9 タリン市内交通を利用する

2011/05/14 - 2011/05/17

旅の楽しさや風景は他の文章上手の方、写真上手の方の素敵な旅行記がありますので、私は旅行の手段についてのみ報告させていただきます。
タリン滞在中多少なりとも市内交通を利用しましたので報告します。

文中に出てくるタリンカードについては
http://www.tourism.tallinn.ee/fpage/tallinncard
を参照してください。

時系列順では、
「タリン　City Tour バス」からの続きとしてご覧ください。

エリア タリン(エストニア)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 5.0
• ホテル: 5.0
• グルメ: 4.5
• ショッピング: 4.5
• 交通: 5.0

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 10万円 - 15万円
• 交通手段: 鉄道 高速・路線バス 観光バス 船 徒歩
• 航空会社: フィンランド航空
• 旅行の手配内容: 個別手配

私が最初に乗った公共交通機関はバスです。
タリンカードを持っていたので切符は購入していません。タリンカードは見せる必要もありません。乗るだけです。

バス停はこの青い看板で統一表示です。ここを通る路線番号と時刻表もついています。大きめのバス停にはベンチや屋根もあります。あとは路線図があったら完ぺきです。
このバス停（Zoo　動物園）はよく見るとCity Tourブルーライン５番（Zoo）のバス停を兼ねていますね。

ここから２１番バスに乗って、タリン中央駅前まで行きました。
タリンの公共交通機関についてはここで調べられます。
http://soiduplaan.tallinn.ee/
時刻表から路線図までちゃんと載っていて、英語バージョンもあってとても便利です。
英語バージョンもありますがバス停名はエストニア語で覚えておくことをおすすめします。バスやトラム内では英語の案内も表示もありません。

バス内です。

表示は路線番号とともに表示されるのは行き先で、そのあと次のバス停が表示されます。

アナウンスはエストニア語ですが、バス停が近付くと「次は○○、○○の次は△△です。」のように流れます。慣れないうちは△△の部分だけ聴き取ってしまい、ひとつ手前のバス停で降りようとしてしまったりしました。
降りるときは写真左端に映っているボタンを押して、出口付近でスタンバイします。

ボタンの横の機械は切符を読み込む物で、みなさん乗車するとスリットの部分に切符を入れてガチャンとやっていました。

乗降のシステムはトラムもバスも同じです。トロリーバスには乗る機会がありませんでした。

ここはメレ大通りにあるMere Puiesteのトラム乗場です。
トラムは道の中央を走ってきますがトラム乗場は写真を撮っている場所、つまり道の端にあります。

目当てのトラムがやってきたら車をけん制しつつ、中央車線まで歩いていかなくてはいけません。
ときには車にクラクションを鳴らされることもありましたが、タリンのドライバーは大体が安全運転で、信号のない場所で道を渡ろうとしていると必ず止まるかスピードを緩めてくれます。これはかなり徹底していて、歩行者が遠慮していると帰って交通の妨げになってしまいそうです。たった３日でそれに慣れてしまい、ヘルシンキで同じようにして危なかったこともありました。

他の場所ではトラム線路沿いに設けられたトラム乗り場もあります。

Viru Keskusというショッピングモールの前は様々なバスやトラムの路線が入り混じり、さらにモールの地下には市内交通のバスターミナルまであります。

地下ターミナルのバス停名は「ViruKeskus」ですが、その前の通りにあるバス停は通りによって名前が違います。
例えば８番バスのように東西に延びるNarva街道を通る路線は「Hobujaama」で、それと交差するLaikamaa通りにあるバス停は「Laikmaa」と言います。
改めてこう書くと当たり前と思うかもしれませんが、日本では一つの交差点上にあるバス停はどの方向に行くものも同じ名前だったりしませんか？ですから私はこれに結構戸惑いました。

タリンの公共交通機関はあまり複雑でなく、それでいて便利だと思いました。ぜひ乗って観光へ行ってみてください。
タリンカードについてくる冊子の路線図がとても便利です。路線図だけでもツーリストインフォなので入手できるかもしれません。（残念ながらそこをチェックし忘れました。）

時系列的には「朝からタリン旧市街地を見物する」に続きます。
次からはしばらく、旅行の方法ではなく観光の報告となります。