ミロヒさんのクチコミ(87ページ)全2,910件

皇居東御苑の二の丸庭園の天神濠側に純和風の建築物があります。これが諏訪の茶屋です。明治時代に吹上御苑に建てられた茶屋で、ご休所として使われていたものを移築したもので、内部は非公開。庭園から外観見学だけです。
諏訪の茶屋の前庭右手に２本の太いもみじがあり、もみじの赤、諏訪の茶屋の緑青の緑、空の青のコントラストがとても優美な姿を見せてくれます。
茶屋側から、二の丸庭園紅葉を背景にこのもみじを見てみたいものです。

大手門、北桔橋門と並ぶ皇居東御苑に入苑する3門の一つです。東御苑の一番北側にある門で平川濠、高麗門、渡櫓門、枡形に護られた江戸城の頑強な防御の仕組みが今でも残っている門で興味深い門です。そして、普通に歩くいていると見過ごしてしまいますが、渡櫓門の隣には不浄門と言われる三つ目の帯曲輪門があり、3つの門が残るのもこの門以外はなく、とても見応えにある門です。

皇居東御苑の二の丸北側にある平川濠と天神濠の間に架かる橋です。現在は石垣を残す土橋ですが、古地図を見ると桔橋だった様です。単純に歩いて渡るだけだと両濠が綺麗に見えるだけですが、この橋の見所は考えられた江戸城防御の仕組みです。外堀を渡って枡形のある平川門を通り、Uターンする様に進んだ先に濠に架かる下梅林冠木門外橋。二重三重の防御で守られているのが良く分かる場所です。

皇居東御苑の二に丸から本丸に上る坂の3つの坂の一つで、一番北側にある坂です。他の坂より道幅は狭く、名前の通り坂道の周辺には多くの梅の木が植えられています。紅葉の時期は坂上に上梅林門の石垣が残るだけの坂で一通りも少ない程見ごたえはありません。多くの梅の花咲く早春以外は行かなくても良いと思います。

皇居東御苑の二の丸、諏訪の茶屋の東側に都道府県の木が植えられています。47の都道府県から各都道府県を代表する木が寄付されて植えられたもので31種あります。地方ごとに特色のある木があり、つい自分の出身地の木は何なのかを探してしまいます（ちなみに杉でした）。やはり特徴的な木は南国の木ですね。

皇居東御苑の二の丸庭園の東側に二の丸雑木林はあります。二の丸御殿のあった場所に昭和58年から人工的に作られた雑木林ですが、人工のものとは思えない森となっています。35年ちょっとでこんなにも育つのかと驚きです。
更に紅葉の見事はとても見事で写真を撮られずにはいられませんでした。

皇居東御苑の汐見坂を下った先、二の丸庭園の隣に新雑木林があります。二の丸雑木林を平成14年に拡張したところが新雑木林です。訪れたのは12月でしたが紅葉、イチョウ、欅の紅葉が特に見事でした。私が見た皇居の紅葉の中では一番綺麗に見えました。

皇居東御苑の本丸から汐見坂に下る左手、汐見坂門跡の前に校舎の様な建物があります。これが楽部庁舎です。観光地と言う訳ではなく宮殿で演奏される雅楽や洋楽を演奏する宮内庁式部職の楽部の練習所と言ったところでしょうか。ですので、立ち入ることもできませんし、見所もありません。
ただ近くを通ると雅楽の音色が流れ聞こえて来ます。中々聞けない音色です。

皇居本丸の北西に位置する内濠の一つです。別名三日月濠と呼ばれるだけあり、濠の形が三日月型をしています。普段は北桔橋側からしか見られません。北桔橋からの眺めは皇居随一の高さの石垣、西桔橋からは美しい曲線を描く淵が印象的です。どちらかと言われれば、西桔橋からの眺めの方が私は好きです。

皇居の乾濠と蓮池濠の間、西の丸から本丸に渡るために架けられた橋です。木造の橋で、その昔は防御の為に跳ね上げ式の橋だったそうです。この橋も普段は渡ることも、見ることもできませんが、乾通り通り抜け一般公開の時は西桔橋を通って本丸に抜けることができます。
西桔橋からは乾濠が綺麗に見え濠に映り込む石垣が綺麗に見えるスポットです。

皇居西の丸の門長屋を過ぎた先に道灌濠があります。江戸城を創建した太田道灌が気づいた外堀と言われていますが、濠と言うか池の様な濠で周囲は木々の覆い茂る雑木林の様な雰囲気で東京の中心に居ることを忘れてしまう位自然豊かな場所です。
この濠も普段は見ることが出来ず、乾通り通り通り抜け一般公開のとき位しか見ることが出来ません。

皇居西の丸の乾通り沿い局門の先に門長屋があります。普段は見ることが出来ませんが、乾通り通り抜け一般公開の時は間近に見ることができます。門の両横には警護の武士が控える板張りの長屋が続き、今でも門から武士が出てきそうな雰囲気です。
門は閉じられていましたが、中に何があるのか気になりました。

皇居西の丸と本丸の間乾通り沿いに横たわる大きな旧江戸城の濠です。立ち入り禁止区域にあるため普段は見ることが出来ない濠ですが、乾通り通り抜け一般公開の時には間近で見ることが出来ます。名前の通り濠は一面の蓮に覆われていますが、秋の公開時には蓮も枯れて寂しい雰囲気。また、蓮池沿いの本丸石垣は壁の様で見ごたえがあります。

皇居西の丸　蓮池濠の前にある通りです。乾通り通り抜け一般公開の時に見ることは出来るのですが、通ることはできません。山下通りの両側には色づいた紅葉が植わり乾通り公開では一番の紅葉を見ることが出来るポイントです。
特に右側は紅葉山と呼ばれていただけあり、綺麗です。

皇居西の丸の乾通りの西側に局門があります。大手門や坂下門等の様な櫓門ではなく、お寺にある山門の様な、お城にある門ととしては小さな門です。大奥女中の通用門として使用されていた物だそうで、「局」とは名前が面白い。門は閉じられていて奥に何があるのか分かりません。門の左手にある紅葉が乾通りでは特に印象的でした。

普段は厳重に警備され入ることができない皇居西の丸に入れるのが乾通り通り抜けの一般公開。春と秋に誰でも通り通り抜けすることができます。
今秋2年ぶりに再開された秋の公開に行って来ました。紅葉を目的に行ったんですが、思った程紅葉は大したことはありませんでした。しかし、滅多に見られない宮内庁、蓮池濠、局門、門長屋等を見ることが出来るのが、なかな良いです。
平日朝行ったのですが、それでも沢山の人が見学に来ており、歩きづらいのは仕方ない所です。

皇居西の丸　坂下門から入った宮内庁の先に蓮池参集所があります。こちらの建物も普段は見られませんが、乾通り通り抜け一般公開の際に見ることができます。
案内番が立てられていますが、蓮池参集所自体は全国から来られる奉仕団の集合、休憩場所と言うだけで、歴史がある訳でもなく、特段観光地と言うほどのものではありません。また、ブラインドが閉まっており、内部も垣間見れません。

皇居西の丸 坂下門を入った先に宮内庁庁舎があります。普段は見られませんが、乾通り通り抜一般公開のときは正面から見ることができます。テレビの宮内庁からの報道でよく見かけるあの建物です。昭和10年築の近代建築で、車寄せのある切妻破風を織り交ぜた和洋建築で、近代洋風好きには見ごたえのある建物です。
仮宮殿として利用されていた時期もあるとか。

皇居の西の丸にある坂下門に渡る土橋が坂下門橋です。皇居で起きた事件では桜田門外の変が有名ですが、同じく水戸藩士が老中安藤信正を襲撃した坂下門外の変の現場です。普段は皇居の出入口として利用されているため、皇宮警察が厳重に警備し、近寄ることは出来ませんが、乾通り通り抜けの時は入場口として坂下門橋を通ることができます。
歴史的事件のあった現場を見られ嬉しかったですが、こんなにも見通しの良い所で襲われるとは、江戸城の警備はどうなっていたのか不思議に思えました。

名前の通り、天皇陛下がお住まいになる皇居西の丸にある宮殿です。一般参賀で天皇陛下がベランダにお出ましされるあの建物です。
今回、乾通りの通り抜けに行ったおり、坂下門から宮内庁の建物の間の通りの奥に宮殿の一部を初めてちらっと拝むことが出来ました。あそこに天皇陛下がおられるのかと思うと、建物が神々しく見えてきました。近づけないのは残念ですが、見られただけでも来て良かったです。今度は一般参賀で正面から参らせて頂きたいと思います。