2005/03/11 - 2005/03/18
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旅人のくまさんさん
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<2005年3月17日(木)>
この日は12時にチェックアウトの予定のほか、モーニングコールはありませんでした。ホテルでゆっくりされる方に配慮されたからです。朝食は7時半から10時半に間に、自由に摂ることになりました。
私は昨日から、今日の行動予定を決めていましたから、いつもと同じように6時過ぎに起床し、早目に朝食を摂りました。フロントでのチェックアウトを済ませて、バッゲージを頼みました。チェックアウトの時に、部屋のセーフティボックス利用の領収書が見付からず、少し手間取りました。それでも何とか預かり金の12ユーロは戻ってきました。Tmさんは、地下鉄でバイシャ地区に出かける方を引率されることになりましたから、私は身軽な格好で、一足先にホテルを出発しました。
<地下鉄で市内散策>
地下鉄の回数券を昨日買っておきましたから、早速、最寄のローマ駅に向かいました。最初に目指したのは、カラベラ線とガイヴォタ線の乗換地点のバイシャ・シアード駅です。カラベラ線の南の終点駅から1つ手前、ローマ駅からは8つ目の駅です。
この駅で乗換え、北西方面の5つ目の駅、サン・セバスチャン駅を最初の目的地にしました。適当に選んだ駅です。駅付近で何枚か写真を撮った後、バイシャ・シアード駅まで戻りました。今度はカラベラ線の南の終点駅、カイス・ド・ソドレ駅が、2番目の目的地です。昨晩やって来た駅です。何しろ12時までにはホテルへ戻らなければいけませんので、大急ぎでの行動でした。
駅前の風景は、昨晩とはかなり印象が違っていました。少し付近を散策し、テージョ川も眺めた後で、地下鉄駅に戻りました。朝の9時を回ったこの時間になると、通勤の人でラッシュになっていました。
次に目指したのが、サン・ジョルジュ城への最寄り駅、ロッシオです。カラベラ線を2駅だけ北に戻った駅です。低い土地と言う意味のバイシャ地区にあります。
<バイシャ地区>
バイシャ地区は、昨日もツアーメンバーと一緒に、バスで見学にやって来た場所です。1755年に発生したリスボン大地震で最も被害が大きかった場所です。リスボン大地震では、6日間も燃え続け、リスボン市内は壊滅的な被害を受けたとされます。その被害後、ジョゼ一世の宰相であったボンバル侯爵が、パリをモデルに美しい町並みを再建したとされます。今バイシャ地区は、碁盤目に美しく整備され、大地震の傷跡は、窺い知ることが出来ません。
そんな中で、14世紀に建てられた石造りのカルモ教会は、大地震の被害モニュメントとして残っているそうです。残念ながら、今回は見学することが出来ませんでしたが、インターネットの検索で、写真だけは見ることが出来ました。
カルモ教会は、当時リスボン最大の寺院でした。これが、大地震で壊滅的な被害を受けたそうです。地震の傷跡のリブ構造が、剥き出しになった形で残っている写真を見ることが出来ました。現在は、考古学博物館として保存されています。
以前、インドネシアのバリ島の見学の時、「私達の島には地震はありません」とお聞きしたことがあります。国内線の機内から見た島々には、大きな火口跡がいくつも見えましたので、不思議に思っていました。火山活動と地震とは密接な関係があるからです。
また、巨大地震が起きる場所ほど、次の地震までの間隔が長いことが多いようです。地震エネルギーが長期間蓄えられるためでしょう。このため、人々の記憶が薄れてしまう危険性があります。津波の恐ろしさに対する伝承も無く、スマトラ島沖地震では、莫大な被害が発生してしまいました。
インターネット情報では、「リスボンの建物、橋脚の構造などは、地震を余り考慮していない」と指摘する建築専門家も見えます。どうやら、既にリスボン大地震の記憶は薄れてしまったようです。バイシャ地区は低い土地の名の通り、地下の地盤構造が軟らかく、地震に弱いのかも知れません。これは確認した訳ではありませんから、あくまでも私が見た印象だけの話しです。
<サン・ジョルジュ城見学>
大急ぎで地下鉄を使った散策をしましたから、ロッシオ駅に着いたのは10時前でした。これから、丘の上にあるサン・ジョルジュ城の見学です。かなりの登り道になります。午前中なのに、気温も大分上がってきましたから、汗をかきながら石畳の坂道を登りました。
登り始めて30分は経っていませんでしたが、20分以上はかかりました。やっと、バイシャ地区から眺めたお城の、石垣の下までたどり着きました。入口横の売店は閉まったままでした。最初、入場券を売っている場所が分からず、戸惑いました。入口から少し下った事務所の中で販売していました。
サン・ジョルジュ城からの、リスボン市内の眺望は素晴らしいものでした。遠くにテージョ川も眺めることが出来ました。その川に続く屋根の色は同じオレンジで統一され、一層町並みを魅力的なものにしていました。さすがに市街地区は高い建物もあり、オレンジと白の2色だけ、と言う訳にはいきませんでした。
サン・ジョルジュ城はローマ時代の城郭都市の名残をとどめ、リスボン市内では最も古い建築物だとされます。町を見下ろすように、大砲もそのまま残されていました。城内にあった、年月を経たオリーブの樹も見学の印象に残りました。
<帰国、リスボン空港へ>
予定通り12時前にホテルに戻ることが出来ました。少し時間がありましたので、昨晩買い物をしたスーパーに寄りました。マドリッドから乗換え空港のアムステルダムまでは機内サービスがないとの情報があったためです。機内での軽食、飲み物を買い求めました。
ところが、往きのマドリッドまでは機内サービスが無かったのに、帰りのアムステルダムまでは軽食が出されました。それで、この時買った品は、アムステルダムの空港の待ち時間で片付けました。まだ機内サービスの充実には距離があるレベルですから、準備はしておいた方がいいようです。
リスボン市内で
その昔大萎襲し下町は復興したる碁盤の街路
サンジョルジュ城で
幾度か振返りつつ登来ぬ古城を護る高き石垣
遥なるテージョの川に連し赤き瓦と白き壁あり
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- 鉄道 観光バス タクシー
- 旅行の手配内容
- ツアー(添乗員同行あり)
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リスボンはマドリッドと違って治安が良い町なので、自由時間を利用して、地下鉄を乗り回りました。それで、10枚の回数券にしました。
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カラベラ線の南の終点駅、カイス・ド・ソドレ駅です。昨晩もやってきた駅です。少し歩くとテージョ川も眺めることができます。
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カイス・ド・ソドレ駅前で、殊に目立った建物です。まだ新しい建物ですが、教会か時計台のようなイメージです。黄色い張紙がみえますから民間会社の建物しょう。
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地下鉄駅前の光景です。通勤オ人が足早に歩いて行きました。この地下鉄駅は、電車の乗換駅も近くにありました。
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もう少し右手に歩いた場所から、テージョ川が良く見えました。朝早い時間です。写真は逆光になりました。
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朝の早い時間、花屋さんの横で椅子に座っている人がいました。お友達か、常連客の方でしょうか。
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リスボンの町並みと、朝の風景をご覧ください。朝刊などを売っているお店は、早くから開いていました。お店の人は、手持ち無沙汰に雑誌を読んでいました。
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モダンなデザインの公衆電話ボックスです。使用方法によっての特典の宣伝が書き込まれているようですが、さっぱり分かりません。
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付近を一回り、テージョ川も眺めてから地下鉄駅前に戻ってきました。左手に教会のような目立つ建物が見えます。
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地下鉄の路線図です。路線が少ないので乗り方に迷うことがありません。降り立った駅ごとに撮影した内の1枚です。
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サン・ジョルジュ城見学の前に降り立った地下鉄駅前です。通勤時間帯でしたから、務めの人達が先を急いでいました。
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下車駅はカラベラ線のサン・セバスチャン駅です。写真の方角は西方面と思っていますが、自信はありません。
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Rossio駅構内の喫茶店です。改札口を潜ったところにありました。ショッピング街、バイシャ地区への最寄り駅です。
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昨日のバイシャ地区の見学の時にも目にした騎馬像です。コルメシオ広場に立つドン・ジョセ1世像です。
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ビルの谷間から微かに見える高台が、目指すサン・ジョルジュ城です。タクシーを使う方法もありましたが、歩いてお城を目指しました。
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歩いてサン・ジョルジュ城に向かう人は見当たりませんでした。大雑把の見等を付けて、休まず坂道を登りました。
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2、30分程坂道を登ってサン・ジョルジュ城の入口に辿り着きました。午前中での見学ですから、早足で登りました。
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最初に入場券を売っている場所が分からず、少し戸惑いました。少し離れた場所まで戻って切符を買ってきました。
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サン・ジョルジュ城はローマ時代に築城され、リスボン最古の建築とされます。その古城に似合う大砲ですが、もちろん今は飾りです。
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サン・ジョルジュ城からの眺望です。左前方にRio Tejo(テージョ川)がゆったりと流れていました。屋根の色は、橙色の一色です。
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こちらの眺望は、テージョ川から少しカメラを右に振って、西方面の景観になります。川沿いと違って、少し高いビルも混在しています。
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更にカメラを右に振って、北方面の眺望です。リスボンの一番見晴らしのいい高台に、このお城が建設されたことがよく分かりました。
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更に右にカメラを振った位置では、今度は樹木が司会を遮りました。これでリスボン市街の撮影は、一旦お終いです。
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大きなオリーブの木の先で行き止まりでした。道具を持った係りの人が、行き止まりだから少し戻ったところを左に曲るよう、手合図してくれました。
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中国や日本ではデフォルメされてライオンとは思えない狛犬ですが、この狛犬は鬣もあり、はっきりとライオンであることが分かります。遠くにも別の狛犬が見えます。
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半地下式の、一寸変わった造りの通り道でした。元々は城の大切な設備の一部として構築されたもののようでした。
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サン・ジョルジュ城の平面図です。地面に直置きのような低い位置にプレートがセットしてありました。
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お城からテージョ川を見渡せる方向を向いてセットしてあった大砲のアップです。少なくとも、第1次大戦くらいまでは実用できたような大砲でした。
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帰り道に写した一枚です。年代を経た2階建ての建物がありました。
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これでサン・ジョルジュ城とお別れです。最後にテージョ川を見渡せる場所に戻って見納めです。大砲の横に腰掛ている人達がいました。
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