与一さんのクチコミ(62ページ)全1,520件

　拝島駅から玉川上水沿いの１５分ほど歩くと昭島温泉湯楽の里に着きました。玄関を入ると券売機があり平日料金680円の券を買って受付に渡して、廊下を通って浴室に向かいます。脱衣場から浴室に向かうと内湯は、スーパー銭湯にある造りで、白湯の湯船やジェットバス、座風呂、水風呂が並んでいて、温泉はどこかと思ったら、露天エリアの奥にあり、褐色の源泉掛け流しの温泉の岩風呂と、隣には循環式の温泉の湯船があり、露天エリアは、玉川上水の雑木林に面していて、寝風呂や壷湯もあります。
　内湯に戻ると、塩サウナや階段状になったドライサウナがあり、水風呂と往復してからいったん上がり、休憩所に向かうと食堂の隣で、子供の声が煩いですが、１時間ほど昼寝をしてから、再び源泉の岩風呂に入って４時間ほど滞在しました。料金が安いので、平日でも地元に人で賑わっていました。
　帰りは、同じぐらいの距離の昭島駅に向かうと昭和飛行場の工場があり遠回りになり、拝島駅から歩いた方が良さそうです。

　霞丘陵から岩蔵温泉に下りて、鍋屋旅館に向かいます。玄関を入って帳場で料金600円を払って、廊下を通って階段の途中と下に浴室があり、男女で入替えているようで、途中の脱衣場に入ると桶を積上げて南京錠をつけたロッカーがあります。
　浴室に入ると先客のグループが入っていて賑やかですが、グループが上がると貸切で、大きな岩の前に小さな湯船と大きな湯船があり、温泉は加温していますがスベスベする感じがします。小さい方の湯船の奥の岩から源泉が掛け流されているようで、少しヌルヌルする感じの冷たい源泉です。ときどきボイラーで加温されていますが、本格的な温泉でした。湯上りには、静かなロビーで麦茶を飲んでバスの時間まで休憩しました。

東所沢駅から湯の森所沢に向かいます。浦和所沢道路に沿って所沢方面に進み、武蔵野線を越えた先のガソリンスタンドが角に２軒ある交差点の少し先に大きな看板が見えてきます。近づくと１階がパチンコ店、２階が温泉、３階が焼肉店という施設です。２階にエレベータで上ったところが入り口で、券売機で料金平日(700円)、休日(800円)を払います。
　スーパー銭湯ですが、ゲームコーナーや軽食がとれる食堂があり、銭湯より広々としいます。浴室は日替りで男女が入れ替わるようで、浴室に入ると、手前に小さな浴槽と熱めの浴槽、隣の大きな浴槽の中に、二人分のジェットバス、４人分の寝風呂があり、ミストサウナ、塩は別料金の塩サウナ、ドライサウナ、１８度の冷たい水風呂とひととおりそろっています。しかし、１００％天然温泉と看板に書いてあったのに、すべて白湯で、これでも温泉かと落胆しかけたら、露天エリアの岩風呂に少し色づいた温泉がありました。単純泉ということですが、すべすべする感じがして、肌ざわりは良く、源泉ではありませんが、奥から掛け流されています。時々熱い湯が出ますが、４０度ぐらいで長く入っていられます。冷たい水風呂と、サウナ、露天の温泉と交互に入りました。
　となりのトトロに出てくる「松郷」は、この近くの地名とのことで、湯の森というので、森の中にあると思ったら、ビルの中なので風情にかけますが、銭湯のサウナでも700円はするので、温泉はまずまずなので良しとします。

　東武東上線みずほ台駅の南口から出ているライフバスの鶴瀬駅行きで、埼玉スポーツセンターで下車すると、近くに天然温泉と書かれたむさし野温泉 彩ゆ記があります。このバスは、１時間に１本ぐらいで本数が少ないので注意が必要です。
　埼玉スポーツセンターは、体育館のような施設を想像していましたが、実際はゴルフ練習場や、バッティングセンターがあり、それらの施設に併設されるかたちで温泉があります。フロントで、料金(平日750円、休日850円　タオルなし)を払うと、靴箱の鍵と交換でリストバンドをくれて、茶色の落ち着いた雰囲気の廊下を進み脱衣所に向かいます。
　浴室は、内湯と露天に分かれていて、かけ流しの温泉は露天の中央の一段高いところにあり、黄褐色のスベスベする感じが気持ちいい湯で、そのまま下のぬるい湯に流れています。源泉の温度は31.6度と低いですが、湧出量 300ℓ/分と多いので、他にも熱い露天や、一人用の湯船、内湯の浴槽にも循環式ですが、大量に温泉が流されています。成分表を見ると、成分総量は1g/Lに満たないアルカリ性単純泉ですが、マイナスイオンの７０％が炭酸水素ナトリウム（重曹）なので、滑らかは肌触りの温泉で、塩分濃度が濃ければ良いとうものではないことが分かります。
　他に井戸水を還元した還元泉や、広いドライサウナとミストサウナと冷たい水風呂があり、サウナの前に冷水機と、水風呂に入る前にかけるぬるい湯が用意されています。１時間ほど入った後、休日は混雑しそうなあまり広くなり休憩室で昼寝してから、暗くなった露天に向かうと、スポットライトで笹の葉がライトアップされていい雰囲気です。

　みさと団地の先の水田を通って水路に沿って進むと、新三郷駅から徒歩２５ぐらいで、広い駐車場がある湯快爽快湯けむり横丁みさと店に着きました。玄関を入るとフロントがあり平日料金900円ですが、温泉博士５月号を見せると無料になり、昭和の町並みを復元した食事処を通って、階段を上って廊下の先が脱衣場で、浴室の造りは湯快爽快湯けむり横丁のくりひら店と同じ配置です。
　入り口近くに洗い場があり、内湯は広い白湯のバイブラと、座風呂、ジェット風呂で、温泉は露天エリアに使われていて、かなり塩辛く重曹成分ですべすべします。循環式のぬるめの広い湯船と、３つの壷湯、奥には松明で照らされ熱めの岩風呂は源泉が使われています。庵湯という建物の中も温泉で、こちらもスベスベする感じがします。
　内湯にはタワーサウナと水風呂もあり、冷水機で水分を補給しながら熱めの岩風呂と、水風呂を往復しました。
　湯上りに館内を探索してみると、２階に休憩室があり、１階は別料金の岩盤浴や、無料の足湯がありました。料金は900円と高めですが、本格的な温泉で施設も良いので、昼間にゆっくり入ると良さそうです。

三郷駅から線路に沿って新三郷駅方面に進み、徒歩１０分ぐらいの二つ目の信号の近くに早稲田天然温泉めぐみの湯がありました。隣には早稲田スイミングクラブがあり、二階がめぐみの湯になっています。玄関を入ると100円返却式の靴箱があり、フロントで料金1,300円を払い、靴箱の鍵と交換で清算用のリストバンドと貸しタオルのバックをもらいます。エレベータで二階に上り、奥の方に浴室の入り口があり、100円返却式のロッカーが並んでいます。
　浴室に入ると内湯に三つの湯船のうち、二つが源泉掛け流しで、広い方が深くて中温、狭い方が浅くて高温です。温泉は、不透明で塩分が多く、成分表を見るとカルシウムイオン、マグネシウムイオンも含まれ、重曹成分でつるつるした感じもします。露天エリアには、さらに源泉掛け流しの湯船が３つもあり、かなりの湧出量があるようです。
　内湯には、ドライサウナと水風呂もありますが、水風呂が２８度とあまり冷たくないのが難点です。スーパー銭湯と比べて料金は高めなので、空いていて源泉掛け流しの露天風呂をほとんど貸切で利用できました。
　２階には、テーブルが並んだ休憩室と、食堂がありますが利用している人が少なく、料金1,000円ぐらいなら、温泉がいいのでもっと賑わう気がします。

　船橋法典駅の近くには法典の湯がありますが以前行ったので、南東の方向の東武野田線の塚田駅の近くにある湯楽の里に向かいます。駅の東に向かうバス通りを右折して、西船橋駅方面に向かい、畑と住宅地が混じった道を進み工業団地のようなところを東に進み３０分ほどで着きました。
　階段を上って二階が入り口で、靴ロッカー(100円返却式)の鍵と交換で清算用のリストバンドをくれます。平日650円、休日800円で所沢店で作った会員カードを見せたら使えないとのことで、無料温泉雑誌の「ゆーゆ」を見せると館内着が無料になりました。
　館内に入ると広い食堂で、横に浴室への入り口があり、ロッカー(100円返却式)は別の鍵です。浴室は窓が大きく西日が当たるので明るい雰囲気で、高濃度炭酸泉の風呂と寝風呂が人気で混んでいます。他に白湯の座風呂、寝風呂、ジェット、電気風呂とひととおり並んでいます。
　露天エリアの中央の上の湯に源泉かけ流しの温泉が使われいて、土色に濁った塩辛い成分で、中性高張性でかなりの濃さです。成分表を見るとナトリウム、塩化物イオンが主成分ですが、カルシウム、マグネシウムイオンもあり、鉄分が含まれるため、源泉の湯口では透明な湯が、鉄分が酸化して不透明になっているようで、隣の下の湯は循環式の透明の湯です。
　他に白湯の壷湯や、塩サウナ、広いスチームサウナと水風呂もあり、１時間半ほど交互に入りました。館内着はあまり役にたちませんが、マット敷きの休憩室があるので湯上りにしばらく休みました。温泉の湯船が狭いのが難点ですが、温泉成分はなかなかのもので、高濃度炭酸泉や塩サウナも楽しめてお勧めです。

　新八柱駅から武蔵野線に乗って二つ目の船橋法典駅で降りて、歩いて５分ぐらいの天然温泉の法典の湯に向かいます。船橋法典駅は、中山競馬場の近くで、競馬開催日は混雑しますが、線路沿いに東松戸方面に歩いていくと、台地から下った先に法典の湯が見えてきました。
　料金は平日650円、土日祝日750円で、券売機で買ってフロントに渡します。タオルは別料金です。１階が食事処で２階が浴場で、浴室は内湯と露天エリアに別れていて、温泉は露天の方に使われいて、奥の上段が熱くて、手前がぬるい黄土色の濁った温泉が流れいます。地下１５００ｍからくみ上げた化石海水といっているように、塩からい湯です。
　さらに、隣の奥の方に、狭いながら源泉掛け流しの温泉があり、岩の間から源泉が流込んでいて、こちらは、独特の臭い（アンモニア臭、臭素臭、ヨウ素臭？）が感じられ、成分総量32,470mg/kgと非常に濃い温泉です。源泉は透明で、時間がたつと鉄分が酸化して不透明になり、鉄臭い感じもし、ぬるめなので底から加温された温泉が出てきます。源泉掛け流しの浴槽は、人気があり混んでいますが、水分を補給して奥の源泉の投入口近くが最高のポジションです。
　内湯エリアには、ドライサウナ、よもぎの香りのミストサウナ、広くて深い水風呂、人工炭酸泉、広い白濁した人工温泉があり、混んでいますが適当に人が分散しています。
　温泉の濃度では、後楽園のLaQuaといい勝負ですが、成分の多さではこちらが勝っていて、料金は安くおすすめです。

宮沢湖の近くにある喜楽里別邸に向かいます。１時間に１本ぐらい飯能駅からバスがありますが、次の便まで３０分ぐらいあるので、飯能駅から北に向かい西武線の線路を越えて八高線沿いに進むと小さな峠を越えると看板が見えてきました。駐車場から一段高い入り口に向かう途中で、飯能からのバスに追いつかれたので、徒歩で４０分ぐらいかかりました。
　入り口を入ると靴箱があり、鍵と交換でリストバンドをもらいます。料金は館内着、岩盤浴なし、手拭とバスタオル付のシンプルコースが1000円です。食事処の先の廊下を進むとロッカー室があり、100円硬貨不要で便利です。温泉は、露天の岩風呂にやや熱めの加温した源泉が掛け流されて、無色透明のアルカリ単純泉ですがかなりヌルヌルする感じがします。隣に循環式ですがややぬるい展望風呂があり、高台にある露天風呂から宮沢湖が一望できて、湯船に浸かる湯が溢れる先に、緑と湖面を見えて最高の景色です。露天エリアには、温泉と使った寝湯と、籐のチェアーがありのんびりできます。内湯は、白湯とぬるめの高濃度人工炭酸泉、窓から宮沢湖が望める展望サウナ、塩サウナがあり、冷たい水風呂もあり、ひととおり楽しめます。いったん上がって、休憩室で昼寝をしてから、また展望温泉に入って、最後は展望デッキから宮沢湖の展望を眺めました。休日は混んでいそうですが、平日は空いているので半日ゆっくりできる穴場の温泉でした。

　西武新宿線の花小金井駅からグリーンロード（多摩湖自転車道）に沿って東に、ゆっくり歩いて１５分ぐらいで、ふろの王様　花小金井店があります。小金井公園の北口から５分ぐらい西に向かっても行くことができます。
　ここはスーパー銭湯ながら、地下1500ｍから汲み上げた源泉があり、料金は平日800円、休日1000円と他の店より高めの設定ですが、温泉ということで近くの人で賑わっています。会員料金は50円引きで、他店の会員証も共通で有効でした。
　浴室のつくりは、どこかに似ていて、内湯は黄褐色の温泉を使った浴槽と不感温湯、座湯、ジェットバス６箇所、５段になっているキングスサウナと水風呂で、大勢入っています。
　露天エリアは、中央に広い岩風呂があって、一段上に４人ぐらい入れる源泉掛け流しの王様の湯から、温泉が引かれています。内湯の温泉に比べて黒くスベスベ感があり、小さいながら炭酸の気泡が浮いており、３つある壺湯にも源泉が供給されているようです。他にマイクロバブルの絹の湯と、別室の塩サウナがあります。塩サウナは人の出入りが多いせいかあまり温度が高くありません。
　露天の源泉と、水風呂を往復して１時間半ほど温泉を楽しみ、湯上りに２階に向かうと、畳の休憩室と、別料金の岩盤浴のエリアになっていました。温泉の質は良いので、休日は混雑するのが難点でしょうか。

　狭山市駅の東口からやまとの湯狭山店に向かいます。生憎の雨模様ですが、駅入口から分かれる富士見通りに沿って進むと畑の中にチェーン店が並んでいて、富士見二丁目交差点を左折すると、２５分で広い駐車場のあるやまとの湯狭山店に着きました。
　玄関の横の靴を100円返却式の靴ロッカーに入れて中に入り、食事処で１回だけ入浴平日700円の券を買って受付に出すると靴ロッカーの鍵と交換にロッカーキーを渡され、脱衣場に向かいます。浴室は、スーパー銭湯によくある造りで、窓側に循環式の温泉を使った湯船と、ジェット、座風呂が並んでいます。露天エリアには、源泉掛流しの広い岩風呂があり、ぬるめ温泉は薄い緑色で塩分が濃く、臭素、沃素の臭いがしていて、隣の小さな湯船は熱めの温泉で、ぬるい２つの壷湯もあります。内湯には、広いドライサウナと冷たい水風呂もあり、水風呂は臭いがあり、沃素は殺菌効果があるので源泉を冷やして利用しているようです。
　ぬるめの温泉にゆっくり入って、ねころび処でうたた寝をして２時間ほど温泉に入りました。湯上りに食事処の奥に行ってみると「いこいの間」があり、あまり広くはありませんが、まくらがあって横になって休憩できます。駅から離れていて不便なところにありますが、料金も安くて温泉の湯量が豊富で快適でした。

　多摩センター駅の近くの温泉施設で、駅から歩いて５分ぐらいのサンリオピューロランドを目指して行くと隣にあります。料金が休日９００円で、タオル、館内着はついていないので、温泉のあるスーパー銭湯といったところです。
　温泉は、ナトリウム泉で黄色見かかっていて塩からく、アルカリ性なのでスベスベして、露天風呂のあつい湯が気に入ると、掛け流しではなく循環式ですが、サウナが広いのと、スチームサウナが高温で、水風呂も大きいです。
　畳敷きのうたたね所もありますが、あまり広くありません。

府中のけやき並木のビルの中の天然温泉、京王駅府中駅のそぐそばのビルの６階から１２階にあり、平日の料金が2,300円だけあって、木調中心の高級な作りになっています。
　温泉は黒湯で、すべすべ感があり、１１階の露天風呂からの眺めが良く、高級なので空いて余裕があり、サウナが岩盤浴になっていて寝転べます。
　マッサージチェアや血圧計が無料、小さい子供は入場禁止なので静かで、レストルームの椅子の周りがパーティションで囲われているなど、各所に高級感があふれています。

　御谷湯とかいて「みこくゆ」と読む温泉銭湯、都営浅草線の本所吾妻橋駅から歩いて行行きましたが、大横川親水河川公園に沿いと思って行ったら少し迷い、墨田区の石原（いしわら）は、総武線と、都営浅草線、都営大江戸線、半蔵門線に囲まれた真ん中あたりにあって、御谷湯がなければ一生行かなかったでしょう。
　ここも下町の昔からの銭湯で、Ｌ字型に小さな湯船が並んでいて、薄めの黒湯の温泉は、高温、中温、低温（水風呂）があって、好きな温度に入ることができます。他に足踏湯、座湯、打たせ湯、クスリ湯がところ狭しと並んでいて色々と楽しめます。
　夕方の４時から営業であるが行った日は、３５度を越える暑さで水風呂が一番人気があり、４６度の高温温泉と、水風呂の間を何度も行き来しました。

白金、高輪というと都内の高級住宅地ですが、意外と交通の便が悪く、東京メトロ南北線と都営三田線が開通して、各方面から便利になりました。白金高輪駅で降りて、西に向かって白金商店街に来ると、とたんに庶民的な風景が広がり、首都高速目黒線の下を流れる渋谷川にかかる四の橋の手前を西に曲がると、丸くて小さな「ゆ」の看板が見えてきます。
　路地の奥のマンションの１階に温泉銭湯の入り口があり、なかはＬ字型で洗い場はこじんまりとしていますが、　全体に新しい設備になっています。ふたつある内の１つが黒湯で、広くて浅い湯船は熱めで、勢い良く泡が湧いていて、湯船の蛇口からは黒湯がそのまま出るようになっています。
　ここの黒湯が、港区の温泉銭湯でも一番すべすべしていて、湯上りも暫く汗が引きませんでした。

　鶯谷駅から歩いて行った温泉銭湯で、鉱泉を名乗っているのは、温度で温泉と鉱泉を分けていたころの名残りでしょうか。二つある湯船に黒湯が使われていて、全体に昔の銭湯の雰囲気をそのまま残した感じです。上野の忍ばずの池のすぐ近くに、こんな別世界が広がっているとは思いませんでした。
　入ってみると、広い方の湯船が普通の銭湯の熱い湯ぐらいで、地元の常連は平気な顔で入っています。隣の熱い湯の温度計は５０度の赤いところを差していて、さすがに入る人はいないと思っていると、しばらくして一人入っています。
　水をかぶってしばらく休憩して５０度に挑戦、入ってじっとしていると何とかなりますが、手足を動かすと熱くなってきます。６０まで数えて上がると、足がしびれた感じになり、今まで入った温泉で一番熱かったのは、有馬温泉会館の熱い湯でしたが、それを上回る熱さでした。

　麻布十番駅の近くの首都高速が走る下の二の橋交差点から、仙台坂の商店街に向かって、住宅地に入ったマンションの１階にある温泉銭湯で、玄関の横に温泉の分析表が張ってあります。
　黒美水温泉というだけあって、濃い黒湯が二つの湯船で使われていて、浴室はあまり広くはありませんが、中は新しい設備になっていて、壁には大きな日本丸が描かれています。英語の注意書きがあるので、外人も来るのでしょうか。温泉と銭湯が一度に体験できて便利です。

　南武線の南多摩駅の南側の川崎街道を越えて、多摩ニュータウンに向かって上っていく道の途中に季の彩（ときのいろどり）の看板が見えてきます。行きはかなりの上り坂で徒歩６分ぐらいかかりました。
　フロントでバーコードをもらって、入館料平日(700円)は後払いです。平日でも結構人気があるようで、近所の人が来ています。２階の奥の方が温泉になっています。中のつくりは、標準的なスーパー銭湯のつくりで、沢山の浴槽があります。温泉は、内湯と外湯に使われていていて、地下１７００メートルとかなり深いところから４１．４度の褐色の源泉を汲み上げています。東京都の汲み上げ規則があるとのことで、露天の岩風呂が加温のみの源泉掛け流し、隣の広い露天風呂と内湯が源泉の循環式、壺湯と屋根のある半露天風呂が加水循環式と使い分けられています。やはり、掛け流しの岩風呂が一番濃くて、循環式になると温泉が劣化するのが良くわかります。成分表を見ると、陽イオンはほとんどナトリウムイオンで、陰イオンが塩素イオンと、炭酸水素イオン（重曹）が半分ぐらいで、色は黒湯の薄いのに近いようですべすべ感があります。
　他に井戸水を使った寝湯、座湯、ジェットバス、人工炭酸泉や、ドライサウナ、スチームサウナ、水風呂と沢山の浴槽が並んでいます。人工炭酸泉は、泡が沢山出ていますが、３９度と湯温が高めで、もっと低くするとゆっくり入れます。
　入浴後は、２階の角にあるリクライニングチェアーで休憩できます。丘の中腹なので、多摩川方面の景色が良く見えます。入館料７００円には、タオルや館内着の料金は含まれていませんが、温泉も良く、沢山の浴槽が楽しめて昼寝まで出来るので料金は安いです。ただし、平日でも休憩室はほぼ満席だったので、休日はもっと混雑するでしょう。

　川崎市高津区にある温泉施設で、料金が平日750円、土日・祝日・特定日950円ながら、地下1,800メートルの温泉で源泉掛け流しを実現しています。内風呂は循環式だが温泉で、サウナや、ジェットバス、水風呂から、塩サウナまであり、泉質は、ナトリウム塩化物炭酸水素塩温泉とのことで、薄い褐色でスベスベ感があります。
　南武線の武蔵新城駅が最寄駅ですが、歩いて行くには遠いので、武蔵溝口駅からバスに乗って、橘小学校で下車するとすぐ近くにあります。

南武線平間駅から、改札口の立川寄りの踏切を渡って反対側に道なりに進むと、横須賀線や湘南新宿ラインが通る品鶴線のオーバークロスする御幸跨線橋を渡り、最初の信号を右折して、避難場所刈宿小学校の看板にあるところを左折すると刈宿商店街のはずれで、街灯に沿って進むと刈宿小学校が見えてきて、小学校前の交差点にあるスーパーコミヤの角を左折すると橘湯の看板が見えてきます。平間駅からは、ゆっくり歩いて１５分ぐらいでしょうか。
　この温泉銭湯は、マンションの１階ですが、設備が充実していて地元では人気があるようです。浴室の正面に黒湯を使った３、４人入れる浴槽があり、濃い黒湯ですべすべ感があります。隣の階段を上ると、３人ぐらいが入れる半露天風呂と打たせ湯がありこちらも黒湯で、湯温が低いので長く入っていられます。１階の黒湯の浴槽の階段の下は、電気風呂になっていて、黒湯を使っているせいか、かなりシビレます。一番奥まで入ると電極から胸のあたりが離れるので、洞窟風呂のようで、腰と足に適度なシビレ感になりました。壁には「ラジウム鉱泉にタオルを入れないでください」と書いてありますが、ラジウム鉱泉かは分かりません。
　他に白湯の浴槽と、丸型の１人用１０点ジェット、座風呂、ハイパワージェット、寝風呂があり、さらに、中央に柱があり変則的な形ですが５人ぐらい入れるサウナが追加料金なしで利用でき、黒湯ではありませんが１８度の水風呂もあります。これだけの設備があれば、人気が高いのも頷けます。露天の黒湯と、洞窟風黒湯デンキ風呂、水風呂を往復して黒湯を堪能しました。
　帰りは、商店街を先に進んで新幹線の高架を越えて、住宅地の路地から川沿いにすすんで東横線の元住吉駅に出ましたが、時間的には、平間駅からあまり変わりませんでした。