2026/05/22 - 2026/05/22
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FUKUJIROさん
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この旅行記スケジュールを元に
5年半ぶりに山形県へ出張しました。
前回はコロナ禍の2020年秋のことでしたから、いろいろと制限も多かったのですが、それでも観光したり、温泉旅館に泊まったりしていました。
よろしければ、山形の旅行記もご覧ください。
https://4travel.jp/travelogue/11649436
https://4travel.jp/travelogue/11649439
前回は先輩に応援を頼んでの出張でしたが、今回はFUKUJIROが応援する役なので、出張1.5日、休暇0.5日&土日の観光となりました。
1日目
出張明けでそのまま左沢へ移動して日本一の景色を眺めた。芋煮会発祥の地にあるひまわり温泉に宿泊。
2日目
幻の左荒線を辿るのは無理なので、赤湯駅から山形鉄道フラワー長井線と米坂線の代行バスを乗り継いで小国町へ。飯豊温泉に宿泊。
3日目
米坂線の代行バスと山形鉄道フラワー長井線を乗り継いで赤湯駅に戻り、高畠町を観光して、最後に太陽館で日帰り温泉に入浴して帰宅。
- 旅行の満足度
- 4.0
- 観光
- 4.0
- 交通
- 3.5
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 3万円 - 5万円
- 交通手段
- 高速・路線バス JRローカル 徒歩
-
出張当日、福島駅を過ぎたので、大宮駅で購入しておいた山形牛の牛めし弁当を食べます。とても美味しく、ご飯を少し残せば糖質制限も問題ありませんでした。
山形へ行くのだから、行ってから食べたいところですが、コロナ後は出張予算も減ったし、接待もないので、弁当だけでも気分を盛り上げます。 -
仕事を終えて、山形駅の6番線ホームへ急ぎます。JR左沢線は、昼間の運行本数がとても少ないので、乗り遅れたら大変です。
左沢線は、大正10年(1921年)に山形~羽前長崎間を開業した左沢軽便線が前身で、翌年には左沢までの全線が開通しました。
現在、正式な起点は山形駅ではなく、一つ先の北山形駅となっています。 -
JR左沢線の車内です。2両編成の先頭車両。昼間はガラガラです。雨天の影響もあるのでしょう。
運行本数が少ないから、利用者が少なくなり、ますます運行本数が減るという悪循環に陥ってます。 -
JR左沢線の終着駅に着きました。
この地名については、大江町観光物産協会のHPによれば、寒河江荘の領主大江氏が長岡山に登って西の方を見たときに平野山の左方に見える山谷を指して「あちの沢」と呼んだことが起こりだとする説や、大江町富沢の西にある山岳信仰の山である日光山で、東から昇る太陽を礼拝した時に左に見える沢を「あてらざわ」と呼んだとする説が紹介されています。 -
ひらがな表記。知らないと読めません。
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左沢駅は、大正11年(1922年)4月23日開業。
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現在の駅舎は、平成14年(2002年)2月16日竣工。
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駅舎と一体の大江町交流ステーションです。
駅も交流ステーションも無人でした。 -
大江町交流ステーションには、左沢駅舎内から入ります。
開館時間は、9時~17時50分、元日のみ休業。 -
秋まつり展示ホール。
左沢を中心に毎年9月に行われる『おおえ秋まつり』で使われる囃子屋台などを展示しています。 -
小漆川奴。
小漆川奴踊りは、昭和3年の天皇即位祝賀行事の演じ物として初めて披露されました。秋祭りでは、法被に前掛け姿、奴と日粉に紅をさした姿で行列を組んで登場し、唄や演奏に合わせて、槍を鮮やかに振りながら町を練り歩きます。 -
おおえ秋まつり囃子屋台。
御免町驩子屋台は、大江町内で最も古い囃子屋台で、天保14年(1843年)に製作されました。屋台は館型で、総欅造りの本体は漆塗り、飾り金具付きの重厚感あふれる造りです。彫刻部分には金箔が施されています。
屋台は、間口1.99m、奥行3.57m、高さ4.70m。 -
お囃子人形。
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螺旋階段で2階へ続いています。
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囃子屋台。
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2階ギャラリーの絵付き灯籠。
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2階の窓から左沢線の列車が見えました。
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大正11年4月23日の開通式の様子などがポスターになっています。
大正11年は、日本に最初の鉄道(新橋~横浜間)が開業してからちょうど50年目でした。そして、令和4年4月23日に左沢線は全線開通から100周年を迎えました。 -
左沢駅前の景色。
周辺は大江町の中心部らしいのですが、コンビニや飲食店は見当たらず、さっぱりしています。 -
たぶん駅前で唯一のお店がドラッグヤマザワです。
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左沢駅前から町営バスに乗り、中央公民館前バス停で降りました。この町営バスの運賃は100円均一でした。
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こちらか中央公民館。
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その隣に大江町歴史民俗資料館があります。
七軒地区の十郎畑の地主として寛文年間から知られる齋藤家の母屋と土蔵を移築しました。大江町大字小清501にありました。 -
係の方は常駐していないので、公民館で見学の申し込みをして、100円を支払いました。
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左側に土蔵があります。
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土蔵。
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齋藤半助家。
平成19年11月にリニューアルしました。 -
入り口は小さく、身を屈めて入ります。
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齋藤家は加賀屋という問屋で、青苧、生糸、漆ロウ、木炭等を取り扱い、最上川舟運を利用して酒田、上方と取引し、大きな財をなしました。
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青苧(あおそ)。
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青苧の乾燥させた茎を、町のおじいちゃん、おばあちゃんは「カラムシ」と呼び、西村山郡を中心とした茅葺職人は屋根の軒の下部にカラムシを利用しました。
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文政6年(1823年)の建築であることが棟札に明記されてます。
構造の特徴としては、せがい造・くらかけぐし・袴腰・田字形変形の間取り・引き込み玄関等があげられ、名主としての風格が感じられます。 -
囲炉裏。
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焼くのではなく、燻製にするようです。
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青苧の薄布。
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明治九年に齋藤家のご母堂が県から表彰されました。
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家紋と武者絵。
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五月の節句飾り。
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男児の着物。
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山岡鉄舟書(明治15年)。
時善動
壬午冬日書於全
生庵為安彦氏
鉄舟居士 -
奥の間。
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立派な襖絵です。
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こちらは書。
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土蔵では、青苧についての企画展示が行われていました。
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土蔵は、2階建て(3間×6間半)で、建築年代は母屋より古く享保期(1716~1736年)と推定されていますから、築300年前後です。山間部の青苧、漆ロウの蔵として重要な建物でした。
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中央の太い真柱が目立ちます。
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青苧(あおそ)。
イラクサ科の植物で、その繊維は古くから着物などの素材に使われてきました。
江戸時代、大江町は高品質の青学産地として名を馳せ、最上川舟運で能登半島や京都、奈良まで運ばれました。 -
青苧の繊維。
しかし、養蚕の普及により、人々はより高級な絹を求めるようになり、青苧産業は衰退しました。50年以上前に大江町からはその技術が失われてしまいました。 -
織機。
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青苧の糸。
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復活した青苧で作られた帽子やカバン。
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青苧で作られた帽子。
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大江町で復活生産した青苧糸を紅花染めしたものです。東京工芸大学芸術学部 中島仁教授寄贈。
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ミニチュアきもの(単衣きもの・縮尺 1/2)。
東北生活文化大学服飾文化専攻ブランドマネジメント演習履修学生が、青苧撚糸を用いて2014年~2015年に制作したものです。 -
2階にも展示があります。
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2階の展示。
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2階の展示。
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羽釜。地区の大行事のとき、煮炊きに使われました。
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太い梁は、栗材です。
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大江町の漆ロウ。月布川(漆川)の流域は、漆の特産地であって、漆の木から、漆のほかに、その実の皮から蝋を取りました。左沢では、青苧とならんで、重要な換金作物でした。
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漆材。
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本来は2階建てですが、屋根裏もあります。
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屋根裏は倉庫のようでした。屋根を支える構造が見えます。
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見学を終えて、土蔵の裏側です。もともとはこちらにも出入口がありました。
後編に続きます。
ここまでお読みいただきましてありがとうございました。
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