるのは、女王頭(クィーンズヘッド)がある区域ですが、こちらの区域の見学の後に向かうこととしました。

強い潮風に耐えてきたような植物は、植栽されたものではなく、自生の植物のようです。東海岸の名勝地でも見掛けた光景です。

公式HPに記載されている紹介分です。『野柳地質公園的奇岩是世界奇觀之一』と、世界一の奇観との誇らしげな表現がありました。その光景が眼前に見えてきました。

海岸線の光景です。公式HPからの営業時間の紹介です。『園区開放時間：?日全区開放，上午8時至下午5時（依季節弾性調整開放時間，5月至9月上午7:30至下午6:00，假日上午7:30至下午6:30)』と記されていました。通常期間は朝の8時から夕方の5時までです。

海岸線近くの岩山の光景です。岩の周りには緑の光景もありました。公式HPからの紹介が続きます。次は入場料の紹介です。一般の場合は50元、学生さん達の優待料金が、その半額の25元、30人以上の団体料金は、一般が30元、学生さん達が20元です。

白波が押し寄せる入り江の光景です。野柳の海岸線では、波に攫われた海難事故が何度も起きているようです。

遠くに防波堤が見える岬の光景です。先端に赤い灯台らしいものが見えました。野柳地質公園の東にも、西にも港があります。

干潟は緑に覆われていました。どうやら青海苔のようです。一人だけ、それを採取する人がいました。この付近の光景は、『海蝕溝』と呼ばれる辺りです。その溝には橋が懸かっていました。

白波が押し寄せる海岸線の光景です。野柳が面しているのは南西諸島より西側ですから、太平洋ではなく、東シナ海のようです。

海岸線近くの岩山の光景です。岩の周りには緑の光景もありました。公式HPからの紹介が続きます。次は入場料の紹介です。一般の場合は50元、学生さん達の優待料金が、その半額の25元、30人以上の団体料金は、一般が30元、学生さん達が20元です。

『蜂窩頭』と呼ばれる奇石に分類される岩のアップ光景です。蜂の巣のように穴が穿たれた岩という意味のようです。似たような岩があちこちにありました。

薄い茶色で、土のように見える場所も硬い岩でした。柔らかい部分は、すべて波で洗われたようです。濃い色をした堅い部分が、紐のように地面を這っていました。

海岸線近くの奇岩の光景です。右手の方には海中から小さな岩が顔を覗かせています。かつては、海岸線部分だった所が海水に浸食されてしまったようです。

岩の割れ目が直交した、『節理(せつり：joint)』』の光景です。『節理』は、岩体に発達した規則性のある割れ目のうち、両側にずれがないものを指します。マグマ等が冷却・固結する際や、地殻変動の際に生じます。

『節理』の割れ目はずれがありませんが、ずれが生じた場合は、『断層』と呼ばれるようです。この割れ目の光景は、『摂理』とは呼べないようです。

頭はまるまっていませんが、『蜂窩頭』の1種のようです。薄い茶色の部分が柔らかく、濃い茶色の部分が堅いために出来た、浸食作用による造形のようです。

『燭台石』が纏まって出来た海岸線近くの光景です。『燭台石』は、東シナ海の荒波が直接押し寄せる海岸線にだけ出現していました。

『燭台石』が纏まって出来た海岸線近くの光景です。野柳地質公園の公式HPの情報では、砂岩や泥岩(頁岩)がベースのようです。一番後ろの岩は、『鯛焼岩』と呼ばれているようです。左の窪みが目玉です。

海岸線に並んだ『燭台石』のアップ光景です。野柳の奇石の内でも、一番不思議な光景かもしれません。自然の造作に、つくづく感心させられます。

同じく、『燭台石』のアップ光景です。燭台石』の構成要素を勝手に並べますと、①先端が平らになった円錐形の台座、②台座中央の丸く適当な深さの窪み、③窪み中央に残った堅くて丸い石、といったことになりそうです

燭台の中央部分の石がない岩の光景です。全体に堅そうな材質のため、うまく浸食作用が働かなかったように見えます。

燭台石とは、少し違った形をした奇石です。野柳地質公園の公式HPに記載してあった『地球石』あるいは『球石』とよく似た形状でした。

『燭台石』が集まった付近の光景です。うまく芯の石が成長しなかった光景です。波除けの大きな岩が影響したようにも見えます。右後ろの岩は、『鯛焼岩』の頭の部分です。