2007/08/18 - 2007/09/01
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kojikojiさん
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翌日はタクシー運転手の李さんの車をチャーターして「白沙壁画」と「玉峰寺」を見学して、「玉龍雪山」をロープウェイで登りました。バスとロープウェイで4506メートルまで昇る訳です。そして張芸謀(チャン・イーモウ)監督の演出「印象麗江」を見るというスケジュールです。全て思っていたように予定をこなしましたが、個別の料金の高いことには驚きました。まず麗江に宿泊する場合に古城維持費がかかり、白沙壁画の入場料が30元、玉龍雪山の入域料が160元、氷河公園のバスとロープウェイが172元、山頂駅の郵便局まで高くて切手が普通4.5元のところが葉書付で20元!100元札が飛ぶように消えていきます。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- ホテル
- 4.5
- グルメ
- 4.5
- ショッピング
- 4.5
- 交通
- 4.5
- 同行者
- カップル・夫婦
- 一人あたり費用
- 15万円 - 20万円
- 交通手段
- 高速・路線バス タクシー 徒歩
- 航空会社
- ANA
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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まずは「白沙壁画」を見に行きました。この日も予定はいっぱいに詰まっています。
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のどかな景色の中を軽のワンボックスで走り抜けます。この車は李さんの自家用車だと思います。多分タクシー会社は休んで、自分の売り上げにしているのでしょう。
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白沙村の壁画の多くは明代に造られ、多くの民族がともに争いなく暮らしていけるようにと仏教とチベット仏教と道教の3つが一緒に描かれています。画家もそれぞれの民族が参加し、チベット族や白族や納西族の絵画技法が取り入れられています。
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白沙村は麗江玉竜雪山の麓に位置し、かつては麗江の政治や経済及び文化の中心でした。木氏土司(首領)一族の発祥地で納西族の最初の定住地でもあります。55枚の白沙壁画がここに保存され、壁画は明代初期から白族や蔵族や漢族の画家らが数百年を費やして創作したものと言われます。
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その多くは宗教がモチーフとなっており、それぞれ大宝積宮と琉璃殿、大定閣と大覚宮に保存されています。大宝積宮と琉璃殿は国家級重点保護文化財に指定されています。
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壁画だけでなく道教の神々も祀られていました。
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それよりも木漏れ日の差し込む玉石の床に置かれた古いテーブルに惹かれました。
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表には三春柳の樹齢500年の古木です。三春柳といえば盆栽としても楽しむ木ですが驚くほどの巨大な古木です。
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古木についてのプレートが掲げられていました。
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風情のある古刹ですが、我々以外に参拝する人の姿はありません。
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竹箒の音がしたと思ったら納西族の若い女性が掃除をされていました。民族衣装の背中の北斗七生を表す印が絵になります。
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李さんに「ここも見たほうがいいよ。」と連れて行かれた「玉峰寺」です。ここは地元の人の信仰の場という感じのチベット仏教寺院でした。お坊さんが中を説明してくれましたが、言葉が分からなくて申し訳ありませんでした。寺院は清代1756年の創建だが、椿は15世紀明代には植えてあったと言われ、元は2本であったが、やがてからみあって1本に見えるようになったそうです。有名な椿の木として知られており、現在でも毎年2月から4月にかけて2万から3万もの花を咲かせるそうです。
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途中の料金所で入域料を支払い、午前中の目的地の氷河公園に着きました。チケット売り場で玉龍雪山のロープウェイの地毛とを購入しましたが、受付のおばさんがバスの切符をくれなかったようで、一度バス乗り場ではねられてしまいました。
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最初意味が分からなかったのですが、切符売り場に戻ってチケットを見せながら「巴士!票!没有哦!」と指差したら通じました。「ごめんなさい。」と謝ってバスのチケットをくれました。
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まずは巡回バスに乗ってロープウェイ乗り場まで向かいました。
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ロープウェイ乗り場までバスで移動しました。ここで標高は3356メートルもあります。日本では富士山の8合目辺りでしょうか。日本で2番目に高い北岳の標高が3193メートルなので軽く越しています。
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残念ながら「玉龍雪山」の峰々は雲に覆われています。中国雲南省麗江にそびえる前人未到の処女峰である玉龍雪山は、山頂に北半球最南端に位置する氷河と万年雪を有し、最高峰は標高5546メートルあります。13の峰々が連なる雄大な山脈は中国国家が授ける最高ランク5A級の自然公園になっています。
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ここから一気にロープウェイで高度を上げていきます。
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玉龍雪山は古くから納西族が神の山として崇め、厳しい入山規制を敷いたことにより未だ未踏の処女峰でもあります。
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一瞬山峰々が見えたような気がしましたが。
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また厚い雲に覆われてしまいます。麗江に滞在した1週間で一度も見る事が出来なかったので、いつ来ても同じだったと思います。
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一瞬ですが北半球最南端の氷河が姿を現しました。
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スイスアルプスは何度か旅しているので氷河を見たことはありますが、目の当たりにすると感動するものです。
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人が歩く道が付けられていますが、観光や登山用ではないのだと思います。
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山頂駅に到着しました。ロープウェイから表に出ると途端に気温が下がり、寒さを感じます。そして空気の薄さを肺が感じます。
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駅を出たところが4506メートルの標高です。実際はここから階段を使って4800メートル付近まで歩いて登れます。
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山頂は雲の中ですが、たまに針峰が少し頭を覗かせます。雰囲気でいうとシャモニー・モンブランのメールド・グラス辺りにいて、グランドジョラスやドリューをしたから見上げているような感じです。
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空気が薄いので妻のほっぺもパンパンです。香格里拉で買った酸素ボンベが役に立ちました。
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ロープウェイの山頂駅には郵便局もあり、絵葉書と切手がセットで売っていました。1セット20元(約320円)は高いけど、ここから出すと消印もかっこいいので買いました。この後九塞溝や黄龍、泰山や黄山からも葉書を出しました。
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どこが一番高い山頂かも分かりません。
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北半球最南端の氷河が美しい姿を現しました。
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絵葉書を出して、ロープウェイで下ってからの時間を考え、早めに戻ることにしました。女の子が高山病による頭痛で吐いていたのが可哀そうでした。
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高度が下がるにつれて呼吸が楽になります。
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下りのバスからようやく山頂付近が望めました。
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そしてすぐに雲の中に消えていきました。
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幻想的な景色が現れては消えていきます。
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これがこの日最後の玉龍雪山でした。
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とても広大で美しい公園です。バスに乗って公園の入り口へ戻り、李さんと合流して「印象・麗江」の劇場に向かいます。
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