上海の周浦鎮・2010年

2010/06/22 - 2010/06/22

区名は長江の水が潮流の影響で南に方向を変え、銭塘江と交匯（混ざる意味）することより命名された。1386年（洪武19年）、明朝は倭寇に備えるため南匯嘴（現在の恵南鎮）に築城している。1726年（雍正4年）、清朝は上海県よりこの地を分割し南匯県を設置した。当初は江蘇省の管轄であったが、1958年に上海市管轄に改編され、2001年1月9日に市轄区に昇格し現在に至っている。2009年5月6日に上海市政府の発表により、南匯区は正式に隣接の浦東新区に統合された。

エリア 上海(中国)

• 旅行の満足度: 4.0
• 観光: 4.0
• ホテル: 4.0
• グルメ: 4.0
• ショッピング: 4.0
• 交通: 4.0

• 同行者: 一人旅
• 交通手段: 鉄道 高速・路線バス
• 旅行の手配内容: 個別手配

周浦バス停は小上海歩行街の入口にあり、周浦鎮の中心です。

地下鉄１１号線の燿華路駅は５月に開幕する世博の駅でもあります。

ここからバスで４０分、南に下り周浦バス停で下車する。

上海市内の外灘にあるような建物です。アーケードがあるのはフランス風です。

豫園商場を真似た明清時代風の建物が並んでいます。

入口右の建物です。

朝９時前なので店も開いてなく、人通りもありません。

昼近くになると店も開け人通りもあります。

新しく建てられた街並みの奥に、昔からの商店街があります。こちらは朝の食べ物を買う人々で賑わっています。

食料品や家庭用品の店が並ぶ。

商店街の奥には古い住宅が並ぶ。再開発が進み古民居が壊されて行く。

塀の中を覗いたら、整地をしていた。これから高層マンションでも建てるのだろうか？

左が建築中の高層住宅、右が古民居。新旧の境目です。

古民居の住宅街の中の道。通路の上には洗濯物を干す横棒が並ぶ。世博会場の近くでは通路に洗濯物を干すのが禁止されたようだ。パジャマ外出禁止令に続く第二弾、実行性がありません。

お母さん達が洗濯をしています。これから通路に干します。

住宅街を抜けて大道りに出ました。通りに面した部分だけ綺麗にしてます。

浦東地区の故鎮の中では、一番の歴史文化と規模を誇る。

主要道路の街並は都会的です。

街の東南隅にあり。禅院　如来大仏、観世音、水火神、法雲堂、文昌閣、多数の仏像があったが、その大部分は文化大革命で壊された。

樹齢２００年の古銀杏

大雄宝殿のご本尊。

観世音菩薩。随分イカツイ観音様です。

河の畔の巽龍庵。右側は建築中の佛殿、

巽龍橋から見た古民居。水路と小路と白壁の景色が好きです。

巽龍庵の側の橋、昔の面影はありません。桜は葉桜になりました。上海の桜の開花時期は東京と同じです。

一度焼いた魚を煮る料理、三国志好きの私は興味があります。

西市、永定禅院の額あり、浦東三大寺院の一、観音殿、金剛殿、万佛閣、関帝像干佛閣があったが文革で破壊された。

観音様

関帝像

傳雷（1908 -1966）は中国の周浦で生まれた有名な翻訳家で1927年にフランスに留学し彼の地においてロマン・ロランの作品に出会い、その中国への紹介者となったのだった。

傅雷はむすこの傳聡（1934年生まれ）を、幼少期からピアノも習わせた。十代の傅聡は反抗して数年間ピアノから遠ざかった。17歳から再びピアノに向かうと猛練習で遅れを取り戻し、1955年、21歳でポーランドでのショパンコンクールに派遣され、結果は第3位という快挙だった。

その後、傅雷一家は反右派闘争に巻き込まれ、欧州留学中の傅聡は1958年にイギリスに亡命、さらに66年には文化大革命で紅衛兵につるし上げられた両親が自殺、79年まで祖国に戻れなかった。

住所をたよりに探したが地元の人も知らない人が多かった。

やっと辿り着いたがすでに破壊が進んでいた。

地元に貢献した人らしいが保存はされないようだ。

上海市浦東新区の中心部である周浦鎮にある延べ坪32万平方メートルの「上海周浦万達広場」はこのほど完工し、浦東新区初の超大型高級デパートとなっている。