北海道・青森とユジノサハリンスクを海から訪問　2015年7月

2015/07/08 - 2015/07/17

横浜発着のクルーズ船で、普段見られない海からの日本を見ながら、北方領土、樺太島（サハリン）などをクルージングしました。
表紙の写真は、ロシアと言えばマトリョーシカが思い浮かびますが、ユジノサハリスクの特設お土産物コーナーにも並べられていました。


小雨の中、横浜大桟橋を後にして霧の釧路から北方領土を抜け知床半島を海から眺め、樺太のコルサコフの沖へ停泊しました。
その後、小雨の中の小樽、晴天の函館、青森から台風１１号が日本列島に近づいているので早めの出航で横浜に戻りました。
早朝着いた横浜の大桟橋の片側には台風のため日程を変更した飛鳥?が停泊していました。
当方の船はそれほど揺れもせず無事航海を終えることができ、横浜中華街で昼食を食べてから帰宅しました。


実際は、夜に航行することが多く、天候にもあまり恵まれなかったせいか、海から本州や北海道を見る機会はそれほど多くはありませんでしたが、北方領土や知床半島の一部は洋上から眺めることが出来ました。。

エリア ユージノサハリンスク(ロシア)

• 旅行の満足度: 4.5

• 同行者: カップル・夫婦
• 交通手段: 船

横浜の大桟橋から小雨の中を出航です。


◎旅行の行程
7/17（金）午後、横浜出港
7/18（土）終日クルージング
7/19（日）釧路　入・出港
7/20（月）知床半島クルージング
7/21（火）コルサコフ　入・出港
7/22（水）小樽　入・出港
7/23（木）函館　入・出港
7/24（金）青森　入・出港
7/25（土）終日クルージング
7/26（日）午前、横浜入港、下船

横浜港大さん橋国際客船ターミナル 名所・史跡

船内に飾られていた横浜港から船側に贈られた入港記念盾です。
船内の一角には世界中の訪問港の入港記念盾が飾られていました。

横浜の大桟橋を出航し、太平洋上を一路北海道の釧路へ向かいました。

釧路の西港区第四埠頭に入港です。
釧路のゆるキャラ「つるまる」が出迎えてくれました。

ここから釧路川沿いの釧路フィシャーマンズワーフＭＯＯまで無料のシャトルバス（片道約１５分）が出ていました。

シャトルバスの終点、釧路フィシャーマンズワーフＭＯＯです。

ここを拠点に、生涯学習センターの展望台、港分館（石川啄木記念館）、幣舞橋などを見て回り、ＭＯＯ内で毛ガニや夕張メロンなどを食べたり、ＭＯＯ内で催されていたクルーズ客向けのイベントを楽しみました。

釧路フィッシャーマンズワーフMOO ショッピングモール

釧路港から船側に贈られた入港記念盾です。

釧路出航後、歯舞諸島、色丹島のそばを通り択捉島と得撫島の間を抜けてオホーツク海へでました。
写真は太平洋側から見た北方領土の択捉島の一部です。

北方領土の択捉島の先にある得撫島です。

オホーツク海側から見た北方領土の択捉島の一部です。

オホーツク海側から見た北方領土の国後島の一部です。

オホーツク海側から見た知床半島です。

遠目からの観察だったので、熊などは発見できませんでした。

知床国立公園 自然・景勝地

明け方コルサコフ沖へ着きました。
船のテンダーボート（約１００人乗り）で上陸です。

コルサコフはかつては日本人漁師の住む小さな村で、その後ロシアの流刑地となった場所です。
日本のすぐ北、ロシア本土の東に位置するサハリン島にあり、現在も、日系、朝鮮系、ロシア系の文化が入り交じった独特の雰囲気が残ります。

コルサコフからユジノサハリンへ向かう途中で見かけた、町の郊外にある空港への入り口には飛行機が飾られていました。

ユジノサハリンスク空港 (UUS) 空港

ユジノサハリンスクの観光はニコライ教会からでした。

聖ニコライ教会は、丸太で組まれた正方形の建物の屋根の上には黄金のタマネギ型ドームとロシア正教会の十字架がありおとぎ話から出てきたようなチャーミングな教会です。

栄光の広場（旧樺太神社跡）です。
かっての鳥居のあった階段を上ると広場に抜けられ、そこには旧ソ連軍の戦車や機関砲が飾られていました。

今は無いそうですが、樺太神社の本殿跡や宝物殿はここから更に山を登った先にあったそうです。

ユジノサハリスクはかつて、帝政ロシアの囚人の流刑地でした。
現代では豊富な天然ガスと石油資源により新興都市となっています。

ユジノサハリンスク 散歩・街歩き

途中、市内のアイスパレスでトイレ休憩と二階の特設売店でロシアのお土産の買い物タイムです。

ユジノサハリンスク 散歩・街歩き

サハリン郷土史博物館（旧樺太庁博物館）です。

サハリン州立博物館 (旧：樺太庁立博物館) 博物館・美術館・ギャラリー

帰りに、ユジノサハリンク郊外の大きなショッピングセンター「シティー・モール」内のスーパーにも寄りました。

コルサコフ港から船側に贈られた入港記念盾です。

小樽港は、勝納埠頭に接岸しました。
徒歩圏内で観光地に行ける場所でした。
隣にある新日本海フェリーターミナルからバス（２２０円）も利用できました。

小樽港フェリーターミナル (勝納埠頭) 乗り物

船から徒歩圏内で観光地に行ける場所でしたが、船の前に待機していた人力車で小樽運河近くの「北のウォール街」へ向かいました。

小樽市総合博物館運河館(旧小樽倉庫) 美術館・博物館

ＪＲ小樽駅そばの三角市場で海鮮丼を堪能しました。

北のどんぶり屋 滝波食堂 グルメ・レストラン

小樽運河のクルーズ（約４０分）も楽しみました。

小樽運河クルーズ 乗り物

小樽港から船側に贈られた入港記念盾です。

小樽から函館へ向かいます。

早朝、北海道松前沖の小島と弁天の鼻が船中から見えました。

松前小島 自然・景勝地

函館では、函館山が望める港町埠頭に着岸しました。
函館駅まで無料のシャトルバス（約２５分）が運行されていました。

坂の街「函館」の八幡坂からの眺め。

函館では、函館駅前から市電に乗り、「函館どっく前」で下車して函館の阪見物をしました。
途中、旧英国領事館でアフタヌーンティー、カールレイモンでソーセージを食べ、再び市電に乗って「湯ノ川温泉」まで行き、「啄木亭」で展望温泉風呂を楽しんでから函館駅そばの月光仮面像を見学してから帰船しました。

函館 八幡坂 名所・史跡

湯ノ川温泉の啄木亭で日帰り温泉を楽しみました。
屋上の展望風呂からの眺めはなかなか良かったです。

湯の川温泉 湯元啄木亭 宿・ホテル

湯ノ川温泉から市電で函館駅に戻り、駅のそばにある月光仮面像を見学してからシャトルバスで船に戻りました。

函館駅 駅

函館港から船側に贈られた入港記念盾です。

青森では、沖館埠頭に接岸しました。

アスパム近くの埠頭には接岸出来ないたようで、石炭の野積みが目立つ観光らしさが何にもない埠頭です。
船から少し離れた所に臨時の観光案内所などがあり、徒歩５分位の所にも地場のスーパー（ユニバース）がありました。
そばには沖館温泉もあるそうです。

沖館温泉 温泉

青森港です。
青森市内のアスパムまで無料のシャトルバス（約１５分）が運行されていました。

青森県観光物産館アスパム 名所・史跡

青森では、八甲田山雪中行軍遭難資料館、（同）遭難記念碑、八甲田ロープウェー、城ヶ倉大橋などを見学し、秘湯みちのく深沢温泉で汗を流してから青森市内でお寿司を食べて、アスパムそばの「ねぶた」倉庫内の制作中の「ねぶた」を見学しました。

八甲田ロープウェ- 乗り物

これは青森港から船側に贈られた入港記念盾です。

台風が日本に上陸する影響で、青森を早めの出航です。

青森出航後、船内ではゴールドバルーンドロップパーティーで盛り上がっていました。

台風の影響で海上の風が強く、流石の大型船でも揺れ、屋上にあるプールの水が跳ね上がっていました。

強風の中、一路横浜へ。
船の上部甲板を前に行ったり後ろに行ったりして、船の揺れを体験しましたが、大型船なので揺れはそれほど大きくはありませんでした。

横浜の大桟橋に戻って来ました。
飛鳥?がベイブリッジをバックに停泊していました。
飛鳥?は５万トンくらいしかないので、台風のためにクルーズが変更になり避難待機しているようです。

飛鳥II 乗り物