2011/04/11 - 2011/04/16
897位(同エリア3210件中)
kojikojiさん
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- 旅行記1755冊
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- 3,458,095アクセス
- フォロワー169人
この日は建築家レヒネル・エデンの作品を2つ見に行くことにしました。旅も終わりに近づき疲れもだいぶ溜まってきているのでなるべく歩かないようにと考えて、デアーク広場から地下鉄でシュタディオンまで移動しました。シュタディオンはスタジアムという意味で巨大な競技場でした。ここは地方へのバスターミナルでもありました。今回は地方へ足を伸ばさなかったのですが、次回はお世話になるかもしれません。ここから「地質学研究所」まではブラブラ散歩しましたが少し距離がありました。段々近づいてくる巨大な建物を見ると興奮してきます。ここは週に3日間だけしか開館されてなく、木曜と土日にしか見学できません。また平日の木曜だといろいろな会議が催されているので落ち着いて見学出来ないかもしれません。ここで面白かったのが入館すると係員の方が応対してくるのですが、「本日の見学は地質学についてですか?それとも建築についてですか?」と聞かれました。なるほどここへは建築を見る人以外に化石や地質学について訪れる人も多いようです。建築の見学ついでに少し展示パネルを見てみるとハンガリーの温泉についての説明もありました。その後は同じルートを地下鉄駅まで戻って、デアーク広場で乗り換えて「工芸美術館」の見学に行きました。もちろんレヒネル・エデンの建築を見るためですが、ここに収蔵されているアール・ヌーヴォーの工芸品は素晴らしいものが多くて得をした気分になりました。建物は紹介されることが多いのですが収蔵品については情報が無いので参考になればと思います。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- ホテル
- 5.0
- グルメ
- 5.0
- ショッピング
- 5.0
- 交通
- 5.0
- 同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- 一人あたり費用
- 25万円 - 30万円
- 交通手段
- 鉄道 高速・路線バス 船 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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ブダペストに到着した時に乗った地下鉄2号線で東駅の1つ先のシュタディオンまで向かいます。
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シュタディオンはプシュカーシュ・フェレンツ・シュタディオンというスタジアムの最寄り駅です。また長距離バスのターミナルもあるようです。今回の旅はブダペストだけですが、次のハンガリーの旅ではお世話になるかもしれません。
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地下鉄駅の使用されていないホームにはソヴィエト製の地下鉄の車両が停まっていました。
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地上に出るとパップ・ラズロ・ブダペスト・スポーツアリーナが目の前に見えました。
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1982年から存在していた旧アリーナが1999年暮れの火災で全焼して、2003年に再建されたものだそうです。2004年には伝説のボクサーであるラズロ・パップの功績をたたえてこの名前になっています。
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目的の「地質学研究所」まではトロリーバスに乗る程の距離でもないので歩くことにします。
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プシュカーシュ・フェレンツ・シュタディオンは1953年にネープシュタディオン(人民競技場)として開場し、主にサッカーのハンガリー代表の試合や陸上競技会としての使用が多かったそうです。2005年公開のスピルバーグの映画「ミュンヘン」ではミュンヘンオリンピックスタジアムとしてロケが行われています。老築化から現在は解体されてその姿は残っていません。
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マルタ島を旅した際にヴァレッタのブリティッシュホテルに1週間ほど宿泊していたのですが、帰国後にこの映画「ミュンヘン」を見ていたら、ギリシャの設定でモサッドがパレスチナの過激派組織「黒い九月」のメンバーを爆殺するシーンで使われていて驚いたことがあります。
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スタジアムのすぐ横に「地質学研究所」はありました。旅行前は全く情報が無くて見学できるのか分らなかったので見学は諦めようと思っていました。ところがブダペストで手に入れた日本語ガイドブックに木曜と土日に見学できると書いてあり急遽予定を変更しました。
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19世紀後半にハンガリー地質学会は自らの活動をするための新しい建物が必要であると考えました。 しかしそのナショナリズムの時代には希望するような建物もそうありませんでした。 そこで要望を満たすために彼らはハンガリーの建築様式を得意とする建築家を雇いました。
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1896年に設計を委託され1899年に正式にオープンした現在の「ハンガリー地質学研究所」はレヒネル・エデンによって設計されました。
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当初の予定では水曜日に外観だけ見に来る予定だったので、直前にでも開館日が分ってよかったです。毎週木曜・土曜・日曜の3日だけ午前10時から午後4時までの開館です。
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レヒネル・エデンはハンガリー分離派として知られるハンガリーのアールヌーボー運動の父と呼ばれる建築家です。 ハンガリーの民芸要素取り入れた背系は「ハンガリーのガウディ」と呼ばれ、彼の興味深い作品のほとんどはアントニオ・ガウディがバルセロナに残した数々の作品よりも古いものです。ガウディよりドメネク・イ・モンタネールの世代の建築家です。
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青く大きな扉を開けて中に入るともう1枚ガラスの扉があり、右手に守衛さんの小屋があります。たぶん冬場は非常に寒いのだと分る造りです。
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受付やチケット売り場など無いので守衛さんに見学に来た旨を伝えると携帯でどこかに電話してくれました。「ここで待っていてください。」と言われ10分くらい待ったでしょうか。
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ホールの脇の守衛さんの小屋ですが、これは後からデザインを合わせて造られたのだと思います。そのうちに係の男性がやってきましたが、1人で見学者の応対と説明をしているので忙しそうです。階段上に受付があり荷物を適当に置かせてもらいました。日本語の小冊子はブダペストの世紀末建築を網羅してある上に安いので興味のある方はここでの購入を薦めます。他では見掛けなかったので、多分ここでしか買えない様な気がします。
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ガラス扉から階段のあるホールに入った途端に海中にいるような錯覚に囚われます。この大階段からの眺めがこの建物の中では1番美しいと思います。近年に修復工事があったのか、内装は出来たばかりのように美しかったです。
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最初に係員の方から「あなた方の興味は地質学ですか?それとも建築ですか?」と聞かれます。ここは地質学研究所なので化石や地質についての資料が廊下に置かれています。「もちろん建築です。」と答えても簡単なハンガリーの地質について説明されてしまいます。ただ何故火山も無いのに温泉が湧くのかなど、興味深い説明なので聞き逃さないように。
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旅行前に購入した書籍が展示してあったのでびっくりしました。レヒネル・エデンについて日本で書籍を探すとそのほとんどがINAXで出版されたものです。
これは「レヒネル・エデン ハンガリーの世紀末建築」で、古書店で1800円ほどで購入できましたが、ネットで検索すると結構高いです。 -
この本は地質学研究所で購入した「ゲッレ・ヤノーシュ 世紀末建築」で、冊子ながらブダペストのペスト地区の世紀末建築については地図付きで詳しく記載されています。が、文章が非常に読みにくく一度行ったことがあればなるほどと読めますが、行ったことない場所であれば、大判の地図にルートを描きながら読む必要があると思います。
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本としてはこれが一番詳しく、ブダペスト以外のレヒネル・エデンの作品や同時代のハンガリーの建築家を紹介しているので役に立つ本です。「レヒネル・エデンの建築探訪」はネットで購入しました。
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INAX社の「ハンガリー建築タイル紀行」は一番最初に購入した本で、レヒネル・エデンを知ったのはこの本と言ってもいいです。衛生陶器の会社の出版なのでジョルナイタイルについては詳しく紹介されています。写真もきれいです。
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同じシリーズの「レヒネル・エデンの建築」はレヒネルについて詳しく書かれていて、写真もきれいなので読みやすいです。このINAXの本のシリーズはとてもよく出来ていて、東南アジアの銀細工の本などマニアックなものが揃っています。
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平日は地質学研究所として使用されているので、2階のホールでは会議が行われていました。ただ部屋の中には展示スペースがあるので休憩時間中に中を見せてもらえました。
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建築についてはほんの簡単な説明だけで、後は自由に見学させてくれました。休憩中であれば会議室に入っても文句も言われません。廊下で休憩している研究者の人に話し掛けられたり面白い経験が出来ました。
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この建物は「セゼツッィオ運動(分離派運動)」の最も印象的な例の1つで、ジョルナイ社のターコイズブルーと青いタイル張りの屋根は見事な美しさです。
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屋根の色と形は古代の「テティス海」(パンゲア大陸の分裂が始まった約2億年前ないし約1億8000万年前から、新生代第三紀まで存在していた海)を表すためのものであり、建物の他の細部も同様に入り口の床にある洞窟のようなモザイクや外装を飾る化石の細部など建築と地質のテーマを融合しています。
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この建物はハンガリー最古の科学研究所であるハンガリー地質研究所の本拠地です。 さらにこの建物にはブダペストの「地質学博物館」があり、国内最大の地質学コレクションは23のテーマ別コレクションと化石、鉱物、岩石、写真の資料や標本が18万点以上収蔵されています。
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中庭側のガラスは美しい花模様がレースのようなエッチングガラスになっています。
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柱やアーチ部分が柔らかいデザインになっているので、洞窟か海中にでもいるような揺らいだ気分になります。
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ヒュー・ロフティングの童話「ドリトル先生・航海記」は子供の頃に読みましたが、風邪をなおしてやった大カタツムリからお礼として潜水艦になって故郷の町へ送ってもらうというくだりを思い出しました。
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「ドリトル先生不思議な旅」という映画を家族で見に行って、画中の大かたつむりを見たときはびっくりしました。この建物の中にいると自分も大カタツムリの中にいるような気分になりました。
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ここかウニだろうとかヒトデだろうかクラゲだろうかと想像させるようなデザインの連続です。
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エントランスの階段から中庭を挟んだ反対側にも階段があります。この階段の手摺や支柱はピログラニット製の硬いけれど柔らかい不思議なデザインです。階段の踏み面の石の中には本物の化石があるのではないだろうかと思えました。
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この階段の波型の手摺は現代のヒューマン・インターフェースに繋がるデザインだと思えました。手摺棒では無いので昇りにはあまり役立ちませんが、下る場合は手をついて杖の代わりになります。
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階段の踊り場の照明も海の中の生物のように見えます。
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休憩時間が終ってるかで立ち話をしていた人がいなくなると途端に静かになってしまいます。
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見学に来ているのは我々だけなので、この建物を貸切りで歩き回ることが出来ました。
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カタカナのロの字型に繋がった廊下はいくつかの扉で仕切られています。これは防寒のためなのか管理上の仕切りなのかは分かりませんが、鮮やかな水色がアクセントになっています。
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水色の扉に白色のパイピングが美しいです。ガラスにもレースのような模様がサンドブラストで描かれています。
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シンプルなアーチの連続する天井も美しく塗り分けられていて軽やかな印象を受けます。
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階段の手摺などはジョルナイ社のピログラニットと呼ばれる焼成花崗岩ですが、廊下の床はテラゾーと呼ばれる人造大理石でした。耐久性も高いのでオリジナルが残されているようです。
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中庭は4方を建物に囲まれていますが、屋根の色と形は古代の「テティス海」の海面と考えるとそこから下の4フロアは海中なのだと分かります。
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外壁は黄土色の漆喰と煉瓦をそのまま表した組み合わせが面白いです。
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ファサード中央の塔の上には屋根瓦と同じジョルナイの陶器製の4体の人の姿が見えます。その肩で担がれた球体は地球だということが分かります。よく見るとオーストラリアの形が見えます。
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地質学研究所のシンボルとしては最高のモチーフだと思います。
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建物の中に入ってしまうと屋根の形やモチーフを確認できる場所が少ないので窓をの外を見続けなければなりません。
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建物は土俗性と歴史主義が融合して洗練されたデザインで、外壁には月や植物やアンモナイトなど地質学に関わりのあるモチーフが鮮やかな青釉陶板で嵌め込まれています。
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左右の4本の小さな塔は煙突です。この辺りのデザインは少し時代が下がったアントニオ・ガウディのカサ・ミラの煙突やカサ・バトリョの屋根のタイルの組み方に繋がっていくような気がしました。
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廊下を俯瞰すると海中の巨大な動物の腸の中にいるようで、伸縮しているような不思議な空間です。
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疑似柱には細かい装飾が施され、その1つ1つはウニの殻やタコの吸盤のようであったり不思議なデザインです。
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どんより曇って陽射しが弱いせいもあるのでしょうが、誰もいない建物から抜け出せなくなるような気分になって来ます。
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レースの様な擦りガラスが美しい窓ですが、表に咲くハクモクレンの花と重なって余計にきれいでした。
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「郵便貯金局」の建築で莫大な費用のかかって批判のあった屋根の装飾に対し、「鳥が見るじゃないか。」と言ったレヒネルですが、この「地質学研究所」も同じようです。外壁のパネルが伸びていない分だけ屋根のタイルが見やすいですが。
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アンモナイトの化石などからインスピレーションを得てこの建物をデザインしたのだと思います。そんな化石が廊下や部屋に並んでいます。
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シンプルなシャンデリアまでクラゲのように動き出しそうです。エッチングガラスのモチーフは海中のウミユリのような棘皮動物のようです。
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建物の中を彷徨い歩くだけですが、「郵便貯金局」の内部を見る事が出来なかったフラストレーションが払拭された気分です。
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そろそろ出ないとこの建物に取り込まれてしまいそうです。
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受付に預けてあった荷物を持って、守衛さんにもお礼を言います。
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内部の見学が出来ない「郵便貯金局」と美術館になっている「応用美術館」と比べるとじっくり見学の出来たこの「地質学研究所」が一番印象に残りました。
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バルセロナのモデルニスモ建築のモンタネールの作品が好きだったのでレヒネルの作品はたまりません。バルセロナのガウディとモンタネールの建築は後年1週間かけてもう一度見直しました。
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水色の扉は常時閉まったままだったので、見学できることを知らなければ中に入ることを躊躇したかもしれません。それくらい観光客に親切では無い時代でした。
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外壁に付けられた建物の1文字1文字も全てジョルナイのタイル製です。
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左官と煉瓦と釉薬のかかったタイルの組み合わせだけでこれほどの設計が出来るのだなと感心します。
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建物の裏側や通りを渡って離れたところからも写真を撮りたかったのですが、さすがに3週間建築巡りをしていて疲れ果てていました。
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後ろ髪を引かれるように地下鉄駅に戻ります。
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1号線の地下鉄は優雅ですがそれ以降のソヴィエト共産時代のハンガリーに造られた地下鉄は非常に硬いイメージです。
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そんな頃のソヴィエト製の地下鉄が3号線では現役で走っています。多分妻と同い年くらいの車両と記念写真です。
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ここからデアーク広場で乗り換えて「応用美術館」に向かいます。
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コルヴィン街区の地下鉄駅から地上に出ると目の前に美術館がそびえていました。
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旅をした2011年当時はブダペストの町中にこんな木製の囲いだらけでした。この時は修復工事中なのだろうぐらいに思っていましたが、実際は費用に問題から修復工事に手が付けられず、落下物の防止措置だったのだろうと後で気が付きました。
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ロンドンやウィーンやベルリンに応用美術館が設立され、手工芸品や工業デザインの重要性が認識された後の1872年にハンガリー国会によってブダペストに応用美術館が設立されました。美術館はハンガリーから海外にいたるまでの現代的かつ歴史的な応用芸術作品を収集してきました。
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歴史的なコレクションの中心はハンガリー国立博物館から移された収蔵品で構成されていますが、現代的なコレクションはウィーンやパリ万国博覧会での購入とヘレンドやジョルナイなどのハンガリーの窯業会社からの寄贈で充実していきました。
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コレクションが拡大するにつれて、それらを収容するための建物が必要となり、1896年に皇帝フランツ・ヨーゼフ1世が出席した博物館の開館はハンガリーの1000年祭の終わりを告げる壮大なイベントでした。
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応用美術館はハンガリーのアール・ヌーヴォ様式の傑作であり、1893年から1896年の間にレヒネル・エデンとパルトス・ジュラの計画により建設されました。
レヒネルは東洋と西洋とハンガリーの地方固有の建築を融合して、新たな建築イディオムを作成しました。 -
外構には巨大なドームを構え、内部は2階建てのアーケードに囲まれたガラス屋根のホールが東洋らしさを感じさせるデザインになっています。外壁や内壁、屋根の装飾タイルはペーチのジョルナイ社によって特別に造られたものです。
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1872年に設立されたロンドンとウィーンに次ぐ応用芸術の博物館は、ようやく独自の建物でコレクションを収蔵することが出来ました。博物館の最初の目的はハンガリーの工芸産業の発展を促進し、公共の芸術性の水準を高めるアートコレクションを充実させるとこでしたが、博物館の完成を踏まえて図書館と美術学校をも取り込むことが出来ました。
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奥まったエントランスは今まで見てきたレヒネル・エデンの建築の素材のオンパレードのようです。単独の2本の柱から壁面はピログラニットという焼成花崗岩で埋め尽くされています。本物の花崗岩や大理石では加工しきれない曲線が美しく仕上げられています。
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ピログラニット(耐凍タイル)で出来た手摺のデザインも植物の様な鳥の頭の様な不思議な意匠で、照明スタンドも兼ねています。
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妻は写真を1枚撮ったらさっさと中に入ってしまいました。
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壁のタイルは赤いエオシン釉のような虹色の輝きを放っています。エオシンの語源はギリシャ語の暁ですから、玉虫色より赤いほうが雰囲気があります。
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入る前のエントランスだけでも見る所がたくさんあり内部の見学への期待感が膨らみます。入り口脇にはフランツ・ヨーゼフの名前とこの美術館の建設にあたっての碑文がありました。日本の建築でいう「定礎板」のようなものでしょうか。
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美しく修復されていますが第2次世界大戦中に建物は深刻な被害を受けまています。ホールの天井と床が破壊され、ホゲス通りに面したドームとホワイエも攻撃されました。被害のほとんどは1949年までに修復されましたが、必ずしも元の形ではないようです。 1956年のハンガリー革命の間も建物は銃撃に遭っています。
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エントランスの天井を見て、最初は漆喰とモールディングに絵が描かれているのだと思いましたが、詳しく見てみると焼成されたタイルを組み合わせた物だということが分かりました。ジョルナイ工房のクオリティの高さを感じました。陶土で形成されたタイルは乾燥と続く焼成で20%前後収縮してしまいます。それを見越してサイズを決めるのですから並大抵の技術ではありません。
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中に入ると異様に真っ白い内装に驚かされます。多分建築当時はブダの丘の「マーチャーシュ教会」や先に見学してきた「地質学研究所」のように装飾や彩色が施されていたのではないかと思いました。柱やアーチに施された段々やアーチは特に「地質学研究所」に似ているように思えます。
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内部の中心には巨大なトップライトのホールが広がっています。トップライトの鉄骨とガラスの組み合わせがとても綺麗で、この時代の鉄骨の使い方は優雅だと感じさせます。ウィーンで見てきた巨大温室や自由橋のトラス構造などどれも美しい建造物ばかりでした。
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建設にあたってはハンガリーと外国の企業の両方が参加し、製鉄はチャブ&サンズとジュラ・ジュンファーによって供給され、ホールのガラスはフォルゴ・エスタルサによって造られ、温水の供給はハンガリーと英国の共同制作で行われました。
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ちょうど高校生の社会科見学が来ていたようで、このホールのスケッチをしていました。ヨーロッパを旅しているといろいろなところでスケッチしている人と出会いますが、その多くが全体のバランスを考えて少しづつ仕上げていくのではなく、柱1本づつ順番に仕上げていく描き方が面白く思えます。
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エントランスでチケットを買って、美術館内部の見学を始めます。
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この博物館のミュージアムショップではこのガイドブックを購入しました。建物のディティールを事前に知るには良いのですが、日本語の対訳が簡単なので、余り役には立ちませんでした。
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入り口とホールの間の吹き抜けの意匠も凄く綺麗でしたが、開館当時はどんな色だったのだろうと疑問も残りました。ステンドグラスの色も古い写真とでは色合いが違います。
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この美術館のアール・ヌーヴォーのガラスや陶磁器やトルコのカーペットコレクションなどのコレクションは世界クラスの収蔵品が揃っているそうです。また中世から近世のハンガリーで唯一現存するエステルハージ家のコレクションがここにも保存されています。「国立西洋美術館」は絵画を収め、それ以外の工芸品はここに収まっているようです。
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陶磁器とガラスのコレクションは23,000点のアイテムで構成されています。 ファイアンスコレクションには傑出したイタリアやハンガリーで造られた作品が含まれています。磁器コレクションは質と量の両方に優れていて、 ほぼすべての主要なヨーロッパの工場が網羅されていますが、ウィーン工房やマイセンやヘレンドが多いようです。 最古の物はマイセンの錬金術師と呼ばれたヨハン・フリードリッヒ・ベトガーの作品もあります。
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ハンガリーの磁器のすべての時代をカバーしており、ペーチのジョルナイ社の活動を示す多くの特産品や実験的な作品も含まれています。ガラスコレクションも世界敵に際立っており、ガラス製造の歴史とその主要な時代と技術への洞察がうかがえます。 ハンガリーのセクションでは折衷的なガラス製品が特に目立ちますが、もう一つのセクションでは、折衷的なスタイルとアール・ヌーヴォースタイルの外国の装飾ガラス製品で構成されています。特にガレやドーム兄弟のどのフランスの職人の作品とティファニーの作品が数多くあります。
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こちらはブダペストで造られたフラワーベースです。西洋的と言うよりはアラブイスラム風と言ったデザインで、日本の陶芸家の加藤卓夫氏が復活させたと言われるラスター彩のように見えました。
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これは1873年のウィーン万博に出品されたミントン社製の装飾花瓶で、非常に印象に残った作品です。この当時の日本と言えば横浜の真葛焼きなどの装飾陶器が有名ですが、それに勝る作品だと思いました。素晴らしい物がまだまだ造れた時代だったのですね。
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1854年の開国に伴って日本と西洋との間で貿易が活発になると、欧米の美術愛好家の求めに応じて、日本から大量の美術品が輸出されるようになります。日本の美術品や工芸品が西洋の人々の関心をとらえ、あらゆる日本文物に対する熱烈な興味は、西洋の美術品、工芸品、デザインに変革をもたらし、1860年~70年代に制作された日本の美術品は西洋の芸術家 の間で流行となりました。この美術館も1872年の開館当時から日本の美術品を収集しています。
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1862年のロンドン万博の出品作品の花瓶ではまだ中国趣味の陶器が持てはやされていたようです。瓶(へい)の腰には蓮池に白鷺が遊び、口広の上部は紺地に赤い花で埋めつくされています。
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良く見ると縁取りには日本の蒔絵のような装飾も施されています。
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こちらは1896年のハンガリーの建国1000年祭の出品作品で、ミクサ・ゲプフェルト氏より寄贈されたもので、元々は国立博物館に収蔵されていたものです。
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このようなマヨルカ陶器を見るとホッとします。
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1889年と1900年にパリで開催された万国博覧会で購入された作品が数多く並んでいますが、ハンガリーで制作されたものも多く並んでいました。
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ガレのガラス製の作品のようですが陶器で造られた花瓶です。
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1900年から1902年にかけてガラス工芸のジョルジュ・ド・フールと銀細工のヤコブ・ラッパポートによってハンガリーで製作されたフラワーベースです。1905年にジョージ・ラース夫人により寄贈されたものです。
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1900年に購入された置時計はフリゲス・シュピーゲルによってデザインされ、1899年にアラホス・ポルガク、ラスロ・フォンドラク、ヴィクトル・ホイザー、ジャカブ・ラパポートによって製作されています。
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装飾品のコーナーもあり、アール・ヌーヴォーの美しいデザインが並んでいます。ウィーンの「レオポルド美術館」でアール・ヌーヴォーの装飾品のエキシビジョンを見てからもう2週間も経ちました。段々3週間の旅行がしんどくなる歳になりました。
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ルネ・ラリックの作品もいくつか収蔵されていました。中央の女性のオパールガラスや捩れた髪の毛がリングに繋がり、妖精の羽にはすみれの花が美しく表現されていてため息が出ます。
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普段は装飾品になんて全く興味が無いのですが、こういった美術館では食い入るように見てしまいます。美術館のガラスケースには値札が無いので気になりませんが、お店では値札の方が気になります。
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ベルトのバックルでしょうか。カンティーユという銀の刺繍のような細工にエナメルで百合の花があしらわれています。チェーンの先のバロック真珠が可愛らしいです。
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イヤリングも優雅なデザインです。
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パリのオルセー美術館に並んでいるような優雅な家具もたくさん並んでいます。
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このフラワーベースも素晴らしい色合いでした。5匹の大きな蛾がデザインされています。蝶は1頭2頭と数えますが、なぜ蛾は1匹2匹なのだろうか…。
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色合いを見るとヤママユガのようにも見えましたが、ヨーロッパにもこのような大きな蛾がいるのでしょうか。
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ジョルナイの虹色の釉薬にはこのようなモチーフが似合うなと感じました。
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宗教儀式用のゴブレットでしょうか。上部の金のカップは外れるように思えました。
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ハンガリーの美しいレースもいくつか展示してありました。
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これは何だろうと思っていると係りのおばあさんが「これはからくり人形で、実際には動かないけど、入口の脇でビデオを流しているから見てください。」と言われました。
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オートマタは主に12世紀から19世紀にかけてヨーロッパで作られた機械人形ないしは自動人形のことです。日本だと「茶運び人形」が有名ですが、これは木製の人形です。
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このオートマタは世界で唯一の機能を持ち、類似したものもせあいに3つしかないそうです。
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オートマタというとハンガリーのケンペレンが1770年にチェスを指すトルコ人の形をしたオートマタを造り評判を呼びました。実際は人間が隠れて操作をしていたため、オートマタ全般の動きそのものまでもが疑いの目で見られるようになります。エドガー・アラン・ポーもこのチェス人形のからくりに疑いを持ち、「メルツェルのチェス人形」を発表しています。
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このフクロウを見て、子供の頃に見たテレビ番組の「光速エスパー」を思い出しました。強化服の肩にとまっているロボット鳩のチカかと思ってしまいました。
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ヒッポカンポス(海馬)の半身は巻貝を磨いて真珠層が美しく現れています。その背には三又の矛を持ったポセイドンの姿が見えます。
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ハートを抱える腕が可愛らしいデザインです。
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細かい細工の装飾品は個人で使うものではなく、宗教儀式で使われるもののようです。
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ジョルナイ工房で製作された陶器も並んでいました。エオシン釉も古い物の方が優雅で格調高い色と艶をしています。ジョルナイの本店にも行ってみたのですが、最近造られた新しいものは平べったい輝きで奥行きが感じられませんでした。
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デザインも見事ですし玉虫色と艶の無い朱とピンク色の組み合わせも綺麗です。ジョルナイのエオシン釉の作品がどうしても欲しかったのでアンティーク店で入手しましたが、2011年当時のハンガリーのアンティークはかなりお手ごろな価格でした。忘れてはいけないのが、この貼られたシールで、オットー・フェティックの名前が読み取れます。彼は大学教授で美術収集家でもあり、その多くを応用美術館に寄贈しています。
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優雅なフォルムにエオシンの釉薬は映えるようです。アール・ヌーヴォーのデザインから必要とされた色と艶だったのではないかと思えました。
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パリのプチ・パレ美術館のアール・ヌーヴォーの収蔵品も素晴らしかったですが、ブダペストも引けを取りません。
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このペンとインク壺のセットも素晴らしい作品でした。一見イスラム陶器のようにも見えますが、モチーフもチューリップなどが見え、トルコのイズミールの陶器のようです。
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ペンの軸も陶器で出来ているようで、そこにはハンガリーの紋章が描かれているのでこの国で造られたのだと分かります。
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吹き抜け空間は優雅なフォルムです。イスラム教やヒンドゥー教のモチーフを含むオリエンタルなデザインモチーフから「ジプシー王の宮殿」と揶揄されたそうです。
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3階はアナトリアの絨毯とキリムの展示を行っていました。キリム好きにはたまらない展示ですが、それに気付いた妻に手を引かれて表に出されてしまいました。
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現在は真っ白なインテリアですが、今まで見てきたレヒネル・エデンの建築の数々やマーチャーシュ教会の内陣を見てもあり得ない仕上げだと思いました。
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第1次世界大戦後にレヒネル建築を祖とする装飾豊かな民族様式やアール・ヌーヴォー建築は嫌われ、この「応用美術館」は真っ先に真っ白に塗り込められたそうです。
現在は想像するしかありませんが、往時の姿を見て見たかった気がします。 -
ルービックキューブはハンガリーの建築学者ルビク・エルネー(エルノー・ルービック)が考案した立体パズルだったことを思い出しました。子供の頃に父に買ってもらいましたが全くできず、弟たちが出来るのを見てすぐにやめました。
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全体が分かる模型が置かれていました。これを見ておきながら実際の外観はあまり見る事はありませんでした。
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近くにはレヒネル・エデンの像があったようですが、3週間の旅の終わりで疲れ果てていて、あと少しの行動に足が出ませんでした。
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念願だったレヒネルの建築の内部が見られて大満足でした。その順番としても「郵便貯金局」が最初でよかったと思います。
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通りを渡って少し離れた所からファサードを撮っておきます。この建物のタイルやピログラニットは全てジョルナイ工房の作品です。
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今回の旅行ではウィーンのオットー・ワーグナーとブダペストのレヒネル・エデンを巡る旅でもあったような気がします。それでもまだ見る事が出来ていない建物がいくつもあります。
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有機的な窓のデザインとタイルの模様と色使いが素晴らしいです。タイルに描かれた草花の模様はハンガリーらしさを感じます。
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中央市場でお土産を買うためにトロリーバスの停留所に急いでしまいました。建物の外周を回る元気は残っていませんでした。
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この旅行記へのコメント (3)
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- るなさん 2011/06/30 12:42:11
- 素晴らしい建築です!!
- こんにちは、初めまして。
この秋、ウィーンとハンガリーを予定しているので、旅行記拝見していて、更にこの建築に会える日が待ち遠しくなりました。
先日、GWにモンタネールやガウディを堪能しにバルセロナへ行きましたが、装飾豊かな建築物に圧巻でした。
kojikojiさん、モンタネールがお好きとのこと、私も同じくです。
地質学研究所の見学の曜日が決められていることは知りませんでした。(まだ色々詳細調べてないので^^;)参考になりました。幸い木曜日にハンガリーにいる予定なので、行けそうです!!
郵便貯金局は見学出来ずとありましたが、こちらも曜日が設定されているのでしょうか?
またゆっくりお邪魔します。
るな
- kojikojiさん からの返信 2011/06/30 16:19:46
- RE: 素晴らしい建築です!!
- るな様
以前バルセロナ周辺の旅行記は見させていただいていました。
私は秋にもう一度バルセロナと周辺を廻ってみようかと考えていました。
モンタネールがお好きならレヒネル・エデンやその周辺の建築家の作品に
会えるブダペストは良いと思いますよ。
旅行前にいろいろ調べたのですが以外に資料が少なく、また本によって
建物の名称が違ったり地図の位置が違ったり…。
参考になったのはイナックスギャラリーの「ハンガリーの建築タイル紀行」という本でした。(税別1,500円)それと地質学研究所で500円ほどで買った日本語の本がペスト地区の世紀末建築を異常なほどに網羅していて驚きました。最初に地質学研究所でこの本を買っておけば他にもいろいろ見られたのにと思ったほどです。(私たちは月曜から土曜日にかけてブダペストにいたのでほとんど見学が済んでいました。)
郵便貯金局は入り口を入った階段上に守衛さんがいて、出入りのゲートもあってセキュリティは厳しく見学も行っていませんでした。(撮影禁止のプレートまでありましたが、金融機関なので仕方ないかもしれません。
又何か思い出したらメールしますね。
最近いろいろな事が思い出せない年齢になってきたもので。
- るなさん からの返信 2011/07/01 11:02:20
- RE: RE: 素晴らしい建築です!!
- こんにちは。
お忙しいところお返事ありがとうございます。
そうなんですよね、あまり資料がないなぁと思っています。
「ハンガリー建築タイル紀行」なるものは購入しました。
確かに名前が違っていたり、地図によって若干の場所が違ったりと、よくあることです。
では、地質学研究所に先に行った方がよさそうですね!
でも、本当なら出発前に調査したかったんですが、まぁ仕方ない...現地でなんとか頑張りますか。
時間に限りのある旅人ですから辛いものがありますが(泣)
kojikojiさんはわりと長い間ブダペストにいられたようで、うらやましいです。私の今の予定では、3泊4日ですから。それも帰国日はもう空港に行くだけになりそうですしね。
ウィーンに4泊5日で、移動の時にブラチスラヴァに立ち寄るつもりなんですが、まだ色々詳細は決めかねています。
気ままな一人旅なので、計画練りながら移動を決めていくつもりです。
> 又何か思い出したらメールしますね。
> 最近いろいろな事が思い出せない年齢になってきたもので。
ありがとうございます!嬉しいです^0^
思い出せない年齢←私もですね(泣)あはは。
では、時節柄ご自愛下さいませ。
るな
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