ろたみこさんのクチコミ(132ページ)全6,792件

西参道に繋がり寄藻川を渡る橋です。まるで社殿のように鮮やかな朱色の壁と唐破風の屋根に包まれています。隣の神橋から見ると真ん中がこんもりとしていて芋虫が動いているようにも見えますが美しいしなり具合ですね。10年に一度の勅使祭の時以外は扉が閉まっているのが残念です。

全国に4万ある八幡社の総本宮です。独特の様式の鳥居や鮮やかな朱色の社殿が点在しておりじっくり巡ると神輿や神仏習合の発祥地であることも分かって非常に有意義でした。国宝は宇佐神宮の写真として良く見る南中楼門ではなくその背後にある本殿なのでお参りするときによく見るようにして下さい。

春宮神社から上宮への参道を上り西大門をくぐるとありました。文禄時代に改築されたとのことで安土桃山時代の様式を今に伝えています。鮮やかな朱色なのは南中楼門などと同じですが曲線の唐破風を持つ建物はこちらの他は目立つところでは呉橋ぐらいでしょうか。そういった意味では宇佐神宮の中でも珍しい建築ですね。

応神天皇を祀る一之御殿をはじめとして二之御殿、三之御殿が並んでいます。これら八幡造りの本殿が国宝なのですが南中楼門と回廊に囲われているため殆ど見ることができません。公開されることがあれば是非、回廊の内側に入って本殿を見てみたいものです。

上宮の回廊の角付近に立札がありました。回廊の一部が神社なのかなと思ったらそうではなく、社殿が無くて楠の木に祭神の八王子が鎮座しているのだそうです。神社の境内にある御神木はよく見かけますが建物の無い神社というのは初めてお目にかかったかもしれません。また一つ神社の新たな一面を知りました。

春宮神社から上宮への参道を上ると西大門の前にありました。額束が無く上部に黒い台輪がある宇佐神宮独特の様式です。大鳥居を含めてここまで4つ程鳥居をくぐりましたが皆同じ様式ですね。小さいものがあればお土産に欲しいぐらい簡潔で美しい形ですね。

春宮神社から上宮に上がる参道の途中にありました。応神天皇の子、仁徳天皇とその皇子を祀っています。852年に建てられた重要文化財ですね。前方後円墳で有名な仁徳天皇が出てきたことで宇佐神宮が一気に身近に感じられました。

春宮神社のあるちょっとした広場から上宮への参道になっている石畳の階段を上っていくと富士山だか三角のおにぎりみたいな形の石が二つありました。似たようなものは各地にあってうまく見つけられないこともありますがこちらは他の石より大きいので割りと簡単に見つかりました。なかなかきれいな三角形ですね。

表参道を進むと突き当たった先に下宮の立て札がありますがここは左手を上るとある上宮に先にお参りした帰りに下宮への参道の案内に従って行くと良いと思います。上宮より規模は小さいですがそれだけに横から本殿が少し見えて安心です。正面から見ると一之御殿、二之御殿、三之御殿と三か所でお参りできるようになっていて左の一之御殿から順番にお参りする人が多かったようです。

絵馬堂の裏手に広い池がありました。水面の古代ハスや目の前の小島に建つ能舞台は簡単に見られますがさらに奥側の小島には水分神社があったり対岸の畔には御霊水があったりと見所が多いので池を一周するぐらいの覚悟でじっくり見て回るのも良いと思います。

菊名駅から徒歩５分程の所にあります。そんなに広い敷地ではないですが黒っぽい鳥居に黒っぽい拝殿とややモダンなかんじがするのは平成23年に改修されたからですね。鳥居をくぐってすぐ左の手水鉢の下を覗くと「がまんさま」という鬼の石像が支えている形になっています。江戸時代のものだそうなので必見です。

八坂神社の前方は現在は空き地のようになっていますが738年に神宮寺として弥靱寺が建てられて神仏習合の発祥地となった所です。そしてここから六郷満山の仏教文化を持つ寺院が国東半島一円に広がっていったとのことで、改めて宇佐神宮の力みたいなものを感じました。空き地のようなところからも壮大な歴史を知ることができるのですね。

春宮神社の裏手のあまり目立たない位置にあります。鳥居の左右に八坂神社と養蚕神社の立て札がありますが宇佐市内にあった養蚕神社が合祀されたそうです。残念ながら経年退色により塗装工事中でしたが完成の暁には鮮やかな朱色の本殿が見られるのではないでしょうか。

表参道を進むと下宮の少し手前にあります。春宮は「とうぐう」と読むそうで、東宮と同じく皇太子の意味、ということで第15代応神天皇の皇子を祀っています。屋根に苔が生えているのが目立ちますがこれはこれで風情がありますね。

大鳥居をくぐる手前、右手にあります。小さな神社ですが囲いに屋根も付いていたりしてきれいに整った外観です。景行・成務・仲哀・応神・仁徳の5代の天皇に通算240年も仕えて300年近く生きたという武内宿禰(たけうちのすくね)を祀っているので長寿のご利益はありそうですね。

大鳥居をくぐると右手にあります。1209年のものだという国宝の孔雀文磬がありそもそも磬とは何かというのが知れたことも良かったのですが、馴染みのある姿形のお神輿の展示もあり、実は宇佐が神輿の発祥だと知り軽く衝撃を受けました。やはり全国の八幡社の総本宮ともなると日本文化への影響も大きいですね。

表参道入口を進むと宇佐神宮境内を示す石碑と共に橋が現れました。鮮やかな朱色で真ん中がこんもりとしていて向こう側が見えず、いかにもここから先は神域といった雰囲気を醸し出していてちょっと緊張しました。横で鯉のえさを売っていたので渡るのは池か神宮内に閉じた小川か何かかなと思ったら寄藻川という普通に町を流れる長い川なのですね。鯉がこの辺りに留まっているのかなと思うと不思議でもありました。

表参道入口を進んで最初の鳥居をくぐるとありました。神宮に機関車の展示とはこれ如何にと思いましたが宇佐駅から宇佐神宮までを結ぶ宇佐参宮鉄道として昭和40年まで走っていたそうです。今はバスで来れますが蒸気機関車に乗って来れる光景を思い描くとそれはそれで情緒がありますね。

野上弥生子文学記念館から北上するとありました。起源は1097年に遡るという由緒正しい神社で境内社もいくつかあり、見て回る甲斐があります。例年夏に行われる祇園祭はコロナ禍で中止でしたがこの日は別の催しがあったようで、はっぴ姿の人が集まっていました。旧臼杵藩主稲葉家下屋敷がある通りには車道を跨ぐように大きな鳥居があって神聖な雰囲気でした。

大分駅の南口を出ると延びている細長い広場です。一面の芝生に加えて樹木も植えられていて目に入る緑が鮮やかです。平坦な所もあればこんもりと斜面になっている所もあり彫刻の展示も見つかるのでそぞろ歩くだけでも小さな達成感が得られました。