2024/10/30 - 2024/10/30
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FUKUJIROさん
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黒石温泉郷には4つの異なる温泉があり、その温泉成分や効能はさまざまです。湯めぐりをするときは、入る順番によってより効果を期待できると言われています。
以下の順番は、小嵐山・黒石温泉郷活性化協議会による講演会において温泉ビューティー研究家・温泉トラベルデザイン研究所代表の石井宏子さんのお話しを松の湯交流館のHPから引用しました。
1.落合温泉で肌をクレンジング
成分:ナトリウム・カルシウムー炭酸水素・硫酸・塩化物泉(単純泉)
落合温泉は炭酸水素、硫酸塩、塩化物が3種入っていて、お湯が石けんのような作用を持つと言われています。
さっぱり、さらっとした感触で肌の汚れを落としてくれると言われています。
2.板留温泉または青荷温泉でしっとり肌
板留温泉 成分:カルシウム・ナトリウムー硫酸泉・塩化物泉
青荷温泉 成分:ナトリウムー塩化物・硫酸塩泉(単純泉)
板留温泉は美人の湯とも言われる硫酸塩泉と言われる泉質で肌を修復してしっとりとさせてくれる温泉です。
青荷温泉は誰でも入りやすいマイルドな温泉で、つるりとした感触です。
3.温湯温泉でうるおいコーティング
成分:ナトリウムー塩化物泉
熱の湯と言われる温湯温泉は塩化物が割合の中で多く含まれています。
塩の成分が皮膚の表面を覆うパックのような働きをしてくれるため、保温と保湿効果があると言われ、肌がしっとりします。
今回、偶然にも落合温泉に泊ったので1を達成、2と3を目指して湯めぐりしましょう。
- 旅行の満足度
- 4.0
- 観光
- 4.0
- 交通
- 3.0
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 3万円 - 5万円
- 交通手段
- レンタカー ANAグループ 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
昼間はちょうど良い気候でしたが、夜の青森は冷えます。17時の外気温は8℃でした。
夕食前に一っ風呂浴びましょう。 -
かねさだ旅館の浴室は一つだけでした。
洗い場は同時に3人、浴槽は4~5人入れるかな。お湯は熱すぎず、ゆっくり温まれます。
春・夏・秋は、お風呂につかりながら窓越しに紫陽花を眺めることができるので「あじさいの湯」と呼んでいます。
「ジェットバス」らしいのですが、わかりませんでした。 -
夕食は18時からと決まっています。
多少遅れても問題はないです。 -
刺身、茶碗蒸し、焼き魚、アジフライもあります。
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焼き物は美味しそうな牛肉です。
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自分の食べたいタイミングで火をつけます。
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東北へ来たなら、やっぱり日本酒を飲みたいですね。地元の「菊乃井」をいただきました。辛口すぎず、さっぱりとしたお酒です。
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りんごのグラタン。
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ご飯、ごぼうの味噌汁。
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朝食です。一日の元気を補充しました。
もちろん朝食前にも温泉に浸かりました。 -
落合温泉地区にある津軽伝承工芸館に来ました。
ちなみに、紅葉山への観光に際して繁忙期の今は、この駐車場から歩いて行くことが推奨されています。 -
巨大なこけしがお出迎えです。
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落合温泉の足湯コーナー。
ちょっとぬるいです。無料です。
4月中旬~11月上旬まで、10~15時。 -
食事処もあります。
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水が抜かれた鯨池。
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伝統工芸の実演と販売を兼ねた工房がありました。シーズンオフでお客さんがいないから、入りにくいです。
津軽伝承工芸館の営業は、9:00~17:00。
年末年始と冬季の月曜日はお休みです(店舗ごとに定休日あり)。 -
昭和11年(1936年)、青森県西津軽郡柏村に生まれた山谷 芳弘(やまや よしひろ)氏の作品が展示されていました。保護ガラスへの映り込みが激しいのですが、数点を取り上げておきます。
山谷氏は北海道学芸大学を卒業後、教鞭をとりながら独学で墨彩や岩彩を身につけました。20代で「全日本クレパス画展」に連続特選し、温もりを感じさせる個性的な画風が魅力です。 -
小嵐山の由来。
この旅行記の前編もお読みください。 -
黒石の八郎伝説。
よろしければ秋田の八郎潟を訪ねた旅行記もご覧ください。
https://4travel.jp/travelogue/11784673 -
板留(温泉)由来。
今回は利用しませんでした。 -
温湯(温泉)由来。
本日、最後に浸かりました。 -
この一本だけ紅葉してました。
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若手ねぷた絵師の作品も展示されていました。
「天女」須藤隆空氏。 -
「源八幡太郎義家」(部分)石原之氏。
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千客万来」今井正氏。「青い山脈}や「また逢う日まで」の今井正監督とは別人でしょう。
さあ、12km先の青荷温泉へ向かいましょう。 -
西十和田いでゆラインを走り、道の駅「虹の湖」に来ました。
東北最大の多目的ダム・浅瀬石川ダムのダム湖(虹の湖)横の公園にできた道の駅です。
駐車場は、大型車10台、普通車260台。
営業時間は、9:00~16:00(営業時間短縮あり)。
青荷温泉に宿泊する場合や冬季は、この道の駅「虹の湖」~ランプの宿青荷温泉への送迎を予約可能です。 -
加伊寿(かいず)の泉。
イタリア・トレビの泉を模して作られたという池で、中央には、黒石美人を代表する加伊寿姫の像が立っています。
また、泉の中に4つの鐘があり、愛・幸せ・学び・実りの意味があるそうです。 -
加伊寿姫の像。
南北朝時代の人。「くらしび (暗がり) でも明るくなるほどの美人」と伝えられ、黒石美人の代表とされています。
黒石の主産物のリンゴを手に、黒石の行来を祈っています。 -
広い公園が続いていて、この一画はきれいに紅葉していました。
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公園の紅葉。
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公園の紅葉。
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昭和63年(1988年)に完成した浅瀬石川(あせいしがわ)ダムのダム湖・虹の湖(にじのこ)が見えました。
岩木川水系浅瀬石川に建設された多目的ダムで、総貯水容量は53,100,000 m3。群馬県の八ッ場(やんば)ダムのざっくり半分の容量です。
よろしければ八ッ場ダムを見学したときの記録もご覧ください。
https://4travel.jp/travelogue/11543949 -
青荷温泉への分岐点に看板がありました。
この先は、すれ違いが困難な狭い道が約4km続きます。 -
その中間点付近に、ポツンとありました。
この辺りだけは道が少し広くなっているので、車を停めました。
一応、山道走行のルールを書いておきますが、原則は登り車両が優先です。ただし、一方が崖の場合は、崖側の車は停って山側の車が動きます。
また、所々に待避所が設けられているので、近い方の車がバック走行して道を譲ります。 -
櫻田佐兵衛翁之像。
明治21年生まれ、浅瀬石村村会議員から青森県議会議員になった人です。
生誕100年の昭和63年(1988年)に建立。
後ろの三角屋根はレールの上にあり、冬季にはこの像の雪囲いになります。 -
さらに進むと、また分岐点に看板がありました。ここから1.5km。
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この看板で右折すると、その先の道は一部に舗装路があるものの、ほぼダート道でした。
片側は谷底に落ちる崖の道で、所々に壊れたガードレールがある程度の悪路です。
もちろん、冬季は一般車通行禁止になります。 -
目的地に到着前ですが、カーナビの案内が終わってしまいました。
小さな案内柱があるので、ここも右折してさらに下ります。
もしこの柱に気づかないと迷子になります。 -
少し走ると駐車場に着きました。
想像していたよりも広く、40~50台分あります。 -
車を出ると、沢の音が聞こえます。
ここからは急な坂道を歩いて行くようです。 -
坂道を降りています。
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きれいに紅葉しています。
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青荷温泉の敷地に湯井戸がありました。
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青荷(あおに)温泉に到着しました。
山道走行に不慣れな人は、やめた方が良いと思う道のりでした。 -
手洗い場かな。
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青荷温泉イラスト図。
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青荷温泉は、昭和4年に開湯した山深い秘境の一軒宿です。
電灯がなく、日暮れ後の灯りは約200個のランプのみになります。ドライヤーも使えません。
不便さこそが青荷温泉の魅力と言われ、秋には露天風呂から望む紅葉は格別だと聞いていました。 -
入り口の貼り紙を見たら、滝見の湯及び混浴露天風呂の利用ができません、とのこと。
理由は、源泉温度低下のためで、新たに温泉掘削工事を行うこととなりました、とのこと。
苦労して来たのに、残念でした。
公式HPにも書いてあるのを後から確認しましたが、前日に問い合わせしたときに教えてくれても良かったはずという思いがあります。
不都合なことも丁寧に伝えるのが正道と思う今日この頃です。 -
健六の湯。
男女別の大浴場です。 -
男性用脱衣所。
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青荷温泉の特徴は、無色透明で無味無臭。湯ざわりが柔らかな単純温泉です。
効能は、神経痛、筋肉痛、関節痛、疲労、ねんざ、胃腸病、冷え性など。
かなりぬるいです。ゆっくり浸かるには良いですが、これでは露天風呂は無理でしょうね。
大浴場にはボディーソープとシャンプーは置いてありました。 -
暗くなったら、このランプの灯りだけになります。
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本館。
阪急交通社のツアー客や外国人も多数いました。 -
せっかくなので本館内風呂にも入りましょう。廊下の隅が脱衣所です。
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内風呂はかなり小さいので、冷めにくいように感じました。
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本館の大広間で昼食にしました。
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名物の手打ちそばは終わってしまったので、青荷温泉カレー焼きそばを注文しました。
前日に電話したら予約は必要ないと言われたのに...。
提供されるまでに約35分。どれほどのご馳走が出てくるのかと期待が膨らみましたが、べちゃっとした焼きそばにちょっとカレーと生野菜が添えてあるだけです。私でももっと早く美味しく作れます。正直、お薦めできません。 -
食事を待っている間に、ランプに火が灯されました。
-
食事を済ましたので、さっさと次へ向かいましょう。
正直なところ、田舎の暮らしを知らない大都会の人が物珍しさを求めて来るならば、楽しいかも知れませんが、田舎で生まれ、田舎暮らしを知っているFUKUJIROには不満だらけの青荷温泉でした。 -
駐車場まで急坂を上ります。
-
見かえり坂という名前がありました。
青荷温泉に未練はないので、温湯温泉に向かいます。 -
青荷温泉から約30分で温湯温泉に着きました。
由来書きによると、400年以上前のこと、傷ついた鶴の湯浴びを見て、源泉が湧き出るのを見つけたと伝えられています。
元和10年(1624年)、花山院忠長が入湯し、その効用に絶賛したそうです。温もりが長く保つ特徴から温湯と名づけたと伝わります。
文化14年(1817年)に書かれた温泉番付では、温湯温泉は東エリアの前頭とされました。
温湯温泉の宿は4軒(内、日帰り温泉は2軒)です。 -
温湯温泉共同浴場(鶴の名湯温湯温泉)。
温湯温泉街の中心にあります。駐車場は80台。
年中無休、営業時間は5:00~22:00(入館は21:30まで)。 -
鶴の名湯 温湯温泉。
源泉温度は52~57度。泉質は、ナトリウム・塩化物泉(低張性弱アルカリ性高温泉)で、源泉かけ流し。
効能は胃腸病・リュウマチ・運動機能障害など。 -
自動券売機で入場券を購入します。
入浴料は、 中学生以上300円、3歳以下無料。 -
内部の撮影はできませんので、パンフレットの写真を複写しました。
ロビーには、薬師如来が祀られています。 -
内部の撮影はできませんので、パンフレットの写真を複写しました。
洗い場は30人位、浴槽もとても大きかったです。少し熱めのお湯でした。
昔の銭湯と同じなので、タオルも石鹸もシャンプーも何もありません。持参してください。 -
後藤温泉客舎です。
客舎という呼び方は、この地方独自の表現で、内湯を持たない湯治宿を意味します。
客舎は、外湯(共同浴場)を取り囲むように複数の宿が営業していて、宿泊客は客舎内でゆっくり過ごし、一日数回の湯治をすることになります。 -
後藤温泉客舎は、明治維新のときにはすでにあったと言われる湯治宿の一つで、現在も宿泊可能な唯一の客舎とのことです。
湯治宿なので、すべて基本的にセルフサービスです。トイレは舎内にありますが、風呂は共同浴場を利用します。
食事もありません。ただし、朝食付きのプランもあるようです。近くに飲食店はないので、自炊することになります。
ちなみにエアコンもないそうです。
年配の女将さんが一人で運営されているので、興味のある方は早く泊まってください。
FUKUJIROは普段から半自炊生活なので、落合温泉に泊まりました。 -
近くには、山賊館があります。看板にはファミリー温泉とありました。日帰り入浴あり。
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その先には飯塚旅館です。木造建築です。
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防火貯水槽の蓋。
温湯温泉には木造家屋が多いので、火災には注意しましょう。 -
レンタカーを返却して、青森空港に来ました。16:25発のNH1899に搭乗します。
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新千歳空港での乗り継ぎは45分。
18:00発のNH4732(AIR DO運行)で帰京します。機材はB767-300、この位の大きさが一番乗りやすいと思っています。 -
新千歳空港での待ち時間に購入した「すず花」のお弁当を機内でいただきました。とても美味しかったです。
コロナ禍が一段落しても、機内で食事をする人は少ないですね。
最後までお読みいただきましてありがとうございました。
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