近代建築を訪ねて～中国　旅順編～

2010/05/15 - 2010/05/15

日露戦争の激戦地で、『坂の上の雲』舞台でもあった旅順。
中国政府が長い間、軍事区域として外国人の自由な立ち入りを禁じていましたが昨年６月より開放されて見ることができるようになりました。
旅順にもロシアや日本が建てた近代建築がたくさんありました。

エリア 大連(中国)

• 同行者: カップル・夫婦
• 一人あたり費用: 3万円 - 5万円
• 交通手段: 観光バス
• 航空会社: JAL

ラストエンペラー溥儀も滞在していたことのある粛親王邸。
男装の麗人・東洋のマタハリと呼ばれた川島芳子の実家です。

旅順高等公学校(旅順師範学堂)
1916年に旅順師範学堂速成師範科と金州南金書院速成師範科が合弁してこの旅順高等学堂師範科ができました。

1918年には旅順師範学堂という教師養成の男子校になりました。
1932年に旅順第2中学と合併し、旅順高等公学校になりましたが、現在は廃屋となっています。

旅順ヤマトホテル
1903年に中国の豪商の家として建築され、1906年に満鉄によってヤマトホテルになりました。
川島芳子の結婚式もここで行われ、1931年にはラストエンペラー溥儀が監禁状態で長期滞在していました。

当時はこんな建物でしたが、今は屋根の部分がなくなって至ってシンプルな外観になってしまい、１００年以上の歴史ある建物にはとても見えません。

現在は人民解放軍招待所になっていて、外国人は泊まることができないそうです。

正面の螺旋階段は昔のままのようです。