2007/08/18 - 2007/09/01
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kojikojiさん
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ホテルで夕食を摂った後は濾古湖の火祭りと、翌日の午前中は摩梭人(モソレン)の家庭訪問というスケジュールです。ガイドさんたちと一緒に食事をして民族ショーを見に行きました。ここのショーは観客も参加型で面白かったです。最後はみんなで火の周りを輪になってフォークダンスです。終演後に男性たちの被っている皮製のテンガロンハットを探して歩きましたが見つかりませんでした。といっても電気がついているのは湖岸の数件の店だけです。他は街路灯すらありません。これなら通い婚をしても誰にも見つからないでしょう。翌日は家庭訪問で民家を訪ねました。母系家族のありかたや食べ物や宗教や出産について教えてもらいましたが、驚くほど日本の古い習慣と似ていました。日本人のルーツがこの辺りと言われる由縁でしょう。不思議な経験でした。最後にまだ若い女の子の部屋も見せてもらいました。最後に自分で織ったショールやマフラーの販売もありました。きれいなマフラーが40元くらいだったのですが、「3枚買うから少し安くして。」といったらプン!と横を向かれてしまいました。帰りも5時間かけて麗江に戻りましたが、改めて足回りの良い専用車にしてよかったと思いました。麗江に入る前にドライバーさんが市場に寄って蕎麦粉を大量に買っていました。この翌年から蕎麦打ちを始めたので、いまだにあの時の蕎麦粉で蕎麦を打ったらどんなだっただろうかと想像してしまいます。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- ホテル
- 4.0
- グルメ
- 4.0
- ショッピング
- 3.5
- 交通
- 3.0
- 同行者
- カップル・夫婦
- 一人あたり費用
- 15万円 - 20万円
- 交通手段
- 高速・路線バス 船 タクシー 徒歩
- 航空会社
- ANA
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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ホテルの部屋から外を眺めていました。ホテルは立派ですが周辺は農家です。
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タルチョと洗濯物の組み合わせが面白いです。タルチョの5色の順番は青・白・赤・緑・黄の順に決まっていて、それぞれが天・風・火・水・地の五大(宇宙を構成する要素)を表現します。このように風の馬が描かれている場合にルンタと呼ばれ、仏法が風に乗って拡がるよう願いが込められています。
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他に願い事や六字大明呪の四神(虎、麒麟、鳳凰、龍)などが描かれている場合もあります。経文が書かれている場合は風になびくたびに読経したことになります。 摩尼車も回転させることにより読経したご利益があります。
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同じくホテルの部屋からの眺望です。雲が流れていくのをじっと見ていたくなる風景です。
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周囲の住宅は決して裕福ではありません。インフラもまだ整備されていない感じです。
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雲が流れて光が変わるたびに表情を変える湖です。
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雲の動きを眺めていても飽きさせません。
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この時の景色は忘れられないものになるなと感じました。
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夕食までの間に少し散歩することにしました。
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奈良の正倉院のような校倉が現役で残っています。丸太を積み上げてできた四合院形式の「木楞房」という独特の建築様式です。
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土壁が美しいです。風雨で崩れないように上には松葉が敷かれてあります。
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紫外線が強いのでヒマワリも下を向くのでしょうか?ここの土塀には新しい松葉が敷かれてありました。
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校倉の倉庫と瓦が積んだだけですが絵になります。
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ホテルの夕食です。納西族のドライバーさんと韓族のガイドさんと摩梭人の現地ガイドさんと我々の4つの民族入り乱れての食事になりました。
「妻は日本の富士山の麓に住む山岳少数民族のミヤーズー(宮族)です。」と言ったら皆さんに感心されました。 -
食事の後は村の中をブラブラ歩いて劇場につきました。こんな小さな村に似つかわしくない規模です。以前は博物館の庭で開催されていたそうです。それ以前は観光客に見せるものでは無かったのでしょう。
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中国各地にあるご当地の歴史や民族を題材にした「少数民族ショー」です。でもここのものは本物の摩梭人の人だけです。
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ステージまでは距離があるので望遠レンズで写真を撮りましたが、皆さん美人ばかりです。
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蔵族とはまた違った艶やかさを感じます。
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基本的には若い男女の出会いの祭りをショーにしたもののようです。
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摩梭人民族風情舞踊詩画「摩梭情」というタイトルのショーです。
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若い男女が出会い、お互いに好きになって…、周りの友達に冷やかされてみたいなストーリーがあるようです。
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艶やかな民族衣装が魅力的です。どう見ても納西族の質実剛健な民族衣装とは文化の違いを感じます。
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どちらかというと蔵族のチベットに近いデザインのように感じます。
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若い男性たちも現れて一緒に踊りだします。
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男性の被っている帽子がカッコ良くて欲しくなりました。
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花いちもんめのような儀式もありました。
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次から次に場面が変わっていきますが、特に説明なども無いので場面が分からない部分もあります。
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若い男性が酒を飲んで楽しんでいる場面。
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女系の民族なのですが、男性も楽しそうです。
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好きな男性との別れの場面のようです。
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頭の飾り物にも意味があるのでしょうか?既婚と未婚の違いがあるのかもしれません。
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ホテルの近くに見掛けたおばあさんたちも藍色の布を頭に巻いていました。
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火の周りを輪になって踊るこの「鍋圧舞」が元々のもの祭りを再現したものだと思います。
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男性と女性の群舞は迫力がありました。
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歌垣は相互に求愛の歌謡を掛け合う呪的信仰に立つ習俗で、現代では主に中国南部からベトナムを経て、インドシナ半島北部の山岳地帯の少数民族に残る風習です。日本でも古来同じような風習があったそうです。
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佳境に入ってきました。この後は観客も交えて全員でダンスとなりました。もちろん我々も参加して、最後は大団円で終わりました。ショーの後は真っ暗な夜道を歩いてホテルまで戻りました。この時見たよぞれの星の美しさは言葉になりません。
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翌朝は家庭訪問です。そのお宅に行く途中に少年たちが村の道を掃除していました。
夏休み中の奉仕活動でしょうか?藤子不二雄?の「少年時代」と言った感じです。 -
摩梭人の「木楞房」は丸太を積み上げて壁を作った2階建ての木造建物で、幅20センチほどの板で敷かれています。構成は四合院と似ており、入口に門楼があり中庭を囲んで正面は祖母屋、左側は経楼で右側は花楼が配置されています。
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前日に瓦がたくさん置かれているのを見ましたが、普通の住宅の屋根は板を葺いたものが普通のようです。
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家長である祖母が住む祖母屋が建物の中心となっており、先祖をまつる祭壇や仏画があり、囲炉裏に鍋をかけて煮炊きをしたり、家族で囲炉裏を囲み食事をしたり、お茶を飲んだり、祖母屋は一家団らんとお客をもてなす重要な場所となっています。経楼はチベットの仏間で花楼では成人女性たちが住み、通い婚の男性を受け入れるために外に通じる個室が作られています。また出産専用の部屋というものも見せていただきました。
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韓族の日本語ガイドさんです。黒龍江省の出身で牡丹江の近くだと言っていました。ご両親は韓国に帰化してしていると言ってました。同じ韓族のご主人と子供さんと3人で楽しく暮らしているそうです。
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オレンジ色のカーテンの奥が家長のおばあさんの寝室です。作り付けのベットと言った方が良いかもしれません。貴重品や現金は家長がこの寝室にしまっておくそうです。
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豚1頭がまるまる燻製になっています。左が頭で右がお尻です。骨を取り除いてお腹を縫い合わせてあります。囲炉裏の上の格子の上に置いて燻蒸するそうです。
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この部屋の右側に小さな窓の無い部屋があり、扉は「生と死の扉」と呼ばれ、子供が生まれるときは産室、亡くなる前は病室になるそうです。亡くなった後は遺体をきれいに聖水で洗い、バターを塗ってこの部屋に納めます。ラマ教の坊さんが日取りを決めて七日から四十九日まで七日おきに法要が行われるそうです。火葬にした後に遺灰と骨は山に還すそうです。
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この家の女の子です。専用の部屋があてがわれ、きれいに飾りつけされていました。
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この家を案内してくれた娘さんは16歳で、摩梭では13歳で成人になると教えてくれました。13歳になると通い婚が出来る「花楼」と呼ばれる部屋に移るそうです。男が来たときは窓の外に帽子を掛けたりいろいろルールがあるようです。
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部屋には織機があり自分で織っていると言っていました。
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彼女の織ったマフラーを何枚か買うことにしました。「少し負けて。」と言ったらプイッと横を向かれてしまいました。1枚50元くらいでしたから申し訳ない値段でしたね。
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左から韓族のガイドさんと日本人と摩梭人女の子と・摩梭人ガイドさんの順番です。麗江から一緒に来た青い服の現地ガイドさんは、行きも帰りも車に酔ってしまって可愛そうでした。100円ショップで買ってきた首枕をあげたらとても喜んでいました。
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上手い事オレンジ色のフリースが合いました。確か桂林から漓江下りをした陽朔に数日いたときに買ったGUCCIです。
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我が家でも妻が家長ですから摩梭人の人と同じ文化かもしれません。特に実家でも父が亡くなってからは居間の父の席は妻のものになりました。
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彼女も正装していたのですが、車に酔ってからは頭飾りも巻きスカートも外してしまいました。最初の麗江にいたうちに写真を撮っておけば良かったです。
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なかなか似合いますが、日本では着る機会はないでしょう。
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四合院の内側の窓です。走婚用の窓は反対側の表に面してありました。何となく登りやすく造ってあるように見えました。
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この辺は松茸の宝庫で、周囲の山々は赤松林だそうです。香格里拉で見た乾燥松茸に比べる日本の松茸に近い香りがしました。
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花楼のある建物です。白漆喰の上部が横這いで歩けるくらいの幅があります。住宅を拝見させていただいてお昼前には出発しなければなりません。
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濾古湖とお別れして麗江に戻ります。お昼は来る時の村にしてもらいました。
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途中途中でいろいろなものを売っているのを見ながらの移動です。
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料理は一部違いましたがどれも美味しかったです。野菜ってこんなにおいしかったんだっけと改めて感じました。
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ドライバーさんが蕎麦粉を買うので市場に立ち寄りましたが、ここも面白かったです。
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香格里拉に比べるととてもきれいな市場でした。
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イ族の特徴的な頭飾りを被った女性も見掛けました。
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この当時はまだ始めていなかったのですが、自分で蕎麦を打つようになってからここで蕎麦粉買って来れば良かったなと思うようになりました。
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笊や籠も信じられないような安さでした。さすがに持って帰るには大きすぎました。梅でも干す用の笊を買っても良かったかなと。
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帰りも険しい山道を戻りました。
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麗江に着いた後は夕食を食べて、「東巴宮」で最後のショーを観るだけになりました。空港まではガイドさんの好意で送っていただけることになりました。この日のうちに昆明まで戻って、翌朝の便で広州を経由して日本へ戻ります。
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