雷雨、時々曇り　～それでも琉フェスは最高さぁ～

2013/07/14 - 2013/07/14

7月14日、連休の中日、毎年楽しみにしている『琉球フェスティバル』に行ってきた。
一昨年より大学時代の友人夫妻と4人で楽しんでいたが、今年は友人の子息2人＋友人のご近所が加わり、総勢10名と言う大所帯での鑑賞となった。

また、今年は開場直後から雨が降り始め、途中は雷と土砂降りに見舞われるというハプニング付き。
それでも例年通りの盛り上がりを見せ、たっぷり4時間のコンサートを存分に堪能した。

エリア 銀座・有楽町・日比谷(東京)

• 旅行の満足度: 5.0

• 同行者: その他
• 一人あたり費用: 1万円未満
• 交通手段: JRローカル 私鉄

有楽町から歩いて日比谷公園へ。
まだまだ日暮れには早く、猛烈に蒸し暑いが、空は曇天。
天気予報ではにわか雨があるとのことだが、どうなるだろうか…

今年の出演者は、レギュラー化しているパーシャクラブやよなは徹に加え、池田卓、大工哲弘、サンサナー、今年大ブレイク中のきいやま商店、さらに目玉として喜納昌吉&チャンプルーズ、夏川りみ。

正統派琉球民謡をじっくり聴けるのも、琉フェスならでは。
しかし今年は“小さな巨人”登川誠仁氏はいない･･･。

『琉球フェスティバル』は毎年夏に開催されるが、その時期は8月だったり9月だったり。
今年は早めの7月開催となった。
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野音の入口付近にはすでに多くの人が待機中。

場所は毎年、日比谷野外音楽堂、所謂“やおん”である。
この琉フェスが他のライヴと決定的に異なるのは、売店(と言うより屋台)が出ていて、泡盛やオリオンビール、つまみ、沖縄そばなどを飲みながら食べながら鑑賞できる点。
さらに、持ち込みOK（ビン類やクーラーボックスは禁止(笑)）なので、開演前から酒盛りで盛り上がるのだ。
笑えるのは、出演者も楽屋で宴会を開いているという…(笑)
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入場を待つ人々の行列。
全席指定だから並ぶ必要はないのだが、毎回この行列である。

いよいよ開場。
入口付近がざわめきだした。
お祭りスタート直前の、このざわついた雰囲気が好きだ。

毎回16時から始まって、終演は20時過ぎ。
たっぷり4時間のお祭りである。

入場直前になって、とうとう雨が降り始めてしまった…

オープニングの盛り上げに、毎回登場するエイサー隊。
雨のおかげで、会場への入りもまばら。にわか雨と踏んで、物陰で待機中なのだろう。
そんな人たちを呼び込むように、エイサー隊の演舞は続く。
見れば、太鼓にビニール袋をかけて雨対策もバッチリ。

小雨ぱらつく中、いよいよ開演！
そうなると雨が止むのを待っていた人たちも諦めて着席。会場は満席だった。

一番手は、今回個人的に最も聞きたかった「きいやま商店」。
沖縄色を前面に出すアーティストとはちょっと趣を異にする。
ロックだったりレゲエだったり、いきなり三線フューチャーだったりで、単純に分類できない独特の音楽だ。
非常に勢いがあって、ノリは抜群。面白い！

MCは毎回、ガレッジセールの二人。そしてなぜかテレビ朝日の女子アナ。
今年は久保田直子アナ。
明るくてイイ感じだ。

2番手は、西表の舟浮出身、池田卓。
澄み切った声が心地よい。

飛び入りが多いのも、このイベントの特徴。
今年はきゃんきゃんと具志堅。
いつかは、出産後の夏川りみが子供を連れて登場したり…(笑)

実は直前まで雨。それもかなりの･･･
上空にようやく青空が見え、ほっとする観衆。
しかしみんなそれなりに雨対策してきているのはさすが。
中にはやけくそ気味にずぶ濡れのままの人もいたが…(笑)

よなは徹の時は降りっぱなしだったので、カメラを出すこともできず。

パーシャクラブ登場！

彼らが出てきた途端、会場の雰囲気がガラリと変わる。

観客総立ち

パーシャクラブのカリスマ性は本当にすごい。
会場のテンションが一気にピークに達するのは、いつもパーシャのステージだ。
毎年同じ曲しか歌っていないのに(笑)

今回のスペシャルステージ、夏川りみ＋パーシャクラブ&よなは徹。
こんな豪華な顔ぶれが見られるのは、琉フェスだけだろう。

ファムレウタは新良幸人と夏川りみのデュエット。
バラードなのにこの盛り上がり。

会場が夕闇に包まれ始める･･･
この時間の流れも、野音の魅力だ。

いい感じで暮れてきた中で、夏川りみが歌う『童神』、そして『涙そうそう』。
会場大合唱。素晴らしい！

会場のボルテージはMAX。
アルコールもだいぶ回り始め、踊りはじめる人多数･･･

トリは大御所、喜納昌吉&チャンプルーズ。

いきなり「原発」などと口走り始めたものだから、会場のテンションは一気にダウン。
選挙演説のようなMCは、正直うっとおしい。聴衆を見下すような口調も鼻に付いた。
楽しい祭りに政治を持ち込むな！と言いたい。

「偉そうに言うな！」との野次も。同じように感じた人も多数いたのだろう。

フィナーレ

全出演者揃い踏み。

全員で『花〜すべての人の心に花を〜』の大合唱。

聴衆も一体になって大合唱

器用に踊る人たち多数。

長い長いライブもとうとう閉幕。

また来年！

さて、沖縄音楽と言えば、指笛は必須。
しかしいくら練習してもうまくならないので、今年は“秘密兵器”を持参。
指笛と同じ音が出る笛である(笑)

大活躍だった･･･

雨でよれよれになったチケット。
レインコートを着ていても湿ってしまうほどの土砂降り。
会場に川ができたかと思うほど。
それでも帰ろうとする者もなく、琉球熱に浮かされた3000人の真夏の宴であった。

この旅行記へのコメント （8）

• tanichanさん 2013/10/12 14:20:01

  こんにちは

  琉球フェスティバルが有るのを初めて知りました、来年は是非行ってみたいです。
  そしてあの指笛は何処で売っていますか、楽器屋さん？、私も指笛は風を切るだけでちょと使ってみたいです。
  
  来年の２月に成りますが次回の沖縄は那覇が２泊そして石垣島は５泊で予定してますがお勧めの場所が有りましたら教えて下さい、当方はダイビングはやらなく主に素敵な風景と地元の美味しい食べ物が良いです。

  琉球熱さん からの返信 2013/10/12 22:02:59

  RE: こんにちは

  tanichanさん、こんにちは
  
  投票＆書き込みありがとうございます。
  
  「琉球フェスティバル」は、数あるLIVEの中でもイチオシです！
  とにかくめちゃくちゃ楽しい！
  ステージと客席が一体になったまま4時間！ですから(笑)
  レギュラー陣のステージも毎回楽しいのですが、その年のゲストも楽しみの一つで、今年はきいやま商店に夏川りみと言う豪華な顔ぶれでした。（チャンプルーズはもうどうでもいい）
  
  困るのは、開催時期がその年によって違うのです。今年は7月でしたが、昨年は9月、一昨年は8月でした。
  なので、チケットサイトで「沖縄」とか「琉球」というキーワードを登録しておいた方が良いかもしれません。
  私は開催元のM&Iカンパニーというところから直でメール案内をもらっています。
  
  > そしてあの指笛は何処で売っていますか、楽器屋さん？
  
  あれは毎年GWに川崎で開催される「はいさいフェスタ」というイベントの露店で購入しました。
  那覇あたりの土産屋にも売っているかも？
  
  
  > 来年の２月に成りますが次回の沖縄は那覇が２泊そして石垣島は５泊で予定してますがお勧めの場所が有りましたら教えて下さい、当方はダイビングはやらなく主に素敵な風景と地元の美味しい食べ物が良いです。
  
  こんなことを書くと、多くの沖縄ファンの方に叱られそうですが、私は本島での絶景は期待していないのです。やることと言えば、海に潜るか戦跡巡り、、、あまり人にお勧めできる内容じゃありません(笑)
  
  それでも、垣花樋川（http://4travel.jp/domestic/area/okinawa/okinawa/hontonanbu/tamagusuku/tips/10287562/#contents_inner）からの知念の海の眺めは好きです。
  石垣なら、玉取崎や米原ビーチでしょうか・・・
  
  

  琉球熱さん からの返信 2013/10/13 19:18:10

  RE: RE: こんにちは

  tanichanさん、書き忘れがありましたので補足です。
  
  ●沖縄本島の景色のよい場所
  古宇利大橋からの海
  JALプライベートリゾートオクマのビーチから見る夕陽
  石垣島離島ターミナル屋上からの港の風景(まさに離島の玄関口、と言う感じです)
  
  ≪食事処≫
  実は最も苦手な分野で(笑)、私はグルメではないので詳しくないのですが…
  
  ●味良し、雰囲気良し
  ・花人逢…本部の山中にあるピザの店で超人気店です。駐車場は「わ」ナンバーでいつもいっぱい。でもここのピザはやっぱりおいしいと思います。
  庭先からは瀬底島、水納島、伊江島が一望。夕陽の眺めも最高です。
  
  ・大家（うふやー）…ここも大変メジャーです。古民家を改築した店、滝まである広大な敷地で、琉球料理を堪能できます。
  
  ・てんtoてん…そばと言わず「すば」とうたっています。店の雰囲気は最高。そばも古代米のおにぎりもおいしいです。場所は那覇市の識名園に行く途中。
  
  ・八風畑（やふうばたけ）…南部の丘の上にある、国頭製造所に併設されたカフェ。それほど洒落た感じではないので、敷居が低い(笑)　製造所裏手に広がる敷地に廃コンテナを再利用した半個室のような客席が点在、カレーとプリンが美味しいです。敷地内を散策することも可。
  
  ●味良し
  ・紀乃川食堂…本部にある定食屋。地元の人で賑わうだけに味は太鼓判です。庶民的な沖縄料理が楽しめます。安い！
  
  ・宮里そば…名護市役所にほど近い58号線沿いにある店。とにかく地元民が多い。安い！美味い！　タクシーの運ちゃんが多いです。
  
  ・くんなとぅ…南部の奥武島のたもとにあるもずくそば専門店です。もずく漁を自営しているので、新鮮かつ良質のもずくが食べられます。もずく定食はまさにもずく尽くし。味もボリュームも〇です。
  
  〜〜〜石垣〜〜〜
  ●ゆうくぬみ…旧離島ターミナルのそばのそばとぜんざいの店。とても小さく、かつ不定期休なのがネック。そばもぜんざいもおいしいのですが…
  ●舟蔵の里…石垣中心部から車で15分くらい？　賛否ありますが、雰囲気は間違いなく良いです。
  
  グルメではない上に、実は石垣はいつも通過点であまり知らないのです(笑)
  宿泊しても港周辺のビジネスだったり、食事もコンビニとか…
  
  というわけであまりお役に立てませんが。

  tanichanさん からの返信 2013/10/13 22:04:29

  RE: こんにちは

  > 琉球フェスティバルが有るのを初めて知りました、来年は是非行ってみたいです。
  > そしてあの指笛は何処で売っていますか、楽器屋さん？、私も指笛は風を切るだけでちょと使ってみたいです。
  >
  > 来年の２月に成りますが次回の沖縄は那覇が２泊そして石垣島は５泊で予定してますがお勧めの場所が有りましたら教えて下さい、当方はダイビングはやらなく主に素敵な風景と地元の美味しい食べ物が良いです。
  
  
  琉球熱さん　「今晩は」
  
  　重ね重ねコメント有難うございました。
  
  去年沖縄を訪れた時４５年ぶりに中部観光を現地の観光バスのツアーで行った時、メインは美ら海水族舘でしたが、その手前の古宇利大橋脇の砂浜の景色は最高に綺麗でした。
  
  未だ、だいぶ先ですが色々アドバイス有難うございました。
  

• おとのはんさん 2013/08/25 21:48:34

  はじめまして

  はじめました。
  
  いろいろと旅行記を見させていただいて勉強しております。
  
  琉球フェスティバルにも行かれてたんですね。
  
  今年から登川さんにお目にかかれないのが残念というか悲しいですが、今年もいいライブでしたね。
  
  で、最後の喜納さんは、やはりそういう感想になりますよね。あまりに残念だったので最後まで見ずに席を立ちました。ほかにも席を立つ方は多かったようです。
  
  という、湿った話はともかく、旅行記を通じて沖縄の魅力を教えていただければです。

  琉球熱さん からの返信 2013/08/25 22:14:55

  RE: はじめまして

  おとのはんさん、はじめまして
  
  琉フェスの旅行記に投票いただき、ありがとうございます。
  
  おとのはんさんも行かれてましたか！
  
  今年からは登川さんがいませんね。この穴を埋められる人はいないでしょう。寂しいですね。
  
  そうそう、喜納さんのステージは本当に不愉快でした。
  それまでに盛り上がった会場をいっぺんにしらけさせ、一体何様だ？という感じです。
  どうせ｢ハイサイおじさん」と「花」しかないのだから、もう出なくて良いでしょう。
  同じワンパターンなら、パーシャの方がよっぽどスッキリします(笑)

• norisaさん 2013/07/15 19:50:30

  熱気

  琉球熱さん
  
  こんばんわ！
  なるほどね！これは熱気に包まれたイベントですね。
  
  熱気がムンムン、さぞや後のビールや泡盛がうまいでしょうね。
  たとえ東京にいてもね！
  
  norisa
  

  琉球熱さん からの返信 2013/07/20 21:34:32

  RE: 熱気

  norisaさん、いつもありがとうございます
  返信が遅れてすみません。
  明日からの準備に追われていました。
  
  琉フェスは本当に最高！
  とにかく毎年とても楽しみなイベントです。
  開演直後は明るかった空が、宴もたけなわに近づくにつれ夕暮れに包まれていく雰囲気も最高ですよ。
  
  野音が沖縄になる、そんな感じです。