奥の細道を訪ねて第14回04麓に芭蕉の句碑もある我が国スキーの発祥の地メルヘンの森・金谷山 in 高田

2011/12/13 - 2011/12/13

芭蕉は高田の医師細川春庵（しゅんあん）に招かれ、今市（直江津 ）から約7ｋ南に登った高田に向かう。

春庵は金谷山の麓に薬草園を拓いていたが、芭蕉が春庵の薬草園を訪れ、その印象を詠んだ句。

　　　薬蘭（やくらん）に　いづれの花を草枕

金谷山の麓の料亭脇の崖の上にこの句碑が有る。


1911年、この金谷山で日本で最初のスキー指導が行われた。

指導したのはオーストリア＝ハンガリー帝国参謀本部の将校で、日本の軍事視察に訪れていたスキーの名手レルヒ少佐。
生徒は長岡外史を師団長とする第十三師団の将校たち。

長岡外史は日ロ戦争の経験と八甲田山の惨事からのスキーの必要性感じていた。

一方高田の住人は、衰えを見せる地元の活性化策として長岡外史の計画に飛びつく。

この両者が相俟って、金谷山はスキー発祥の地として名を残す。

日本スキー発祥記念館はスキー指導開始80周年を記念して、平成4年建てられたメルヘンチックな建て物。

金谷山公園の丘の更に棟の上にレルヒ少佐の銅像が建つ。

金谷山公園の丘から、薄らと雪を被った山々をバックに高田の街のパノラマが広がる。

エリア 上越・直江津(新潟)

• 同行者: 一人旅
• 交通手段: 観光バス 新幹線 JRローカル
• 旅行の手配内容: ツアー（添乗員同行あり）