2011夏-11　フィレンツェをちょこっとだけ歩く

2011/08/15 - 2011/08/17

泊っているヴィラからフィレンツェまでは車で40分ほど。
近いので、何度か通うつもりでした。
確かに、何度も何度も通ったけど、結局観光出来たのは1度だけ。
残念。
後日に回したところは、また観に来なければならんなぁ〜。





*イタリア旅行長いので「目次のページ」作りました。
http://4travel.jp/traveler/mimicat/album/10595257/

エリア フィレンツェ(イタリア)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 5.0

イタリアへ来て以来、ずっと快晴、暑さ満開の晴天が続いていたが、今日は曇り空。ちょっと湿気ぽいので雨降るかな？

車は中央駅の駐車場に止めて、早速外へ。
先ず目の前に現れたのが、サンタマリアノヴェッラ教会。
思ってたより地味。でも、教会って外が地味でも中が派手って言うのが続いてるしね。
道順からして、ここは最後にしましょう。

サン・ロレンツォ教会へ向かう道は両側に露店が並んで凄い人通りです。
面白いけど、スリも多そうやね。

メジチ家の礼拝堂と思うのだけど...。
やっぱり先急ごう。

サン・ロレンツォ教会。
ミケランジェロがデザインしたファサードが出来るはずだったのに未完。
中も見たかったけど、今日は先を急ぐので後日トライしたい。

メジチ家の紋章だらけ。

サンタマリアデラフィオーレにやってきました。

これがジョットの塔ですね。
後で時間があれば登りたいなぁ。

この人の居るスペースの天井がステキ。
その隣の細い塔の中にも人が居る。
細かい。細かすぎる。

さっきからパラパラと来てた雨が、ちょっとだけ強くなってきたので、お茶休憩。
座ってゆっくり「花の聖母」を眺めよう。

カップの模様が観光客向け。

雨は思ったほど酷くはならず拍子抜け。今日はこんな曇り空が続くのかな。

修復中なのかなぁ。この足場がなければ良かったんだけど、仕方ない。

ローカルのお菓子みたい。
メレンゲ菓子かなぁ、無茶苦茶デカイ。

トスカーナ大公コジモ1世ですね。僭主政をスタートさせました。
シニョリーア広場の"シニョリーア"って「僭主」という意味だとか。

メジチ家ってコジモとロレンツォって名前多すぎよね。
ロレンツォ・イル・マニーフィコより少し後の人。

メジチ家がフィレンツェから追放されて、また戻ってきた後の話。
神聖ローマ皇帝＆スペイン王カルロス5世の娘婿になって復権したメジチ家のアレッサンドロ公爵が暗殺された後に公爵になり、ドンドン戦争して領土拡大、トスカーナ大公国を作った人です。
若くしてトップにたったけど、厳しいオッサンだったんですって。

ベッキオ宮。
ここは事務官僚が詰めていたんで、今で言うなら霞が関ですかね。

お、あそこに見えるのはアレですね。

ミケランジェロのダビデ像。
中学校の美術の時間にデッサンさせられた。
美しいとも何とも思わんかったなぁー、あの頃は。
今はどこから掘るんだろうって思っちゃう。

ペルセウスがメドゥーサの首をはねたシーンですね。
メドゥーサの方が既に石(青銅かな？）になっているので、目を見ても石にならずに済んだよ。
この銅像が、実は一番目についた。
ダビデよりもペルセウスが印象的だったなぁ。

「サビニ女たちの略奪」
ローマ建国のごく初期に、ロムルスとその仲間たちがお嫁さん調達の為、サビーニ族を騙して娘たちを奪い取って来たって、あの話ですね。
最初はダフネかと思ったんだけど、人間のままだもんね。
この手の角度とか、良いですねぇ。
この彫刻もとっても目立ちます。

これはポセイドンですね。
海のないフィレンツェに海の神様？

ロレンツォ・イル・マニーフィコ。
弟のジュリアーノはイケメンだったらしいけど。

ジオット

ここに来るまではそれほど興味を持って見た事なかったけど、この中に展示されている聖母子像を見たら、あらまビックリ。
この人の聖母子像は当時の他の聖母子像とは比べモノにならない、全然別の次元の絵でした。
ルネッサンスの始まりを予感させる絵ですね。

ウフィツィって事務所という意味だと中の展示に書いてありました。
どえらい事務所ですねぇ。

この天使の大道芸人さん、大人気。
愛を振りまきつつ、顔がドンドン変化して面白かった。

似顔絵書きが沢山出ていました。
だいたい3分で書きあげるんですって（家族の1人がやってもらってました）。
そんな短い時間なのに、良く特徴をつかんで、それを的確に表現しているので、さすがですわ。

さて、フィレンツェでは絶対ウフィッツィ美術館で絵を見たいと思ってましたので、本当は予約して来たかったんです。
でも、トスカーナでの日程はその日にならないと決められないので、チケット販売の列に並びました。
他のメンバーとの昼食の約束は14時。でも、この調子じゃ間に合わないので、夫だけ昼食に行ってもらう事にして、私は引き続き行列。

12時から2時間待って、14時15分過ぎにやっと入場。
15分おきぐらいに一定人数ずつ入場させるので、長く待つのですが、絵を見るにはこのくらいの人数以下でないと無理っていうギリギリの人数が部屋に入るように工夫されています。これは有難いですね。バチカン美術館では人の頭だらけでしたから。

有名な傑作揃いで、見てるうちに興奮してきます。
ボッティチェリ、ラファエロ、ダ・ビンチ、ミケランジェロ、ティツィアーノ、ジョルジョーネ、ジョットetc。
展示の仕方も良くて、一緒の部屋の絵を比べる事で理解が深まった絵も沢山ありました。
クラナッハのアダムとイブもありました。いつもは「発育不全！」で片づけられるのに、何だか名画に見えました。やっぱ、絵はライブだわ。

ポンテ・ヴェッキオ。
後で行ってみよ。

今日のチケット販売は16：30までだったので、行列は消滅しました。
いやぁ〜、並びましたよ。
2時間、蚊に食われ続けました。
夏の間は絶対虫よけ対策が必要です。

電光掲示板に注意が表示されるのですが、液体は持ち込み禁止です。
入り口ではまず手荷物検査があります。
飲み物のペットボトルは持ち込めません。
大きなバックはクロークに預けなければダメだと書かれてましたが、私のショルダーバック(50cm四方程度の大型、厚みは無いけどね）は持ち込んで良しでした。

ウフィツィ美術館の1階にこの美術館自体についての展示があって、建築家としてのバザーリさんの天才ぶりに圧倒されますよ。

夫との待ち合わせは16時。大急ぎで美術館を堪能し、この通り沿いの店でパニーに買って食べようと思ってたのに休みだった。
8/13-16までお休み。この時期って、イタリア人にとっても夏休みなのよね。

ウフィッツィに戻って、広場を眺めながら、夫が来るのを待つ。
ずっと立ちっ放しだったので、階段に座っていられるのは助かった。

この子はジャック・ラッセル。
この子の目線の先で吠えているのもジャック・ラッセル。
イタリアではジャックが人気なのかな？

ポンテ・ベッキオに向かいます。

橋に来ました。
が、その手前で誘惑している店がある。
ジェラート！ちょっと並んでるから美味しいのかな。

Caffe delle CARROZZEでジェラート休憩。
チェリーとナッツだったかな。
美味しいです。

橋の両側にはお店が並んでますが、中央は開けていて景色が眺められます。

反対側。

橋の上は人だらけ。

夫が来る途中でキレイな教会を見つけたと言うので見に行く事にしました。

橋から降りて、川沿いを歩いて行くと、こんなのが出てきました。
普通のオブジェじゃないよなぁ。
日時計？

このビルの形変わってる。特に1F。面白い。

ビルの外壁にフレスコ画？

サンタ・クローチェ教会でした。
ミケランジェロ、マキャヴェリ、ロッシーニ、ガリレイオのお墓があるそうなので、入れば良かったなぁ。
夕食までにはヴィラに戻らないとマズイので諦めました。
ちょうど5時の鐘が鳴り始めました。

この教会の周りも結構なにぎわいで、後日また来ようと誓う。

この時はまだまだチャンスがあると思ってたんだもんね。

サンタ・マリア・ノヴェッラ教会に戻ってきました。
コッチ側からだと別人のような表情。この教会、裏表違い過ぎ。
ここも後日に回す。

この広場がまた素晴らしいですね。
教会前の広場は多数見ましたが、ココがNO.1のステキ度です。

車へ戻りましょう。

駐車料金高かったー。
今まで高速料金も駐車料金も驚くほど安いと思って来たけれど、ここの料金は高い！高すぎー！
でも、日本の半額くらい。

せっかくなので、フィエゾールへ寄り道。
メジチ家の山荘などがあった近郊の街で、夕暮れのフィレンツェが遠望できるかと思って。

着きました。
本当なら、ココもちょっと歩いてみたいのだけれど、暗くなるまでに帰らないと叱られちゃう（って、小学生かい！）。

今日は何だか曇ってますね。

遠くにサンタ・マリア・デラ・フィオーレのクーポラが見えました。

これはまた別の日。
別の目的地へ向け走っていると、こんなきれいな景色が見えてきた！

あれ、これはダビデ？

偶然、ミケランジェロ広場へ来ていました。
いや、ラッキー。

ポンテ・ベッキオも見えます。
水面が鏡のようで、眼鏡橋のようになってます。

この広場に出ていた売店。

ウフィッツィの中は撮影禁止だったから、ココで名画を撮っておくかー。

緑の並木が綺麗な道路がフィレンツェには多かったです。

郊外の方にはこんな前衛的な教会もありましたよ。
中には入らなかったけど。

この旅行記へのコメント （2）

• ココアさん 2011/09/14 05:55:58

  あっ！「天使の大道芸人さん」の写真が載っていますね♪

  mimicatさん、初めてカキコします。
  
  フィレンツェのお写真が、沢山アップされていて、嬉しくて、見入っちゃいました。ありがとうございます。
  
  我が家も、今年フィレンツェに行ったときは、この、表情豊かな「天使の芸人」さんと、家内と娘と一緒の写真を一杯撮っちゃいました。
  毎日人気で、大分稼いでいるんでしょうね。
  
  娘は、今でもまたフィレンツェに行きたいと言っていますが、子供を含めて、誰にでもフレンドリーな街だと言えますね。
  
  ココア

  mimicatさん からの返信 2011/09/14 09:50:54

  RE: あっ！「天使の大道芸人さん」の写真が載っていますね♪

  ココアさん、こんにちは。
  ご訪問有難うございます。
  
  「天使の芸人さん」人気者でしたよね。表情の変化が面白かったですよね。
  天使にキスしてもらえたんだから、きっと良い事がありますよ。
  うらやましい。
  
  ココアさんはフィレンツェを満喫されたでしょうか。
  私はフィレンツェは消化不良なんですよー。
  ウフィッツィで並んだ―って印象だけ。絶対また行かないとダメですね。
  その前に、ココアさんの旅行記を見て追体験しておきます。