2011夏-13　Space & Arezzo　予算over! OMG!

2011/08/17 - 2011/08/17

昨日行きそびれたアレッツォにやってきました。
「ライフ・イズ・ビューティフル」のロケ地だそうで、アカデミー賞受賞作なんで、確か見たはずなんだけどなぁー。思い出せない。
DVD借りて来ようっと。
その途中、モンテバルキのプラダの工場によって買い物してしまいました。
あぁ〜、予定外に使ってしまった。予算オーバーです。





*イタリア旅行長いので「目次のページ」作りました。
http://4travel.jp/traveler/mimicat/album/10595257/

エリア アレッツオ(イタリア)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 5.0
• ショッピング: 4.5

アレッツォって、案外遠い。
フィレンツェの隣だと思ってたら、ずっと遠い。

まずはモンテバルキを目指します。

ナカナカ風光明美な所を通りますよ。

ずっと乾いた大地を見てきたので、こうして川があると目が潤う感じでうれしくなる。

ちょっとだけ車を止めて休憩。

モンテバルキに入りました。
ココでtomtomは「目的地に到着しました」だって。
後は自分で探します。

同じ通り沿いにありました。
ココが目的地。プラダの工場の一角にあるアウトレットです。

工場はよく目立つけど、そこから左に曲がって行った所にアウトレットがありました。

倉庫の一部みたい。
入口に整理券の発券機があります。１人１枚必要。
２人だけど一緒だからいいや、とはならないので注意して。
発券機の上あたりに電光掲示板があって、そこに表示された番号は入場可能です。過ぎちゃうと無効。
私たちが行った時は案外空いてる感じでした。

番号が出るまでちょっと時間がありそうなので、併設されているカフェでお昼ご飯。このカフェは混んでたー。
皆大きな紙袋を抱えています。買い物帰りなのね。
そんなに買うなんて安いのかな。

バック、靴、ベルトなどの小物からコート、ドレス、香水まで豊富な品揃え。
男性用と女性用が左右に分かれていて、夫と二人、良い運動しました。
最終処分になっている所に、１万円くらいのジャケットがあったりして、こりゃー買いだろう。
色々買っちゃった。やっぱり安いんだもん。
予算オーバーです。

珍しい、初めて踏切に引っかかった。

これで頭冷やせってことかな。

遠くに街が見えてきました。

さて、車を止めて、中に入りましょう。

この食品店、何か良い感じです。

教会が出てきました。

サン・フランチェスコ教会かと思って入ったけど、違うところでした。
でも、ココも立派な教会でした。教会内にあったパンフレットによると、バディア教会だって。

何も知らずに写真撮ってますが（撮影OKだった）、後日チェックしましたら、この祭壇はバザーリ作。バザーリと言うと、ウフィッツィを作った人ですよ。
そう思ってみるとマニエリスムっぽい絵（先入観ってコワイ。）
知らないで見る方が良いのかもね。
知らないで見ててもちゃんと写真に撮ってくるくらい、やっぱりバザーリさんは巨匠なんですね。

アンドレア・ポッツォの「偽クーポラ」。だまし絵だそうです。。
全然分からなかった。騙された。

この十字架、ちょっと変わってる。

この十字架も由緒正しき十字架の絵なんですよー。
セーニャ・ディ・ボナヴェントゥーラ作「十字架上のキリスト」

知らずに入った割には、ちゃんとポイント抑えてましたね。ラッキーでした。

こちらの教会のバッチ礼拝堂に「聖十字架伝説」と題された、ピエロ・デラ・フランチェスカのフレスコ画のシリーズがあるのですが、祭壇の後ろ側にあるこの礼拝堂には、別に入場料を払って入るようになってました。
う〜ん、聖フランチェスコさんて、清貧を貫いたんじゃなかったけ？
カメラのズームレンズで見れないかと思ったんだけど、撮影禁止なので注意されちゃいました。写真は撮らないよ、ちょっと見たいだけなの。

ピエロの絵って、本当はそんなに好きでもないのだけど、何がきっかけでハマるか分からないしなー、とは思ったけど、ちょうど5時でチケット販売終了にもなっちゃったし、結局見ないで帰ってきました。

中央の十字架だけでも満足出来たから良いのだ。
さっきの教会と基本的に同じデザインの十字架は、マエストロ・ディ・フランチェスコ作「十字架上のキリストとその足に接吻する聖フランチェスコ」。これがイントロダクションになって、後ろの「聖十字架伝説」を盛り上げてるんですねぇ〜。やるねぇ〜、教会も見せ方上手、商売上手。

横の壁にも古いフレスコ画は残っているし、見どころ多い教会でした。

イタリアではジャックラッセルが人気ですねぇ。
この子はジャックじゃないなー。

広場に出ました。

この町って「ライフ・イズ・ビューティフル」のロケ地なんですよね。
趣あります。
ラストに戦車が街に入場して来て、男の子が抱きあげられるところは覚えているんだけど、あれはこの街のどこだったんだろう。

ピエーヴェ・ディ・サンタ・マリア教会の後ろ姿。
鐘塔は四角い塔に四角い窓が積み重なった、とっても固い形。
でも後ろ姿は丸い。

ココから広場に上がる階段はルシニャーノの村と同じ。
同じコンセプトを共有しているんですね。

この広場はぐぐっと傾斜した斜面になってます。

後で訪れたシエナも街の作りが基本的にほぼ同じ。広場の周りの建物まで似てる。たぶん機能も同じじゃないかと。
シエナとアレッツォは同じ考えを持った人たちが作った街だと思います。
サンジャミニャーノも似てるな。
フィレンツェは明らかに違う。

アレッツォとシエナが似ていて、フィレンツェは違うって言うのが勢力図みたいで面白い。

井戸ですって。屋根付きですよ。
こんな丘の上なのに、掘るの大変だったろうなぁ。

お、ジャック。元気？おとなしいねぇ。
うちのスーちゃんならチーズの誘惑に絶対勝てないよ。
ミミなら不言実行してる。
キミはお利口さんなんだね。

サン・フランチェスコ教会に戻ってきました。
このファサードもシンプルで良いですよね。そういえば中もガランと四角い空間で、古い教会らしい作りがまた良いですね。

どこまでも豪華に飾るのも良いけれど、簡素質素も極めるとまた美しいと教えてくれるのがココやナポリのサンタ・キアーラのような教会ですね。

ジェラートは1日1回と決めてるので。

日本に帰ったら「ライフ・イズ・ビューティフル」のDVD借りてこよう。
見た事ある風景が写ってるかも。

入り口の門に安置されていたキメラ像。
ライオンの頭と山羊の胴体、蛇の尻尾を持つギリシア神話に登場する伝説の怪物。

トスカーナ大公になったコジモ1世のコレクションになって、今はフィレンツェの博物館にあるそうなので、これはコピーですね。
コピーでも良い物は良いよね。

帰り道。tomtomはなぜかグレーブ・イン・キャンティ経由の道を選択したようで、葡萄畑の中を走りました。

ナカナカ面白かったけどね。