そらはなさんのクチコミ(7ページ)全366件

源泉の多いことでも有名な秋田県にある秋の宮温泉郷。
新五郎湯、太郎兵衛湯など、いくつかの温泉宿が立ち並ぶ通りの裏手に役内川が流れています。
その川の中にあるのが「川原の湯っこ」です。
このあたりでは昔から川べりの温泉を楽しむ文化があったようですが、数年前、あたりを整備して正式に誕生したのがここ。
適当な川べりにスコップを入れて穴を掘ると、約70度くらいの温泉が出てきます。
それを流れてくる川の水とうまく混ざるようにしたり、周りを石で囲んだりして、いい温度にして入ります。
この川はたまに釣り人が入るくらいで人が来ることは稀ですが、温泉宿や民家が近くにあるので、いわゆる山奥の秘湯のような怖さを感じることはありません。
川原の湯っこに入ったあとは、近所の温泉宿でも日帰り入浴（だいたい300～600円）ができるので、湯くらべをするのもいいかもしれません。

ここへ行くようになって、もう十数年になります。
なのでひいき目な視点も入ります。

基本は湯治宿なので、そのつもりで行きましょう（シティホテルのようなものを期待するのは無粋です^^）。
食事付のプランもありますが、自炊する人も多いです。
冷蔵庫や調理スペースは自由に使えます。
トイレは以前、田舎には結構ある男女共用でしたが、今はきれいにリフォームされ別々になっています。

建物は古いですが、小学校の林間学校で利用したような懐かしさと柔らかさを感じる木造建てで、春先から夏場は館内を歩くだけで気持ちの良い風を感じることができます（真夏の相当暑い日以外は涼しいくらいの場所にあります）。

部屋は基本六畳一間の和室ですが、風通しがよく、春～秋は居るだけで気持ちよくいくらでも寝てしまいます。これはもう行ってみた人でないとわからない感じです。

ここの一番の売りは温泉でしょう。
テレビでもたびたび紹介されています。
入っているときもピリピリと心地好い刺激が気持ち良いのですが、出たあと、5～6時間はポカポカした感覚が消えません。
温泉で地元の人とよく一緒になりますが、みなさん、ここの温泉は最高だとおっしゃいます。
お年寄りの方によると、入った日は夜トイレにおきないのだとか。
入るとその言葉を実感できます。
ちなみに、秋の宮温泉郷は約10ある温泉の源泉がすべて違うので、いろんな温泉に入ってみると、それぞれの湯味の違いが実感できると思います。

宿のご主人、奥様はまだ若いですが、近くの観光情報も気さくに教えてくれます。
釣りや登山の宿としても人気がありますが、本当にただただのんびり過ごすだけでも気持ちの良い宿です。

磐梯吾妻スカイラインに紅葉を見に行ったとき、最初に通過する名所がこの不動沢橋。

旅行雑誌やパンフレットなどに、橋を見下ろすように撮ったショットが載っていますが、おそらくあればドローンを使うなど上空から撮影しないと難しいと思います。

なので現地に行くと、「あれ？　ああいう写真撮りたいんだけど、どうやるんだろ。場所がない」などと思ってしまいます。

が、ここの紅葉は実は、橋を撮るより橋から見下ろしたほうがきれい。
橋の向かい側のトイレのある駐車場から橋を眺めたら、橋上に車を停めて、そこから紅葉を観たほうがきれいだと思います。

注意点を一つ。
橋上に車を停めて…と書きましたが、これは紅葉シーズンや災害があったときなどに、磐梯吾妻スカイラインが一方通行になるからです。

私たちが行ったときも、高湯温泉から浄土平方面は一通。なので、橋に車を停めても問題ありませんでした。
ただ、一方通行のときに橋を渡ってしまうと土湯温泉方面に抜けるしかなくなるので要注意。
事前に県のホームページなどで調べていくことをおススメします。

軽井沢の人気スポットにあるコーヒー店。
本格的なコーヒーを飲みながら、設置されている専門書籍などが自由に読めます。

値段は高いですが、味はやはり「ちょっと違うな」とわかる代物。
コンビニコーヒーに慣れていると、おかしな味だと感じる人もいるかもしれません。

味音痴の僕は「へえ～、本格コーヒーってこういう味なんだぁ」と感嘆しながら飲んでます。

最後に長所と短所を一つずつ。

長所…店員さんの気配りが素晴らしい。店に入ってまごまごしていたら、すぐに近寄ってきて話しかけてくれました。混んでいたので席を取ろうか、注文を先にしようかと悩んでいると、「メニューを席にお持ちします」とのこと。全員こんな感じです。素晴らしい。

短所…仕方ないことですが、最近は中国からの観光客が多いので、いつ行っても混んでいます。

宿のご主人が「旅館　遊楽」とせず「民宿　遊楽」とすればよかったと言っていました。
確かにそんな感じがしますが、それは悪い意味ではありません。

年輩のご夫婦二人で切り盛りしている素朴な宿なので、そのほうが合うような気がするのです。

場所は長野県の霊泉寺温泉。
温泉宿が四軒ばかりの小さな温泉郷の一角にあります。

お湯は源泉をそのまま引いているので、38度くらいのぬる湯。
熱い湯がいい場合は沸かしてくれますが、自分はそのままがいいので、ぬる湯に長時間つかってました。
食事は家庭料理です。
この日はマツタケがたっぷり入ったマツタケご飯が出ました。
なかなか豪華でお腹いっぱいになりました。

二食付でも7000円くらいと価格が安いので、仕事を持ち込んだり、湯治をしたりと長時間滞在する人が多いそう。

近くに何もないので、都会の喧噪から離れてのんびりするのにいい宿です。

趣と風情のある建物の中に地のお土産ものが種類豊富に並んでいます。
一番の売りは施設名にもなっているおやき。
奥まったところに囲炉裏で蒸したおやきを食べることができる部屋があり、出来立てを食べることができます。
夏はちょっと暑いので買ったら車に戻って食べるのがおすすめ。

施設全体がすごくがんばっている本気の雰囲気があり、行って損はなかったと実感できる場所です。
ただ、行くまでの道はかなり過酷ですね。
対向車が来たら絶対にすれ違えない超細い坂道を上っていくので、すごく不安でした。
しかも直前にならないと対向車が見えない形状の道です。
施設のある頂上に行くと、帰りは引き返さずにそのまま逆方向へ抜けていくことができるという表示がありました。
その表示を見て、わたしたちも逆方向へ抜けて帰りました。
引き返して行って、対向車が来たら対処できないからです。
ここはもう一方通行にしたほうがいいと思います。

この道の駅があるのはかなりの山奥で、近くにはあまり外食店がありません。
そんな立地の事情に加え、手打ち蕎麦が食べられるということで、休憩所としてよりも、おやきやお蕎麦目的の人が多いように思います。

蕎麦を注文して待つ間、新鮮な地の野菜を使った漬物を自由に食べることができます。
店員さんも皆さん親切な方ばかりでした。

蕎麦は香りはあまりしませんが、しっかりしたコシがあります。そして、予想以上に量が多い。大盛りにすると女性は食べきれない量がきます。小食の人は並盛がいいのでは。

八方池に行く際、黒菱第三リフトを使いましたが、その乗り口がここにあります。
一応、近くにレストハウスもありますし、この近くにもきれいな花が咲いていますが、やはりここ自体が観光というより、八方尾根観光の通過点という位置づけでしょう。

アクセスには車を使います。細く曲がりくねっていてすれ違いに注意が必要ですが、それほど神経質にならなくても、ゆっくり行けばなんとかなります。途中、牧場の中を通るので、牛に驚かないように。

高山から白川郷へ行く途中に利用しました。
高山で宿泊した宿の方に、その道はトンネルの連続で、最後は11キロもあるトンネルがあるので気を付けてと言われました。
なので慎重に車を走らせ、ちょっと疲れたところでここで休憩しました。
トンネル内の表示ではあたかもトンネルの途中にこのＰＡがあるかのように感じますが、実際はトンネルとトンネルの間の外の分部にあります（当たり前ですが）。
高山から白川郷に行くときは、ここで休憩するのがいいでしょう。

関東から高山に行く途中に寄りました。
高速を降りてから結構きつい山道が続き、その終点近くにあるので休憩に最適です。
お土産物屋や食事どころ、トイレなど、一通りのものがそろっています。
食事どころのラーメンですが、高山ラーメンというより秋田の十文字ラーメンにそっくりでした。
普通のラーメンでもチャーシューのほかに肉団子が入っていて豪勢です。
味はまずまずといったところでしょうか。
施設内のお土産物の品ぞろえはなかなかのものです。
トイレがもう少しきれいなら申し分ないですね。

今や外国人観光客のメッカとなった飛騨高山。
古い町並みが有名な高山の象徴的存在とも言える大木がこの大銀杏。
樹齢は約１２００年と言われ、そばに立つ国分寺とともに、高山観光に来た人が必ず訪れる名所となっています。
高山の他の紅葉の名所より若干遅く最盛期を迎えるため、街全体が混むシーズンを外して観ることができます。
ただ、最盛期かと思ったらあっという間に散ってしまうので注意が必要。
ちなみにこの写真の翌日は、強風の影響もあり８割方の葉が落ちていました。

高山のシンボル的存在のお寺です。
秋にはライトアップされる大銀杏が有名で多くの人が訪れます。
寺の入り口には古くからあるこの地の有名なキャラ「さるぼぼ」像があり、撫でることで厄落としや祈願をすることができます。
日中は、歩いていると唐突に現れる感じで、それほどインパクトのある建物ではありませんが、夜に訪れると風情ある場所だと思います。

この施設を見て驚くのは「よく残したな」ということ。
役所というのは大抵、前の建物を取り壊して作るか、違うところに建てても旧施設は売却してしまいます。
どういう経緯で残されたのかはわかりませんが、修理・整備してまで残し、資料などを展示していることは素晴らしいの一言。
中に入ると、床を踏みしめただけで「ここで明治の役人が働いていたんだな」などとロマンを感じてしまいます。

陣屋は江戸時代の役人が仕事をしたり、暮らしたりした場所で、施設前には立て看板で謂れなどが詳しく書かれています。
高山市は近年、外国人観光客の誘致に積極的なうえ、この建物が海外の旅行口コミサイトで賞を獲ったこともあり、世界各国からの観光客でにぎわっていました。
古い町並みを抜けた場所にあるので、散策の折り返し地点として最適です。
中には入るには入場料430円（大人）が必要です。

高山観光のメインと言える場所で、多くの観光客で賑わっています。
高山市は近年、外国人観光客の誘致に努力したことで、外国人の比率は非常に高いです。
特にヨーロッパの方が多いのですが、この通りを歩くと、それも納得できます。
大変風情があって、歩いていて楽しい場所です。
お土産物屋が目立ちますが、飲食店も多く、特に飛騨牛の串焼きや飛騨牛コロッケはお薦めです。
訪れたのは11月中旬でしたが、かなり多くの人がいたように感じました。ところが、串焼き屋のお兄さんに聞いたところ、「先週まではすごく賑わっていたが、今はガラガラ」とのこと。
道路が開通したことなどで、日帰りで来る人も増えたらしく、中部や近畿圏の一大観光地となっているようです。

古い町並みなどの中心街からはちょっと離れたところにありますが、大きな駐車場があるので交通の便はいいです。
平日の１時頃到着したのですが、満席のため、しばし外で待つことに。
少しして店内の待機スペース（椅子３個ほど）で待ち、その後５分ほどで空いた席に着きました。
客層は観光客、地元の家族連れ、仕事中の方々など。とにかくひっきりなしに客が来るので人気店であることがわかります。
味は大変ベーシックな高山ラーメンです。
パンチがないといえばそうかもしれませんが、癖がなく、欠点もない。安心して食べられる味。
だからこそ人気があるのかもしれません。

高山祭で使われる屋台を見ることができます。
入場してすぐに希望すれば巫女さんが館内を一緒に歩きながら、屋台に施された装飾の意味などを立て板に水のごとく説明してくれます。
館内には実際に行われた祭りの動画が流れているスペースもあるので、説明を受けたあとに見ると実感が湧きます。
閑散期に入りかけた時期に行きましたが、それでも外国人観光客をはじめ、そこそこの人が訪れていました。

高山には宮川朝一と陣屋前朝市という二つの有名な朝一がありますが、宮川朝一のほうに行きました。
一番の繁忙期である秋のシーズンが終わりかけで、昼間の古い町並みも観光客が少なくなってきたこともあり、人はそこそこという感じ。
売っているのはリンゴ、さるぼぼ人形、地場野菜、塗り物、飛騨牛串、肉まん、箸など色とりどり。
せっかくだからということで、ここでしか育てていない飛騨という品種のリンゴと、おばさんが一つ一つ手作りしているさるぼぼ人形を買いました。
それほど大規模でもないですし、アッと驚くような市でもないですが、高山に来たら寄りたいところ。
あえてここでお土産を買うのもいいですね。

「飛騨牛」はブランドの知名度の割に、いい店がないと聞いたことがあり、かなり不安を持って来店しましたが、いい意味で期待を裏切られました。

頼んだのはＡ５ヒレステーキ、カルビ、赤身、ロース、サラダとお酒を３杯ほど。
ヒレステーキ（写真参照）は、見た目はそれほどおいそうではなく、大丈夫かなと思いましたが、焼いたら変身。前歯でサクッと嚙みきれて、脂っこさもほどほど。これまで食べた中で最高でした。120ｇあってこれが約4000円とは驚きです。
カルビもロースも、普段関東の地元で食べるチェーン店のものとは比較にならない味で、大げさでなく、これまで食べてたものは何だったのかと思ってしまいました。
一番驚いたのは赤身です。これも見た目はただの赤い肉なのですが、なんとも上品でおいしい。良い本マグロの赤身という感じです。

おいしいおいしいと書きましたが、これでべらぼうに高かったら普通のこと。
確かにチェーン店に比べれば高いですが、先ほど書いた注文で1万円以下。
夫婦二人で食べてお腹は十分膨れます。

もし、地元にこの店があったなら、もうチェーン店にはいかないと思います。

冬の雪に彩られた幻想的風景がテレビでよく紹介されていますが、行ってみて感じるのは完全な観光地だということ。テーマパークと言ってもいいくらいです。
今も残された貴重な集落というよりは、観光地としてシステマチックに生まれ変わった場所と言えるでしょうか。
自分としては、あまりに商業化していると感じたため、少々興醒めした部分もありますが、そうしないと維持費を捻出するのは難しいでしょうから仕方ないとも思います。
その分、駐車場、トイレ、宿泊、食事、お土産等々で困ることはなく快適に過ごせます。
冬、雪が積もっているときに外を歩いたら違った印象になったかもしれません。