与一さんのクチコミ(39ページ)全1,520件

　等々力渓谷が環状八号線の橋の下を通って、横穴古墳からさらに下流に進むと、あたりの崖から湧水があり、橋を渡った先の稲荷堂の横には不動の滝があり、水垢離の滝修行を行った場所で、階段を上ると等々力不動尊があります。

　等々力駅前の通りを南に進み、等々力渓谷にかかるゴルフ橋の横から渓谷に降りると、渓谷が続いています。周囲は住宅地で、矢沢川の１０メートルほどの崖のところだけ緑が残っていて、都会の中なのを忘れられる空間が続いています。

妙高高原駅前の観光案内所で１時間ほど待つと、笹ヶ峰行きのバスの第一便がやってきました。利用者は、登山者ばかり１５人ぐらいで、正面に妙高山を見ながら高原の坂を上っていきます。途中、温泉街やスキー場を通って高度を上げて、右手に妙高山の外輪山、左手に黒姫山を見ながら笹ヶ峰牧場に入ると一旦ダムまで下って、上り返すとすぐに終点の笹ヶ峰で、料金(1,000円)でした。登山口はすぐ近くで、乾燥した青い空には、もう秋の雲が浮かんでいて、山頂の展望に期待が高まります。

　火打山頂からは３６０度の展望が広がります。まずは、長い間登山禁止だった焼山が近くで水蒸気を上げているのが見えます。あまり遠くは見えませんが、北側は日本海の海岸が見えています。冬場は、日本海の季節風が直接山頂に当たるため、標高は北アルプスに及びませんが厳しい自然環境であることが想像されます。

　黒沢池ヒュッテから裏の坂を登って、外輪山を越えるところが大倉乗越で、正面に妙高山の山頂が高く見えています。この先は谷に向かって、草付きの斜面を下っていくと、左下に長助池の湿原が見えてきます。この頃から青空が広がって、直射日光で暑くなってきますが、下りきったところの谷に思いがけず水が流れていて、冷たい水で一息つきました。
　この先は、日影になって頂上に向かって、ゆっくり登っていくと、木の間から明るくなって頂上が近いことが分かります。山頂の北に続くピークとの鞍部からは、展望が開けて、一息で山頂直下の祠に着きました。そのすぐ上が山頂です。

　称明滝のすぐ下に光明滝があり、登山道の横には赤倉温泉の源泉から熱い蒸気が上がっています。赤倉温泉の源泉の管理小屋の前に出ると、枝沢から普通の水もあり、ひと息つきました。ここからは、ゆるやかな下りの簡易舗装の赤倉温泉引湯道で、のんびり下って燕温泉の上の車道に出ました。

　雨飾高原のバス停から少し登ると露天風呂の看板があり、すぐ上の道端にも雨飾山荘の源泉を引いた管から湯気が出て、熱湯が流れだしています。露天風呂は帰りのお楽しみにして、登山口に向かう車道を進みます。後で気がつきましたが、雨飾山荘のところから遊歩道が続いていて、平坦な車道を通るより近道だったようで、簡易水道の水が流れているところで、車道と合流しています。
　やがて正面に雨飾山が見えて、山頂への期待が高まります。周囲が湿地になったキャンプ場への車道の分岐から少しで、立派な休憩所がある登山口に着きました。

　笹平から最後の急な登りで山頂の一角に出ると、祠のある北峰と最高地点の南峰がある双耳峰で、谷川岳のオキの耳とトマの耳に似ています。途中でバテて一時は2000mに満たない山で退却かと思いましたが、バス停から４時間弱でなんとかお昼前に山頂に着いてみると、白馬岳から朝日岳に続く尾根の一部が雲間から覗いています。

　八子ヶ峰の山頂の平らな草原の道を進むと東峰の最高地点の標識がありました。この先少し下りますが、平坦な道が続きスキー場のリフトの終点の先の西峰に出ました。山頂からは、白樺湖の方が見下ろせて、向こう側のビーナスラインの先には、車山の山頂のドームが見えています。
　道標に従って白樺湖に向かいますが、道の方向がおかしいと思いながら下っていくと東急リゾート方面の標識が現れ、立派な道は東急リゾートが後から整備したようです。山頂まで５分ほどかけて戻り、確認すると山頂の裏側に夏草に埋もれた道があり、白樺湖方面の看板がありました。道は朝露に濡れて、良く分からなくなり、スキー場の斜面を下っていくと、遊歩道の続きに出ました。

　八子ヶ峰の西峰からスキー場のコースを下っていくとまた平らな尾根道になり、階段を下っていくと白樺湖のスキー場の上に出て、暑い日ざしの中をスキーのゲレンデの中を下っていきます。白樺湖の中央の天然の氷を区切ったスケート場があり、蓼科山を望みながら滑り、手すりがないので休憩できないリンクでしたが、温暖化のせいか最近は天然リンクはなくなったようです。
　スキー場の先の別荘地の中の道を下って行くと、道が曲がりくねっていて少し迷い、遠回りして白樺湖の湖畔に出ました。

　白樺湖の湖畔から道を登っていくと草原の中に続くビーナスラインの近くでメロディが流れてきます。アルペンホルンの練習？と思ったら、道路を走ると路面の溝の間隔で音階になってメロディになっています。車山への遊歩道に入り、有料道路だった時の料金所跡のあたりで聴いてみますが、後半の音程が変で何の曲か良く分かりません。後で調べてみるとSimon&Garfunkelでお馴染みの曲で、原曲は「Scarborough Fair」でした。

　メロディーロードから緩やかに登っていくと、車山高原のスキー場に出てスキーリフトの先に車山の山頂が見えています。ビーナスラインの駐車場からは、夏でもリフトが動いているので、簡単に山頂まで登れて、登山というより観光地という感じです。スキーリフトの終点から、山頂に向かうもう一本のリフトに沿って登っていくと、最後は階段になって車山の山頂に着きました。

　八幡平の最高地点は、1613.3メートルになっていますが、少し南側が少し高い感じで、雪の上と歩いていくと、吹溜りのようなところが最高地点で、地形図の等高線の円の中心のあたりで、雪のない季節には到達できない場所です。
　ガマ沼の展望台で弁当を食べて、駐車場に戻る途中で雪原で、スキーを履いてパラセーリングをやっていて、風をとらえてジャンプをしているのを見物しました。

　八幡平駐車場から、遊歩道を通って八幡平山頂に向かいます。遊歩道といっても５月は完全に雪の下で、軽登山靴にストックとアイゼンを持っていきましたが、アイゼンを使わずにつぼ足でポールに沿ったトレースを登っていくと広い雪原に出て、八幡沼とガマ沼は雪の下で、ひと登りで三角点のある八幡平の山頂に着き、北に八甲田山が見えています。途中で出会った地元の人は、スキーや輪カンをつけていました。

盛岡駅前から八幡平に向かうと盛岡の郊外に出ると雪を被った岩木山が良く見え、北東側の大更駅の近くから見ると長く裾野をひいた均整のとれた姿が見えて、八幡平まで尾根が続いています。５月に時期にはまだ雪が多く残っています。

山野浅間神社の裏には京成線が通っていて台地の沿って進むとイオンモールの前に飛ノ台史跡公園がありました。台地の上には貝塚と集落の跡があり、昔は台地の下は海で近くに入江のある一等地だったことが想像されます。隣には立派な博物館もあります。

　下北駅を出て田名部川の河口を鉄橋で渡ると白いドームが見えています。何かと思って後で調べてみると「しもきた克雪ドーム」で、冬場の雪の季節でも全天候で利用できるスポーツ施設です。克雪というのは聞きなれない言葉ですが雪を克服するという意味です。

　陣馬高原下のバス停から和田峠に向かって林道を歩いて行くと、途中で林道から離れて和田峠を通らずに山頂に向かう登山道が新しく出来ていました。沢沿いから尾根に取り付いて登っていくと山頂直下に出て、ひと登りで白馬のある山頂に出ました。展望のよい山頂からは薄っすらと富士山が見え、さすがにゴールデンウィーク中とあって大勢の人出です。

　陣場山からは高尾山に続く尾根道を縦走します。快適な下り坂で、明神峠の茶屋を越えると、尾根道の小さなピークピークに以前はなかった巻き道があり、ランナーが走っていきます。そろそろ景信山というところで、巻き道を進むと景信山を通り過ぎてしまい、そのまま八王子方面の展望のよいところで休憩しました。

　蛸杉の先のケーブルカーとリフトの分岐で、３号路から琵琶滝に下るコースに入ると、普通の山道ですが「上級者向きで装備が必要」の看板があり、高尾山ならではの相対的に上級者という意味と納得しました。尾根から琵琶滝に向かう道と反対側も高尾山口駅の標識が出ていて、以前は通行止めでしたが、東京高尾病院の裏に出られるように整備されていました。このルートがケーブルカーを使わない場合の山頂への最短ルートでしょう。