中山広場のライトアップされた近代建築群と夜の天津街

2010/05/15 - 2010/05/15

大連の中山広場には丸い広場を取り囲むように、日本の統治下時代に建てられたＭＡＤＥ　ＩＮ　ＪＡＰＡＮの近代建築が建ち並んでいます。
その多くは９０年ほどの時をを経た今も、現役の建物として機能を果たしています。
夜になるとそれぞれがきれいにライトアップされて昼間とはまた違った顔を見せてくれます。

エリア 大連(中国)

• 交通手段: 観光バス
• 航空会社: JAL

８時少し前に三脚を担いで中山広場のライトアップを見に出かけました。
広場の手前で三脚にカメラをセットして、さあ写そうと思った瞬間ライトアップが消えました。
そりゃないぜ！・・・

えっ！８時で消えちゃうの。
街灯の光でぼーっと浮かび上がっているだけ。

でも見事な光のショーが始まったのは、これからでした。

後ろの大きなビルは新館になっていて、これが大型のスクリーンになって様々な色に変化していきます。

この丸は銀行のマークでしょうか

こうやって見ているとラスベガスの光のショーを見ているよう

でもこれって毎晩やっていると電気代バカにならないですね。

しばし見とれてしまいましたが、この広場から360度のパノラマでライトアップが楽しめます。

旧大連市役所　ブルーのライトはちょっといただけませんね。

大連賓館（旧ヤマトホテル）は品良くライトアップ

並べてみると、断然大連賓館のほうのライトアップのほうがセンスいいですよね。

大連賓館は三ツ星ホテルで意外に料金が安いようです。

やっぱり自然のライトアップが一番です。

日本からの予約でも5000円以下で泊まれるよう。
泊まってみたいホテルですね。

そんなホテルですが日本の国賓、特に歴代の首相は大体こちらに宿泊しているようです。

心的　夜生活
中国語で書くとちょっといかがわしいイメージになりますが、このお店はディスコ　日本のクラブとはちょっと違い、あくまでもディスコ

2つ並んでライトアップ

ヨーロッパの市庁舎のような姿のこの煉瓦の建物は旧 大連民政署（大連警察署）

日本統治下の大連で最初に建てられた官庁建築

コリント式オーダーの並ぶこの建物は旧朝鮮銀行大連支店。1920年中村與資平の設計による建築です。

朝鮮銀行は日本統治下の中央銀行としての機能を担っていたようで、現在は中国工商銀行中山広場支行として使われています。

こちらの建物は　1918年建築の旧関東逓信局

旧関東逓信局関東州での郵政事業を担当した逓信省関東逓信局の庁舎だった建物。設計は大連市役所と同じ松室重光によるもの。

戦後はソビエト連邦軍大連警備司令部が接収し、現在は大連市郵政局になっています。

そして中山広場で一番存在感のある建物　旧 横浜正金銀行大連支店

こちらは戦後にコンサートホール兼劇場として建てられたの大連人民文化倶楽部　1950年の建築です。

天津街にある大連飯店は、遼東旅館と呼ばれたクラシックホテル

ここ天津街は大連で一番歴史持つ商店街。

1909年に日本により作られた当初は浪速町と呼ばれていました。

大連駅から東に1.7キロ続く商店街の両側には店が林立しています。

こちら新世界百貨店は夜の9時まで営業しています。

歩行者専用の道の真ん中に海鮮料理のお店が連なっています。

ここを通ると、両側のお店からの客引きがすごくてなかなか前へ進みません。

大連は港町なので新鮮な魚介類を使った海鮮料理が名物で、店先に並んでいる食材を選んでそれを料理してもらうシステムになっているようです。

ここ、行きたかったのですが、全行程食事つきのツアーだったので、別に食事をすることができずにちょっと残念。