ウシュマル遺跡周辺旅行記(ブログ) 一覧に戻る
メキシコに入国して5日目。<br /><br />今日はメキシコシティから国内線で一気にユカタン半島のメリダに移動。<br /><br />ユカタン半島はマヤ遺跡の宝庫。<br />まず手始めにプウク様式のマヤ遺跡として知られる、「ウシュマル遺跡」を訪れる予定なのですが・・・<br />この旅最大級の波乱の1日が幕を開けます。

中南米 古代文明&コロ二アル紀行2014 / 10日目(4/5)

28いいね!

2014/04/05 - 2014/04/05

6位(同エリア64件中)

キートン

キートンさん

メキシコに入国して5日目。

今日はメキシコシティから国内線で一気にユカタン半島のメリダに移動。

ユカタン半島はマヤ遺跡の宝庫。
まず手始めにプウク様式のマヤ遺跡として知られる、「ウシュマル遺跡」を訪れる予定なのですが・・・
この旅最大級の波乱の1日が幕を開けます。

旅行の満足度
3.5
観光
4.0
ホテル
3.5
交通
1.5
同行者
一人旅
一人あたり費用
50万円 - 100万円
交通手段
高速・路線バス
航空会社
ユナイテッド航空

PR

  • メリダへのフライトは8:34発のアエロメヒコ航空AM420便。<br /><br />ホテル・メトロポールは3つ星ホテルだけあって、早朝でもホテル前にタクシーが停まっていた。<br />空港までのタクシー代は200ペソだった。<br /><br />国内線だが異国の地なのでホテルを6:00過ぎに出て、6:30頃にはベニート・ファレス空港に到着。

    メリダへのフライトは8:34発のアエロメヒコ航空AM420便。

    ホテル・メトロポールは3つ星ホテルだけあって、早朝でもホテル前にタクシーが停まっていた。
    空港までのタクシー代は200ペソだった。

    国内線だが異国の地なのでホテルを6:00過ぎに出て、6:30頃にはベニート・ファレス空港に到着。

  • 搭乗手続きは機械に自分で入力するタイプだが、係員がついているレーンもあるので聞きながら入力できたので安心だ。

    搭乗手続きは機械に自分で入力するタイプだが、係員がついているレーンもあるので聞きながら入力できたので安心だ。

  • 機内の席は、今までのフライトで初めて最後尾の席だった。<br /><br />なので飲み物の準備などはすぐ後ろで行われる。

    機内の席は、今までのフライトで初めて最後尾の席だった。

    なので飲み物の準備などはすぐ後ろで行われる。

  • 2時間弱のフライトでメリダ・レホン空港に到着。<br /><br />風邪気味だった影響か、着陸時の気圧変化で耳が航空性中耳炎っぽくなっていた。<br /><br />そして降り立った時の、もわっとした高温多湿感が半端なかった。<br /><br />「歩き方」に「79番の市バスが空港と市内を往復している」とあったが、インフォメーションで聞いてみると、バスはなくタクシーを利用するしかないとのことだ。<br />市内のホテルまでのタクシー代は200ペソだった。<br />地方都市なのに、いっちょまえにメキシコシティのタクシー代と同じ料金だ。<br /><br />こういう想定外の出費がたびたび起こると、ボディーブローのように後々効いてくるものだ。

    2時間弱のフライトでメリダ・レホン空港に到着。

    風邪気味だった影響か、着陸時の気圧変化で耳が航空性中耳炎っぽくなっていた。

    そして降り立った時の、もわっとした高温多湿感が半端なかった。

    「歩き方」に「79番の市バスが空港と市内を往復している」とあったが、インフォメーションで聞いてみると、バスはなくタクシーを利用するしかないとのことだ。
    市内のホテルまでのタクシー代は200ペソだった。
    地方都市なのに、いっちょまえにメキシコシティのタクシー代と同じ料金だ。

    こういう想定外の出費がたびたび起こると、ボディーブローのように後々効いてくるものだ。

  • 今日の宿は、ソカロにも近い「ホテル・マリア・デル・カルメン」。<br /><br />フロントでチェックインの手続きをしたが、やはり午前中なので部屋を利用できるまで20分程度ロビーで待つことになった。

    今日の宿は、ソカロにも近い「ホテル・マリア・デル・カルメン」。

    フロントでチェックインの手続きをしたが、やはり午前中なので部屋を利用できるまで20分程度ロビーで待つことになった。

  • 11:00頃に部屋を利用できる状態になった。<br /><br />部屋は広めでいたってシンプル。

    11:00頃に部屋を利用できる状態になった。

    部屋は広めでいたってシンプル。

  • 大きな鏡が傾いてるのが若干気になる。<br /><br />エクスぺディアでの予約で1泊4500円程度だった。

    大きな鏡が傾いてるのが若干気になる。

    エクスぺディアでの予約で1泊4500円程度だった。

  • 洗面・シャワールームも広く過不足ない感じ。

    洗面・シャワールームも広く過不足ない感じ。

  • 部屋を出ると目の前にプールもある。<br /><br />そう、プールに入りたくなるくらい真夏の気候なのである。<br /><br />昨日までは長ズボンで行動していたが、ここは短パン・Tシャツに着替えての行動となる。

    部屋を出ると目の前にプールもある。

    そう、プールに入りたくなるくらい真夏の気候なのである。

    昨日までは長ズボンで行動していたが、ここは短パン・Tシャツに着替えての行動となる。

  • 11:30過ぎにホテルを出発し、徒歩10分弱の2等バスターミナルに来た。<br /><br />メリダから「ウシュマル遺跡」までのバスは、「歩き方」に「メリダとカンペチェ間を走る2等バスがウシュマルを1日5本経由する。所要1時間20分」と記載されているが、ネットで調べても時刻が検索できなかった。<br />ある旅行記から、どうやら12:00台発の便があるようなので、それに乗れば14:00前後から約3時間遺跡の見学ができる見当をつけていた。<br /><br />しかしバスチケットを買おうとすると、次の便は14:30発だと言う。<br />これは大きな誤算だ。<br />ウシュマル遺跡の公開時間は8:00〜17:00だ。<br />そのバスで行くと遺跡の見学は1時間少ししかできない。<br />今日メリダに宿泊するのはウシュマル遺跡観光をするためだ。<br />それを断念してメリダの市内観光に変更するほど、正直メリダの街に興味はなかった。<br />なのでウシュマル遺跡までの往復チケットを買おうとすると、窓口の女性が何か訴えているが、スペイン語なのでよく理解できず、しまいにあきらめて隣の窓口の女性に対応をまかせるしまつ。<br />隣の窓口の女性は、しきりと英語で「ファイブ(5)」と「クロス」を繰り返したが、その時は「クロス」の意味が理解できなかった。<br />少なくとも往復だけはできるはずなので、往復チケットを購入したが、どうも窓口の女性の態度が不快だった。<br />ウシュマルまでのバスは往復104ペソ。<br /><br />後で気が付いたのだが、先ほどの「クロス」は「クローズ」に置き換えれば、「遺跡はPM5:00までですよ」と解釈でき、それにすぐに気付かない私もどうかしていた。

    11:30過ぎにホテルを出発し、徒歩10分弱の2等バスターミナルに来た。

    メリダから「ウシュマル遺跡」までのバスは、「歩き方」に「メリダとカンペチェ間を走る2等バスがウシュマルを1日5本経由する。所要1時間20分」と記載されているが、ネットで調べても時刻が検索できなかった。
    ある旅行記から、どうやら12:00台発の便があるようなので、それに乗れば14:00前後から約3時間遺跡の見学ができる見当をつけていた。

    しかしバスチケットを買おうとすると、次の便は14:30発だと言う。
    これは大きな誤算だ。
    ウシュマル遺跡の公開時間は8:00〜17:00だ。
    そのバスで行くと遺跡の見学は1時間少ししかできない。
    今日メリダに宿泊するのはウシュマル遺跡観光をするためだ。
    それを断念してメリダの市内観光に変更するほど、正直メリダの街に興味はなかった。
    なのでウシュマル遺跡までの往復チケットを買おうとすると、窓口の女性が何か訴えているが、スペイン語なのでよく理解できず、しまいにあきらめて隣の窓口の女性に対応をまかせるしまつ。
    隣の窓口の女性は、しきりと英語で「ファイブ(5)」と「クロス」を繰り返したが、その時は「クロス」の意味が理解できなかった。
    少なくとも往復だけはできるはずなので、往復チケットを購入したが、どうも窓口の女性の態度が不快だった。
    ウシュマルまでのバスは往復104ペソ。

    後で気が付いたのだが、先ほどの「クロス」は「クローズ」に置き換えれば、「遺跡はPM5:00までですよ」と解釈でき、それにすぐに気付かない私もどうかしていた。

  • ウシュマル遺跡へのバスの出発まで2時間30以上の時間ができた。<br /><br />2等バスターミナルの隣のブロックに1等バスターミナル(CAME)がある。<br />ここで明日利用するADOバスのチケットも購入しておくことにした。<br />先ほどの反省もあり、「MERIDA→CHICHEN ITZA→CANCUN」と、あらかじめネットで調べた時刻も紙に書いて窓口へ。<br /><br />メリダ発を6:30と9:15のどちらにしようかちょっと迷っていたのだが、明日日曜日は臨時で8:30発があると、パソコンの画面の時刻表を示しながら説明。<br />これはわかりやすい。迷わず8:30発をチョイス。<br /><br />チケットを購入後ここの売店でサンドイッチと飲み物を購入して昼食とした。

    ウシュマル遺跡へのバスの出発まで2時間30以上の時間ができた。

    2等バスターミナルの隣のブロックに1等バスターミナル(CAME)がある。
    ここで明日利用するADOバスのチケットも購入しておくことにした。
    先ほどの反省もあり、「MERIDA→CHICHEN ITZA→CANCUN」と、あらかじめネットで調べた時刻も紙に書いて窓口へ。

    メリダ発を6:30と9:15のどちらにしようかちょっと迷っていたのだが、明日日曜日は臨時で8:30発があると、パソコンの画面の時刻表を示しながら説明。
    これはわかりやすい。迷わず8:30発をチョイス。

    チケットを購入後ここの売店でサンドイッチと飲み物を購入して昼食とした。

  • 1等バスターミナル(CAME)にはちゃんと時刻表と料金の掲示があり、モニターでの案内もある。<br /><br />やはり1等と2等の違いはバスの車両だけではなく、こういうわかりやすいサービスにも差が表れる。<br /><br />14:30までまだまだ時間がある。<br />いつもならメリダの州庁舎や旧オーラン病院の野口英世像などの見学に行くところだが、この旅最高の蒸し暑さと風邪気味や耳の不調もあって、おとなしく待合室でゆっくりすることにした。

    1等バスターミナル(CAME)にはちゃんと時刻表と料金の掲示があり、モニターでの案内もある。

    やはり1等と2等の違いはバスの車両だけではなく、こういうわかりやすいサービスにも差が表れる。

    14:30までまだまだ時間がある。
    いつもならメリダの州庁舎や旧オーラン病院の野口英世像などの見学に行くところだが、この旅最高の蒸し暑さと風邪気味や耳の不調もあって、おとなしく待合室でゆっくりすることにした。

  • ウシュマル行きの2等バスはターミナルを10分くらい遅れて出発し、付近の2〜3のバス停を経由して16:10頃にウシュマルのバス停に停まった。<br />降りたのは私ひとりだけ。<br /><br />バスに乗っている時はかなりあきらめムードで、見学時間が20分を切るようだったら遺跡入場はやめようか・・・とか考えていた。<br />遺跡は入場料が200ペソ前後で安くはないのだ。<br />まあ、今からだと40分は見学可能か・・・<br /><br />バスを降りてから遺跡入口まではまだ3〜400mの距離がある。<br /><br />ひとつだけ幸いだったのは日が傾いてきて、蒸し暑さが少し和らいできたこと。

    ウシュマル行きの2等バスはターミナルを10分くらい遅れて出発し、付近の2〜3のバス停を経由して16:10頃にウシュマルのバス停に停まった。
    降りたのは私ひとりだけ。

    バスに乗っている時はかなりあきらめムードで、見学時間が20分を切るようだったら遺跡入場はやめようか・・・とか考えていた。
    遺跡は入場料が200ペソ前後で安くはないのだ。
    まあ、今からだと40分は見学可能か・・・

    バスを降りてから遺跡入口まではまだ3〜400mの距離がある。

    ひとつだけ幸いだったのは日が傾いてきて、蒸し暑さが少し和らいできたこと。

  • ウシュマル遺跡のエントランス。<br /><br />ここでチケットを買おうと思ったが、なぜかチケットを売ってくれなかったが中には入って良いとのこと。<br />先に進むとチケットの提示を求められるが、売ってくれなかったと説明すると入場させてくれた。<br /><br />どいういことだ?<br />公認の無銭見学か?

    ウシュマル遺跡のエントランス。

    ここでチケットを買おうと思ったが、なぜかチケットを売ってくれなかったが中には入って良いとのこと。
    先に進むとチケットの提示を求められるが、売ってくれなかったと説明すると入場させてくれた。

    どいういことだ?
    公認の無銭見学か?

  • 17:00まで残り45分ほどの見学時間。<br />おそらく少ししか見学時間がないので入場料は取らなかったのだと都合よく解釈して、早速見学開始。<br /><br />入場して進んで行くと、まず「魔法使いのピラミッド」の後部に突きあたる。<br /><br />この丸みを帯びた形状がキュートです。

    17:00まで残り45分ほどの見学時間。
    おそらく少ししか見学時間がないので入場料は取らなかったのだと都合よく解釈して、早速見学開始。

    入場して進んで行くと、まず「魔法使いのピラミッド」の後部に突きあたる。

    この丸みを帯びた形状がキュートです。

  • 「魔法使いのピラミッド」より南の方が見どころが多そうなので南方向へ進路を取る。<br /><br />「歩き方」の地図には載っていない建造物を左手に見ながら進む。

    「魔法使いのピラミッド」より南の方が見どころが多そうなので南方向へ進路を取る。

    「歩き方」の地図には載っていない建造物を左手に見ながら進む。

  • やがて高台に建つ「総督の宮殿」が現れる。<br /><br />「ウシュマル遺跡」は、「チチェン・イツァー」と並ぶマヤ文明を代表する遺跡である。<br />7世紀初頭のマヤ古典期に栄えた遺跡で、プウク様式と呼ばれるマヤ文明のオリジナル色濃い建造物で知られる。<br />周辺はカルスト台地で河川がなく、生活用水は雨水が頼りだった。<br />そのため雨の神「チャック」を強く崇拝し、いたるところにチャック像が見られる。

    やがて高台に建つ「総督の宮殿」が現れる。

    「ウシュマル遺跡」は、「チチェン・イツァー」と並ぶマヤ文明を代表する遺跡である。
    7世紀初頭のマヤ古典期に栄えた遺跡で、プウク様式と呼ばれるマヤ文明のオリジナル色濃い建造物で知られる。
    周辺はカルスト台地で河川がなく、生活用水は雨水が頼りだった。
    そのため雨の神「チャック」を強く崇拝し、いたるところにチャック像が見られる。

  • 「総督の宮殿」の西側を進んで行くと、「グランピラミッド」が右に現れるが、かまわず左の「総督の宮殿」へと進む。

    「総督の宮殿」の西側を進んで行くと、「グランピラミッド」が右に現れるが、かまわず左の「総督の宮殿」へと進む。

  • 「総督の宮殿」の上部には、中華風の四角い渦巻き模様「雷文」が見られる。

    「総督の宮殿」の上部には、中華風の四角い渦巻き模様「雷文」が見られる。

  • 「総督の宮殿」の東側に回り込むと、その向こうに「魔法使いのピラミッド」が見える。

    「総督の宮殿」の東側に回り込むと、その向こうに「魔法使いのピラミッド」が見える。

  • 「総督の宮殿」は、マヤ建築の中で最も調和のとれた建築物のひとつで、貴族の住居とか行政府だったと諸説あるものの、どんな役割を果たしていたのか解明されていない。

    「総督の宮殿」は、マヤ建築の中で最も調和のとれた建築物のひとつで、貴族の住居とか行政府だったと諸説あるものの、どんな役割を果たしていたのか解明されていない。

  • 「総督の宮殿」の2箇所でアーチが見られる。<br /><br />「アーチ」というと、上部が曲線状の形状を連想するが、こういう逆V字のものは「持送りアーチ」と呼ばれる疑似アーチ。<br />マヤの遺跡にはよく見られるため、「マヤアーチ」とも呼ばれる。<br /><br />ここでは別々だった建造物を結合するため「マヤアーチ」が使われているようだ。

    「総督の宮殿」の2箇所でアーチが見られる。

    「アーチ」というと、上部が曲線状の形状を連想するが、こういう逆V字のものは「持送りアーチ」と呼ばれる疑似アーチ。
    マヤの遺跡にはよく見られるため、「マヤアーチ」とも呼ばれる。

    ここでは別々だった建造物を結合するため「マヤアーチ」が使われているようだ。

  • 上部は石造りの格子文様、雷文、チャックの顔、石飾りをつけた人物像などのプウク式装飾で埋め尽くされている。

    上部は石造りの格子文様、雷文、チャックの顔、石飾りをつけた人物像などのプウク式装飾で埋め尽くされている。

  • 「総督の宮殿」から見渡す、「尼僧院」(左)と「魔法使いのピラミッド」(右)。

    「総督の宮殿」から見渡す、「尼僧院」(左)と「魔法使いのピラミッド」(右)。

  • 「魔法使いのピラミッド」の上部。<br /><br />数あるピラミッドの中でも屈指の美しさである。<br /><br />118段の階段の上に神殿がある。<br />その神殿の壁一面には精密なモザイクで埋め尽くされているというが、ここへ登ることは禁止されている。<br /><br />まあ、禁止されてなくても、今日は登っている時間がないけどね。

    イチオシ

    「魔法使いのピラミッド」の上部。

    数あるピラミッドの中でも屈指の美しさである。

    118段の階段の上に神殿がある。
    その神殿の壁一面には精密なモザイクで埋め尽くされているというが、ここへ登ることは禁止されている。

    まあ、禁止されてなくても、今日は登っている時間がないけどね。

  • 「総督の宮殿」から見た「尼僧院」。<br /><br />「マヤアーチ」の門と「プウク式装飾」がここからも確認できる。

    「総督の宮殿」から見た「尼僧院」。

    「マヤアーチ」の門と「プウク式装飾」がここからも確認できる。

  • 岩の上のイグアナ。<br /><br />遺跡内を歩いているとしばしば見かける。<br /><br />時間がないとはいえ、完全無視することもできない。

    岩の上のイグアナ。

    遺跡内を歩いているとしばしば見かける。

    時間がないとはいえ、完全無視することもできない。

  • 「総督の宮殿」の西側に回り込み、突き当ったところに「鳩の家」がある。<br /><br />上部に鳩の巣のような格子窓があることからこの名が付いたようだ。<br /><br />丘の上にこの壁だけが残り、他には何もなく、どんな役割をもつ建物だったのか全くわかっていないという。

    イチオシ

    「総督の宮殿」の西側に回り込み、突き当ったところに「鳩の家」がある。

    上部に鳩の巣のような格子窓があることからこの名が付いたようだ。

    丘の上にこの壁だけが残り、他には何もなく、どんな役割をもつ建物だったのか全くわかっていないという。

  • 「総督の宮殿」と「鳩の家」の間に「グランピラミッド」が位置する。<br />高さ30mの第神殿。<br /><br />あ〜登りたい!<br /><br />でも、17:00まですでに20分を切っている。<br /><br />登ってる余裕はない。

    「総督の宮殿」と「鳩の家」の間に「グランピラミッド」が位置する。
    高さ30mの第神殿。

    あ〜登りたい!

    でも、17:00まですでに20分を切っている。

    登ってる余裕はない。

  • 今度は北方向に進むと、「尼僧院」の手前に「球戯場」がある。

    今度は北方向に進むと、「尼僧院」の手前に「球戯場」がある。

  • 両側の壁の中央に付いている石の輪は、球戯のゴールであるという。<br /><br />宗教的な意味合いが強い球戯は、サッカーのように手を使わず、この石の輪に球を通すと勝ちとなるルールだったという。

    両側の壁の中央に付いている石の輪は、球戯のゴールであるという。

    宗教的な意味合いが強い球戯は、サッカーのように手を使わず、この石の輪に球を通すと勝ちとなるルールだったという。

  • 「尼僧院」の南門にあたるマヤアーチ。

    「尼僧院」の南門にあたるマヤアーチ。

  • 「尼僧院」の南門から西側を見ると、その先に「魔法使いのピラミッド」がある。

    「尼僧院」の南門から西側を見ると、その先に「魔法使いのピラミッド」がある。

  • 南門にあたるマヤアーチから「尼僧院」の中庭。

    南門にあたるマヤアーチから「尼僧院」の中庭。

  • 「尼僧院」の中庭。<br /><br />正面中央の広い階段は、観客席のようにも見える。<br /><br />その両側に石室があり、上部に長い「北の建物」がある。

    「尼僧院」の中庭。

    正面中央の広い階段は、観客席のようにも見える。

    その両側に石室があり、上部に長い「北の建物」がある。

  • 「西の建物」の繊細な装飾。

    「西の建物」の繊細な装飾。

  • 左側の石室は「金星の神殿」と呼ばれているようだ。<br /><br />その上部の「北の建物」と共にプウク式装飾が施されている。

    左側の石室は「金星の神殿」と呼ばれているようだ。

    その上部の「北の建物」と共にプウク式装飾が施されている。

  • 「北の建物」に見られる「チャック神」の頭像。<br /><br />マヤ民族はこの雨の神「チャック」を非常に大切にした。

    「北の建物」に見られる「チャック神」の頭像。

    マヤ民族はこの雨の神「チャック」を非常に大切にした。

  • 「東の建物」は他の3つの建物とは異なる装飾になっている。

    「東の建物」は他の3つの建物とは異なる装飾になっている。

  • 「東の建物」から見た、中庭、「西の建物」、「北の建物」。

    「東の建物」から見た、中庭、「西の建物」、「北の建物」。

  • 「東の建物」の裏側に回り込むと、「魔法使いのピラミッド」がそびえ建つ。

    「東の建物」の裏側に回り込むと、「魔法使いのピラミッド」がそびえ建つ。

  • 「魔法使いのピラミッド」は、高さ38mで、優雅で柔らかな印象を与える美しい神殿である。<br /><br />小人が一夜のうちに造り上げたという伝説から「魔法使いのピラミッド」という名が付いたという。<br /><br />実際には8〜11世紀の300年の間に5つの神殿を順番に造り上げたようだ。<br /><br />階段の角には10個以上の雨神チャックの顔が上部まで並んでいる。

    「魔法使いのピラミッド」は、高さ38mで、優雅で柔らかな印象を与える美しい神殿である。

    小人が一夜のうちに造り上げたという伝説から「魔法使いのピラミッド」という名が付いたという。

    実際には8〜11世紀の300年の間に5つの神殿を順番に造り上げたようだ。

    階段の角には10個以上の雨神チャックの顔が上部まで並んでいる。

  • 17:00、45分間の怒涛のような弾丸観光を終え、エントランスに戻ってきた。<br /><br />当然のことながらじっくり鑑賞する間もなく、ほとんど写真を撮るだけといった感じだった。<br />最低でも2時間はかけるべき内容の遺跡である。

    17:00、45分間の怒涛のような弾丸観光を終え、エントランスに戻ってきた。

    当然のことながらじっくり鑑賞する間もなく、ほとんど写真を撮るだけといった感じだった。
    最低でも2時間はかけるべき内容の遺跡である。

  • エントランスの土産屋のディスプレイ。<br /><br />陶器製の物が多い。

    エントランスの土産屋のディスプレイ。

    陶器製の物が多い。

  • どう解釈すれば良いのか・・・<br /><br />「誕生の瞬間」とでも?<br /><br />これを土産に買う勇気は、私にはないなぁ。<br />いや勇気以前の問題だ。<br />そもそも欲しいという気持ちにならない。

    どう解釈すれば良いのか・・・

    「誕生の瞬間」とでも?

    これを土産に買う勇気は、私にはないなぁ。
    いや勇気以前の問題だ。
    そもそも欲しいという気持ちにならない。

  • 45分の弾丸観光はやはり過酷だった。<br /><br />汗を掻きまくったので、エントランスを出た所で着替えをしてリフレッシュした。

    45分の弾丸観光はやはり過酷だった。

    汗を掻きまくったので、エントランスを出た所で着替えをしてリフレッシュした。

  • 17:15頃、バス停のある道路まで戻ってきた。<br /><br />バス停の標識はないが、3つくらいベンチがある。<br /><br />誰も待っていなかったらここがバス停なのか判断が難しいところだが、3人のバックパッカーに聞いて確認できた。<br /><br />「歩き方」には、17:50にSURバスが通ると記載されている。<br />そもそもウシュマルまでのバスは往路と復路でバス会社が違うし、「歩き方」には復路の時刻しか記載がないし、不可解な路線である。<br /><br />結局、1時間近く待ってバスが来た。<br />遺跡を見学した時間より、バスを待っていた時間の方が長かった。<br />まあ、個人旅行ではしばしば起こることではあるが・・・

    17:15頃、バス停のある道路まで戻ってきた。

    バス停の標識はないが、3つくらいベンチがある。

    誰も待っていなかったらここがバス停なのか判断が難しいところだが、3人のバックパッカーに聞いて確認できた。

    「歩き方」には、17:50にSURバスが通ると記載されている。
    そもそもウシュマルまでのバスは往路と復路でバス会社が違うし、「歩き方」には復路の時刻しか記載がないし、不可解な路線である。

    結局、1時間近く待ってバスが来た。
    遺跡を見学した時間より、バスを待っていた時間の方が長かった。
    まあ、個人旅行ではしばしば起こることではあるが・・・

  • 19:30頃、メリダの2等バスターミナルに到着。<br /><br />バスターミナルからソカロまでの道の照明が暗くて人通りも少なく、この旅で初めて心細くなった。<br /><br />メリダは日が暮れてからも蒸し暑さが残っていた。<br /><br />ソカロの周りには主要な施設が集まっている。<br /><br />西側には「市庁舎」がある。

    イチオシ

    19:30頃、メリダの2等バスターミナルに到着。

    バスターミナルからソカロまでの道の照明が暗くて人通りも少なく、この旅で初めて心細くなった。

    メリダは日が暮れてからも蒸し暑さが残っていた。

    ソカロの周りには主要な施設が集まっている。

    西側には「市庁舎」がある。

  • ソカロの東側には「カテドラル」。<br /><br />このカテドラルはユカタン半島最大の規模であるらしい。<br /><br />写真の建物はライトアップされて明るいイメージに映るかもしれないが、今まで泊ったメキシコのコロニアル都市と比べると、街の照明が暗いと感じた。

    ソカロの東側には「カテドラル」。

    このカテドラルはユカタン半島最大の規模であるらしい。

    写真の建物はライトアップされて明るいイメージに映るかもしれないが、今まで泊ったメキシコのコロニアル都市と比べると、街の照明が暗いと感じた。

  • ソカロの北側には「州庁舎」。<br /><br />この「州庁舎」は21:30まで公開されていて、マヤ文明をテーマにした27の壁画が有名で、2階の絵画ギャラリーはソカロを見下ろす豪奢な部屋だという。<br />しかも入場無料。<br /><br />暑いし早くホテルに帰りたいとこの時は思っていたので、そんなことは全く忘れていたが、ちょっと覘いてみればよかったと後悔した。<br /><br />今日は思い通りにいかない1日で、成果といえばウシュマル遺跡の45分弾丸観光のみだった。<br /><br />まあ、たまにはこんな日もあろう・・・

    ソカロの北側には「州庁舎」。

    この「州庁舎」は21:30まで公開されていて、マヤ文明をテーマにした27の壁画が有名で、2階の絵画ギャラリーはソカロを見下ろす豪奢な部屋だという。
    しかも入場無料。

    暑いし早くホテルに帰りたいとこの時は思っていたので、そんなことは全く忘れていたが、ちょっと覘いてみればよかったと後悔した。

    今日は思い通りにいかない1日で、成果といえばウシュマル遺跡の45分弾丸観光のみだった。

    まあ、たまにはこんな日もあろう・・・

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  • pedaruさん 2014/05/04 08:16:55
    ハラハラ・ドキドキ
    キートンさん お早うございます。

    メキシコの旅、興味津々で拝見してます。出だしから、不安がよぎります。
    どうか無事に観光できますように、・・・そこは旅慣れたとはいえ、個人旅行の危うさ、・・・やっぱり、なにかありますね〜

    スペイン語圏では、苦労も多いと思います。でも旅行記見る側は、面白いこと限りなし、どうなることかとハラハラしました。45分の見学ではもったいなかったですね。でも、映像で見る限りでは、悠久の時を感じました。素晴らしい体験の旅行記、ありがとうございました。(ブックマークに追加しました。)

    pedaru

    キートン

    キートンさん からの返信 2014/05/04 10:52:48
    RE: ハラハラ・ドキドキ
    こんにちは、pedaruさん。
    書き込みありがとうございます。

    個人旅行はどれだけ下調べしていても思い通りにいかないことがあるもので、ハラハラ・ドキドキはつきものですよね。
    予定がうまく消化できない時は、その場では悔しい思いをしますが、時間が経つと思い出となって、旅がより印象深くなってます。
    何かが起こる・・・それは危うさであり、ある意味醍醐味でもあるかと思っています。

    捨てる神あれば拾う神ありで、遺跡の入場料を無料にしてくれたのはラッキーでした。
    本当に駆け足で写真を撮るだけになってしまいましたが・・・

    メキシコは思っていたより旅行しやすく、治安も不安を感じることはほとんどありませんでした。

    でも、まだハラハラ・ドキドキが最終日に待っていたのですが・・・
    引き続き続編を見ていただければ幸いです。

    では、また。

    キートン

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