2007/09/16 - 2007/09/16
6922位(同エリア11698件中)
ぬいぬいさん
井上@打浦橋@上海さんにご案内いただき、バンドを後にして向かったのはフランス租界のレトロなホテルが集まったエリア。期待していたマーラーヴィラは改修工事中で中に入れませんでしたが、花園飯店や錦江飯店はホテル内を散策でき、大満足です。ホテルの後は上海の共同住宅の代表的スタイルの石庫門住宅を見て、最後に東京大学の本郷キャンパス内にある建物と瓜二つの上海生物学研究所を見てきました。一人では絶対いけなかった場所もあり、井上@打浦橋@上海さんホント感謝です。ありがとうございました。
わずか3時間で内容のぎっしり詰まった散策ができました。
帰国してから井上@打浦橋@上海さんのブログを見てひとつだけ心残りなのは、裏ワイタンを見落としてしまったことです。
それは次にいったときの楽しみにしましょう。
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井上@打浦橋@上海さんに作って頂いた、フランス租界の散歩コースの地図。結構歩きましたね。
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バンドよりタクシーで移動して先ず最初に行ったのがマーラーヴィラ。ここは、ユダヤ系イギリス人のマーラーが1936年に建てた豪邸をそのままホテルとしたもので、今回の上海で是非見てみたい建物のひとつでした。
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残念ながら現在改修工事中のようで中に入ることができませんでした。
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入り口は固く閉ざされたまま、たまたま門が開いたので写真だけでも撮らせてもらえるようお願いしましたがあっさり断られてしまいmした。残念・・・。
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仕方なく次に向かったのは花園飯店。ここは、1926年に建てられたネオ・バロック様式の建物。
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もともと建築当初はフランスクラブとして建てられたもので、フランス租界に暮らす上流フランス人社会の社交場・スポーツクラブとして利用されていました。
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現在緑あふれる庭園となっている場所に20面のテニスコートがあり、コーヒーショップはボーリング場だったそうです。
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ホテルのエントランスとして使われている部分は、アールデコ様式の立派な仕上げになっています。
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天井周辺の装飾もいいですね。
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東側のエントランス側の階段は吹き抜けになっていてなかなかの雰囲気です。
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これは2階のバンケットホールの天井のステンドグラスのはめ込んだ照明。
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更に上に続く階段。近代建築を見る際に最初に目に付くのはやっぱり階段周り。ここを見ただけで建物の印象が決まりますね。
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この「錦江飯店北楼」は、1929年に高級アパート、キャセイマンションとして建てられました。高さ57メートルあり、竣工当時は上海一の高さを誇ったそうです。しかし、その後沈下が進み1999年に大補修するまでになんと、3メートルも沈下したため、今では1階が「地下室」のようになっています。でも、不同沈下でなく平均的に沈んだようで特に建物が傾斜しているわけではないようです。
現在と違って、支持層まできっちり杭を打ったりすることはできなかったのでしょうかね。 -
中庭に面してエントランスの車寄せがあります。
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錦江飯店は北楼、中楼、西楼、南楼の4つの建物で構成されています。
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錦江飯店北楼のエントランスでウェディングドレスを着た花嫁とすれ違いました。中国では結婚式の際にいろんなところで写真を撮り、立派な写真集のようなアルバムを作る習慣があります。
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ちょうどこの赤い派手なオープンカーに乗って戻っていたところでした。今日だけで、モデルのようなポーズを取って写真を写している光景をすでに3回見かけました。
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建物が1層分沈んだ名残で、エントランスを抜けて階段で下がったところにロビーがあります。
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左側の西楼はショッピングモールになっています。
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こちらは錦江飯店中楼。パーマー&ターナーの設計により1935年に建てられたものです。上海にはパーマー&ターナーの設計した建物が数多くあり、先ほど見たブロードウェイマンションに良く似た外観です。
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見上げる程のなかなかボリュームある建物で、中庭からは大きすぎて全貌を写真に収めることができませんでした。
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エントランスの左右には鋳物の格子のなかに錦江飯店のマークが付いています。
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ロビーの奥の窓にはステンドグラスで造られた錦江飯店のマークが続いています。
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ロビーの雰囲気なかなかいいですね。
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せっかくなので屋上からの眺望を楽しもうと言うことでエレベーターで最上階まで登りました。扉が開くとそこはVIP用のクラブでした。ここであきらめず勝手に扉を開けて中に入り、更に次の部屋外側のドアを開けると屋上に出られました。
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南側の眺望。こちらは眼下にあと見ることになる石庫門住宅が建ち並んでいました。
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こちらは西側の眺望。お隣の花園飯店の庭園が見えます。
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でっかい立派なホテルですね。
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「陝西南路」駅のすぐ裏側にある淮海坊と呼ばれる集合住宅。
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ここは1924年に建てられた集合住宅で、里弄住宅と呼ばれています。これは第1次大戦後の植民地時代に、外国系のディベロッパーによって大量につくられた上海市区部特有の住宅形式です。
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里弄とは路地の意味合いがあり、路地で繋がれた住宅と言うことなんでしょうね。
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今風に表現すると、さしずめレンガで覆われた3階建てのテラスハウスと言った感じです。
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この洗濯物の干し方が中国流ですね。日本では物干し竿は横に使いますが、中国では縦に突き出して洗濯物をを干します。
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なんかとてもいい感じのですね。
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こちらは黒石公寓 1924年に建てられたマンション形式の集合住宅です。公寓とはアパートメントのことを表します。入り口の英語の説明プレートにはブラックストーンアパートメントと書かれていました。
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この建物も年季の入った味わいある建物です。
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80年以上前に建てられた建物なのでちょっとくすんで疲れた感じになっていますが、建った当時はかなりモダンな高級マンションだったのでしょうね。
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車寄せの天井も良く見るときれいに装飾されています。
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エントランス部分は意外に狭く細長い廊下が続いていますがセキュリティはしっかりしていて、奥に管理人がいて中に入る人をしっかりチェックしています。
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外観もなかなか凝った意匠の建物です。これは今日見た建物の中でもお気に入りリストに加えられるものでした。
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こちらは黒石公寓のちょっと先にあったフランス様式のアパートメント
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この建物克来門公寓といって1929年に建てられたものです。
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入り口にゲートをくぐってはいると同じようなデザインの3階建てのこじゃれた建物が並んでいます。当時はフランス人向きに作られたプール付きの高級アパートメントだったそうです。
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Sasha’sはコンチネンタル料理のレストランですが、もともとは1920年代に建てられた住宅でした。
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ここには蒋介石夫妻や宋子分、毛沢東夫人の江青など歴史上の有名人が住んでいました。
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上海音楽大学
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この辺りにはおしゃれなレストランやインテリア小物などを扱いお店が並んでいます。
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最後に案内していただいたのが上海生物学研究所。ここに車で結構歩きました。かなり疲れ気味です。
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門を入ると先ず目に飛ぶ込んできたのがこの建物。
ええ〜っ 東大にある建物のと同じじゃん・・・・。 -
以前私の東大キャンパスを紹介するブログを見て、井上@打浦橋@上海さんよりメッセージをいただいたのがこの建物でした。似ているはずです。設計者が東大の総長まで勤めた内田祥三博士によるものだから。
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それにしてもそっくりです。
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ちょっと見比べてみてください。
http://4travel.jp/traveler/kincyan/album/10112064/
http://4travel.jp/traveler/kincyan/album/10164209/本当に良く似てますよ。 -
どうですか? 本当に似てるでしょう。
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遠い上海の地で日本にある建物とそっくりなものを見ると感動ものですね。
ここで井上@打浦橋@上海さんとお別れして一度ホテルに戻って外灘の夜景の写真を撮りに行きます。
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この旅行記へのコメント (6)
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- 真@tokyoさん 2008/12/20 10:10:24
- 落ち着いた街並み
- こんにちは
フランス租界ということでやってきました。
やはり、井上さんが知恵袋でしたか。
上海はおじさんと歩くに限ります。
間違いがないです。いや建物めぐりのこと。
沢山の写真も楽しみました。
まだまだ奥が深いです。
何度も行って紹介してください。
- ぬいぬいさん からの返信 2008/12/21 15:54:29
- RE: 落ち着いた街並み
- 真@Tokyoさん こんにちは
上海の街並み好きなんですが、このところ国内の旅にどっぷり使ってしまい、この上海以来海外へは行っていないんです。
サーチャージもだいぶ安くなったようなので来年の夏にはどこか行きたいと思い始めたところ。
さてどこに行こうか、迷うところですね。
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- nao0880さん 2007/10/02 00:37:13
- 中華風の物干し竿
- ぬいぬいさん、こんにちは。
上海の大通りから、少し歩くとこんな風景を見ることが出来ますね。
私もこんな景色が大好きです。
上海が世界でも有数の発展を成し遂げている都市であると同時に、このような中華風の雰囲気も併せ持っている。
そんな上海が好きです。外灘やおでん型のタワーや超高層のビルやホテルよりも、こんな物干し竿や、あまり冷えていないビールをどんぶりで出す小さな食堂が好きです。
上海は昨年、数回訪れました。と言うより、通り抜けただけです。
今年も7月に出張の帰りに通り抜けました。
日曜日の蘇州からの火車の切符がとれなかったため、急いで通り抜けただけでした。おなかが空いて、コンビ二でおにぎりを買って空港に急いだのでした。
また、機会があれば訪れてみたいと思っています。
ではまた。
- ぬいぬいさん からの返信 2007/10/03 13:03:49
- RE: 中華風の物干し竿
- nao0880さん こんにちは
書き込みありがとうございます。
2年半ぶりの上海でしたが、2010年に上海で開催予定の万博に向けて、一段と開発が進んでいました。
上海の町は、近未来的な街並みと昔ながらの古きよき時代の中国が通り1本隔てて隣り合っている不思議な場所ですね。
私の好みでは、上海はやっぱり租界の頃のレトロな雰囲気と、中国らしい古い街並みのほうが好きですね。
まだまだ写真の整理ができずに少しずつアップしていきますのでまた遊びにきた下さい。
-
- 井上@打浦橋@上海さん 2007/09/23 07:15:41
- エエ写真ばかりだなx・・・
- ぬぬいさん、たびたび。
ウ〜ム
イイですよ。
腕がイイんだろな。
でも、上海の魅力ってのもあるのかな・・・
上海は、まだまだ古い建物ドッサリあります。
また、いつか上海にいらしてください。
- ぬいぬいさん からの返信 2007/09/23 19:37:09
- RE: エエ写真ばかりだなx・・・
- たくさんメッセージありがとうございます。
なかなか写真がまとまりません。夏の関西の写真もたまってしまい少しずつですがアップし始めています。
時間に余裕がないと、なかなか落ち着いていい写真が撮れませんね。
次はもう一泊してじっくり散策したいと思います。
上海のレトロな町並みすっかり気に入ってしまいました。
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