モルビアン湾を巡る、カルナック、オーレ

2010/12/25 - 2010/12/26

モルビアンとは、ブルトン語で小さな海という意味なのだそうだ。
ブルターニュ地方の西側。
複雑に入り組んだ海岸線が、美しい景観をつくる。

フランス国内でも、バカンスの地として人気。

列石で有名なカルナックに宿泊。
ディナーの前菜、ランゴスティーニがひときわ印象に残っている。

この日は、胃が疲れていて、軽く夕食を済ませようと思っていた。
メニューに「ランゴスティーニ」の文字を見つけ、
とっさに、「手長海老のスープ」と勘違いしてしまった。
持ってこられたお皿をみてびっくり。どどーんと立派な海老が
二階建てに盛られていて、、思わず絶句。

エリア カルナック(フランス)

• 旅行の満足度: 4.5

• 同行者: カップル・夫婦
• 交通手段: レンタカー

日本人がカルナック、と聞くと、
歴史で習った巨石文化、メンヒルやドルメンを思い浮かべるかもしれない。

カルナックの列石は世界遺産の暫定リストに登録されている。
イギリスのストーンヘンジのような巨石（ドルメン）はない。

列石の散在する旧市内とは別に、
カルナック一帯に、塩田を埋め立てて新しい町が作られた。
旧市内よりも、ハイドロテラピーや、タラソテラピーの方が人気。
クリスマスシーズン、大勢の旅行客で賑わっていた。

Wikipediaによると、
カルナックという名前は、ケルト語のCairnまたはCarn（塚、小高い丘）から生じた。これは45万年前に人が定住地を築いていたことを意味する。
伝説では、ローマ兵に迫害された聖コルネリが、兵士たちを石に変えてしまったと伝えられている。

左の写真は、朝9時頃、薄暗い光の中で撮った。
日の出が遅く、ちょっと薄気味悪い写真になってしまった。
石に変えられて動けなくなった兵士たち。
そんな風に見えて、ちょっと怖かった。

数は少ないけれど、
小型のドルメン（支柱はないけれど）、
石の甕みたいなものもある。

カルナック近郊のオーレという町。

橋の上から町を見下ろす。
絵葉書のように美しい景色。

欧米人には人気の町らしく、
たくさんの人が写真を撮りながら、町の方へ
向かっていた。

ブルターニュ地方といえば、
そば粉のクレープが有名。ガレットと呼ばれる。

甘いトッピングのガレットもあるけれど、
おかずのトッピングも多く、
まずはオーソドックスに、
ハムと卵とチーズのガレットをオーダー。

ブルターニュ地方は、
もうひとつ、クイニーアマンが有名。

クイニーアマンとは、
Wikipediaによると
名称はブレイス語で「バター（amann）の菓子（kouign）」という意味。
一般的に外側は固めの食感で香ばしく、内側は甘味だけでなく塩気も感じられるものが多い。フランスではブルターニュ産の塩バターを用いる。

カルナックの西側に、キブロン島（半島）が続く。

こちらもリゾート。
http://4travel.jp/traveler/redchilipadi/album/10587263/

カルナックのNovotelホテルに泊まる。

湖に面していて、タラソテラピーが有名。
真冬だというのに、賑わっていた。

普通のホテルと違って、ちょっとおしゃれな
スポーツジムのようなホテルだった。

夕食は、ホテル内のレストランで。

ちょっと胃が疲れてきているようなので、
できるだけ小さめのお皿を選ぶ。

オーソドックスに前菜に海の幸スープ、
メインにビーフのステーキ。

私は前菜にランゴスティーニと
メインに仔牛のステーキ。
（ランゴスティーニはアルバム表紙の写真）

デザートは、それぞれ、
サバラン風のものと、
チョコレートムース

比較的こぶりで、ほっとした。