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奥の細道を訪ねて第14回は初めての上越新幹線利用で越後湯沢まで行き、薄らと雪化粧で迎えてくれた越後湯沢から、ぐるっと関越自動車道と北陸自動車道を乗り継いで、米山SAで一休みし、上越で高速道路を降り、JR信越線直江津駅前で昼食。<br /><br />昼食後最初に訪れたのは、関川を渡り、直江津(今市)から北への最初の宿場が有った黒井の本敬寺。<br /><br />一方芭蕉達は米山(鉢崎・・奥の細道を訪ねて第13回の最終地)を発ち、柿崎、潟町を経由して南下し、黒井の宿に入っている。<br /><br />奥の細道を訪ねて第14回の旅の実質的なスタートは芭蕉たちと揃ったところで、ここ黒井の本敬寺から始まった。<br /><br />2011年の暮れから日本海沿岸をを襲っている大雪は、2012年1月末現在の天気予報によるとまだまだ続きそうだと云う。<br /><br />冬の日本海にロマンを抱いてきた私だが、今年の雪には地元の人達もさぞご苦悩をしておられる事だろう。<br /><br />それに比べれば我々の旅は、雨には祟られたものの、旅をするには良い気候であった。<br /><br />一方芭蕉達の上越の旅はそれとは反対に真夏の暑さと数々の難所とに苦しんだ。<br /><br />その中でも親不知・子不知の海岸と倶利伽羅峠はそのシンボル的な所だが、一方ではその為に今や観光名所でもある。<br /><br />親不知・子不知の海岸は当日も波が高く、我々は通る事が出来なかったが、芭蕉達は幸い無事通過出来たらしい。<br /><br /><br />芭蕉達は新潟から鉢先まで約25里で宿泊地は2か所、要した日数は2日なのに対し、鉢崎から金沢までは倍の50里で宿泊地は6か所、8日掛っている。<br /><br />今回も旅の最後はウォーキング。<br /><br />倶利伽羅峠は木曽義仲が牛の角に松明を括りつけ、一気に峠を下り、平家に大勝利したとされる所だけあって、道幅は旧三崎街道より広く、整備もせれていて歩きやすいとはいえ、雨道はかなり苦労した。<br /><br />芭蕉達は快晴の真夏の山道を、汗を拭き々辿ったに違いない。<br /><br />奥の細道を訪ねて第14回「荒海や」の名吟を生んだ親不知・市振を巡り、難所倶利伽羅峠を越える 目次<br /><br />01薄化粧の雪景色が迎える越後湯沢〜直江津駅の景観<br />02芭蕉句碑”寂しさや 花のあたりの翌(あす)なろう”本敬寺 in 黒井<br />03喪中であった為芭蕉が泊まるのを遠慮した聴信寺 in 直江津<br />04麓に芭蕉の句碑もある我が国スキーの発祥の地メルヘンの森・金谷山 in 高田<br />05雪国高田の雁木通りの街寸描  in 高田<br />06朝日に輝く雪を被った妙高 in 赤倉温泉<br />07シンボルの三重の塔が美しい五智国分寺 in 直江津<br />08親鸞が恵信尼公と新婚生活を営んだ本願寺国府別院 in 直江津<br />09越後に流された親鸞が最初に訪れた居多神社in 直江津<br />10能生海岸を面して建つ重厚な茅葺屋根の古刹白山神社 in 能生<br />11名立での宿泊を変更し急遽泊まった旅籠玉屋五郎兵衛の今様 in 能生<br />12芭蕉句碑“蓬莱に 聞かばや伊勢の初だより”熊野神社 in 糸魚川<br />13旧北陸道の難所中の難所・親不知海岸 in 市振<br />14ヒスイに出逢う!ひすい海岸での昼食 in 市振<br />15芭蕉の”一家に 遊女もねたり萩と月”の句に纏わる市振散策 in 市振<br />16越中への旅の入り口境関所跡とその周辺 in 境<br />17芭蕉が宿泊した滑川の句碑巡り in 境<br />18歌枕”奈呉浦”に建つ大伴家持所縁の放生津八幡宮 in 高岡<br />19宿泊地高岡へ向かう途上の”あかあかと”した夕焼けと二上山 in 高岡<br />20ホテルの窓からの高岡駅辺りの眺望 と銅造阿弥陀如来座像(高岡大仏)in 高岡市<br />21堀で囲まれた珍しい構造の前田利長墓所 in 高岡市<br />22国宝・加賀藩前田家の菩提寺・瑞龍寺外観 in 高岡市<br />23国宝・加賀藩前田家の菩提寺・瑞龍寺堂内の景観 in 高岡市<br />24大伴家持の歌碑が富山湾を望んで鎮座する藤波神社 in 氷見市<br />25昼食は”義仲ものがたり” in 小矢部市<br />26木曽義仲が倶利伽羅峠の合戦の勝利を祈願した埴生(護国)八幡宮 in 小矢部市<br />27火牛の計の奇襲で木曽義仲が勝利した倶利伽羅峠合戦の場 in 小矢部市<br />28倶利伽羅峠の地名の元なった倶利伽羅不動明王を本尊とする倶利伽羅不動尊 in 河北郡津幡町<br />

奥の細道を訪ねて第14回「荒海や」の名吟を生んだ親不知・市振を巡り、難所・倶利伽羅峠を越える(目次)

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2011/12/13 - 2011/12/15

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WT信

WT信さん

奥の細道を訪ねて第14回は初めての上越新幹線利用で越後湯沢まで行き、薄らと雪化粧で迎えてくれた越後湯沢から、ぐるっと関越自動車道と北陸自動車道を乗り継いで、米山SAで一休みし、上越で高速道路を降り、JR信越線直江津駅前で昼食。

昼食後最初に訪れたのは、関川を渡り、直江津(今市)から北への最初の宿場が有った黒井の本敬寺。

一方芭蕉達は米山(鉢崎・・奥の細道を訪ねて第13回の最終地)を発ち、柿崎、潟町を経由して南下し、黒井の宿に入っている。

奥の細道を訪ねて第14回の旅の実質的なスタートは芭蕉たちと揃ったところで、ここ黒井の本敬寺から始まった。

2011年の暮れから日本海沿岸をを襲っている大雪は、2012年1月末現在の天気予報によるとまだまだ続きそうだと云う。

冬の日本海にロマンを抱いてきた私だが、今年の雪には地元の人達もさぞご苦悩をしておられる事だろう。

それに比べれば我々の旅は、雨には祟られたものの、旅をするには良い気候であった。

一方芭蕉達の上越の旅はそれとは反対に真夏の暑さと数々の難所とに苦しんだ。

その中でも親不知・子不知の海岸と倶利伽羅峠はそのシンボル的な所だが、一方ではその為に今や観光名所でもある。

親不知・子不知の海岸は当日も波が高く、我々は通る事が出来なかったが、芭蕉達は幸い無事通過出来たらしい。


芭蕉達は新潟から鉢先まで約25里で宿泊地は2か所、要した日数は2日なのに対し、鉢崎から金沢までは倍の50里で宿泊地は6か所、8日掛っている。

今回も旅の最後はウォーキング。

倶利伽羅峠は木曽義仲が牛の角に松明を括りつけ、一気に峠を下り、平家に大勝利したとされる所だけあって、道幅は旧三崎街道より広く、整備もせれていて歩きやすいとはいえ、雨道はかなり苦労した。

芭蕉達は快晴の真夏の山道を、汗を拭き々辿ったに違いない。

奥の細道を訪ねて第14回「荒海や」の名吟を生んだ親不知・市振を巡り、難所倶利伽羅峠を越える 目次

01薄化粧の雪景色が迎える越後湯沢〜直江津駅の景観
02芭蕉句碑”寂しさや 花のあたりの翌(あす)なろう”本敬寺 in 黒井
03喪中であった為芭蕉が泊まるのを遠慮した聴信寺 in 直江津
04麓に芭蕉の句碑もある我が国スキーの発祥の地メルヘンの森・金谷山 in 高田
05雪国高田の雁木通りの街寸描 in 高田
06朝日に輝く雪を被った妙高 in 赤倉温泉
07シンボルの三重の塔が美しい五智国分寺 in 直江津
08親鸞が恵信尼公と新婚生活を営んだ本願寺国府別院 in 直江津
09越後に流された親鸞が最初に訪れた居多神社in 直江津
10能生海岸を面して建つ重厚な茅葺屋根の古刹白山神社 in 能生
11名立での宿泊を変更し急遽泊まった旅籠玉屋五郎兵衛の今様 in 能生
12芭蕉句碑“蓬莱に 聞かばや伊勢の初だより”熊野神社 in 糸魚川
13旧北陸道の難所中の難所・親不知海岸 in 市振
14ヒスイに出逢う!ひすい海岸での昼食 in 市振
15芭蕉の”一家に 遊女もねたり萩と月”の句に纏わる市振散策 in 市振
16越中への旅の入り口境関所跡とその周辺 in 境
17芭蕉が宿泊した滑川の句碑巡り in 境
18歌枕”奈呉浦”に建つ大伴家持所縁の放生津八幡宮 in 高岡
19宿泊地高岡へ向かう途上の”あかあかと”した夕焼けと二上山 in 高岡
20ホテルの窓からの高岡駅辺りの眺望 と銅造阿弥陀如来座像(高岡大仏)in 高岡市
21堀で囲まれた珍しい構造の前田利長墓所 in 高岡市
22国宝・加賀藩前田家の菩提寺・瑞龍寺外観 in 高岡市
23国宝・加賀藩前田家の菩提寺・瑞龍寺堂内の景観 in 高岡市
24大伴家持の歌碑が富山湾を望んで鎮座する藤波神社 in 氷見市
25昼食は”義仲ものがたり” in 小矢部市
26木曽義仲が倶利伽羅峠の合戦の勝利を祈願した埴生(護国)八幡宮 in 小矢部市
27火牛の計の奇襲で木曽義仲が勝利した倶利伽羅峠合戦の場 in 小矢部市
28倶利伽羅峠の地名の元なった倶利伽羅不動明王を本尊とする倶利伽羅不動尊 in 河北郡津幡町

同行者
一人旅
交通手段
観光バス 新幹線 JRローカル
旅行の手配内容
ツアー(添乗員同行あり)

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  • 01薄化粧の雪景色が迎える越後湯沢〜直江津駅の景観<br />

    01薄化粧の雪景色が迎える越後湯沢〜直江津駅の景観

  • 02芭蕉句碑”寂しさや 花のあたりの翌(あす)なろう”本敬寺 in 黒井<br /><br />

    02芭蕉句碑”寂しさや 花のあたりの翌(あす)なろう”本敬寺 in 黒井

  • 03喪中であった為芭蕉が泊まるのを遠慮した聴信寺 in 直江津

    03喪中であった為芭蕉が泊まるのを遠慮した聴信寺 in 直江津

  • 04麓に芭蕉の句碑もある我が国スキーの発祥の地メルヘンの森・金谷山 in 高田

    04麓に芭蕉の句碑もある我が国スキーの発祥の地メルヘンの森・金谷山 in 高田

  • 05雪国高田の雁木通りの街寸描  in 高田

    05雪国高田の雁木通りの街寸描 in 高田

  • 06朝日に輝く雪を被った妙高 in 赤倉温泉

    06朝日に輝く雪を被った妙高 in 赤倉温泉

  • 07シンボルの三重の塔が美しい五智国分寺 in 直江津

    07シンボルの三重の塔が美しい五智国分寺 in 直江津

  • 08親鸞が恵信尼公と新婚生活を営んだ本願寺国府別院 in 直江津

    08親鸞が恵信尼公と新婚生活を営んだ本願寺国府別院 in 直江津

  • 09越後に流された親鸞が最初に訪れた居多神社in 直江津

    09越後に流された親鸞が最初に訪れた居多神社in 直江津

  • 10能生海岸を面して建つ重厚な茅葺屋根の古刹白山神社 in 能生

    10能生海岸を面して建つ重厚な茅葺屋根の古刹白山神社 in 能生

  • 11名立での宿泊を変更し急遽泊まった旅籠玉屋五郎兵衛の今様 in 能生<br />

    11名立での宿泊を変更し急遽泊まった旅籠玉屋五郎兵衛の今様 in 能生

  • 12芭蕉句碑“蓬莱に 聞かばや伊勢の初だより”熊野神社 in 糸魚川

    12芭蕉句碑“蓬莱に 聞かばや伊勢の初だより”熊野神社 in 糸魚川

  • 13旧北陸道の難所中の難所・親不知海岸 in 市振

    13旧北陸道の難所中の難所・親不知海岸 in 市振

  • 14ヒスイに出逢う!ひすい海岸での昼食 in 市振<br />

    14ヒスイに出逢う!ひすい海岸での昼食 in 市振

  • 15芭蕉の”一家に 遊女もねたり萩と月”の句に纏わる市振散策 in 市振

    15芭蕉の”一家に 遊女もねたり萩と月”の句に纏わる市振散策 in 市振

  • 16越中への旅の入り口境関所跡とその周辺 in 境<br />

    16越中への旅の入り口境関所跡とその周辺 in 境

  • 17芭蕉が宿泊した滑川の句碑巡り in 境<br />

    17芭蕉が宿泊した滑川の句碑巡り in 境

  • 18歌枕”奈呉浦”に建つ大伴家持所縁の放生津八幡宮 in 高岡

    18歌枕”奈呉浦”に建つ大伴家持所縁の放生津八幡宮 in 高岡

  • 19宿泊地高岡へ向かう途上の”あかあかと”した夕焼けと二上山 in 高岡

    19宿泊地高岡へ向かう途上の”あかあかと”した夕焼けと二上山 in 高岡

  • 20ホテルの窓からの高岡駅辺りの眺望 と銅造阿弥陀如来座像(高岡大仏)in 高岡市

    20ホテルの窓からの高岡駅辺りの眺望 と銅造阿弥陀如来座像(高岡大仏)in 高岡市

  • 21堀で囲まれた珍しい構造の前田利長墓所 in 高岡市

    21堀で囲まれた珍しい構造の前田利長墓所 in 高岡市

  • 22国宝・加賀藩前田家の菩提寺・瑞龍寺外観 in 高岡市<br />

    22国宝・加賀藩前田家の菩提寺・瑞龍寺外観 in 高岡市

  • 23国宝・加賀藩前田家の菩提寺・瑞龍寺堂内の景観 in 高岡市

    23国宝・加賀藩前田家の菩提寺・瑞龍寺堂内の景観 in 高岡市

  • 24大伴家持の歌碑が富山湾を望んで鎮座する藤波神社 in 氷見市

    24大伴家持の歌碑が富山湾を望んで鎮座する藤波神社 in 氷見市

  • 25昼食は”義仲ものがたり” in 小矢部市

    25昼食は”義仲ものがたり” in 小矢部市

  • 26木曽義仲が倶梨伽羅峠の合戦の勝利を祈願した埴生(護国)八幡宮 in 小矢部市<br />

    26木曽義仲が倶梨伽羅峠の合戦の勝利を祈願した埴生(護国)八幡宮 in 小矢部市

  • 27火牛の計の奇襲で木曽義仲が勝利した倶梨伽羅峠合戦の場 in 小矢部市<br />

    27火牛の計の奇襲で木曽義仲が勝利した倶梨伽羅峠合戦の場 in 小矢部市

  • 28倶利伽羅峠の地名の元なった倶利伽羅不動明王を本尊とする倶利伽羅不動尊 in 河北郡津幡町<br />

    28倶利伽羅峠の地名の元なった倶利伽羅不動明王を本尊とする倶利伽羅不動尊 in 河北郡津幡町

  • 奥の細道を訪ねて第14回「荒海や」の名吟を生んだ親不知・市振を巡る難所・倶利伽羅峠を越えて<br />直江津〜金沢旅行マップ

    奥の細道を訪ねて第14回「荒海や」の名吟を生んだ親不知・市振を巡る難所・倶利伽羅峠を越えて
    直江津〜金沢旅行マップ

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