2023/04/30 - 2023/04/30
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この旅行記のスケジュール
2023/04/30
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原ノ町駅から常磐線で移動
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車での移動
奮発してタクシーで移動
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赤橋
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相馬神社への黒橋
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相馬神社
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相馬市の街中
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この旅行記スケジュールを元に
平将門を遠祖とする相馬氏は、鎌倉時代に陸奥国に移り住み、約740年間この地を統治してきました。
当初は(相馬)小高城に居を構えていましたが、相馬氏第17代相馬利胤公は、慶長16年(1611年)、小高城から中村城に移転し、中村城が中村藩6万石の政庁となり、利胤公は初代中村藩主となりました。
明治維新後、中村城本丸跡には相馬氏を祀る相馬神社が建てられました。
(相馬)中村神社は、遠祖平将門公が信仰していた妙見大菩薩を、中村城内に祀ったことが創建です。平将門公は、下総国猿島郡で新皇を名乗りましたが、朝廷側に討ち取られてしまいました。よろしければ、猿島郡に残されている史跡を回ったときの旅行記もご覧ください。
https://4travel.jp/travelogue/11367676
1日目
埼玉県からローカル線を乗り継いで菊池寛実記念高萩炭礦資料館へ。
原ノ町へ移動して宿泊。
2日目
南相馬市博物館と雲雀ヶ原祭場地を見学、相馬中村神社を参拝。
3日目
双葉町へ移動し、東日本大震災・原子力災害伝承館を訪問しました。
ローカル線を乗り継いで帰宅しました。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 4.5
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 1万円 - 3万円
- 交通手段
- タクシー JRローカル 徒歩
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ホテルで昼休みをしたら、お天気もよくなったので、相馬中村神社へ向かいました。
常磐線で相馬駅へ移動します。 -
相馬駅。
武家屋敷っぽい外観です。 -
相馬中村城の外大手一ノ門。
相馬氏第18代(相馬中村藩2代藩主)相馬義胤公が武蔵国川越城の城番のとき、その城門の堅固なのを感心し、それを模して作ったとされています。慶安2年(1649年)に完成、堀や石垣以外では中村城の唯一の遺構でした。
以前はこの門を人も車も通り抜けられましたが、平成4年に荷台を上げたままの工事車両が門を破壊するという事故があり、その後は通行禁止になって、門は再建されました。 -
相馬神社の社号標です。
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(相馬)中村神社の社号標です。
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鈴木直人先生は明治33年相馬市生まれの政治家です。息子の直樹氏は、田中角栄元総理大臣の娘・真紀子氏と結婚した田中直樹元参議院議員です。
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大坪當流相馬胤真先生碑。
相馬胤真は明治の人、父も同名のため、ややこしい。大坪當流馬術の免許皆伝者。 -
中村城跡の地図。これ見てもあんまりわかりませんでした。
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中堀の一つ、泣面堀。
由来は不明です。 -
中の門跡から赤橋。本丸(跡)と丸土張を繋いでいます。
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桜並木の参道入り口。
かつては、昭和3年(1928年)に建立されたコンクリート製の大鳥居がありました。 -
社号標。
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大鳥居。
令和3年(2021年)2月13日の福島県沖地震で損壊しました。同年12月にステンレス製の大鳥居(高さ7.4m)が神社に寄進されました。 -
相馬中村神社の扁額。
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参道の両側に石燈籠が寄進されています。
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中村城の石垣と本丸へ登る黒橋。
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100m以上続いている参道。
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左は相馬中村神社の入り口、中央は社務所への道、右は相馬神社(中村城本丸跡)へ登る道。
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相馬中村神社の入り口。
左右には相馬野馬追にちなんで馬の像が置かれています。 -
旧社号は、妙見大明神でした。
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国重要文化財に指定された際に詠まれた詩。
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中堀に続く川を跨ぐ神橋、石造り太鼓橋。
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狛犬(阿形)。
大東亜戦争前に造られたもののようです。 -
狛犬(吽形)。
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鳥居とその先にお社があります。
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鳥居を潜ると左手に、皇大神宮遥拝所。
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さらに左手に神楽殿。
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右手には、社務所。とても大きいです。
社務所の前の広場が、相馬野馬追祭において出陣式が執り行われる聖地です。 -
出陣の様子を詠んだ詩。
法螺貝に
神酒賜はれば
総大将
采配振りて
出陣を下知す -
こちらも出陣の様子を詠んだ詩ですが、達筆すぎて読めません。
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鳥居の正面に見えていた北野天満宮。
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その脇にも歌碑がありますが、読めません。
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案内図によれば、八坂神社(左)と諏訪神社。
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さらに鳥居があり、その先は石段です。
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鳥居の前に手水がありました。
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左手には藤の花。
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鳥居。
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相馬中村神社の扁額。地の色はいずれも鮮やかな青色です。
相馬野馬追祭の神旗争奪戦で取り合う旗の色が、相馬中村神社は青、相馬太田神社は赤、相馬小高神社は黄と決まっているので、それが関係しているのでしょうか。 -
相馬中村神社の起源は、相馬氏の始祖である平将門が承平年間(931年 - 937年)に下総国猿島郡に妙見社を建立したことに始まるとされています。
相馬氏の相馬郡下向に伴い、この地に妙見社が建立されました。 -
階段の手すりにも馬の胸像が飾られています。馬頭列柱と言われています。
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階段の手すりにも馬の胸像が飾られています。
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戦国時代の16世紀後半、中村城が相馬氏の北の居城となりました。
慶長5年(1600年)の関ヶ原の戦いの結果、相馬氏は改易となったものの、慶長16年(1611年)には旧領地へ戻ることが許され、相馬利胤公(相馬氏第17代当主)が、初代中村藩主に就きました。 -
現在の本殿・幣殿・拝殿は、寛永20年(1643年)に、2代藩主相馬義胤公によって建立されました。国重要文化財に指定されています。
現在の社殿は、平成29年から大修理が行われ、屋根も創建当時のこけら葺に改修されました。
御祭神は天之御中主大神(あめのみなかぬしのおおかみ)ですが、妙見大菩薩と同一とされています。 -
扁額は妙見中村神社となっています。
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拝殿前にも馬の像。
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拝殿に向かって左手、神輿殿。
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御本殿。木部全体が漆塗りされていましたが、350年の歳月により漆塗りは内部に飲み残されています。
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拝殿に向かって左手、御水神舎。
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国王社(星之宮)。
平親王将門公をお祀りしています。 -
こちらにも馬の像。
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相馬藩士、門馬平左衛門金光之神霊の碑。
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一番奥に、稲荷神社がありました。
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御本殿の裏を回って向かって右手には、足尾神社。
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その手前には、松尾神社(左)、その右は塩竈神社と黄金神社が合祀されています。
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拝殿の右手には絵馬殿。
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騎馬武者の絵馬。
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ばんえい競馬の絵馬です。
よろしければ十勝競馬場でばんえい競馬に挑戦したときの記録もご覧ください。
https://4travel.jp/travelogue/11820011 -
この板がいいですね。
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山水画でしょうか。文字は読めません。
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これは何でしょうか。
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たくさんの蹄鉄が奉納されていました。
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こうして見るとかなり怖いですね。
石段を下りました。 -
参道を戻ると、鳥居の脇に推定樹齢500年の御神木「親子杉」。昭和53年に天然記念物に指定されました。
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中村城跡に建立された相馬神社を参拝しましょう。
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後手門(搦手門)跡から、本丸跡へ通じる黒橋を見たところです。
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中村城の石垣と黒橋。
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黒橋から見た南二の丸跡。
手前の建物はトイレです。 -
坂を登ったところが一の門跡、巨石が置かれていました。
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中村城本丸跡に、戊辰戦争後の明治13年(1880年)に相馬神社が建立されました。
中村城には三重の天守がありましたが、寛文10年(1670年)の落雷で焼失し、再建されませんでした。
かつては境内に厩舎が建てられていて、マイネルアムンゼン(2003年と04年のエプソムカップ優勝)やマキバスナイパー(2001年帝王賞優勝)などの元競走馬がいたこともありました。 -
鳥居と相馬神社の拝殿。
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手水鉢もズレたままでした。
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令和3年(2021年)2月13日の福島県沖地震で被害がありました。
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狛犬(阿形)。
平成9年の奉納ですが、風格が出ています。 -
狛犬(吽形)。
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石燈籠も壊れていました。
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立て札はありますが、橘はありません。
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相馬神社の拝殿。
相馬氏の始祖である相馬師常(もろつね)公を御祭神としています。
千葉常胤の次男として生まれた師常公は、源頼朝の平泉攻めで軍功をあげ、相馬地方を賜りました。
師常公から数えて6代目相馬重胤公は相馬へ移り住み、相馬家は明治維新まで続きました。 -
相馬神社の扁額。
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神楽殿。
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劔社。
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剱社の扁額。
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相馬神社の御本殿。
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こちらも被災したのでしょう。真新しい建物です。
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御神木。
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相馬氏第19代相馬忠胤公が植えたものと伝えられている藤(相馬市指定天然記念物)。最盛期には少し早かったようですが、きれいに咲いていました。
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樹齢数百年と推定されています。
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外大手一ノ門(内側)。
坂を下り、参道を歩いて戻りました。 -
堀の柵にも野馬追の絵。
相馬駅まで2km弱、歩いて戻ります。 -
相馬市立中村第一小学校。
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相馬市役所。
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スポーツアリーナそうま(左)、相馬市千客万来館、中に相馬市観光協会も入っています。
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相馬市のマンホール蓋。
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相馬駅に向かって歩きます。
日曜日の午後ですが、静かな街でした。 -
消火栓の蓋。
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相馬市のマンホール蓋(カラー)。
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野馬追が描かれたタイル。
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相馬駅に戻った頃、暑くなってきました。
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駅前の松。駅の周辺には中村城や相馬野馬追を想起させるようなものはありませんでした。
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駅ホームから改札口の様子。
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常磐線のクモハ701系電車に乗ります。
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まだ明るいのですが、この日もたくさん歩いたのでホテルに戻りました。
大浴場に浸かり、ゆっくりしました。
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旅行記グループ 東北の旅その2
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