中南米 古代文明＆コロ二アル紀行2014 / ７日目(4/2)前編

2014/04/02 - 2014/04/02

ペルーからメキシコに旅の舞台を変え、メキシコ入国２日目。

今日は11:30発のバスでグアナファトからサンミゲル・デ・アジェンデに移動する日。

午前中はグアナファトの街歩きをする予定が、近郊のバレンシアーナまで足を伸ばしてしまいました。

宿泊した「カーサ・ディオニシオ」では、この旅で最高の朝食を。その朝食とは・・・

エリア グアナファト(メキシコ)

• 旅行の満足度: 4.0
• 観光: 4.0
• ホテル: 4.5
• 交通: 4.5

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 50万円 - 100万円
• 交通手段: 高速・路線バス 徒歩
• 航空会社: ユナイテッド航空
• 旅行の手配内容: 個別手配

昨日までの寝不足の影響で早めに就寝したので、朝は6:00前には目が覚めた。

6:00過ぎにテラスに出てみると、まだ夜明け前で空が白み始めた頃。

まだ街の灯がともるグアナファト。

こんな時間帯にのんびり街を眺められるなんて、贅沢・・・

東の空は日の出直前の明るさ。

静けさの中でニワトリの鳴き声だけが響き渡っていた。

早朝のテラス。

左にらせん階段の出入り口がある。

テラスに咲く花。

テラスから見える「バシリカ」と「グアナファト大学」。

階段で少し下りた所が私が泊まっている部屋。

部屋からは残念ながらグアナファトの景色を眺めることはできない。

ゆっくりと荷づくりをして、7:30過ぎ朝食を摂りにロビーまで下りてみると、部屋かテラスかダイニングかどこで朝食を摂るかを尋ねられた。

そこは迷わずテラスしかない。

そしてほどなくしてテラスのテーブルに朝食が運ばれた。

トースト、フルーツ、オレンジジュース、コーヒーとシンプルな朝食も、爽やかな朝日の中で食べれば美味しくないわけがない。

ビールじゃないけど、思わずこの景色に一人乾杯。

なんと爽やかな青空。

朝はこちらはやや逆光ぎみ。

「アロンディガ・デ・グラナディータス」、「ベレン教会」、「サンロケ教会」がこちらの３点セット。

夕方に「ピピラの丘」から見た雰囲気とはやはりどことなく違う。

サンミゲル・デ・アジェンデへのバスはグアナファトのバスターミナルから11:30に出発する。

グアナファトのバスターミナルはセントロからかなり離れているので、逆算すると「カーサ・ディオニシオ」を10:30頃には出たい。

それまでの２時間余りを利用し街歩きに出かけた。

「カーサ・ディオニシオ」を出て少し歩けば、泉のあるこじんまりとした広場に出た。

グアナファトは起伏が多い街で、坂や階段がよく見られる。

街中は車の通行できる道路が少なく、かつての坑道を利用したトンネルが車道となっている。

なので、街のあちこちで車の出入り口を見かける。

街の地下のいたるところに車道のトンネルが通っていて、一応狭い歩道が付いている場合も多いが、実際そこを歩いている人は少ない。

他ではあまり見られないユニークな街の構造をしている。

「イダルゴ市場」の近くから見上げる斜面地の街並み。

「歩き方」の地図では、このあたりにインフォメーションがあるはずなのだが発見できず。

工事中の地下への出入り口。

景観を配慮した石材を使用している。

「アロンディガ広場」の近くの朝市。

何気ない朝の街の風景。

昨日「カーサ・ディオニシオ」で地図をもらった時に、「ビューティフル・ビュー」と教えてくれた「バレンシアーナ」というところが気になっていた。

「アロンディガ広場」の近くのバス停からバスが出ているので、行ってみることにした。

バスは途中2〜3箇所のバス停に停車しながら、15分程度でバレンシアーナに到着。

バス停の横に大きな教会がある。

「バレンシアーナ」には現在も操業している坑道があるという。

内部見学できる銀鉱山の坑道跡もあるようだが、時間の余裕もないのでパス。

「バレンシアーナ」の広場と教会。

最初バレンシアーナの街を30分程度見てからバスで帰ろうと思っていたが、バスの車窓から見た街の景色が気になったので、グアナファトまで歩いて帰ろうと考えた。

バスのスピードと所要時間から、長くても5kmくらいの道のりで概ね下りだという判断だ。

グアナファトに来てからたびたび見かけるジャカランダの花。

メキシコでは「ハカランダ」と発音し、日本で春にサクラが咲くようにメキシコの春は「ハカランダ」が咲き誇る。

花は２月下旬〜４月と比較的見頃が長い。

バレンシアーナからやや速足で約15分後に眺めの良いところに出た。

バスの車窓からはもう少しインパクトのある景色だった気がしたが、まあ悪くはない。

ここからの景色にちょっとしたアクセントを加えているのがこのお城。

「カスティージョ・サンタセシリア」という、17世紀に鉱山で富を得た大地主の城を利用したホテルのようだ。

クネクネ曲がる道路を一度朽ちかけた階段でショートカットして、先ほどのお城の近くまで下りてきた。

写真を摂っていたら、地元のおっちゃんが「ハカランダ」だと教えてくれた。

まあ、知ってたけどね。

道路のロータリーにあった噴水。

街の風景にスカイブルーとアクアブルーがいい感じ。

バレンシアーナから徒歩で約50程でグアナファトのセントロ近くまで戻ってきた。

途中、チキンの丸焼をするカマドを2〜3箇所で見かけた。

「サンディエゴ教会」と「ファレス劇場」。

バレンシアーナまで足を伸ばしたので、今日はグアナファトの街中をあまり見学できなかった。

バレンシアーナよりも、グアナファトの街をもう少しディープに探索する方が良かったかもとも思った。

10:30前に「カーサ・ディオニシオ」に戻って出発する時にバスターミナル行きのバス停の場所を聞いたがわからなかった。

宿の従業員がセントロまでソフトスーツケースを運んでくれたので、そこまでは楽に移動できたが、一向にバス停がわからない。

結局めんどくさくなって近くに停まっていたタクシーで行くことにした。

スーツケースを運んでくれた従業員にチップを渡して別れたが、バス停を探してくれたらもっとはずんだのに・・・

タクシーで10分程度でバスターミナルに到着。

50ペソだった。
空港からのタクシー代が高かったので、これは安く感じた。

まだ出発まで30分以上時間があったので。明日に乗るサンミゲル・デ・アジェンデからメキシコシティへのバスのチケットも購入しておいた。

サンミゲル・デ・アジェンデまでのETNのバスは、２列・通路・１列で旅客機のビジネスクラス並のゆったりシートだった。

所要時間は１時間30分ほどだが、飲み物と軽食も付いている。

バスの料金は安いとはいえないが、この内容なら十分満足である。

こちらは隣の２列席。

テレビ付きで前後もゆったり。

こりゃいいわ。
すっかり気に入った。

さて、この快適なバスで次の訪問地「サンミゲル・デ・アジェンデ」を目指します。

この旅行記へのコメント （2）

• るなさん 2015/01/23 13:26:32

  カラフルメキシコの街

  こんにちは、キートンさん。
  メキシコ旅行記を数冊拝見しました。
  
  まだ決定はしていないのですが、メキシコへ行きたいかな？と思って勉強しているところです（笑）
  何せ中南米、未踏の地ですし治安も気になり、いかがなものかと？
  
  グァナフォトが目的ですがメキシコシティに寄るかどうか迷い中（その前にメキシコ自体に行くかもですが？）
  サン・ミゲル・デ・アジェンデもホントに素敵ですね。
  
  キートンさんの旅行記を拝見してて、極めて欧州的な雰囲気なのかなと思いました。
  もちろんスペイン語圏なところもあり、そんな雰囲気なのでしょう。
  
  まだ全然調べ始めなのでよくわかりませんが、メキシコは広そうなので、エリアを絞って計画してみたいと思っています。
  
  グァナフォトやサン・ミゲル・デ・アジェンデで泊まられたホテル、可愛いですね♪
  みんなテラスがあっていい感じ〜
  特にグァナフォトのは最高の景観ですね。でも、行くまでに大変そう^^;
  
  欧州好きな私にとって、カラフルなメキシコの街並みはどんぴしゃです！
  
  またお勉強させて頂きます(*^^)v
  
  るな
  
  

  キートンさん からの返信 2015/01/23 21:10:16

  RE: カラフルメキシコの街

  こんばんは、るなさん。
  書き込みありがとうございます。
  
  メキシコ良かったですよ。
  行くまでは治安のことは多少気がかりでしたが、
  行ってみれば何事もなくヨーロッパと変わらない感じでした。
  メキシコでの都市間の移動は鉄道が旅客向きではないので、
  主にバスでの移動になります。
  長距離バスは１等と２等があって料金に差がありますが、
  １等（特にETNのバス）がお勧めですよ。
  １等は快適さが全然違うし、直行便が多く安心です。
  （２等バスは途中のバス停で強盗が乗ってくる事件もあるらしい）
  
  グアナファトとサンミゲル・デ・アジェンデは私のお気入りの都市です。
  グアナファトは学生の街、サンミゲル・デ・アジェンデは芸術の街。
  洗練された観光地という感じではなく、適度に庶民的で活気に満ちていて
  良い意味でいかにもラテンの雰囲気です。
  ぶらぶら街歩きが実に楽しくて、大都市観光よりヨーロッパの美しい街を
  歩くのが好きな人にはきっと気に入ってもらえると思いますよ。
  グアナファトとサンミゲル以外にも魅力的なコロニアル都市はたくさんありそうだし。
  グアナファトの宿は見晴し最高で今までで最も印象に残る宿の一つでした。
  
  メキシコへの入出国はやはりメキシコシティかカンクンの空港が便利です。
  地方の空港は街までのバスがなくてタクシー代が割高だったりします。
  コロニアル都市めぐりが目的ならメキシコシティを中心に周遊の旅、
  遺跡も同じくらい見たければユカタン半島にも行きたいところですね。
  
  私の方はすっかりフォートラからご無沙汰中ですが、
  今年は６月にユーレイルグローバルパスでヨーロッパ周遊の旅を計画中です。
  ただ今訪問地を研究中で、るなさんの旅行記も参考にさせていただきますね。
  旅の後半にはアルプス方面を予定しているのですが、
  スイスフランが急騰してて頭が痛いです。
  
  今年もお互い良い旅ができるといいですね。
  
  では、また。
  
  キートン