1993/06/13 - 1993/06/14
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SUR SHANGHAIさん
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★2024年9月:新たに出て来た記録や紙焼き写真を基に再アップします。★
旦那と一緒のドライブ旅でドイツからスイス、モナコ、フランスの地中海沿岸を巡って来たヨーロッパ数か国の旅。
この日の朝は、仕事で一足先にドイツに戻る旦那に、アヴィニョンの北にあるオランジュの街まで送ってもらい、そこからは一人旅になったSUR SHANGHAI。
この日はオランジュ駅から列車に乗り、フランス南部のオクシタニー地域圏ラングドック地方にある歴史的城塞都市のカルカソンヌへ。
古城で有名なカルカソンヌ。
某有名ガイドブック片手に辿り着いた宿で出会いが生まれました。
駅から歩いて宿に着き、一番安いシングルルームを頼むと、カウンターのおじさんが不思議な事を言ってきました。
「あれ、さっき駅から電話で予約入れた人でしょ?」
「いえいえ、違います。」と言っても、おじさんはまじまじとSUR SHANGHAIを見つめ、「え、本当?本当に違うの?」
なんか気味が悪いので、素っ気無く「本当です!」と言い残し、早々に部屋に移ったところ、電話がリーン。
「なんだろう。」と電話に出ると、さっきのおじさん。
「さっきはごめん。予約を入れた人は今着いた。彼女も日本人だから会ってみたら?彼女にも言っておくよ。」
全然知らない人とこういう風に会うのは気が進まなかったけど、おじさんの顔を立てて彼女の部屋をご訪問。
彼女も始めは迷惑そう(そりゃそうですよね)でしたが、そのうちになんとなく意気投合。
これがきっかけで、今も交流が続いています。
あの時のおじさん、素っ気無くしてごめんなさい、そしてありがとう!
追記:彼女とは2004年4月にパリで再会しました。
花の都で活躍されている画家さんです。
表紙の画像は、カルカソンヌの歴史的城塞都市への坂道
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 4.5
- ホテル
- 4.0
- 交通
- 4.0
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- 鉄道 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
小高い岩山の上の城壁に囲まれたカルカソンヌの歴史的城塞都市。
この日はプロヴァンス=アルプ=コート・ダジュール地域圏にあるオランジュの街まで旦那に送ってもらい、そこからは一人旅。
オランジュからはフランス国鉄(SNCF)で、オクシタニー地域圏ラングドック地方にあるカルカソンヌへ。
一人旅になった後には簡単な旅の記録を付けていて、それも出土したんですが、何にいくら使ったかだけの記録で、上記の列車旅が何時発の便で何時間かかったなどの記述は無し。
素っ気なく174フランとだけ書いてありました。(^^;
1993年にはまだユーロは存在しておらず、ユーロという名前が正式に採択されたのは1995年。
その後フランスで国際金融市場に会計通貨として導入されたのが1999年。
フランスでユーロが一般に流通開始し、旧通貨から完全に置き換えられたのは2002年になってからだったんです。
そう聞くと、「ユーロってずいぶん新しい通貨だったのね!Σ(・ω・ノ)ノ!」と驚く人が多いかも。
フランスと同時期にユーロを取り入れた頃のドイツにいたSUR SHANGHAIは、商品の値札や郵便切手の金額がドイツ・マルクとユーロ建てで書かれていた時期があったのを憶えています。 -
お天気は上々とは言えなかったものの、岩山の上に広がるカルカソンヌの歴史的城塞都市を目指してテクテク。
表紙に書いたお話のホテルの名前は憶えておらず、写真も出て来ていないんですが、朝食込みの宿泊費は88フラン。
中庭を挟んだ渡り廊下風の通路があるホテルで、隣の部屋からはなぜかシタールを弾く音色が。
通路に出て聞き惚れ、数曲弾き終わった時には思わずパチパチと拍手。
その拍手を聞きつけて出て来たのは、吟遊詩人風風貌の男性。
ちょっと言葉を交わしたのがそのホテルでのもう一つの思い出になったっけ。
このホテルは今も残っているだろうか。 -
カルカソンヌ市街地から見た歴史的城塞都市。
ここが世界遺産に登録されたのは、SUR SHANGHAIが訪れた後の1997年の事になります。
カルカソンヌの城塞都市の歴史については、次のウィキペディアのページでどうぞ。
1800年代に行われた修復計画に関するお話が興味深いと思います。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%AD%B4%E5%8F%B2%E7%9A%84%E5%9F%8E%E5%A1%9E%E9%83%BD%E5%B8%82%E3%82%AB%E3%83%AB%E3%82%AB%E3%82%BD%E3%83%B3%E3%83%8C -
小高い岩山の上にあるカルカソンヌの歴史的城塞都市。
遠くから見た時にはさほど高くは見えなかったその岩山も、麓まで来てみると見上げる高さ。
夕方からはライトアップされると聞いたので、後でまた戻って来ましたが、照明が暗くて、三脚も無いフィルム・カメラではうまく写真に撮れずブレブレに。(´;ω;`)ウゥゥ -
イチオシ
カルカソンヌの歴史的城塞都市へと続く坂道。
この時にはまだ世界遺産に登録されていなかったためか、見学は無料。
ずいぶんガランとしていて訪れる人も少なく、ちょっと怖い雰囲気だったような。 -
カルカソンヌの城塞都市の城壁から見下ろしたカルカソンヌの街並み。
城壁外の街並みも負けず劣らず古びた風情。
城塞都市内部はどこもガランとしていて殺風景だったような。
そのためなのか、写真は出て来ていません。
お宿への帰りには別の出口から出て、ぐるりと遠回りをして帰った気がする。
ワイン用のブドウ畑農家があったと思うけど、別の街と混同しているかも。 -
イチオシ
早くも翌日の6月14日にはフランス国鉄(SNCF)でカルカソンヌを出て、一旦オクシタニー地域圏ピレネー=オリアンタル県のペルピニャンへ。
運賃85フラン。
ペルピニャンで乗り換えた後は、オクシタニー地域圏ピレネー=オリアンタル県にあるヴィルフランシュ・ド・コンフランへ。
ペルピニャンとの往復運賃は78フラン。
ずいぶんマイナーそうなヴィルフランシュ・ド・コンフランには何をしに?とお思いでしょうが、駅近くの岩山の中腹にリベリア砦という要塞があると聞いて行ってみたくなったんです。
で、これはリベリア砦へと上って行くつづら折れの坂道の途中から見下ろしたヴィルフランシュ・ド・コンフラン駅。
山に挟まれた谷間にある立地なのがよく分かると思います。
砦への坂道は車も通れる道でしたが当時は舗装されておらず、時折通る車が巻き起こす埃が酷かった。(^^;
車に乗っていた人たちはSUR SHANGHAIを見て、「何でこんな所にアジア人が?」と思っただろうな。(笑)
この後辿り着いたリベリア砦のチケットは28フラン。
でも、その砦の写真は出て来ていないのでお許しを。<(_ _)>
ピレネー山脈を望む石造りの武骨な砦で、2008年にはヴォーバンの防衛施設群として、世界遺産に登録された砦の一つになります。
ヴォーバンの防衛施設群の詳細は、次のウィキペディアのページでどうぞ。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%B4%E3%82%A9%E3%83%BC%E3%83%90%E3%83%B3%E3%81%AE%E9%98%B2%E8%A1%9B%E6%96%BD%E8%A8%AD%E7%BE%A4 -
リベリア砦から下りて来た後は、谷間のヴィルフランシュ・ド・コンフランの村へも行ってみたSUR SHANGHAI。
この画像だと、右手の山がリベリア砦がある山。
テート川とカディ川に挟まれたヴィルフランシュ・ド・コンフランの村も城壁に囲まれて、ここもちょっとした要塞のよう。
画像右手奥から手前に流れて来るのがテート川で、左手からテート川に合流している支流がカディ川。
そのテート川下流方向にヴィルフランシュ・ド・コンフランの駅があります。 -
城壁に囲まれたヴィルフランシュ・ド・コンフランの村。
その向こうにはピレネー山脈の雪山が見えるのがいい風情。 -
城壁に囲まれたヴィルフランシュ・ド・コンフランの村の中に入ってみる。
石造りの古びた建物が多いんですが、壁に沿わせるようにバラが植えてあったり、窓辺にはゼラニュームの鉢植えが置いてあり、彩りのアクセントになっているのが印象的。 -
城壁に守られたヴィルフランシュ・ド・コンフランの村の中。
小さい村なのに、アイアン製の洒落た看板を出している鄙びたレストランが何軒もあったなあ。
この頃にはもう観光地になっていたんでしょうね。 -
城壁に守られたヴィルフランシュ・ド・コンフランの村の中。
おしゃれなアイアン製看板の写真を何枚か撮ってみました。
これは店名は出ていないけど、やはりレストランの看板。 -
これもまた、ヴィルフランシュ・ド・コンフランの村にある洒落たアイアン製看板のBANYULSというお店。
ワイン店か、おいしいワインを出すレストランだったのかな。
上掲二枚のレストランの看板とも併せて画像検索をしてみたら、この看板を撮った人は他にもいて、2020年に撮られた画像を発見!
少なくとも2020年にはこのお店は健在だったんだなあ、と言う感慨が湧きました。 -
ヴィルフランシュ・ド・コンフランの村の内部。
テート川に面した城壁の内側には、石造りのアーチがいくつも続いている場所があった。
これはいったい何のため? -
ヴィルフランシュ・ド・コンフランからは、往復券を買っておいたオクシタニー地域圏ピレネー=オリアンタル県のペルピニャンへとんぼ返り。
この街の写真もほとんど出て来ていないのが残念。
ペルピニャン駅近くのホテル74フラン。
100ドイツ・マルクを323フランに両替したという記録だけが残ってました。
明日・明後日はスペイン入りして、フィゲラスのダリ美術館、それにバルセロナのサグラダファミリアを見学してみようと思います。
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この旅行記へのコメント (2)
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- BATT_MANさん 2004/10/22 20:12:19
- 自然な構図と最高の色合い、素敵です
- こんばんは。以前にもお邪魔したBATT_MANです。
今回のカルカッソンヌも相変わらず素晴らしいです。
カルカッソンヌはいつか訪れてみたいと思っている都市で、とても興味があります。
他にもお写真ありましたら、ぜひ拝見させて下さい。
旅先でフと知り合った方とお付き合いが続くのは、とても素晴らしい事ですよね。
私はツアー仲間の話ですが、スペイン旅行で同じツアーのメンバーの方と仲良くなり、
今でもたまに食事をしたりします。旅行好き同士ですから話題も尽きること無く
いつも楽しい時間を過ごしています。
- SUR SHANGHAIさん からの返信 2004/10/23 10:47:02
- RE: 自然な構図と最高の色合い、素敵です
- ええ〜、そんな事を言って頂くと、うれしいような怖いような…。立派なお写真を撮ってらっしゃる方々に対して恥ずかしいです〜。
カルカッソンヌに行ったのはもうだいぶ前の事ですから、今はどうなってるんでしょうね〜。文化財保護には重きを置いているヨーロッパですから、突拍子も無い建物が出来て景観を壊してるって事はないと思いますが…。私が行った時はパリとは趣の全く異なる素朴な田舎の小都市という感じでした。
写真を見て頂くとお分かりのように、この時天候が悪化したカルカッソンヌではこれくらいしか載せられる写真が無いんです〜。ご勘弁くださいまし。笑
他にも旅先で出会って今も交流が続いている人の話も書きたいですが、ぼちぼちとマイペースで行こうと思っています。
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