2010/12/22 - 2010/12/22
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redchilipadiさん
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フランス北部、イギリス海峡に面した土地、ノルマンディは、二つの部分に分けられる。
オートノルマンディとバスノルマンディ。
オート(Haute)は、High、バス(Basse)はLowなのだそうだ。
ルーアンに続いて、さらにセーヌ川を北上。セーヌ川が英仏海峡に流れ出るのがここ。
セーヌ川の河口に、美しい斜張橋ノルマンディ橋が架かっている。
橋の両詰めに、ルアーブルとオンフールという町が向かいあっている。
川の北川の町、右岸の河口のルアーブル(Le Havre)は、第二次世界遺産で町が全壊し、その後不死鳥のように甦った町。
町の中心は、都市計画に基づいて整備され、世界遺産「オーギュスト・ペレによって再建された都市ル・アーヴル」に登録されている。
橋の南側の町、左岸の河口、オンフール(Honfleur)は、感じの良い古い港町。
往年のフランス映画、「男と女」の舞台ドーヴィルは、海岸沿いに南へ15kmほど進んだところ。
夏はバカンス客で賑わうのだそうだけれど、
私たちが訪れたのは、粉雪舞う季節。
鄙びた感じの旧港に面したビストロで、
温かいスープ・ド・ポワゾン(お魚の濃厚スープ)や牡蠣に舌鼓。
じわじわっと、フランスにやって来たことを実感し始める。
- 旅行の満足度
- 4.5
- グルメ
- 5.0
- 同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- 交通手段
- レンタカー
-
英仏海峡に面したオンフール。
昔は、セーヌ川河口のこの町は、貿易港として栄えていたらしい。 -
今は、鄙びた港町。
でも、そう思えるのは、真冬だから。
夏は、フランス屈指のリゾート地として、すごく賑わうのだそうだ。 -
立派な商館が立ち並ぶ。
貿易で富を得た商人が集まる、リッチな町だったに違いない。
この近辺には、エリックサティの生家がある。
サティの繊細な旋律は、冷たい風に荒ぶれた港町には似合わない気がするけど。
港の近くには、カラフルなリゾートの建物も立ち並ぶ。
貨物船でも漁船でもなく、ヨットやボートが似合う。 -
なんだか海賊でも棲んでいそうな風情。
-
海賊の家かと思ったら、
サミュエル・ド・シャンプランのメモリアル(生まれ故郷)
17世紀フランスの地理学者、探検家および地図製作者だそうで、
カナダのケベック植民地の基礎を築いた人らしい。 -
港に面したとおりには、ビストロが並ぶ。
どの店もおいしそう。
クリスマスシーズン。
雪も積もる寒い日。 港は風も冷たい。
外を歩く人は少ないのだけれど、よく見るとビストロの中は、結構人が一杯。 -
真冬だけれど、テラスで食事ができる店に入る。
-
le bistro du port 「港のビストロ」
甲殻類のお誘いに弱い私。 -
冬の弱い陽ではあるけれど、
明るいテラスでお食事できるのはとっても嬉しい。
もちろん、風よけ対策は万全で、ちっとも寒くはない。
(ガラスではないけれど、透明なシートが張られていて温室のようなエリア) -
私のお目当ては魚のスープ(Soupe de Poisson)。
南仏が有名かもしれないけれど、
北フランスのスープもなかなかのお味。魚のエキスがしっかり出ている。
むせるほど濃厚で、食べ応えがある。 -
パンをちぎってスープと共に。
スープは、結構ボリュームがある。
どろどろしているので、お腹にたまる。温まる。 -
途中で味を変えたいときは、
フレッシュなチーズを入れたり、
ペースト状の魚のベースを追加したり。 -
瓶でお持ち帰りも可能。
オンフールの絵が描かれたラベルが素敵 -
メインはお魚。
あっさりとしたバターソースで。 -
主人は前菜に、生牡蠣をチョイス。
この辺りの湾一帯は、牡蠣が有名。
大ぶりの牡蠣に、レモンをたっぷりと絞って。
冷えた生牡蠣をちゅるり。 んー見ているだけで、磯の香りに包まれる。 -
主人のメインは、ブイヤベース。
これも南仏だけかと思っていたら、この辺りでもポピュラー。
というか名物料理。 -
メニューはこんな感じ。
プリフィクスメニューで、
前菜4品から1皿、メイン3品から1品チョイスする。
そして、デザートは、つけてもつけなくても良い。
昨夜、フランスに着いたばかりで、時差のせいかお腹がすぐに一杯に。デザートまで進めず。 -
オンフールの対岸は、ルアーブル。
つい最近まで、セーヌ川河口に橋がなかったそうで、
オンフールとルアーブルは近くて、とっても遠い町だったのだそうだ。 -
この橋、瀬戸内海の多々羅橋が完成するまでは、世界一の斜張橋だった。
河口は大変広く、橋は太鼓のように高く湾曲している。
車は曇った天空をめがけて、ぐんぐん坂を登り、セーヌ川の真ん中へ。 -
セーヌ川の上にさしかかる。
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