オートノルマンディ地方旅行記(ブログ) 一覧に戻る
フランス北部、イギリス海峡に面した土地、ノルマンディは、二つの部分に分けられる。<br />オートノルマンディとバスノルマンディ。<br />オート(Haute)は、High、バス(Basse)はLowなのだそうだ。<br /><br />ルーアンに続いて、さらにセーヌ川を北上。セーヌ川が英仏海峡に流れ出るのがここ。<br />セーヌ川の河口に、美しい斜張橋ノルマンディ橋が架かっている。<br /><br />橋の両詰めに、ルアーブルとオンフールという町が向かいあっている。<br />川の北川の町、右岸の河口のルアーブル(Le Havre)は、第二次世界遺産で町が全壊し、その後不死鳥のように甦った町。<br />町の中心は、都市計画に基づいて整備され、世界遺産「オーギュスト・ペレによって再建された都市ル・アーヴル」に登録されている。<br />橋の南側の町、左岸の河口、オンフール(Honfleur)は、感じの良い古い港町。<br />往年のフランス映画、「男と女」の舞台ドーヴィルは、海岸沿いに南へ15kmほど進んだところ。<br />夏はバカンス客で賑わうのだそうだけれど、<br />私たちが訪れたのは、粉雪舞う季節。 <br />鄙びた感じの旧港に面したビストロで、<br />温かいスープ・ド・ポワゾン(お魚の濃厚スープ)や牡蠣に舌鼓。<br />じわじわっと、フランスにやって来たことを実感し始める。

映画のワンシーンのような鄙びた旧港オンフールで、魚スープに舌鼓

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2010/12/22 - 2010/12/22

71位(同エリア181件中)

旅行記グループ 33 フランス

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redchilipadi

redchilipadiさん

フランス北部、イギリス海峡に面した土地、ノルマンディは、二つの部分に分けられる。
オートノルマンディとバスノルマンディ。
オート(Haute)は、High、バス(Basse)はLowなのだそうだ。

ルーアンに続いて、さらにセーヌ川を北上。セーヌ川が英仏海峡に流れ出るのがここ。
セーヌ川の河口に、美しい斜張橋ノルマンディ橋が架かっている。

橋の両詰めに、ルアーブルとオンフールという町が向かいあっている。
川の北川の町、右岸の河口のルアーブル(Le Havre)は、第二次世界遺産で町が全壊し、その後不死鳥のように甦った町。
町の中心は、都市計画に基づいて整備され、世界遺産「オーギュスト・ペレによって再建された都市ル・アーヴル」に登録されている。
橋の南側の町、左岸の河口、オンフール(Honfleur)は、感じの良い古い港町。
往年のフランス映画、「男と女」の舞台ドーヴィルは、海岸沿いに南へ15kmほど進んだところ。
夏はバカンス客で賑わうのだそうだけれど、
私たちが訪れたのは、粉雪舞う季節。 
鄙びた感じの旧港に面したビストロで、
温かいスープ・ド・ポワゾン(お魚の濃厚スープ)や牡蠣に舌鼓。
じわじわっと、フランスにやって来たことを実感し始める。

旅行の満足度
4.5
グルメ
5.0
同行者
カップル・夫婦(シニア)
交通手段
レンタカー
  • 英仏海峡に面したオンフール。<br /><br />昔は、セーヌ川河口のこの町は、貿易港として栄えていたらしい。

    英仏海峡に面したオンフール。

    昔は、セーヌ川河口のこの町は、貿易港として栄えていたらしい。

  • 今は、鄙びた港町。<br /><br />でも、そう思えるのは、真冬だから。<br />夏は、フランス屈指のリゾート地として、すごく賑わうのだそうだ。

    今は、鄙びた港町。

    でも、そう思えるのは、真冬だから。
    夏は、フランス屈指のリゾート地として、すごく賑わうのだそうだ。

  • 立派な商館が立ち並ぶ。<br /><br />貿易で富を得た商人が集まる、リッチな町だったに違いない。<br /><br />この近辺には、エリックサティの生家がある。<br />サティの繊細な旋律は、冷たい風に荒ぶれた港町には似合わない気がするけど。<br /><br />港の近くには、カラフルなリゾートの建物も立ち並ぶ。<br />貨物船でも漁船でもなく、ヨットやボートが似合う。

    立派な商館が立ち並ぶ。

    貿易で富を得た商人が集まる、リッチな町だったに違いない。

    この近辺には、エリックサティの生家がある。
    サティの繊細な旋律は、冷たい風に荒ぶれた港町には似合わない気がするけど。

    港の近くには、カラフルなリゾートの建物も立ち並ぶ。
    貨物船でも漁船でもなく、ヨットやボートが似合う。

  • なんだか海賊でも棲んでいそうな風情。

    なんだか海賊でも棲んでいそうな風情。

  • 海賊の家かと思ったら、<br />サミュエル・ド・シャンプランのメモリアル(生まれ故郷)<br /><br />17世紀フランスの地理学者、探検家および地図製作者だそうで、<br />カナダのケベック植民地の基礎を築いた人らしい。

    海賊の家かと思ったら、
    サミュエル・ド・シャンプランのメモリアル(生まれ故郷)

    17世紀フランスの地理学者、探検家および地図製作者だそうで、
    カナダのケベック植民地の基礎を築いた人らしい。

  • 港に面したとおりには、ビストロが並ぶ。<br />どの店もおいしそう。<br /><br />クリスマスシーズン。<br />雪も積もる寒い日。 港は風も冷たい。<br /><br />外を歩く人は少ないのだけれど、よく見るとビストロの中は、結構人が一杯。

    港に面したとおりには、ビストロが並ぶ。
    どの店もおいしそう。

    クリスマスシーズン。
    雪も積もる寒い日。 港は風も冷たい。

    外を歩く人は少ないのだけれど、よく見るとビストロの中は、結構人が一杯。

  • 真冬だけれど、テラスで食事ができる店に入る。

    真冬だけれど、テラスで食事ができる店に入る。

  • le bistro du port 「港のビストロ」<br /><br />甲殻類のお誘いに弱い私。

    le bistro du port 「港のビストロ」

    甲殻類のお誘いに弱い私。

  • 冬の弱い陽ではあるけれど、<br />明るいテラスでお食事できるのはとっても嬉しい。<br /><br />もちろん、風よけ対策は万全で、ちっとも寒くはない。<br />(ガラスではないけれど、透明なシートが張られていて温室のようなエリア)

    冬の弱い陽ではあるけれど、
    明るいテラスでお食事できるのはとっても嬉しい。

    もちろん、風よけ対策は万全で、ちっとも寒くはない。
    (ガラスではないけれど、透明なシートが張られていて温室のようなエリア)

  • 私のお目当ては魚のスープ(Soupe de Poisson)。<br /><br />南仏が有名かもしれないけれど、<br />北フランスのスープもなかなかのお味。魚のエキスがしっかり出ている。<br /><br />むせるほど濃厚で、食べ応えがある。

    私のお目当ては魚のスープ(Soupe de Poisson)。

    南仏が有名かもしれないけれど、
    北フランスのスープもなかなかのお味。魚のエキスがしっかり出ている。

    むせるほど濃厚で、食べ応えがある。

  • パンをちぎってスープと共に。<br /><br /><br />スープは、結構ボリュームがある。<br />どろどろしているので、お腹にたまる。温まる。

    パンをちぎってスープと共に。


    スープは、結構ボリュームがある。
    どろどろしているので、お腹にたまる。温まる。

  • 途中で味を変えたいときは、<br />フレッシュなチーズを入れたり、<br /><br />ペースト状の魚のベースを追加したり。

    途中で味を変えたいときは、
    フレッシュなチーズを入れたり、

    ペースト状の魚のベースを追加したり。

  • 瓶でお持ち帰りも可能。<br /><br />オンフールの絵が描かれたラベルが素敵

    瓶でお持ち帰りも可能。

    オンフールの絵が描かれたラベルが素敵

  • メインはお魚。<br /><br />あっさりとしたバターソースで。

    メインはお魚。

    あっさりとしたバターソースで。

  • 主人は前菜に、生牡蠣をチョイス。<br /><br />この辺りの湾一帯は、牡蠣が有名。<br />大ぶりの牡蠣に、レモンをたっぷりと絞って。<br /><br />冷えた生牡蠣をちゅるり。 んー見ているだけで、磯の香りに包まれる。

    主人は前菜に、生牡蠣をチョイス。

    この辺りの湾一帯は、牡蠣が有名。
    大ぶりの牡蠣に、レモンをたっぷりと絞って。

    冷えた生牡蠣をちゅるり。 んー見ているだけで、磯の香りに包まれる。

  • 主人のメインは、ブイヤベース。<br /><br />これも南仏だけかと思っていたら、この辺りでもポピュラー。<br />というか名物料理。<br />

    主人のメインは、ブイヤベース。

    これも南仏だけかと思っていたら、この辺りでもポピュラー。
    というか名物料理。

  • メニューはこんな感じ。<br /><br />プリフィクスメニューで、<br />前菜4品から1皿、メイン3品から1品チョイスする。<br /><br />そして、デザートは、つけてもつけなくても良い。<br /><br />昨夜、フランスに着いたばかりで、時差のせいかお腹がすぐに一杯に。デザートまで進めず。

    メニューはこんな感じ。

    プリフィクスメニューで、
    前菜4品から1皿、メイン3品から1品チョイスする。

    そして、デザートは、つけてもつけなくても良い。

    昨夜、フランスに着いたばかりで、時差のせいかお腹がすぐに一杯に。デザートまで進めず。

  • オンフールの対岸は、ルアーブル。<br /><br />つい最近まで、セーヌ川河口に橋がなかったそうで、<br />オンフールとルアーブルは近くて、とっても遠い町だったのだそうだ。<br /><br />

    オンフールの対岸は、ルアーブル。

    つい最近まで、セーヌ川河口に橋がなかったそうで、
    オンフールとルアーブルは近くて、とっても遠い町だったのだそうだ。

  • この橋、瀬戸内海の多々羅橋が完成するまでは、世界一の斜張橋だった。<br /><br />河口は大変広く、橋は太鼓のように高く湾曲している。<br /><br />車は曇った天空をめがけて、ぐんぐん坂を登り、セーヌ川の真ん中へ。

    この橋、瀬戸内海の多々羅橋が完成するまでは、世界一の斜張橋だった。

    河口は大変広く、橋は太鼓のように高く湾曲している。

    車は曇った天空をめがけて、ぐんぐん坂を登り、セーヌ川の真ん中へ。

  • セーヌ川の上にさしかかる。

    セーヌ川の上にさしかかる。

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