2007/08/18 - 2007/09/01
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kojikojiさん
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「玉龍雪山」から戻った後は一度李さんと合流して張芸謀(チャン・イーモウ)監督の演出の「印象・麗江」の劇場に向かいます。ショーが終わった後の集合場所も確認して席まで案内してもらいました。最前列から3列目でしたが、前の席には誰も来なかったので一番前に座りました。この当時は桂林近くの陽朔で観る事が出来る「印象・劉三姐」とここだけでしたが、後に杭州の西湖の「印象・西湖」と2009年から海南島でも新しいものが始まりました。
ショーには特にストーリーはありませんが、茶葉古道と納西族の純情悲話と付近の少数民族賛歌的な内容です。少しプロパガンダ的な物も見え隠れするようでもあります。北京オリンピックの開幕式に通じるものを感じました。
残念ながら天気があまり良くなかったので、劇場の背景の一部になるはずの玉龍雪山は雲に覆われていました。ただ、巨大な岩山のようなステージに数百人の近隣に住む少数民族の方々が演じるショーは迫力があって素晴らしかったです。最後は劇場を抜けて玉龍雪山が望める高台で東巴様に祝福されて終わります。
ショーを楽しんだ後は時間があったので「白水台」にも立ち寄ってもらいました。美しい湖畔の風景と段々になった川の中にヤクが建つ姿は美しかったです。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- ホテル
- 4.5
- グルメ
- 4.5
- ショッピング
- 4.0
- 交通
- 4.0
- 同行者
- カップル・夫婦
- 一人あたり費用
- 10万円 - 15万円
- 交通手段
- 高速・路線バス タクシー 徒歩
- 航空会社
- ANA
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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「印象・麗江」は張芸謀(チャン・イーモウ)監督がプロデュースした大規模な ショーで、「玉龍雪山」の自然風景をバックに、屋外に設えられた巨大ステージで繰り広げられる民族スペクタクルです。雲南省の麗江周辺に住む実際の10の少数民族の方が出演しています。
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地元の村人500人と馬100頭が出演しますので、劇場の裏側には巨大な馬場や厩舎まで設けられていました。
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標高3,050メートルという玉龍雪山の甘海子に位置し、世界で最も高い場所にある劇場としても知られています。1日に2回の公演があり、今回は第2回の午後1:30 開演の回を予約していました。
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劇全体に細かいストーリーはありません。大きく「古道荷馬隊」と「雪山に酒を奉る」と「天上界と人間」、「打ち踊り組む歌」と「鼓舞で天を祀る」と「幸福を祈る儀式」といった6つの部分に分けられます。
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「古道馬幣」は馬の背に雲南省名産の茶葉を積んでチベットなどへ茶葉古道を通って交易するキャラバンの馬子を讃えます。
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茶馬古道とは雲南省で取れた茶(磚茶)をチベットの馬と交換したことから名付けられた交易路のことで、その中心地の1つが麗江です。
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本物の馬の鞍を軽々と操り踊るダンスは迫力がありました。
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何しろ最前列で観ているのですから、ほんの数メートル前が舞台なのです。
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香格里拉の「納パ海「」で乗馬を楽しんできたばかりなので、舞台と一体化した気分になります。
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200人くらいのチベット族の若者は踊り、謡うので感動します。お揃いの雨靴の音も揃いかっこいいです。
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最前列なので演者の顔や表情も良く分かります。
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本物の馬に乗った姿もかっこいいです。現在では見ることがほとんど出来ない昔の茶葉古道の交易を見ているようです。劇場は1200人以上を収容することができる360度のパノラマで、雲南貴州高原の赤土を象徴する砂岩は高さ12メートルあり、茶馬古道を表しています。
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プロの俳優ではなくて地元の若者なので、かえって本物の迫力があります。
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ここで茶葉を摘む納西族(ナシ族)の若い女性たちが登場します。
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大きな茶摘みの籠を背中に背負っています。
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納西族の女性は働き者ということで知られています。民族衣装の背中に北斗七星を表す意匠がありますが、これは星が見えるほどの夜遅くまで働いているという意味もあるそうです。
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蔵族(チベット族)の若者と納西族(ナシ族)の女性の出会いへと場面は変わっていきます。
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目の前でこんなパフォーマンスが繰り広げられると、その迫力に圧倒されます
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イチオシ
この男の子なんてジャニーズ事務所のJr.と言っても通用しそうなほどかっこいいです。
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そして再び群舞が始まります。
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イチオシ
民族の誇りを感じます。
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そして山を越えて交易へ旅立っていきます。
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本当はこの時に背景には玉龍雪山が見えるはずなのですが。
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玉龍雪山は厚い雲の中です。
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「封酒雪山」へと場面は変わっていきます。
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納西族の女性が再び登場してきます。
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再び蔵族の若者が集まり、酒盛りを始めます。
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みな色違いのニット帽をかぶっています。
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イチオシ
威勢の良い掛け声が舞台にこだまします。
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ちょっと千手観音のような演出です。
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酔っぱらってテーブルの上で足踏みが始まります。
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本当に酔っぱらっているみたいです。
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イチオシ
かっこいいです。
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そして酔っぱらって寝てしまいます。
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恋人を見守る納西族の若い女性。
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恋人たちは馬に乗って去っていきます。
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摩梭人やイ族や蔵族や納西族など周辺の少数民族の女性たちが見送ります。
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摩梭人やイ族や蔵族や納西族など周辺の少数民族の女性たち。
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見送る蔵族の男性たち。
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「天上人間」へと舞台は移ります。納西族の女性が歌を謡いながら入場です。麗江では古城内の四方街でおばあさんたちが輪になって踊っているのを見る事が出来ます。
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背中の北斗七星を表す印も見えます。
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民族の祭典のような雰囲気です。この旅の翌年が北京オリンピックということもあってこのような民族融和をテーマにしているのだろうと感じました。
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美しい民族衣装に魅了されます。
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見比べてみると衣装も違いますが、顔つきも違う事が良く分かります。
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「天上人間」
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「天上人間」
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舞台の上にも各民族ごとの集団が現れます。
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そして歌を謡い踊ります。
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「天上人間」
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「天上人間」
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「天上人間」
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「天上人間」
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「天上人間」
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「天上人間」
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「天上人間」
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「天上人間」
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「天上人間」
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「打跳組歌」は納西族のシャーマンである東巴(トンパ)の祝詞から始まります。
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「東巴教」は納西族の民間宗教で、シャーマニズムとアニミズムを起源に、地理的に近いチベット仏教やイスラム教やヒンドゥー教の影響などを受けて成立しています。
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板鈴(ばんりん)と手鼓を持って「東巴舞」が奉じられます。東巴が左手に持つ板鈴は太陽をあらわし、直径は約20センチほどで中央に穴があり、牛皮の紐を通して両側に結び目を作ります。板鈴の突起のある側の紐に赤い絹布などを縛ってもち手とし、反対側の紐には細い縄を結び、その先に硬木や魚骨で作った玉をつけて、板鈴を振り 動かすとこの玉があたって音が出ます。
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大太鼓を持った一団が乱入してきます。
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右手に持つ手鼓は月をあらわし、直径は約15センチほどで厚さは約6センチほどです。手鼓の胴体部分は杉か幅広の皮つきの薄い竹を火であぶって曲げて作り、両面に皮をかぶせて木の持ち手をつけます。手鼓を振り両側の細い紐に結ばれた木の球を鼓面に当てて音を出します。
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東巴の表情などは最前列にいないと分からないものがあります。
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大太鼓を掲げた一段の視線の先には。
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山頂で東巴舞が奉じられます。
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「鼓舞祭天」へと舞台は移ります。
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大太鼓とは別の太鼓の一団が現れます。
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ここからの太鼓の動きや音の迫力はすさまじかったです。
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普段観劇の趣味は無いのですが、中國に来ると必ず観ている気がします。
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餅ての着いた太鼓に描かれた文字は東巴文字です。
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道教の道士が持つ払子も東巴教の仏具のようです。ヤクの毛で出来ており、ヤクが厄苦を払うと日本語に結びつけ珍重されています。
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歌舞伎で用いる鏡獅子の鬘や僧侶が用いる払子にもヤクの尾毛が使用されていますし、戦国時代の武将の甲冑にも用いられています。「唐の頭」と呼ばれるものです。そう「家康に過ぎたるもの二つあり、唐の頭に本多平八」と言われたのはこの白いヤクの尾毛です。幕末ではヤクの尾毛は黒毛が薩摩藩、白毛が長州藩、赤毛が土佐藩の軍帽に使われています。
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いつも並みか大太鼓の群衆は山道に上がっていました。
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「鼓舞祭天」といった感じです。
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この演舞も凄い迫力でした。
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中心には東巴の姿が見えます。
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そしてまた踊りが始まります。
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目の前で100人くらいが踊り狂うので圧倒されます。
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太鼓の音が舞台や客席中に響き渡ります。
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最後の「祈福儀式」に移ります。
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それぞれの少数民族の方々が舞台に揃います。
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同じチベット系の方でも衣装はそれぞれ違うようです。
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同じ民族でも上着が違ったり。
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日本人のイメージする蔵族はこんな玉をたくさん下げた人たちですね。
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イ族の女性は頭飾りの四角い布が目立ちます。
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全員が揃いました。
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そして天へ向かって祈りを捧げます。
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中華人民共和国のプロパガンダ的なものも少し感じましたが、素晴らしい演出でした。
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最後に馬に乗っていた人たちが戻ってきました。
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交易から戻ってきたという設定なのかもしれません。
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エンディングです。
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舞台も観客席も一体化した気がしました。
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舞台と客席を仕切るものは鎖1本ですから。
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楽しい1時間30分でした。
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最後は舞台に上がって記念撮影です。
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みんなかっこいいです。
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案内係の女の子も納西族の衣装を着ています。
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観客が出演者に見送られて舞台の真ん中を抜けて表に出ます。すると玉龍雪山に向かって小高い丘に階段が設けられ東巴教のシャーマンが観客を迎えます。
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東巴舞の間を階段を上がっていきます。
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ここで祈りを捧げてもらえます。
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入場券と一緒に貰った鉛筆で願い事を紙に書いて、この炉の中に入れて燃やします。正面には玉龍雪山が見えるはずなのですが。最後まですごい演出でした。
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時間があったので李さんと話して白水台へ寄ってもらいました。ここでヤクを見ていたら先に行く巡回バスは終わってしまいました。でも雨も降ってきたし、眺めも良くないので良しとしました。
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九塞溝や黄龍のようなカルスト台地の川に見られる石灰棚です。
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トルコのパムッカレは温泉水の成分によるものなのでちょっと違います。
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とても美しい川です。トルコのパムッカレは暖かい温泉水でしたが、こちらは張裂けそうに冷たい氷河の水です。
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この景色を見ていたら九塞溝へ行きたくなりました。
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確かに行ってみたらこんな風景でした。この旅の翌年に文川大地震があり、実際に行けたのは2016年でした。
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観光客を待っているヤクがいました。
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子供がヤクの背に乗ってやってきました。
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カメラマンも大変です。10元くらい払うのでしょうか。
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ヤクも冷たい水の中を歩くので大変です。
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美しい景色を堪能しました。
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ヤクの背に揺られるまでこの後9年かかりました。
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水があまりにもきれいすぎて魚の姿は見えませんでした。
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そろそろ麗江へ戻ることにします。
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