ブロン湾の丸牡蠣を訪ねて

2010/12/26 - 2010/12/26

モンサンミッシェルも牡蠣のA.O.C。
その隣のサン・マロ近郊のカンカルも牡蠣で有名だけれど、
日本と同じルーツの細長い牡蠣。

まん丸の牡蠣が食べたくて、ブロン湾をたずねた。
ブロン川の河口が大西洋に向かうところにブロン湾がある。

塩の干満差が非常に激しい場所で有名。

牡蠣だけでなく、塩とバターが有名なこの地は、
キャラメリゼで有名なアンリ・ル・ルーの本店や
フランスで古くから親しまれてきたポンアーベンのビスケット
の本店も、この辺りに点在する。

エリア キブロン(フランス)

• 旅行の満足度: 5.0
• グルメ: 5.0

• 同行者: カップル・夫婦
• 交通手段: レンタカー

ポン・タヴェンは、ブルターニュ地方の小さな町。
Wikipediaによると
ポン＝タヴェン （Pont-Aven）は、フランス、ブルターニュ地域圏、フィニステール県のコミューン。
ポール・ゴーギャンを含む多くの画家たちが暮らした歴史を持ち、『画家たちのまち』（ la cité des peintres ）とも称される。大西洋に近く、アヴェン川が町を流れる。

水車の絵のモデルとなった場所。

ポンターヴェンの観光案内所お勧めのコースは、
ゴーギャンの絵とともに、村の20ヵ所のスポットを巡ることができる。

ゴーギャンがポン・タヴェンで描いた絵画の中で、
黄色いキリストやブルターニュの少女の絵が
有名だそうです。

ゴーギャンといえば、タヒチ
というイメージしかなかったので、少し驚く。

そのポンタヴェンのすぐ近く、
Belon川が湾に注いでいる。
この湾で、丸いブロン牡蠣が養殖されている。

冬、せっかくの牡蠣のシーズンなのだけれど、
観光客は少なく、レストランもクローズ。

ブロン湾を眺めながら、ブロン牡蠣を食べることは
できなかった。

でも、お隣のポンタヴェンのレストランで
念願のブロンの生牡蠣にありつく。

味は、たぶん日本の牡蠣と変わらないのだろうけど、

磯の香りが強く、とってもクリーミーな気がした。
（気のせいかもしれないけれど）

ポン・ターヴェンの地名は、
アーヴェン川の「橋」という意味。
その橋のたもとにあるレストランでランチを食べた。

旅行に出かける一週間前に、タイミングよく、
「「フィガロヴォヤージュ」vol.21　北フランスの田舎町へ。」（雑誌）が出た。
そこに紹介されていたビストロ。

バターをたっぷり使っているけれど、
軽めのソースで、シーフードがとてもおいしかった。

フィッシュスープもあっさり。

お店の人に、iPadの中に入れていった雑誌を見せたら、
「そうなのよ。」と少し誇らしげ。
にこにこして記事の写真を見ていました。

Trraou Madのお菓子屋さんも有名。

創業1920年の老舗ビスケット屋さん。

赤箱と青箱がある。

青箱は、森永のムーンライトビスケットのような感じ。
やや分厚め。

赤箱のは、もう少し薄くてさくさくしている。
赤箱の絵はゴーギャンの作品。

ラ・ベルイロワーズという缶詰屋さんも有名。

http://www.labelleiloise.fr/

お魚のスープや、
まぐろやサーディンなど、ちょっと重くなるけれど
お土産にぴったり。

ポンターヴェンを後にして、
キブロン島へ向かう。（島だけれど、実際は陸続き）

ここは、夏はバカンス客で大賑わいするらしい。
クリスマスシーズン中は、ひっそり。

世界で唯一のキャラメリゼ、
HENRI LEROUX - アンリ・ルルーの本店がある。
ブルターニュの良質な塩と、バターで作った塩キャラメル。
（六本木ミッドタウンにも店があるのだけれど、）
お土産に買って帰る。