2006新年、中国旅行記8(15/16：写真補遺)：上海博物館(3)：仏像、民族衣装

2006/01/27 - 2006/01/30

上海博物館の展示品紹介です。仏像、少数民族の人達の民族衣装と飾り、お守り、飾りなどです。

エリア 上海(中国)

菩薩漆金彩絵木彫像
金時代
(1115〜1271年）

(銘板読み取れず）
ガンダーラ芸術の影響を受けた仏像？

千仏石碑
北周時代
(557〜581年)
中央上部の主仏の回りに、行儀良く、たくさんの仏像が並びます。

釈迦仏石像
北斉時代
(550〜557年)
残念ながら両腕は喪失していますが、柔らかい笑顔をたたえた仏像です。

貼金彩絵菩薩立像
北魏時代
(386〜534年)
立派なお顔をされた菩薩像です。年代から言っても、国宝クラスの木像でしょう。

迦叶木雕頭像
唐時代
(618〜917年)
昨年も撮影しました。力強く、写実的な頭部彫像です。

仏石像
東魏時代
(534〜550年)
素朴な感じの仏像レリーフです。3体とも目を瞑られています

仏像石碑
北斉時代
(550〜557年)
レリーフ風の諸仏を刻んだ石像です。上部が少し欠落しています。

極彩色の仏像です。特に重要な収蔵品でしょうか、ガラス容器に収まっていました。

天王石像
金時代
(1115-1271年)

卾倫春（オロチョン）族女童皮服
20世紀後半　黒龍江
黒龍江省の■倫春族の若い女性用皮服です。寒い内モンゴル自治区が主な居住地です。

土族女性服
20世紀後半
赤いスカートのような上に、ゆったりとした上服の土族の女性服です。主に青梅省に居住します。

布依（プイ）族女服
20世紀後半　貴州
主に貴州省南部、南西部に居住しています。古代の「百越」の系統に属する民族です。

婚礼衣装のような式服でしょうか、白地をベースに沢山の飾りがあしらわれています。

ターバン風の帽子と一体になった、頭の飾りが特徴的です。

彝（イ）族綉花女服
20世紀後半　四川涼山
お洒落なセンスが窺われる彝族の女性服です。四川、雲南、貴州、広西州などに居住します。

瑶（ヤオ）族桃花銀飾女服
20世紀後半　広西金秀
銀の飾りが付いた瑶族の女性服です。広西、雲南、広東、貴州などに棲むとされます。

基諾（ジノー）族女服
20世紀後半　
雲南西双版納景洪県の基諾洛克山地に居住します。暖かい地域なので、丈の短いスカートです。

苗（ミャオ）族女盛装
20世紀後半　貴州
主に貴州、湖南、雲南、広西、四川、海南などの省区に居住します。舞踊、工芸等に優れた民族とされます。

珞巴（ロッパ）族男服
20世紀後半　西蔵察隅
主にチベットの珞渝地区と、隆子、米林、墨脱、察隅等の県に居住します。

蔵（チベット）族文物
金翅鳥食蛇■金銅像
清代
(1644〜1912年)
鋭い嘴と鳥の羽を持つ、人の姿をした想像上の動物が、蛇を食している構図です。ガルーダ神かも知れません。

蔵（チベット）族文物
白度母鎏金銅像
清代
(1644〜1912年)
チベット仏教か、ヒンズー教の神様でしょうか？

蔵（チベット）族文物
文殊菩薩■金銅像
清代
(1644〜1912年)
文殊菩薩は、知恵の神様です。

蔵（チベット）族文物
■金銅像
清代
(1644〜1912年)
右手には真言密教で今も使われている五鈷杵が握られています。中々面白いデザインです。

蔵（チベット）族　憤怒文殊■金銅像
清代
(1644〜1912年)
3つの頭、6本の手を持っています。獅子が乗物？

蔵（チベット）族文物
蔵族包銀紫銅蟒号
20世紀後半　西蔵
2m以上はありそうな長いホルンが2本です。

苗（ミャオ）族文物　木雕船
20世紀後半
貴州台江
カヌーのような小船です。櫂にも飾りがあります。

苗（ミャオ）族文物　木雕龍船頭
20世紀後半
貴州台江
水牛のような木彫りに真っ赤な布飾りです。

蔵（チベット）族のお面の展示の紹介です。「跳神面具」の文字が入った案内表示です。鬼面（神面）の頭には、5つの髑髏（どくろ）が並びます。

こちらのお面の頭部にも、髑髏が並びます。見方によっては、子供の顔のようにも見えます。