2025/06/13 - 2025/06/20
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nichiさん
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引き続き博多の旧市街を歩きます。
博多祇園山笠まで約2週間。。。
博多の旧市街にはポスターや幟が出ていたり、祭りの為の商品を売っているお店があったり、なんか街がそわそわしている印象でした。
また、櫛田神社では祭りに向けて観客席の設営中でした。
博多町家ふるさと館では、博多の町割りの歴史を知れたことと、博多祇園山笠の様子を映像で見れて良かったです。
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西門蒲鉾本店から徒歩3分。
妙典寺にやってきました。 -
お邪魔しま~~す!
-
妙典寺のこの説明書きを読んでビックリ!!
慶長8年(1603年)、つまり関ヶ原の3年後、ココで京都のお坊様とキリスト教の修道士との間で宗教に関する問答があったのですね。
この事実、面白い! -
元々は、永徳元年(1381)、筑後柳川に創立されたお寺です。
鎌倉が終わって室町が始まる前の南北朝時代ですね。 -
松林山の扁額が掛っています。
-
再び博多の旧市街を歩きます。
こんな幟が・・・ -
そうです!
もうすぐ博多山笠が開催されるのですね。
あと2週間ですね。 -
妙典寺から歩いて約15分。
承天寺通りにやってきました。 -
十数年前に新しく整備された寺町のど真ん中の道です。
この左の塀の先にあるのが、 -
承天寺です。
お邪魔します。
小さな入口ですね~ -
入口は小さいけど、中は広い。
仁治2年(1241年)、聖一国師が中国(当時の宋)から帰国して創建したお寺です。
聖一国師はその後、上洛して京都に東福寺を開山しています。
そしてこの承天寺、博多の代名詞とも言える夏の祭り「博多祗園山笠」の発祥の地なんですね。
疫病が流行った際、聖一国師が、町民に担がせた施餓鬼棚という棚に乗って、祈祷水を撒きながら街を清めて回ったそうです。すると、不思議なことに疫病はすっかり収まったのだとか。この疫病退散の祈りが、博多祇園山笠の始まりだと言われています。
知らなかったな~ -
さらに、日本における、饂飩と蕎麦の発祥の地なんですね。
仁治2年(1241年)、聖一国師が中国(当時の宋)から饂飩や蕎麦、そしてその製粉技術まで持ち帰っています。 -
これを期に、日本における饂飩や蕎麦が全国に広まり、日本のソウルフードになっていったのですね。
これがその碑です。 -
さらに聖一国師は、羊羹や饅頭の製法を中国(当時の宋)から持ち帰っています。
博多は日本における饅頭発祥の地なんですね。
聖一国師が書いた、「御饅頭所」という看板は現存しており、今は東京の虎屋にあるそうです。
虎屋?
赤坂の本店にあるのかな~? -
これがその
御饅頭所の碑です。 -
満田彌三右衛門?
聖一国師と共に中国(当時の宋)に渡った方で、彌三右衛門自身は織物の製法を日本に持ち帰っています。
これが後の博多織になっていくのですね。
江戸時代、福岡藩主だった黒田長政が幕府に献上しているのですね。 -
これが満田彌三右衛門の碑です。
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さあ奥へ。
-
こちらは承天寺の方丈でしょうか?
承天寺は、市道(承天寺通り)によって北東と南西に分かれています。
今は北東側にいます。 -
可愛いお地蔵様の石像。
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石庭「洗濤庭」です。
近代になってから造られた枯山水のお庭ですね。 -
広い境内をプラプラ。
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花頭窓から中を覗いてみました。
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北東側だけでも広い境内のお寺なんですね。
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こちらは承天寺の中門です。
普段は閉まってます。 -
柵の外から門の中を覗いてみます。
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苔むした素敵なお庭が見えます。
奥にチラッと見える建物は方丈でしょうか? -
承天寺通りを南東に歩いてきました。
大きな立派な門が現れました。
平成26年(2014年)に建てられた博多千年門です。
千年の歴史を持つ博多が、今後千年栄える様に祈念して造られた門なのですね。
私たちは寺町を歩いてここまでやってきましたが、この門は寺町の入口を意味するようです。 -
こんな位置関係なんですね。
承天寺通りの東側にいます。
承天寺通りが承天寺を北側と南側に分けていて、私たちが歩いてきたのが北側です。
通りの南側にはやはり承天寺の仏殿があるのですね。 -
鬼瓦は、大宰府口城門で発見された8世紀ごろの鬼瓦をモチーフにしています。
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こちら側の方がよく見えます。
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柱の左は、虹梁と言って、若葉の彫刻。
柱の右は、木鼻と言って、渦の彫刻なんだそうです。 -
扁額は「萬年正續」
千年も萬年も長きにわたり栄えることを祈念した言葉です。 -
博多の旧市街から、櫛田神社方面に向かいましょう。
大博通りを渡る時、斜め後ろに博多駅が見えました。 -
博多千年門から徒歩で約10分。
櫛田神社に向かう途中、こんなお寺がありました。
ここは龍宮寺。
三宝大荒神とは、仏教を守護する守護神です。 -
この龍宮寺、創建は不明です。
創建時、このお寺は海辺にあって、「浮御堂」と称されていたのですね。
貞応元年(1222年)ここで人魚が捕えられました。
鎌倉時代ですね。
その人魚はこのお寺に納められ、お寺の名前も龍宮寺になったようです。 -
実物を拝見することはできませんが、人魚の画です。
当時捕えられた人魚なんですね。 -
人魚のアップです!
捕えられた時の人魚の様子かな? -
これも人魚の画。
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こちらもアップで!!
優雅に泳いでいる人魚です。
神秘的にも見えます。 -
お邪魔します。
門をくぐると、奥に三宝大荒神社。 -
龍宮寺を出てすぐ隣。
櫛田神社の大鳥居です。 -
鳥居をくぐって参道を進むと、右側に町家が見えてきました。
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その中に、博多町家ふるさと館があります。
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お邪魔します。
200円×2名
博多の歴史や文化、そして明治から大正の博多の暮らしを知ることができます。 -
ここは博多の歴史。
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金印 漢委奴国王(かんのなのわのこくおう)
日本史でやったな~~
中国(当時は後漢)から日本(当時は邪馬台国)に送られた金印ですね。
そっか~~
この金印が発掘されたのが福岡の島だったのですね~ -
櫛田神社は奈良時代に創建されているのですね。
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平安時代になると、空海が大陸から帰ってきて東長寺を建立しています。
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鎌倉時代に聖福寺が建立されますが、元寇の時、博多は大変だったでしょうね~
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太閤による町割りと「流」の説明書きです。
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戦国時代に焦土と化した博多の街を再興したのは豊臣秀吉です。
焼け野原になった博多の街を検分し、再興を指示しています。
これは、「町割り」という都市計画です。
僧侶が着る七条袈裟に見立て、七つの街「流」をつくり、それぞれに観音を配置。
博多の街全体を、一山の七堂伽藍にたとえたようです。
「流」は博多独特の町の形態です。
十余りの町が一つの「流」を形成しています。
「流」ごとに独自の自治システムとして成り立っており、山笠や松林(どんたく)などの祭礼行事を協力して行う共同体として、今でも存続しています。
秀吉が町割りを行った時は7つの「流」がありましたが、幕末には10の「流」に増えています。 -
これは博多松林(どんたく)の様子です。
「博多どんたく」として知名度がありますね。
毎年5月3日と4日に開催される博多のお祭りですね。 -
この後、上映時間になり、シアターに案内されました。
博多祇園山笠の様子を知ることができました。
毎年7月上旬に行われるお祭りで、鎌倉時代に疫病退散が目的だったのですね。
「静」と「動」がある -
シアターの壁に、実際に山笠台を担ぐために使われる「舁き棒」があって、自由に担ぐことができました。
重かった~ -
博多祇園山笠の様子を現す絵です。
-
大勢の人で賑わっている様子が模型で表現されています。
人びとの中には、「舁き山笠」が・・・
これが「動」。 -
そしてこちらが、豪華絢爛の装飾の「飾り山笠」の模型。
これが「静」。
ふ~ん
なるほど。。。
映像を見て模型を見て、いつかリアル博多祇園山笠を見たくなりました。 -
隣の町屋棟にやってきました。
こちらは明治中期の博多の町家の様子です。 -
太い梁や上部の渡り廊下、
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天井は高く、豪壮ですね~
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真上を見上げてみました。
高いな~~ -
番頭さん?
-
広い座敷ですね~
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裕福な商家なんだろうな~
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こちらが台所です。
-
こちらは大きな水屋です。
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お庭です。
右にはお蔵。
奥の塀は、博多塀です。 -
ココだけ見ると、サザエさん一家が出てきそうです。
サザエさんは昭和だけど・・・ -
ちょっと懐かしい雰囲気です。
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坪庭から建物を振り返ります。
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町家の前には古いポストがありました。
街並みに似合ってますね~ -
町家のカフェでシニア夫婦は休憩することにしました。
-
何にしようかな~
-
最中アイス 2人でシェアしました。
私は、水出しアイスコーヒー
相方は、あまおうスムージー
スムージー、一口もらったけど、美味しかったな~ -
さあ参道を奥に進んで櫛田神社に向かいましょう。
-
ココが櫛田神社です。
博多の総鎮守として古くから信仰を集めており、地元の博多の人々からは「お櫛田さん」の愛称で親しまれています。 -
扁額には「稜威」。
「稜威」と書いて「いつ」と読むそうです。
どんな意味?
ググってみたら、
1 神聖なこと。
2 勢いの激しいこと。威力の強烈なこと。
の2つ。
この扁額はどっち?
それとも両方?
お邪魔しま~す! -
楼門の天井に吊り下げられている干支恵方盤です。
毎年大晦日に新しい年の恵方を示すように矢印が回転されます。
平成25年は「丙」を指しています。 -
境内の半分で観客席を設営中。
あと2週間で博多祇園山笠ですからね~ -
櫛田神社は、757年の創建です。
奈良時代ですね~ -
座ってる牛、座牛です。
天満宮でもないのに牛?
自分の身体の悪いとことを触ると治るそうです。
牛の様々な場所が触られて光ってますね。 -
境内の中へ。
拝殿でお参り。 -
霊泉鶴の井戸と言って、本殿地下から湧き出る霊泉です。
不老長寿の命水なんだそうです。 -
飾り山笠です!
本番が近いので準備中なのですね。 -
これ、生で見れて嬉しいな~
デカい!!! -
見事な装飾ですね。
-
これ、古事記かな?
-
物語が判ればな~~
-
シニア夫婦は境内を歩きます。
-
この石碑は?
川上音二郎? -
川上音二郎の寄進碑?
あの、オッペケペッポ~ の川上音二郎?
そもそも川上音二郎は福岡出身なんですね。
上京後に博多の彼の資産を寄進した碑なんですね。 -
これは博多塀ですね。
九州を平定した豊臣秀吉は戦災で荒廃した博多を復興するため「博多町割り」を行いました。
そして、戦災後の街中に残る大量の瓦礫を新しく建てる塀の中に埋め込みました。
これが「博多塀」なんですね。 -
これは、樹齢1000年以上の「櫛田神社の銀杏」です。
不老長寿の御神木として信仰されています。 -
近くに寄ってみました。
-
境内でお祭りの準備中。
仮設の階段状の客席を組み立てていますね。 -
おっ?
威勢の良い掛け声が聞こえてきた方向に目を向けると、舁き山笠が外に出る所です。 -
街中に少し出て、戻ってきました。
-
本番に向けて練習中なのですね。
-
街中で、こんな自動販売機を見つけました。
その名も「たらこ食堂」 -
たらこの自動販売機ですね。
-
博多ならではですね。
-
ここは?
-
芸者の券番です。
ここは花街でもあるのですね~
つづく
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