2011夏-16　リベンジ！シエナをササッと歩く

2011/08/19 - 2011/08/19

トスカーナではフラストレーション溜まりまくりですよ。
個人で旅行しているのに時間が自由になると思ったら大間違い。
どうせなら、駆け足でもガイドの説明が聞けるガイドツアーの方がよっぽど良かったと思った事が何度あったか。

シエナです。最後の日にやっと来れました。
もしも時間がなくても（家族という糸に捕まると、自由に身動きできない）、フィレンツェとシエナだけは何としても見てきてやる、という決意でいたので、めでたしめでたし。

駆け足でも、ガイドが居なくても、それでも楽しめるぞー、と証明したようなトスカーナの旅でした。

*イタリア旅行長いので「目次のページ」作りました。
http://4travel.jp/traveler/mimicat/album/10595257/

エリア シエナ(イタリア)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 5.0
• グルメ: 5.0

聖ドメニコ教会のすぐ前の駐車場を発見。運動場の駐車場みたいだけど、無事に停められました。

この教会は帰る前にちちょっと入りました。広い教会です。
壁に場違いな感じのカラフルな旗が所狭しと飾られているのはパリオの余韻なんでしょうね。
凄い人気で、且つ、拝んでいる人たちの熱気が違うのは、聖カテリーナ関連の所です。
聖カテリーナの遺品か何か、あるいはお墓があるのかな？
聖カテリーナはイタリア全土の守護聖人でシエナ出身ですね。

遠くにドゥオーモが見えます。あちらが旧市街ですね。
ここから見てもキレイな街ですね。期待が膨らみます。

このドア、ナンか好き。
今回の旅行のおかげで、こういうシンプルで重厚な教会の作りがとても好きになりました。
やたらと装飾が素晴らしい「○○のドゥオーモ」も良いのですが、装飾過多というか、アイシングだらけのケーキみたいで、沢山見ると胸やけするのね。

本来、神様は偶像崇拝禁止、飾り立てるなって言ってたと思うんだけど、拝む方としては、毎日拝むだけにキレイに飾りたいわなぁ。

外も中もキラキラの見事さ満開っていうより、外は質素で中は「でや！」と言う方が、驚きと共に記憶に残るね。

さて、では向こうの丘へ向かいましょう。

これがパリオの各地区の旗ですね、きっと。

もうすっかり片付いちゃってる。

パリオの余韻が残るのはココだけだなぁ〜。
こんなにうれしそうにみんな揃って飾ってるって事は、ココ、きっと勝った地区だよね。

うれしいかい？そうかい、ヨカッタねぇ。

街灯までスワン。

おいしそー。
こういうのは日本に持って帰れないのかな？

コッチは液体だから機内持ち込みは出来ないしねぇ。

「獲物ゲット！見るなよ」って目が言ってる。
そりゃ〜無理だ。
だって、キミ、ショーウィンドーの中だもの。

バーントシェンナ色の壁ですね。

こちらはローシェンナかな。
この街の土が原料の色ですもんねぇ。
やはり、この2色が良く出てきますね。
そして、この街にはこの色が良く似合う。

あ、今度はこちら側からさっきの聖ドメニコ教会がみえる。
反対側へ来たんだなぁ〜。

ここにエアコンの室外機とかは置けないよねぇ、やっぱり。

これはノッカーとしてよりも、新聞受けとして使用されている例をさっき見ました。

街のあちこちにパリオの写真。

これは4日前のパリオの模様だって。見たかったなー。

パリオってロデオじゃないよねぇ？
こんなに馬が立ち上がるって、何事？

結局、どこが勝ったんだろ？
緑のスワン地区？赤白地区？

イタリアンカラーのピエロって感じの街灯。

白い砂糖がけケーキのような建物が出てきました。
このような白い建物はフィレンツェっぽい。
時代の流行りだったのかな？

こちら、美術館らしいですな。

床にこんな模様のタイルが1個だけあった。

ドゥオーモ前の広場に来ました。
この広場の隅っこに座る場所を見つけ、ドゥオーモを撮るのにちょうど良いぞ、と思ったら、食品配送のバンが来て、目の前で休憩し始めた。
おい、邪魔！
何で人の前で止まるんだよ！！

もう、仕方がない、コッチが移動するかー。

ドゥオーモ。
かなり凄い。

ロムルス＆レムス、こんなところに？ローマの建国神話なのに。
おっ、大発見。
双子の位置がローマのとは違うし、双子が大きい。
こちらの方がより現実的な尺。

この教会の床はタダモノじゃないね。

ドゥオーモのopenは10時だそうです。開店前なのでロープが張ってあるけど、ココから見るだけでも十分。
何かメスキータを思い出しちゃった。

ホント、床の細工が素晴らしいですね。

この上を歩くのが申し訳ない感じがする。

今にも空へ駆けて行きそうな馬。とてもリアル。
他の細工も凄く細かくて、一体どのくらいの時間をかけたんだろう。

シマシマがずっと続いてますね。
この3色の石は地元でとれたんでしょうねぇ。
さっきの裏の建物、塔、教会と全部繋がってますよ。

この店の棚、かわいい。
こんなミニチュアのワインじゃ飲み足らんわいん。

カンポ広場に来ましたよぉ。
イタリア一美しい広場だそうな。

マンジャの塔とプブリコ宮。

見事に日陰にだけ集まる人々。
そりゃー、日向は暑いもんねぇ。
高い塔があって助かったよね。

フィレンツェでいうとベッキオ宮にあたるのかな。

なんか、ココ、前に来た事は無いのに、知ってるどこかを思い出させるなー、とさっきから気になってました。
アレッツォです。アレッツォの広場を思い出させます。とてもよく似た印象。

兵どものが夢の跡
パリオの跡を掃除しています。
昨日来た家族の話では、昨日までは未だ砂が敷いてあったそうなので、砂地の広場が見られるかと期待していたのですが、遅かったか。

砂はバキュームクリーナの様なもので吸い出されたんでしょうね。
今は残った砂をジェット水流で洗い流し、それでも残った砂をブラシで落としている所でした。

この排水溝、活用されているんですね。
広場の傾斜は歩きにくいと思ったけど、この時ばかりはとても有効ですねぇ。

プブリコ宮の美術館の入り口上。
またロム&レム？

カフェで休憩。
味はイマヒトツだけど、広場に面していて、眺めが良いので座ってゆっくりするはずだったのに、フランス人の家族（それも3家族合同）に取り囲まれてしまい、うるさいのなんのって。子供が泣く(2名）、走る(3名）、しゃべる（2名）。で、それを叱る親たち多数。

くー。もうちょっとゆっくり広場を眺めているつもりだったけど、ダメだ。逃げよう。

広場を出て、ウロウロ歩いていたら、面白いディスプレー発見。
十字軍ですかい？
NANNINIというカフェ。
騎士も大好きなお菓子？
ビステッティとかお土産にしようかな。

このクッキーとケーキの間の様なお菓子、ばら売りしていたので試しに買ってみました。これってフィレンツェの名物菓子だって聞いてたので。
外はサックリしたクッキー系で、中はシットリしたクリーミーなアーモンドの生地かなぁ。外れてたら笑って許して。
とにかく甘かったわー。

若い兄ちゃんが、写真の奥の方にチラっと映っている平たいケーキみたいなお菓子を大量に買っていたので、私も試しに1切れ、小さめに切ってもらってヴィラに持って帰った。
あー、私、食べてない！あー！あー！
くやしい..。

ここでもう一度コーヒーブレーク。
ここのコーヒーはさっきのカフェより格段に美味しかった。
ただ、私たちがコーヒーを注文した辺りから激混みに。
何故か団体がやって来て、お菓子買ってすぐ帰るのかと思ったらコーヒー飲み始めた。
う〜ん、またもや退却。

由緒ありげな広場ですねぇ。

こういうお面を被ってカーニバルって、ベネチアが有名なだけで、イタリアのどの都市でもあるんだろうか？
他の街でも沢山みたよね、この手のお面。
でも、このお面が一番ステキ。

シエナはフィレンツェと対抗して、結局最後はフィレンツェ大公国に併合されてしまった歴史があります。
さすがにフィレンツェに抵抗しただけの事はありますね。
堂々とした立派な街の面構え。屈折した影のある所がたまりません。
ちょっと渋めのイタリアン・オヤジって感じ。