2015年8月　大人の遠足＃２２　工場見学＠　JAL SKY MUSEUM

2015/08/16 - 2015/08/16

５月の連休からずっとJALの格納庫見学の機会を狙っていたところ、お盆休みの最終日にひょいっと空きを発見。
このチャンスを逃してなるものか。
早速行ってきました。

エリア 羽田(東京)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 5.0
• グルメ: 5.0
• ショッピング: 4.5
• 交通: 5.0

• 同行者: カップル・夫婦（シニア）
• 一人あたり費用: 1万円未満
• 交通手段: 高速・路線バス 私鉄 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

空港の敷地内にあるはずだけど、空港から行くよりも、京急ーモノレールを乗り継いで行った方が安くて早いそうなので、そのルートで行きます。

天空橋で京急からモノレールへ乗り換え。
天空橋って、なんか壮大でロマンチックな良い名前だね。

JALへ行くなら最寄り駅は新整備場駅。
国際線ターミナルの1つ先。
反対に1つ戻ると整備場駅がある。
"新"があるかないかの違いで紛らわしいから、間違えないように要注意です。

久しぶりにお会いしますね、モノレールさん。
超ご無沙汰してます。

釣り人が結構いました。
潮干狩りとか、そういいう素人っぽい感じがない。
セミプロな感じ。

新整備場駅に到着。たぶん、行き方を聞く人が多いのでしょうね、案内板がありました。

こんな通路を通ります。
ちょっと心配になるよな。
本当にこんな通路の先にJALがあるのか？

出口。
周りは大きな建物と空港との境になるフェンスだけ。

羽田空港のブリッジ型のオブジェが目に入ります。

横の大きな建物がJALの建物で、これがつまりは目的地。
正に最寄り駅ですな。

JALメンテナンスセンター。

受付は30分前からで、早く来てもそれまでは入れてもらえないので、15分程時間潰しに隣のビルとの間にある橋まで散歩。
建物がデカいから、そこそこ歩きまっせ。

橋の上からは飛行機がよく見えます。
これはこれで楽しかった。

そろそろ時間なんでjALへ戻ろうと歩いていると、目の前の道路を飛行機が横切って行きました。さすが空港の敷地内。

入口でIDと予約メールのプリントアウトを提示、代わりに入館証とパンフレットをいただきます。
入館証のQRコードをゲートに読み取らせて入場。

講習が小一時間、そのあと格納庫を見学するコース。
講習が始まる前と休憩時間には教室と同じフロアにある展示を見学します。
先ずは、ファーストクラスの座席。
触っちゃダメだって。

次はビジネス。
これも見るだけ。
座れるのは別にあって、そっちはフルフラットになったり、マッサージ機能がついてたりで、ラグジュアリー。
私がこのクラスを利用することはないだろうな〜。
さみし〜。

コックピットの模型があって座って良いとなっていたので、座ってみました。
結構狭いけど、座ってしまえば窮屈な感じはない。

周りは頭上まで全部計器でいっぱい。

これ全部チェックしながら飛んでるのかなー。

横ももちろん計器です。

ここで機内食も食べるんだろうか。

何故か酸素ボンベ。
緊急時の酸素はコックピットの場合、ここから出るとか？
まさかね。

エンジンの模型がありました。
きれい。
機能美だわ。

タイヤの断面。
大きさ以外は車のタイヤと同じに見える。

材質はかなり特殊なんだろうな。

ジャンボサイズの工具。これが必要なジャンボな部品が使われているんですね。飛行機はもうジャンボの時代じゃなくなったけど、部品はまだまだジャンボ。

ジャンボ機は象85頭分くらいの重さがあるんですって。
それが空を飛ぶんですよ。

歴代のCAさんの制服が展示されてました。
女の子なら、一度は来てみたいと憧れたこともあったでしょう？

このミニドレスなんてかわいいよなー。
でもこれで仕事するのは能率悪そうですけど。

リゾッチャってキャンペーンあったよな〜。
懐かしー。
こんなノベルティをもらえたのか。

宇宙飛行士の若田光一さんのコーナーが出来てました。

JALから宇宙船の船長さんへ。
夢はかなうんですね。

皇室の方々の写真等が展示されてましたが、ここは撮影はNG。
なんでだろうな。
別にヘンな写真はなかったよ。

ノベルティの展示で、いいなー、ほしいなーと思ったのはこれ。
漆器で鶴のマークはあまりにもピッタリ。

2階って天井が低くて圧迫感があったな〜。

あ、これ、ニュース映像でよく見た！
ビートルズ!!
この法被を彼らに着せた日航の担当者､good job!です。
飛行機よりも目立ってた。

こちらも近頃何かと話題のオリンピックのロゴマーク。
シンプルですね。
これを見て盗作だという人は出てこないだろうな。
私は今度のオリンピックのロゴ(エンブレムだっけ)は好きなんですよ。
盗作だとは思わないけど、脇で騒ぎが大きくなって折角の才能にケチがつくのは残念ですね。
自業自得な所もありますが。

空飛ぶゾウさん。

ギャレだ。
ここまできっちりと収納場所が決まっていれば、私の部屋ももう少しマシになるだろう。

一度はスッチーの制服を着てみたいと思ったアナタ。
貴方の夢はここでお手軽にかないます。
キャプテンの制服もあるので男性方も楽しめますよ。

展示ブースはこんな感じ。

広報の事務室入口と思われる所には各種の記念撮影用ボードが保管してありました。
使い分けしてるんですね。

本日はコレ。

講義はなかなか面白かったです。
象85頭分の重さがある（その半分は燃料、次は飛行機の自重。旅客に関連するのは10％程度ですって）、飛行機が飛ぶ仕組みなんぞを簡単にスライドを使って教えていただきました。

そしていよいよ格納庫へ向かいます。
講義は80−90人くらいが一緒に受けましたが、格納庫へは20人弱のグループに分かれて、案内の社員さんに付いていきます。

「ご安全に」、久しぶりに見たわ、こういうポスター。
現場に出るんだなってかんじ。

最初に目に入ったのは飛行機から取り外されたエコノミークラスの座席。

先導に従って見学展望台のような場所へ。

ここからは耳は解説を聞きながら、目は写真を撮って良さそうな場所を探す。

ここは第一格納庫。
通常は第一の後、第二格納庫に移動して駐機中の飛行機を間近に見る事が出来るのだけれど、本日はお盆休みの最終日。
Uターンラッシュのピークで、全飛行機が稼働中につき、空っぽの第二格納庫の見学はナシとなりました。
残念です。

作業中の皆様。
どうもお邪魔してます。

一見すると、どこにも飛行機はいないように思えたけど、よく見ると、この足場の固まりみたいなのに囲まれた中に居ました。
あまりにもボディが色んなモノに囲まれてて、そして大きすぎて見えてなかった。
エンジンが目に入り、翼が目に入り、そして翼の付いている場所が目に入った。

ちょっとだけ、新幹線に似ていると思っちゃった。

定期点検中なんですね。

反対側にももう一機オーバーホール中のが止まってます。

座席のみならず、全ての設備をはずして点検するそうです。

直ぐ前は羽田空港の滑走路です。
今日はお盆休みの最終日ですから、次から次へと飛行機が到着してきます。

ちょうど休憩時間になったようで、気が付くと「働くおじさん」たちはどこかに消えてました。

足場に畳んでぶら下がっているカーテン状のものは塗装作業の時に使うそうです。
全部おろしてバーッて塗料を吹きかけるんですね。
ある一定期間が過ぎると塗装作業を行うそうです。

夏の強い日差しでまぶしい。

スタッフが作ったラジコン飛行機。
時々飛ばすそうです。

解説は正直よく聞こえませんでした。

超大型壁掛け時計。
1Fからでも見えるようになってます。

じゃ、1Fへ降りていきましょうか。

カバーを外された座席はこんな感じなんですね。
飛行機のシートメーカーって、海外の3社がシェアを占めているんですって。
最近、ANAが自動車のシートメーカーとタイアップして日本人の体系に合ったエコノミー席を国内線に導入したって番組を見ました。
車のシートって完成度高いものね。
長いフライトになるときは、エコノミーでも居心地の良いシートをお願いしたい。

1Fへ行く人はヘルメット着用が義務です。
こちらは見学者用。
1サイズですが、後ろ側にアジャスターがついていて、中のベルトを締めたり緩めたりできます。
子供も同じヘルメット着用です。
目が隠れないように気を付けて階段下りようね。

1F到着。
ここまで来ると、足場に隠れた飛行機は益々物体化して、乗り物とは思えない。

やっぱり、全体が見えてないと臨場感と迫力が削がれるなぁ。
翼だけでも相当に大きいけど、部品にしか見えないの。

さて、ガイドさんから工場の色について解説がありました。
JALの整備工場では特別な色を使っています。
「ラベンダーグレー」という色で、うっすらと紫色がかった灰色です。
タダのグレーじゃなくて、ラベンダーを混ぜる事で、働く人の心理に落ち着きと安らぎを与える効果を狙っているそうです。
確かに、ただのグレーじゃないですね。
シャッターや鉄筋の梁はラベンダーが濃いから少しおしゃれな感じにも見えます。

この工場見学、人気なんだよなー。
お子様たちも神妙におとなしく見学しているのは、きっと面白いからなんだろうな。

飛行機、見えない。
残念。

到着便は良く見える〜。

向こうに見えるのは国際線ターミナルです。

このプラットフォームに後2機くらいは止められそう。

また１機戻ってきましたね。

羽田は世界で４番目に忙しい空港だそうです。

１位ロンドン
２位アトランタ
３位北京

惜しくもメダルを逃しました。

飛んでる飛行機の写真を撮るのは、なかなか難しい。

きたー

赤い飛行機もイイね

お、来た。
ロックオン。

今回はしっかりついて行けてる。

車輪がもう出てますね。

タイヤが地面に着くと、ものすごい摩擦熱で白い煙が上がります。
風向きが違うから臭いは漂ってこなかったけど、ゴムの焦げた臭いが嗅げるような気がしました。

頭の上が出っ張った金魚を思い出す。

天井もすごいことになってますね。
で、格納庫の扉って何重にも重ねて使うのかしらん？
見学者はこのレールから外へは出てはいけないのですよ。
内側ギリギリに皆並んでみてます。

これは飛行機のお尻だな。
こんな○模様だっけ？

お、黄色だ。
ラベンダーグレーじゃないぞぉ。

これは良く目立ちますねぇ。
何か危険な作業をするのかなぁ。

飛行機のお腹の下。
でも、良く見えな〜い。

尾翼？

お腹の下からパイプを入れて、何の検査をしてるんだろう？

確かに、第２格納庫が見れなかったのは残念だけど、でも、おかげで空きがあったのだったとしたら、やっぱりラッキーだな。

SF映画に出てくる工場みたいだね。
I'll be back
とか、そういうの出てきそう。

さて、見学終了しましたので、ヘルメットを返して出口に向かいます。

あ、このビニールのかかった棚には便器が並んでましたよ。
トイレも全部外して点検ですって。

次のシフトの作業者の方々が入ってきて、ラジオ体操が始まりました。

彼らには日常業務が始まるんですね。
お盆休みなのにお疲れ様です。

お、操縦席のあるところだ。
ココの窓って開くんだなぁ。

13:00-14:30までのコース終了です。
12:30から展示コーナーの見学スタートしてたから、正味2時間ですが、あっという間の2時間でした。
有難うございました。

入館証がついていたストラップはお土産にお持ち帰りくださいって事でした。
職場で使おうかな〜。

入る時は気が付かなかったけど、入り口脇にお稲荷さんがありました。
そういえば、穴守稲荷神社って近所だったよな。

第2格納庫が見れなかったのは、「また来い」って事なんだろうと思う。
人気があるので、そう簡単には予約できないかもしれないけど、面白かったし、次のチャンスを探ろうっと。

モノレールで国際線ターミナル駅まで戻りました。
もう14時半過ぎてるけど、お昼食べてないので、空港でご飯食べて帰ります。

ホームに撮影ポイントって書かれた場所があったので行ってみました。

そこから撮った写真がこれ。
モノレールって、なんか、イモムシみたい（失礼）。

レールは無くて、横の車が回って動くんだろうか？
あ、モノ・レールだからこの太いのがレールになるのか？
磁力で浮いて動くとリニアになるのよね？
う〜む。勉強不足だ。
今度はそっち方面の工場見学ってないかしらん。

国際線の出発ロビーまでやってきました。
夏祭り仕様になってます。
間もなく15時です。
腹減ったー。

GWに来た時は藤棚だったけど、今は朝顔が昼間でも咲いている。

前回のお土産だった焼肉ロール。
これが我が家では大ヒット。
今回も買って帰りますよ。

さて、どこで何を食べようか悩んだ末、前回と同じ店にしました。
あんまり選択肢があると選べないって典型です。

恵比寿で乾杯〜。
ごめんね、一番搾りは無かったのよぉ。

羽田と言えばアナゴでしょ。
セミプロ級の釣り人はもしかしたらコレを狙ってたのかな。
ふわっと柔らかくて、美味しかった。

日本の夏ですね。

展望デッキから、さっきまでいた格納庫を探しましょう。
左からJAL(第一）、JAL(第2）、スカイマーク、ANA、ANA(横向き）と並んでいます。

もう次の回の人たちが並んでこっち側をみていますよ。

第2は本当に空っぽだ。

エンジンにはたくさんのブレード（羽）がついていますが、この羽一枚が1千万円以上するんですって。
さっきのガイドさんが言ってました。

ANAはラベンダーじゃなくて、コーポレートカラーのブルーの混ざったグレーですね。

やっぱり、JALは鶴丸マークがイイです。

私たちが格納庫から見てたのはA滑走路ですね。
全部到着便だった。
飛び立つのはB滑走路を使ったのかな？

翼なが～い

帰りはリムジンバスで楽して帰ります。
バスの中からJALのメンテナスセンタービルが見えました。
モノレールの駅の出入り口も見えます。
駅から上がってきたときに見えた「フェンスの向こうの景色」の中から反対に見返してるんだな。
ラベンダーグレー、効いてます。
こうして離れて見ると、派手じゃないのに良く目立つ。

本日のおみや。
空港のお土産屋さんで美味しそうなお菓子を大量仕入れ。
(お腹空いてる時に買い物するのはダメですね。）
「すいーとぽてたまご」は8/31までの限定販売ですって。
東京駅で買って以来のお気に入り。
「聖　涼」はレモン餡の生八つ橋で、冷蔵庫で冷やして食べるとひんやりと涼しさ満点のおいしさでした。
パッケージがかわいいから買った「石畳」はわらび餅の固いヤツでした。
日本のお菓子は優秀です。
季節感、パッケージ、味。どれも外れなし。

交通費：1493円
お土産:3500円くらい
ランチ：2600円くらいかな。

今夜は85頭の象が空を飛ぶ夢を見そうです。