2014/04/07 - 2014/04/07
3位(同エリア91件中)
キートンさん
メキシコに入国して7日目。
今日はカンクンからトゥルムヘデイトリップ。
トゥルムといえば、カリブ海に面した遺跡で知られる街ですが、人気のセノーテにも近い街。
午前中は、昨日に続いてのセノーテ第2弾。
昨日は見るだけのセノーテだったけど、今日は潜るのだ!
潜ると言ってもダイビングじゃないよ、まさかの素潜りだじょ〜
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- 交通
- 3.0
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 50万円 - 100万円
- 交通手段
- 高速・路線バス タクシー
- 航空会社
- ユナイテッド航空
- 旅行の手配内容
- 個別手配
PR
-
セノーテに入るなら午前中が勝負だ。
水中の微粒子が巻き上げられていない早い時間帯が透明度が高く、「光のカーテン」とやらもよく見れるのだという。
今日は気合を入れて、まだ暗い5:40にはセントロのバスターミナルに来て、6:00発のトゥルム行きADOバスに乗る。 -
カンクンを出発して1時間少しで、バスはプラヤ・デル・カルメンを経由して行く。
-
ADOバスは8:20頃、トゥルムのバスターミナルに到着。
ここから目指す「グラン・セノーテ」までは5kmほどの距離。
タクシーで行くのが最も楽だが、経済性と1日の行動を考えるとレンタサイクルという手も捨てがたい。
付近を探してみると、このショップを見つけた。
レンタル料は1日70ペソ程度で安かったのだが、1つ問題があった。
デポジット(保証金)として現金かパスポートを預けなければならなかった。
現金ははっきりした金額は忘れたが、所持金でぎりぎり払えるぐらいで後の余裕がなくなるし、パスポートを預けるのはさすがに怖い。
結局断念して、タクシーを利用することにした。
グラン・セノーテまで6USドルと比較的安かった。 -
8:50頃、「グラン・セノーテ」入口に到着。
入場料は120ペソと表示してあるがUSドル払いも可で、11USドルだった。
手持ちのペソが不足していたので、USドル払いができるのはラッキーだった。 -
園内は、昨日のイク・キル・セノーテをこじんまりとしたような感じで、花がたくさん咲いている。
-
ついにセノーテ登場。
一目見て、明らかにイク・キル・セノーテとは透明度が違う。
見えている部分の水深が浅いせいもあるが、これは期待できそうだ。
地表面から水面までは10m程度で、イク・キル・セノーテよりかなり浅い。
ここが比較的海に近く、標高が低いからかもしれない。 -
かなりオープンな感じのセノーテで、この木製の階段で下りて行く。
「グラン・セノーテ」は日本でも知られたセノーテで、日本人も何人か見かける。 -
桟橋から見ると、鍾乳洞が奥に続いていて、ほとんど水で満たされているのがわかる。
-
水面で反射した光が、天井の鍾乳石に写る揺らめきがいいね。
-
このセノーテには、もうひとつの開口部があった。
こちらの開口部は少し小さく、先ほどの開口部とは地下の鍾乳洞でつながっているようだ。 -
さあ、いよいよ入水の準備開始。
シュノーケルのセットとロッカーを借りる。
この価格表示からすると合計110ペソになるが、USドルでは8USドルだった。
あれ、安過ぎへん?
まあいいや、安いに越したことはない。 -
ロッカーは16スペースで少なめ。
ロッカーを借りずに桟橋に荷物を置いて入水していた人もいるようだ。 -
これがレンタルのシュノーケルセット。
-
さて、満を持していよいよ入水。
実はこのセノーテの水中撮影のために今回カメラを購入した。
水深15mの防水性能をもつオリンパスTG-2というコンデジ。
その性能が試される時がきた。
いや、試されるのは腕の方だろうけど・・・ -
おおっ、さすがの透明度だ。
これはちょっと感動ものだぞ。
実はこの写真が撮れるまで、かなり試し撮りしてホワイトバランスを調整した。
フラッシュは発行禁止にした方が良いようだ。 -
イチオシ
これがうわさの「光のカーテン」とかいうやつか。
これがちゃんと描写できていてちょっと感動ものだ。
ほとんど気にならなかったが、結構大きな魚も写っていたんだ。 -
こちらではプロっぽいカメラマンの撮影が始まっている。
モデルも大変だが、カメラマンはもっと大変そうだ。
はしごに足をからめて体勢を安定させるなんぞ、素人のやることじゃねえ。 -
こんなん掲載していいんかなぁ。
いいやろ、顔がわからんし。 -
なかなかの躍動感やな。
あかんあかん、こんなに近付いたらさすがに撮影のじゃまや。 -
では、今度は少年をモデルに。
-
こっちにもマーメイドいてるでぇ〜
目の保養になるなぁ。 -
なんか撮影の主旨がそれてきた。
自然を撮らんと、自然を。 -
あれ?ジオラマっぽく写ってる!
そんな機能使ったかなぁ?
まあいいや、偶然の産物が面白い作品になることもある。 -
洞窟入口からの風景。
水は冷たいと思っていたが、それほどでもない。
ただシュノーケルは慣れないので、結局水中メガネと耳栓だけで遊泳した。
泳いだのは実に5年ぶりくらいになるが、思ったほど疲れない。
メタボは地上ではいいことなしだが、水中では程良い浮力と体温保持というメリットがあるのか。
まあ、曲がりなりにも水泳の経験があるとたまには役に立つものだ。 -
浅い所で魚を撮ってみたが、底の苔の色と同化してしまった。
-
イチオシ
ちょっと地上で休憩した後、まだまだ泳ぐじょ〜
あまり休憩が長くて髪が乾くと、再度入水するのが億劫になるのだ。 -
「光のカーテン」を見るには、午前中が良いそうだ。
暗いうちから出発して来た甲斐があった。
早起きは三文の得ではない。
三文どころか、時には金では買えないほどの得になることもある。 -
「光のカーテン」もさることながら、底に映し出された光の網目模様がいいじゃない。
-
では、鍾乳洞探険でもしますか。
天井から下がる鍾乳石は水中へと伸びている。 -
鍾乳洞側から見るとこんな感じ。
-
水中から入口方向を見ると・・・
今まで見たこともない水中風景が広がる。 -
鍾乳洞入口から少なくとも2〜30mくらい奥までは空洞があるもよう。
その先にも空洞やエアポケットがあるかもしれないが、自然光が入る範囲で行動しないと危険だ。 -
完全に水没した鍾乳洞に下がる鍾乳石。
-
水中洞窟の奥に光あり。
スキューバーダイビングならライトを持って奥まで行けるのだ。 -
ジャック・マイヨール並の心肺能力があれば、それくらい素潜りでお茶の子さいさいだけど、私には無理。
「ジャック・マイヨール」にピンとこない人は、「あまちゃん」に置き換えてください。
(全然違うやろ!)
「ジャック・マイヨール」って何者や?と思った人は、これを参考に
http://www.youtube.com/watch?v=T8DtVusxF_Q -
スキューバー組、ぞくぞくと眼下を泳ぐ。
-
水面上から見ると、まるで「プチ・青の洞窟」。
いや、「青」と言うより「緑」に近いか? -
上から突き出た鍾乳石が、セノーテ特有の水中風景となっている。
シュノーケリング程度でこの光景が見れるとは、ユカタン半島まで来た甲斐があった。 -
もっと鍾乳洞の奥から撮影を試みるが、光量不足と浮きながらの不安定な体勢のため手ぶれがひどい。
個人的な技術では、このあたりからが限界だな。 -
イチオシ
素潜りで深く潜っての撮影も試みたが、上手く撮れたのはこの程度の深さまで。
スキューバーダイビングと比べると、どうしても差は出てしまう。
あまちゃんレベルなら話は別だが。 -
このセノーテにはもうひとつの開口部があり、その方向にも鍾乳洞がつながっている。
両側がつながっているので比較的明るい。 -
こちらの鍾乳洞は底が砂地で、背が立つくらいに浅い。
砂地なので、先ほどの鍾乳洞よりは砂が舞い上がりやすく、透明度は少し落ちるが、それでもこの透明度。 -
またまたこちらでも撮影隊が撮影会。
レフ板とか使って本格的だ。 -
再び会えたよ、小麦色のマーメイド。
「世界の果てまでイッテQ」でもセノーテでカレンダー写真撮影してたよね。 -
イチオシ
エロティックではなく、あくまでアーティスティックに。
アートですよ「アート」。
いくら言い訳をしても、あまりおっさんが追っかけてるとストー君になってしまうので、ほどほどにしとかないとね。 -
こちらはもう一つの開口部。
やはりイク・キル・セノーテに比べると、地表面が近くてオープンな印象だ。 -
魚はたくさんいたけど上手く撮れなかったので、カメで我慢して。
「我慢」って、カメに失礼やな。 -
セノーテはもう十分堪能した。
水中からの景色はまさにセノーテならではのものだったな。
他にもきれいなセノーテはいくつもあると思うが、形状によりスキューバーダイビング向きでも、シュノーケリングには向かないセノーテも多いようだ。
「グラン・セノーテ」は、シュノーケリングでも十分楽しめるとの評判で来たわけだが、その評判は間違いなかった。 -
園内には、シャワールームや更衣室の設備もあった。
海水浴の後ならシャワーを浴びるところだが、セノーテは淡水だしきれいな水なので、シャワーを浴びなくても何ら問題はない。 -
12:00前、「グラン・セノーテ」の見学&遊泳を終え入口に戻ってきた。
何だかあっという間の3時間だった。
水温が低いという情報があったので、1時間も遊泳していられないと思っていたが、意外に平気だった。
しかも風邪気味だというのに。
グラン・セノーテは、秘かに期待していたのだが、その期待を裏切らない美しさで、何よりもその光景を写真に収めることができたので大満足だ。
入口にはこのセノーテを紹介する写真が飾られてある。
その写真と比べても遜色のないくらい、グラン・セノーテの魅力は伝えることができたのではと思うのだが・・・
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この旅行記へのコメント (6)
-
- 行き当たりばったりさん 2014/05/23 15:25:24
- やはり「写るんです」ではダメですね
- キートンさん はじめまして。
行き当たりばったりと申します。
旅行記拝見しました。
このたびはサイトトップページへの旅行記掲載おめでとうございます。
ご存じと思いますが、オイラも昨年の8月に同じグランセノーテに潜った身ですが、見たまんまの情景が旅行記に掲載されて、懐かしさを感じています。
オイラの場合は持ち込んだカメラが「写るんです」であったため、ほとんど水の中の写真が光量不足で真っ暗な写真ばかりで、現地旅行社に写真をもらったという大失態を起こしてしまいました。
さて、グランセノーテですが、訪問時期が4月ということですが現地は暑かったですか?
オイラの時は8月でしたので、水は冷たかったですが気温が高かったので、逆に気持ち良かったです。
やはり水中撮影は「写るんです」ではダメだと痛感した
行き当たりばったりでした。
- キートンさん からの返信 2014/05/23 20:57:01
- RE: やはり「写るんです」ではダメですね
- こんばんは、行き当たりばったりさん。
書き込みありがとうございます。
> このたびはサイトトップページへの旅行記掲載おめでとうございます。
この旅行記の投票数が突然伸びてたので、何事が起ったのかびっくりしました。
本日の1枚に掲載されていたことを知って、その反響の大きさを知りました。
今回の旅でセノーテで泳ごうと決めていたので、オリンパスTG-2という水中撮影のできるコンデジを購入しました。
昨年、仕事の現場で使っていたデジカメが汗か埃のせいで故障して、過酷な状況でも使えるタフなデジカメが必要だったので、仕事用と旅行サブ機との兼用デジカメになります。
広角側が25mmで開放F値が2.0の比較的明るいレンズなので、水中の多少暗い場所でもなんとか写ってました。
ただ、かなりの枚数を撮った中で写りの良いものだけを掲載してるので、大半が失敗作でしたけど・・・
私が行った4月は、ユカタン半島は泳ぐのには程よい暑さでしたね。
メリダが一番蒸し暑かったです。
チチェンイツァや海岸沿いは少しましでした。
セノーテの水は冷たいという情報を聞いてましたが、それほど冷たくは感じなかったですね。
水中で結構動いていたからかな?
私が購入したオリンパスTG-2の後継機種TG-3がもうすぐ発売になるとか。
http://olympus-imaging.jp/product/compact/tg3/index.html
購入して半年たたないうちに新機種発売でちょっと複雑な気持ちです。
では、また。
キートン
-
- chikuouさん 2014/05/22 20:51:51
- すごいの一語に尽きますね。
- きれいな画像をありがとうございました。水の中にもぐって撮影というのはすごいですね。ありがとうございました。
- キートンさん からの返信 2014/05/22 21:17:56
- RE: すごいの一語に尽きますね。
- こんばんは、chikuouさん。
こちらこそ書き込みありがとうございます。
今回の旅で水中撮影用に防水のカメラを新調しました。
おかげ様で期待以上の写真が撮れました。
今後、そのタフなカメラは現場写真を撮る仕事用カメラになってしまいそうですが・・・
では、今後もよろしくお願いします。
キートン
-
- 豚のしっぽさん 2014/05/11 09:21:29
- 光のカーテン
- すっばらしすぎるぅぅぅぅ!!!!!!!
本当にお金では買えませんね
充分伝わってきましたよ
ずーと一連の旅行記拝見してきましたが
いつか行ってみたいです
キートンさんの足跡をたどって♪
シッポ
- キートンさん からの返信 2014/05/11 11:29:27
- RE: 光のカーテン
- こんにちは、しっぽさん。
書き込みありがとうございます。
セノーテの美しさを伝えることができて、こちらも感激ですよ。
美しい海は世界にたくさんあっても、セノーテはユカタン半島にしかないもの。
ダイビングでもシュノーケリングでも素潜りでも、光のカーテン見れますよ!
メキシコって麻薬マフィアのイメージもあって、治安に問題ありかな?と思いがちですが、行ってみると旅するのは全然大丈夫って感じでした。
鉄道は首都のメトロ(地下鉄)しかなく、ほとんどバス移動になるけど、1等バスはとても快適。
スペイン語の国で、スペインと同じくらい旅しやすいですよ。
メキシコといえば「遺跡」のイメージがあるけど、コロニアル都市のカラフルな街並みも魅力的だし、海やセノーテが抜群にきれい。
ぜひ、いつか行きたい国リストに入れといてくださいね。
では、また。
キートン
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