ナント郊外、「A.O.C.のエシレ村」と「海の中道」

2010/12/26 - 2010/12/26

美食のブルターニュをあとにする。

今夜22時の夜行に乗るまで、フランス西北部、
ブルターニュに隣接するシャラン・ポワトー地域を
ドライブ。

アンジェリカの産地として有名なニオール
その近郊のエシレ村は、バターのＡ.Ｏ.Ｃ.、

干潮時だけ対岸への架け橋があらわれる、Passage du Gois

そしてこの後、「トゥール・ポワティエの戦い」の舞台、ポワトーへ

エリア ナント(フランス)

• 旅行の満足度: 5.0

• 交通手段: レンタカー

エシレは、特に観光スポットではないので、外観は郊外のベッドタウンという感じ。
低層の家が並び、カルフールのスーパーマーケットがあり、１０分も歩けば一周してしまう、こじんまり感。
そんな中、年末にファクトリーを訪ねてやってきた日本人。
役場のカウンターで、道を尋ねると、エシレバターのファクトリーは、すぐ目の前。
「エシレバターはその辺のスーパーで一杯並んでいるのに・・」と、ニコやかに応対してくれました。

エシレ村をあとにして、海の方へ向かう。

次のお目当てはPassage du Gois

ここは、引き潮の時間帯だけ、対岸のNoirmoutier島へ、陸賂で渡れる「海の中道」があります。

ナントの郊外（西）
夏は、渋滞することもあるそうですよ。

ナザレでロワール川の河口に架かる斜張橋を渡り、
その後、田舎道をずっと走り、橋をめざす。

あまり標識が出ていないので、ちょっと不安。

あ、案内板がありました。

よかった、よかった。

ツールド・フランスのコースにもなったことがあったそうですよ。

Passage du Gois

パッサージュは、「小さい通り」
Goisはおそらく対岸の島の中の地名。

本日の引き潮、通行可能の時間帯は、13:13から15:30まで。

潮の満ち干によるので当然ですが、日々、時刻が違うのですね。

前の車に続いて、一本道を進んでいきます。

車内の時計を見ると、まだ13:05分

なんだか後続の車も迫っているのだけれど、
このまま、フェイントして、進んで良いのか？

海のなかを進む、
実感。


フロントガラス沿いに、潮が横ぎるのが見える。
ざぁーー、ざぁーーと、波が引く音。
思ったより、流れが早い。

かもめが、遠慮なく、すぐ目の前を横切って行って、びっくり。

やっぱり、まだちょっと早いかも。

あと５分待てば、全然違うと思うのだけれど。

（海水が透明で、道路の両端はちゃんと見えているので、少なくとも
道をはずして、砂地へ落ちてしまうことはない。）

ちなみに、道は、車がやっと離合できるくらいの幅。
ここは一方通行ではありません。

前の車も、私達の車も、そしてすぐ後ろの車もそうだけれど、
海水まみれ。

・・うちは、レンタカーなので、まぁ良いかもしれないのだけれど。
　　エイビスさん、ごめんなさい。

ようやく、島に近づいてきました。

５kmは、思ったより長く、
結構、スリリングな時間を満喫。

帰路は、新しくできた立派な橋を渡って、本土へ戻ります。