2015/07/15 - 2015/07/15
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redchilipadiさん
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ランスは、シャンパーニュ地方の中心都市。
パリからTGVで約1時間。
世界遺産のカテドラルと、バジリカと、トー宮殿があり、
シャンパンカーブの見学、郷土菓子あり、、、と
話題豊富で、日帰り旅行にぴったり。
表紙の写真は、サンレミバジリカのステンドグラス。
モダンで明るい感じで、私のお気に入りです。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 交通手段
- 鉄道 徒歩
PR
-
ランス駅から徒歩10分
駅前の緑地帯を通り抜け、トラムの通る住宅街を進むと、
目の前に大聖堂が姿を現します。
フランス歴代王の戴冠式が行われた、格式高い大聖堂
その中でも最も有名なのは、
100年戦争の際、ジャンヌダルクがオルレアンの劣勢を挽回し、
シャルル7世の戴冠に貢献したこと。
ジャンヌダルクとランスはきってもきれない間柄。
大聖堂前の広場。写真の中央下に小さく写っているのはジャンヌダルクの騎馬像。 -
ジャンヌダルクの騎馬像。
見上げる先には、目の前に天高く聳える大聖堂 -
大聖堂は、正確には
ランス・ノートルダム大聖堂 (Cathédrale Notre-Dame de Reims)
13世紀から15世紀にかけて完成した最大級のゴシック建築
大聖堂の隣のトー宮殿、近郊のサンレミバジリカと共に、
世界遺産に登録されています。 -
2015年夏、正面は、外側、内側とも修復中で、建物全体の写真は撮れなかったのだけれど、
正面向かって左側の入り口付近にある、有名な「微笑みの天使像」は、修復済み。
右端の像(写真の一番左)
ガッツポーズをして、やったね! って微笑んでいるように見えます。 -
左の入り口にも右側の入り口にも、そして修復中で見えなかったけれど正面も、
柱や上部は彫刻でいっぱい。
ひとつひとつよーく見ると、なにかしら物語がありそうで、
たとえば、子連れの聖人像があったり?(弟子か?)、
おむつを代えるマリア様?があったり、、
聖人の足元でとんでもない顔をしている邪鬼がいたり、、、
宗教上の深い意味があるのか、それとも彫った人の遊び心なのか? -
正面内側のステンドグラス。
修復中の柱の陰から撮りました。
これでも十分に大きくて、美しいのだけれど、
見ごたえのある薔薇窓は、このさらに上部にあり幾周りか大きいのだそうです。
修復が終わって、二つが縦に並ぶと、圧巻でしょうね! -
内陣の奥にシャガール作のステンドグラスがありました。
深いブルーで、心が落ち着きます。
大聖堂の一番奥の正面。入口からも真正面に見えます。 -
シャガールのステンドグラスの両脇に、ドイツの芸術家イミ・クネーベルがデザインした抽象的なステンドグラス6枚が2011年に新たに加わりました。大聖堂建立800周年にあたる年です。
その足元に、ジャンヌダルクの像。
勇ましい騎馬像を見慣れていて、悲劇のストーリーを知っているだけに、この温和な表情には心打たれます。 -
大聖堂の内陣に、目立たないけれど、仕掛け時計がありました。
残念ながら、人形が出てくるところは見れませんでした。
仕掛けについての説明パネルがありました。 -
大聖堂に隣にある、トー宮殿
タペストリーが有名で、見学可能です。
宮殿といっても奢侈な装飾はなく、広間を順番に見学していきます。
今となりの大聖堂が修復中なので、大聖堂の彫刻がこの宮殿に移されていて
まじかで見ることができる部屋もありました。 -
宮殿の内部は、こんな感じ。
宮殿といっても、教会内部と同じ感く、飾り物がなく、とても質素。
建物全体がアルファベットの「 T 」の形なので、
トー宮殿と呼ばれているのだそうです。 -
絵巻物のように、物語が続いています。
すべて刺繍。本物は、写真でみるよりはるかに存在感があります。 -
お隣の大聖堂の正面、中央に飾られている「聖母戴冠」
現在、大聖堂は修復中のため、こちらに本物を一時退避しているのか、
それとも、これはレプリカなのか?
確認しそびれてしまいました。 -
ランスの駅から徒歩20分、バスで10分くらいの、
住宅地の中にあるサンレミ・バジリカ
教会の中は、こじんまりしているのだけれど、
ステンドグラスが圧巻。
たいていの聖堂は、西向きに建っていて、
午前中は正面の写真を撮ろうとすると逆光になってしまうし、
午後は、内側からステンドグラスを撮ろうとすると逆行になってしまうし、
悩ましいところです。 -
サンレミバジリカの横側。
飛梁(フライングバットレス)が両サイドに飛び出ています。
この入口から、教会内に入ります。 -
サンレミ聖堂に安置されている聖レミの棺
建物の中でも、このあたりは壁が厚く、古い時代、ロマネスクのものだとわかります。 -
サンレミバジリカ内陣のステンドグラスは、層になっていて圧巻。
天を見上げると、涼しく淡い光のシャワーが空から降り注ぐ感じ。 -
バジリカ正面の薔薇窓
見事なステンドグラスなのだけれど、
逆光なので、明るすぎて、
肉眼で見るのとは大違い。
実際は、もう少し渋い赤系の光なのです。 -
このステンドグラスは新鋭の女性職人が手掛けたのだとか。
植物モチーフの優しいステンドグラス -
カテドラルの近くの裁判所
-
ランスの町の中心にあるオペラ座
-
駅から左手方向へ徒歩15分くらい。
住宅地の中をゆっくり歩いて向かうと
レオナルド藤田画伯のチャペル。
見学は午後のみです。教会内の壁のフレスコ画がみごとなのだとか。 -
藤田画伯のパトロンだったマダムMumm
チャペルの向かい側に大きな工場があります。
ここでシャンパン試飲のツアーを受け付けています。
予約なくてもOKだけれど、ツアー時間まで割と待つので、予約が望ましいと思います。
シャンパンのカーブは、ランスから20kmも離れた畑の近くにあり、
ここでは、カーブ(洞窟)の見学はできません。 -
敷地内に、ワインづくりの装置が展示されていました。
巨大な桶と、圧搾機 -
ランスの市長舎の近くのモニュメント
二階の壁に肖像 -
駅から大聖堂に向かう参道に、古くからある菓子店Fossier
シャンパンに浸していただく、薄くて軽いビスケット、ROSES -
軽いし、小箱入りで壊れにくいので、お土産によいかもしれないけれど、
少し軽すぎるかも。
パウダーシュガーが一杯なので、オフィスで開けるときは要注意! -
Fossieで売っているマジパン
見た目は無骨で、あまりパッとしませんが、日本の肉まんぐらいのサイズ。
マジパンというと、デコレーションケーキの上の飾り物、練り物を思いうかべるけれど、
こちらはアーモンドの粉を使った焼き菓子。、どっしりしていて素朴なのだけれど香りが高い。
フランスの郷土菓子、各地方のマカロンに通ずるものがあるような感じです。 -
最後に、
ランスへのショート・トリップは、パリ東駅から。
アルザス・ロレーヌ地方から、ドイツ方面へ向かう国際列車も発着する駅です。 -
ターミナル形式の駅で、ガラスの屋根が旅情をかきたてます。
結構大きな駅で、30番線ぐらいまであります。
発車20分前にならないとプラットフォーム番号がわからないので、
それまでそわそわ。
そうそう、
鉄道パスや、ネット発券の場合は不要ですが、
普通に購入した紙媒体のチケットは、写真の黄色い機械で、乗車前に打刻をしておきます。(自分で改札をする) -
8:30am発のTGVでランスへ。
CDG空港からパリまで、TER(在来線)で30分ほど。
この東駅から徒歩5分ほど離れた北駅に到着します。
駅周辺にはホテルが一杯。 駅近くに宿泊していれば、
8:30とか早朝の列車でも心配ありません。
時差が残っていれば、自然に朝早く目覚めてしまいますから。
私は、日帰りの場合はもちろん、1泊する場合でも
ホテルにスーツケースを預けて(残して)ショルダーバッグひとつで出かけ、
またここへ戻ってきて、次のショート・トリップへ出かける、
というように、ハブ&スポーク型でパリのホテルを利用します。 -
TGVで1時間ほどでランス駅に到着。
REIMSのスペルで、カタカナではランス。
なかなか慣れませんでした。 -
ランス駅の目の前は、ロータリーになっていて、
その先は緑地帯が広がっています。(小さな公園)
左手方向、路面電車の線路に沿ってまっすぐ進むと大聖堂まで徒歩10分。
駅前のロータリーの右手に、観光のインフォメーション。
サンレミ・バジリカへ行く場合は、インフォメーションで地図をもらって、
バスの番号と乗り場を教えてもらうと良いでしょう。
またはロータリーの左手のタクシーでもちょうど良い距離です。 -
パリへ戻るとき
都合の良い時間にREIMS駅からTGVがない場合は、
REIMSから5kmほど離れた郊外の、CHAMPAGNE-ARDENNE駅からTGVに乗るのも良いでしょう。
REIMS駅から接続の在来線列車があったり、駅前からトラムで移動できます。
CHAMPAGNE-ARDENNE駅は、葡萄畑のど真ん中にぽつんとあり、周囲には何もありません。東ヨーロッパ線の駅で2007年にできたTGV専用駅です。
フランス東部のブザンソンと、同じ設計の駅でした。 -
ランス近郊や、CHAMPAGNE-ARDENNE駅で別路線のTGVに乗り継ぐときに、
シャンパーニュ・アルデンヌ地方の在来線を利用する場合は、
この電車。
ぶどう畑と大きな空が描かれた車体は、楽しそう!
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