カルヴァドスの牛は、オレンジのチークに真っ黒アイシャドー

2010/12/23 - 2010/12/23

ノルマンディ地方、カルバドス一帯は林檎で有名。
シードルといえば、林檎の発泡酒、カルバドスは林檎のブランデー。

もうひとつ、この辺りは、バターやチーズなど酪農製品で有名。
A.O.C.もたくさんある。
白カビチーズのカマンベールやヌーシャテル、
ウォッシュチーズのポンレヴィックや、リヴァロも。

このおいしいバターやチーズは、ノルマンディ牛さんのおかげなのですが、
この牛たちが、すごく変な顔をしている！

今回は、カマンベール村の近くに宿泊。カルバドス名物を楽しむ。

エリア フランス

• 旅行の満足度: 4.5
• 観光: 4.5

• 同行者: カップル・夫婦（シニア）
• 交通手段: レンタカー

パリから、モンサンミッシェルへ向かう途中、カルバドス県を通過する。
カルバドスは林檎で有名な土地。

ここに、林檎巡りのルートがある。（地図の水色の道）
Route de Cidre　（シードル街道）と呼ばれる。

右に行けば、「フランスの最も美しい村」に指定されている
「ブーヴロン・アン・ノージュ」村。

人口200人くらいのちょっとしたコミューンなのだそうだ。
町並みがとってもきれい。

ミシュランの地図に、ビューポイントマーク発見。ちょっと寄り道してみる。

駐車して、歩いてビューポイントへ向かう途中、
落ち葉が積み重なってふわふわする道を進むと、
ひっそりと教会が。

その時間は誰もいなかったけれど、夜のクリスマスノエルの案内が掲示されていた。
人里離れた、こんなところにもノエルに集まってくる人がいるなんて、ちょっとびっくり。

教会の裏がビューポイント。
ノルマンディの風景が目の前に広がる。

ずっと向こうまで、緑の牧草地が続く。真冬なのに枯れていない。

１年中、良いミルクからバターやチーズができるんだな。

ブーブロン・アン・ノージュ村に到着。

真冬なので、人けがなく寂しい。

日本でいう、「道の駅」のような建物があり、特産品が買える。
ドライブの途中で、お茶をのむこともできる。

中庭には、林檎からお酒を作るための器具が
かわいらしく展示。

真っ赤に塗られた木製の道具が、絵になる。

見上げると林檎の木。

ちっちゃい実が一杯。

煙突から煙が立ち上っているので、中には人がいそうなのだけれど、
レストランも、真冬はクローズしている様子。

大きな建物は、シャンブルドット（民宿）だったりするのだけれど、
なんだか人工的な雰囲気がする。

手入れが行き届きすぎて、なんだかテーマパークみたいな感じ。

草葺屋根も、木組みの壁も、パーフェクト整えられた感じ。

昨日訪れたルーアンのように、
ゆがんでいたり、継ぎ足しが目立つ方が
生活のにおいがして、親しみが感じた。

この界隈も、春先、秋小口は、宿泊客で賑わうはず。
いろいろなイベントの案内が、壁に貼ってありました。

この季節、シャンブルドットもクローズでした。

さて、村内を散策していると、
なんだか、見られている気配。　

視線を感じる。
人の姿はどこにも見当たらないのだけれど。

あっ、牛。　ノルマンディ牛！

普段は、広い牧草地で、日ながのんびりするのだろうけれど、
今日は、宿舎のまわりで、くつろいでいました。

目の周りが黒で、明るいオレンジ色の模様があり、かなり個性的。

かわいい、というより、悪魔っぽい顔をして、ちょっと怖い。

「ブーヴロン・アン・ノージュ」村を後にします。

その日は、カルバドス県のメリキュールホテルに宿泊。
レストランで、「ローカル定食」のようなプレフィクスメニューをいただきました。
林檎とポークのミルフィーユ
パイナップルのように見える黄色い輪が、林檎。
歯ざわりも良く、酸味が適度で、ジューシー。　

デザートは、林檎たっぷりのアップルコンポート。

とってもジューシー。

林檎が甘すぎず、酸っぱくなく、ほどよい。

ドライアップルがのったおせんべい（クッキー）
甘すぎずとってもライト。

ドライブのお供に最適

この旅行記へのコメント （1）

• ElliEさん 2013/10/03 17:14:27

  シードル街道の地図

  こんにちは。
  
  ８月にノルマンディーをドライブしました。
  事前にシードル街道について知りたかったのですが、なかなか情報を得られませんでした。
  こういった地図を探していたのですが・・・。
  どこで手に入れられましたか？
  地元の観光局かな。
  
  こういう情報は貴重なので、写真を載せてくださってうれしいです。