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「アジャンター石窟寺院」の「第1窟」から「第4窟」までを見学するだけで1時間ほどが過ぎてしまいました。この後の石窟のいくつかは製作途中で放棄されてしまっているようです。それでも案内図にあった「第27窟」までを残り1時間で見学できるのだろうかと心配になってきます。ガイドさんはそんなことはお構いなしにマイペースで石窟を案内していきます。日陰の無い岩肌を横に移動して見学を進めますが、それぞれの石窟では靴を脱ぐ必要があったりするので体力を消耗していきます。時間が経つにつれてどんどん観光客の姿も増えてきますが、順番に見学しているので同じようないくつかの欧米人のグループとインド人の家族連れと石窟を巡っているような感覚になります。太陽が高くなるにつれて陽射しも強くなり、石窟の中は多少涼しいのですが喉も乾いていきます。石窟の彫刻や壁画にばかり気を取られていると水を飲むのも忘れてしまうので気を付けなければならないなと感じます。3月の初旬でこの気温ですから夏場の見学は命がけだと思います。ガイドさんの説明は遺跡の中盤ほどまでで終わり、残りの石窟は各自で見学することになりました。ここまでで2時間で、さらにフリータイムが1時間ほどあったのでほぼ全部の石窟を見学することが出来ると分かり安心しました。

トラピックス 西インド紀行アジャンタ・エローラ・ムンバイ・エレファンタ島(6)アジャンター石窟寺院/第6窟から第18窟までを見学する。

12いいね!

2024/03/07 - 2024/03/07

26位(同エリア98件中)

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kojikoji

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「アジャンター石窟寺院」の「第1窟」から「第4窟」までを見学するだけで1時間ほどが過ぎてしまいました。この後の石窟のいくつかは製作途中で放棄されてしまっているようです。それでも案内図にあった「第27窟」までを残り1時間で見学できるのだろうかと心配になってきます。ガイドさんはそんなことはお構いなしにマイペースで石窟を案内していきます。日陰の無い岩肌を横に移動して見学を進めますが、それぞれの石窟では靴を脱ぐ必要があったりするので体力を消耗していきます。時間が経つにつれてどんどん観光客の姿も増えてきますが、順番に見学しているので同じようないくつかの欧米人のグループとインド人の家族連れと石窟を巡っているような感覚になります。太陽が高くなるにつれて陽射しも強くなり、石窟の中は多少涼しいのですが喉も乾いていきます。石窟の彫刻や壁画にばかり気を取られていると水を飲むのも忘れてしまうので気を付けなければならないなと感じます。3月の初旬でこの気温ですから夏場の見学は命がけだと思います。ガイドさんの説明は遺跡の中盤ほどまでで終わり、残りの石窟は各自で見学することになりました。ここまでで2時間で、さらにフリータイムが1時間ほどあったのでほぼ全部の石窟を見学することが出来ると分かり安心しました。

旅行の満足度
5.0
観光
5.0
ホテル
4.0
グルメ
3.5
交通
4.5
同行者
カップル・夫婦(シニア)
一人あたり費用
15万円 - 20万円
交通手段
観光バス 徒歩 飛行機
航空会社
ANA
旅行の手配内容
ツアー(添乗員同行なし)
利用旅行会社
阪急交通社
  • まだいくつもの石窟を見学していないのに1時間ほどが過ぎてしまっています。ガイドさんからは何時までと時間を区切られていないので旅行の募集要項にあった2時間ほどで見学を打ち切られてしまうのではないかという心配が生まれてきます。まだこの先20以上の石窟があります。

    まだいくつもの石窟を見学していないのに1時間ほどが過ぎてしまっています。ガイドさんからは何時までと時間を区切られていないので旅行の募集要項にあった2時間ほどで見学を打ち切られてしまうのではないかという心配が生まれてきます。まだこの先20以上の石窟があります。

    アジャンター石窟群 史跡・遺跡

  • 「第5窟」はエントランスのゲート以外は未完成になっています。入り口周りには仲睦まじいカップルの姿が見えます。

    「第5窟」はエントランスのゲート以外は未完成になっています。入り口周りには仲睦まじいカップルの姿が見えます。

  • 片側にはサンバンジャカと呼ばれる門番の美しい女性の姿もあります。その両方とも沙羅の木の下に立つ姿で描かれています。川の女神である女性はマカラの背に乗っています。

    片側にはサンバンジャカと呼ばれる門番の美しい女性の姿もあります。その両方とも沙羅の木の下に立つ姿で描かれています。川の女神である女性はマカラの背に乗っています。

  • 「第6窟」は2階建ての僧院で両方の階にこのようなホールを持っています。下層階の壁には「スラーヴァスティの奇跡」と「マーラの誘惑」の伝説が描かれています。煩悩の化身であるマーラにとって釈迦が悟りを開くことは自身の破滅につながります。そこで釈迦のもとに美しく技に長けた3人の娘たちを送り込みますが、釈迦は数々の誘惑に屈しません。そこでマーラは恐ろしい形相の怪物たちに釈迦を襲わせますが、なぜか釈迦に近づくことはできません。岩石やありとあらゆる武器を降らせ周囲を暗闇に覆っても釈迦は動じず、最後はマーラが巨大な円盤を振りかざして向かっていきますが、円盤は花輪になってしまいます。こうしてマーラは敗北を認めて釈迦は悟りを開きましたという物語です。

    「第6窟」は2階建ての僧院で両方の階にこのようなホールを持っています。下層階の壁には「スラーヴァスティの奇跡」と「マーラの誘惑」の伝説が描かれています。煩悩の化身であるマーラにとって釈迦が悟りを開くことは自身の破滅につながります。そこで釈迦のもとに美しく技に長けた3人の娘たちを送り込みますが、釈迦は数々の誘惑に屈しません。そこでマーラは恐ろしい形相の怪物たちに釈迦を襲わせますが、なぜか釈迦に近づくことはできません。岩石やありとあらゆる武器を降らせ周囲を暗闇に覆っても釈迦は動じず、最後はマーラが巨大な円盤を振りかざして向かっていきますが、円盤は花輪になってしまいます。こうしてマーラは敗北を認めて釈迦は悟りを開きましたという物語です。

  • 仏像を納めた聖域の扉枠には複雑な彫刻が施されています。円柱の上部のマカラは口から水を吹き出し、その他の神話上の生き物や空を舞うアプサラや象、手を振ったり歓迎したりする女性などをテーマにしています。同じような意匠はアンコール遺跡にも伝わっていますが、写真も無かった時代にどのように伝播していったのか不思議に思えます。

    仏像を納めた聖域の扉枠には複雑な彫刻が施されています。円柱の上部のマカラは口から水を吹き出し、その他の神話上の生き物や空を舞うアプサラや象、手を振ったり歓迎したりする女性などをテーマにしています。同じような意匠はアンコール遺跡にも伝わっていますが、写真も無かった時代にどのように伝播していったのか不思議に思えます。

  • 「第7窟」は1層の石窟で八角形の柱のある広間と僧侶のための8つの小さな部屋で構成されています。

    「第7窟」は1層の石窟で八角形の柱のある広間と僧侶のための8つの小さな部屋で構成されています。

  • エントランスの前には2つの柱廊を持つ壮大なファサードがあります。ベランダには2種類の柱が8本あり、1つはアマラカと蓮の柱頭を持つ八角形の柱、もう1つははっきりとした形をした土台を欠いて、代わりに無地の柱頭を持つ八角形の柱になっています。

    エントランスの前には2つの柱廊を持つ壮大なファサードがあります。ベランダには2種類の柱が8本あり、1つはアマラカと蓮の柱頭を持つ八角形の柱、もう1つははっきりとした形をした土台を欠いて、代わりに無地の柱頭を持つ八角形の柱になっています。

  • 扉を入った天井のフレスコ画はほぼ完全に剥離してしまっています。

    扉を入った天井のフレスコ画はほぼ完全に剥離してしまっています。

  • 一見左右対称のようですが、左側には階段が設けられています。

    一見左右対称のようですが、左側には階段が設けられています。

  • 岩の断層のせいなのか「第7窟」は崖の奥深くまで掘り下げられることはなく、2つの柱廊と控えの間と仏像を納めた部屋のみで構成されており、中央のホールはありません。石窟の彫刻群は時間の経過とともに改修を受けた可能性があります。最初の彫刻は西暦469年頃までに完成し、数年後の西暦476年から478年の間に無数の仏陀が追加されたと考えられます。

    岩の断層のせいなのか「第7窟」は崖の奥深くまで掘り下げられることはなく、2つの柱廊と控えの間と仏像を納めた部屋のみで構成されており、中央のホールはありません。石窟の彫刻群は時間の経過とともに改修を受けた可能性があります。最初の彫刻は西暦469年頃までに完成し、数年後の西暦476年から478年の間に無数の仏陀が追加されたと考えられます。

  • この控えの間の左側にはさまざまな姿勢や表情をした25体の坐像や立像、右側には、蓮華の上にさまざまな姿勢の仏陀のレリーフが58体置かれています。

    この控えの間の左側にはさまざまな姿勢や表情をした25体の坐像や立像、右側には、蓮華の上にさまざまな姿勢の仏陀のレリーフが58体置かれています。

  • 控えの間内壁にあるこれらの仏陀やその他の仏像は「シュラヴァスティの奇跡」の彫刻的な描写です。

    控えの間内壁にあるこれらの仏陀やその他の仏像は「シュラヴァスティの奇跡」の彫刻的な描写です。

  • 入口の枠にはマカラの上に立つ2人の女性が彫られています。聖域の中には獅子と鹿のいる座にあぐらをかいて座る仏陀がいて、周囲には菩薩の姿や2人の従者と上空を飛ぶアプサラに囲まれています。

    入口の枠にはマカラの上に立つ2人の女性が彫られています。聖域の中には獅子と鹿のいる座にあぐらをかいて座る仏陀がいて、周囲には菩薩の姿や2人の従者と上空を飛ぶアプサラに囲まれています。

  • 「第8窟」は未完成のまま残され、他の洞窟を維持するための照明用の発電機室になっています。インドで発掘された最古の大乗仏教僧院である可能性があるようですが、大部分は地滑りによって損傷されているようで見ることは出来ません。

    「第8窟」は未完成のまま残され、他の洞窟を維持するための照明用の発電機室になっています。インドで発掘された最古の大乗仏教僧院である可能性があるようですが、大部分は地滑りによって損傷されているようで見ることは出来ません。

  • 「第9窟」のファサードは修復工事中で、足場パイプとグリーンのシートという姿になっていました。「第9窟」と「第10窟」は紀元前2世紀から1世紀にかけての第1期の建設ですが、どちらも西暦5世紀の第2期の終わりに造り直されました。

    「第9窟」のファサードは修復工事中で、足場パイプとグリーンのシートという姿になっていました。「第9窟」と「第10窟」は紀元前2世紀から1世紀にかけての第1期の建設ですが、どちらも西暦5世紀の第2期の終わりに造り直されました。

  • 石窟のファサードは何世紀も後にヨーロッパで建てられた大聖堂を思い起こさせる建築意匠や後陣、身廊や側廊と後陣を持っています。

    石窟のファサードは何世紀も後にヨーロッパで建てられた大聖堂を思い起こさせる建築意匠や後陣、身廊や側廊と後陣を持っています。

  • 周囲にはオープンになった石窟があり、本尊と脇侍を備えた姿があります。釈迦が説法したときの転法輪印を結んでいるのが分かります。

    周囲にはオープンになった石窟があり、本尊と脇侍を備えた姿があります。釈迦が説法したときの転法輪印を結んでいるのが分かります。

  • それ以外にも摩崖仏のように彫られた仏像が見えます。

    それ以外にも摩崖仏のように彫られた仏像が見えます。

  • 通路には23本の柱が並んで、天井はアーチ型です。仏舎利塔は後陣の中央にあり、その周囲に周回路があります。仏舎利塔は高い円筒形の台座の上に座っています。

    通路には23本の柱が並んで、天井はアーチ型です。仏舎利塔は後陣の中央にあり、その周囲に周回路があります。仏舎利塔は高い円筒形の台座の上に座っています。

  • ここまで見てきた石窟と葉違ったスタイルをしているのが新鮮に思えます。アジャンターで最も古い礼拝堂は紀元前2世紀から1世紀に建てられ、最も新しいものは西暦5世紀後半に建てられ、両方の建築はキリスト教会の建築に似ています。

    ここまで見てきた石窟と葉違ったスタイルをしているのが新鮮に思えます。アジャンターで最も古い礼拝堂は紀元前2世紀から1世紀に建てられ、最も新しいものは西暦5世紀後半に建てられ、両方の建築はキリスト教会の建築に似ています。

  • この石窟の壁画は柱に描かれた立像を含め5世紀に描き加えられたものだということです。柱の上と仏舎利塔の後ろにはパドマパニとヴァジュラパニを持つ仏のカラフルな壁画があり、宝石やネックレスを身に着けています。市民や比丘尼は花輪と供物を持って仏陀に近づき、男性はドーティとターバンを身に着けています。

    この石窟の壁画は柱に描かれた立像を含め5世紀に描き加えられたものだということです。柱の上と仏舎利塔の後ろにはパドマパニとヴァジュラパニを持つ仏のカラフルな壁画があり、宝石やネックレスを身に着けています。市民や比丘尼は花輪と供物を持って仏陀に近づき、男性はドーティとターバンを身に着けています。

  • 壁にはジャータカの物語の壁画がありますが、おそらく初期の建設時の小乗仏教の段階からのものです。

    壁にはジャータカの物語の壁画がありますが、おそらく初期の建設時の小乗仏教の段階からのものです。

  • かなりフレスコ画は剥離していますが部分部分に美しい姿を残していて、往時を思い描くことが出来ます。

    かなりフレスコ画は剥離していますが部分部分に美しい姿を残していて、往時を思い描くことが出来ます。

  • 「第10窟」は広大なチャイティヤと呼ばれる礼拝堂を持ち、近くの「第12窟」とともに紀元前1世紀頃のものです。これら2つの石窟はアジャンター複合体の中で最も初期のものの1つです。

    「第10窟」は広大なチャイティヤと呼ばれる礼拝堂を持ち、近くの「第12窟」とともに紀元前1世紀頃のものです。これら2つの石窟はアジャンター複合体の中で最も初期のものの1つです。

  • 39本の八角形の柱が並ぶ大きな中央後陣ホールがあり、礼拝のために通路と仏舎利塔を隔てる身廊があります。仏舎利塔にはプラダクシナ・パタと呼ばれる周回路があります。この洞窟はその規模が紀元前1世紀までに南アジアに仏教が及んだ影響と、西暦5世紀までインドでの影響が衰退し続けたことを裏付けているという点で重要です。

    39本の八角形の柱が並ぶ大きな中央後陣ホールがあり、礼拝のために通路と仏舎利塔を隔てる身廊があります。仏舎利塔にはプラダクシナ・パタと呼ばれる周回路があります。この洞窟はその規模が紀元前1世紀までに南アジアに仏教が及んだ影響と、西暦5世紀までインドでの影響が衰退し続けたことを裏付けているという点で重要です。

  • 壁画の総数は現在は失われているものも含めて300点以上あり、さまざまな作家の手によるものです。絵画は2つの時代のもので、多くは時計回りにジャータカの物語を語っています。

    壁画の総数は現在は失われているものも含めて300点以上あり、さまざまな作家の手によるものです。絵画は2つの時代のもので、多くは時計回りにジャータカの物語を語っています。

  • ここで興味深いのはサダンタ・ジャータカの物語の6本の牙のある象についての寓話と、盲目の両親に仕えるために人生を捧げた男の物語です。

    ここで興味深いのはサダンタ・ジャータカの物語の6本の牙のある象についての寓話と、盲目の両親に仕えるために人生を捧げた男の物語です。

  • 角柱に描かれた長くて重いローブを着た仏陀は、ガンダーラの芸術に由来するデザインだということです。

    角柱に描かれた長くて重いローブを着た仏陀は、ガンダーラの芸術に由来するデザインだということです。

  • 元々このようなオープンな状態で彫られたものなのか、あるいは木造の囲いがあったのかをうかがい知ることは出来ません。

    元々このようなオープンな状態で彫られたものなのか、あるいは木造の囲いがあったのかをうかがい知ることは出来ません。

  • 日傘をさして階段を一歩一歩登る妻の脇を籠屋さんが足取りも軽く階段を下っていきます。

    日傘をさして階段を一歩一歩登る妻の脇を籠屋さんが足取りも軽く階段を下っていきます。

  • ようやく半部くらいまで来たようですがまだまだ先は長そうです。容赦ない日差しが体力を奪っていきます。持ってきたミネラルウォーターも残り少ないです。

    ようやく半部くらいまで来たようですがまだまだ先は長そうです。容赦ない日差しが体力を奪っていきます。持ってきたミネラルウォーターも残り少ないです。

  • 「第16窟」は遺跡の中央付近の一等地にあり、ヴァカタカ王ハリシェナの大臣であったヴァラハデーヴァの支援により造られました。彼は仏教の信者でもありました。

    「第16窟」は遺跡の中央付近の一等地にあり、ヴァカタカ王ハリシェナの大臣であったヴァラハデーヴァの支援により造られました。彼は仏教の信者でもありました。

  • 彼はそれを僧院に捧げ、願いを表現する碑文を添えています。「全世界(...)悲しみや病気のない平和で高貴な状態に願う」と述べ、仏教信仰への献身を表しています。

    彼はそれを僧院に捧げ、願いを表現する碑文を添えています。「全世界(...)悲しみや病気のない平和で高貴な状態に願う」と述べ、仏教信仰への献身を表しています。

  • おそらく仏教とヒンドゥー教の神々の両方を崇拝した人であり、近くのガトートカチャ洞窟の碑文ではヒンドゥー教の遺産を讃えています。7世紀の中国の僧である玄蔵は、この石窟を寺院群への入り口として書き残しています。

    おそらく仏教とヒンドゥー教の神々の両方を崇拝した人であり、近くのガトートカチャ洞窟の碑文ではヒンドゥー教の遺産を讃えています。7世紀の中国の僧である玄蔵は、この石窟を寺院群への入り口として書き残しています。

  • 第16窟は遺跡全体の建築に影響を与え学者たちは石窟全体の複雑な構造の第2段階と最終段階の年代をたどるのに役立つ「重要な石窟」と呼んでいます。

    第16窟は遺跡全体の建築に影響を与え学者たちは石窟全体の複雑な構造の第2段階と最終段階の年代をたどるのに役立つ「重要な石窟」と呼んでいます。

  • 柱から梁を支えるように2体の力士のような男が目をつぶった姿で彫り出されています。今までの石窟には無かった特徴を感じます。

    柱から梁を支えるように2体の力士のような男が目をつぶった姿で彫り出されています。今までの石窟には無かった特徴を感じます。

  • それ以外には空を飛ぶような男女のカップルの姿も見えます。

    それ以外には空を飛ぶような男女のカップルの姿も見えます。

  • 「第16窟」は大乗仏教の僧院であり、正面玄関の開口と2つの窓、2つの側廊の出入り口という標準的な寺院の配置になっています。

    「第16窟」は大乗仏教の僧院であり、正面玄関の開口と2つの窓、2つの側廊の出入り口という標準的な寺院の配置になっています。

  • ホールの両側面には小さな僧房が設けられています。

    ホールの両側面には小さな僧房が設けられています。

  • ここでどのような修行が行われていたのか、現在は失われているフレスコ画を眺めながら往時の美しさを想像します。

    ここでどのような修行が行われていたのか、現在は失われているフレスコ画を眺めながら往時の美しさを想像します。

  • ここでも釈迦が説法したときの姿を表し、転法輪印を結んでいます。これまでの像は「結跏趺坐(けっかふざ)」と呼ばれる坐禅のときに用いられる座り方でしたが、ここでは台地に足を降ろした姿になっています。

    ここでも釈迦が説法したときの姿を表し、転法輪印を結んでいます。これまでの像は「結跏趺坐(けっかふざ)」と呼ばれる坐禅のときに用いられる座り方でしたが、ここでは台地に足を降ろした姿になっています。

  • 回廊の左壁には幼い仏陀の物語を語るマハーンマッガ・ジャータカのフレスコ画があり、仏陀の異母兄弟であるナンダの改宗を取り巻く伝説が描かれてあります。回廊の右の壁には仏陀の生涯の場面が描かれています。これらには白いドレスを着た物乞いの鉢で仏陀に食べ物を提供するスジャータ、樹の下に1人で座っている未来の仏陀などが描かれています。

    回廊の左壁には幼い仏陀の物語を語るマハーンマッガ・ジャータカのフレスコ画があり、仏陀の異母兄弟であるナンダの改宗を取り巻く伝説が描かれてあります。回廊の右の壁には仏陀の生涯の場面が描かれています。これらには白いドレスを着た物乞いの鉢で仏陀に食べ物を提供するスジャータ、樹の下に1人で座っている未来の仏陀などが描かれています。

  • このような部分的なものしか残されていなく、観光客がその物語を読み解くのは困難です。

    このような部分的なものしか残されていなく、観光客がその物語を読み解くのは困難です。

  • 「第17窟」もヒンドゥー教のヴァカタカ首相ヴァラハデーヴァが後援した多くの石窟のうちの1つです。さらに碑文によって地元の王ウペンドラグプタなどの寄付者があったことが碑文から分かるようです。

    「第17窟」もヒンドゥー教のヴァカタカ首相ヴァラハデーヴァが後援した多くの石窟のうちの1つです。さらに碑文によって地元の王ウペンドラグプタなどの寄付者があったことが碑文から分かるようです。

  • この石窟も大きくて洗練された精舎のデザインと、すべての石窟の中で最も保存状態の良い有名な絵画のいくつかを特徴としています。

    この石窟も大きくて洗練された精舎のデザインと、すべての石窟の中で最も保存状態の良い有名な絵画のいくつかを特徴としています。

  • 「第16窟」は仏陀の生涯を描いた作品として知られていますが、「第17窟」の壁画はジャータカの物語で、人間の美徳を讃えることで注目されています。

    「第16窟」は仏陀の生涯を描いた作品として知られていますが、「第17窟」の壁画はジャータカの物語で、人間の美徳を讃えることで注目されています。

  • 「第17窟」は列柱のあるポーチ、それぞれが異なるスタイルの柱の数々、内部ホールのデザインや石窟の奥深くにある聖域の控えの間、より多くの光を得るための大きな窓と扉の開口、インドの神々と女神の大規模な彫刻が含まれています。

    「第17窟」は列柱のあるポーチ、それぞれが異なるスタイルの柱の数々、内部ホールのデザインや石窟の奥深くにある聖域の控えの間、より多くの光を得るための大きな窓と扉の開口、インドの神々と女神の大規模な彫刻が含まれています。

  • 「第17窟」にはウペンドラグプタ王の長い碑文があり、その中で彼はこの精舎の建設に莫大な富を費やして信者に大きな満足をもたらしたと説明しています。

    「第17窟」にはウペンドラグプタ王の長い碑文があり、その中で彼はこの精舎の建設に莫大な富を費やして信者に大きな満足をもたらしたと説明しています。

  • ウペンドラグプタはアジャンターの少なくとも5つの洞窟を後援したことが知られています。しかし、宗教的な追求に多額の富を費やしすぎたことから、最終的にはアスマカの攻撃によって敗北しました。

    ウペンドラグプタはアジャンターの少なくとも5つの洞窟を後援したことが知られています。しかし、宗教的な追求に多額の富を費やしすぎたことから、最終的にはアスマカの攻撃によって敗北しました。

  • 「第17窟」の壁画にはヴィパシ、シーキ、ヴィスヴブ、クラクチチャンダ、カナカムニ、カシャパ、釈迦牟尼などのさまざまな形や姿勢の仏陀が描かれています。

    「第17窟」の壁画にはヴィパシ、シーキ、ヴィスヴブ、クラクチチャンダ、カナカムニ、カシャパ、釈迦牟尼などのさまざまな形や姿勢の仏陀が描かれています。

  • また、ウダインとグプタの物語であるアヴァロキテーシュヴァラ、ナラギリの物語、生命の輪、さまざまな古代インドの音楽家を讃える壁画、シンハラ王子のスリランカへの遠征を語る物語も描かれています。

    また、ウダインとグプタの物語であるアヴァロキテーシュヴァラ、ナラギリの物語、生命の輪、さまざまな古代インドの音楽家を讃える壁画、シンハラ王子のスリランカへの遠征を語る物語も描かれています。

  • 建設当時の文化と社会の規範に織り込まれ、難破船、化粧をする王女、恋人たち、男女が座ってワインを飲むシーンなど、さまざまなテーマが描かれています。

    建設当時の文化と社会の規範に織り込まれ、難破船、化粧をする王女、恋人たち、男女が座ってワインを飲むシーンなど、さまざまなテーマが描かれています。

  • 柱頭部には飛天が舞い、その姿は京都の宇治の平等院の飛天を思い出させます。細かい装飾が描かれた八角柱の完成されたデザインも往時の美しさを思い描かせます。

    柱頭部には飛天が舞い、その姿は京都の宇治の平等院の飛天を思い出させます。細かい装飾が描かれた八角柱の完成されたデザインも往時の美しさを思い描かせます。

  • ガイドさんの説明をイヤフォンガイドで聞きながら、限られた時間内で写真も撮らなければならないのが少し残念ですが手は止められません。肉眼で見ることも大切ですが、ファインダー越しでも写真に残しておかないと60歳を過ぎた記憶力は容量不足になっています。

    ガイドさんの説明をイヤフォンガイドで聞きながら、限られた時間内で写真も撮らなければならないのが少し残念ですが手は止められません。肉眼で見ることも大切ですが、ファインダー越しでも写真に残しておかないと60歳を過ぎた記憶力は容量不足になっています。

  • ガイドさんは簡単に説明をして次の石窟に移動してしまいます。ツアーの方たちもだいぶ疲れてきたのか写真を撮る方も減り、なんとなく先を急ぐ雰囲気になっています。

    ガイドさんは簡単に説明をして次の石窟に移動してしまいます。ツアーの方たちもだいぶ疲れてきたのか写真を撮る方も減り、なんとなく先を急ぐ雰囲気になっています。

  • 美しく彫刻された列柱の奥に本尊の姿も見えます。

    美しく彫刻された列柱の奥に本尊の姿も見えます。

  • 石工とフレスコ画を描く職人は皇帝が違うので一緒に仕事をすることは無かったと思いますが、どんな人が指揮を執って1つの宗教空間として完成させたのでしょうか。

    石工とフレスコ画を描く職人は皇帝が違うので一緒に仕事をすることは無かったと思いますが、どんな人が指揮を執って1つの宗教空間として完成させたのでしょうか。

  • リタイアするまでの自分の仕事とも通じることもあり、いろいろなことが気になってしまいます。

    リタイアするまでの自分の仕事とも通じることもあり、いろいろなことが気になってしまいます。

  • 美しいフレスコ画の1つ1つを読み解いていきたい気もしますが、そんなことをしたら何日も通わないとならなさそうです。もっとも観光客に読み解けるようなものではありません。

    美しいフレスコ画の1つ1つを読み解いていきたい気もしますが、そんなことをしたら何日も通わないとならなさそうです。もっとも観光客に読み解けるようなものではありません。

  • 「シャッダーンタ・ジャータカ」の6本の牙を持つ象が描かれています。6本の牙をもった白い象は釈迦の母である摩耶夫人がこの象を夢に見て釈迦を懐妊したところから釈迦の入胎を象徴します。

    「シャッダーンタ・ジャータカ」の6本の牙を持つ象が描かれています。6本の牙をもった白い象は釈迦の母である摩耶夫人がこの象を夢に見て釈迦を懐妊したところから釈迦の入胎を象徴します。

  • 天井には6人の菩薩が描かれていますが、その腕の数は6本しか描かれています。石窟の最初に見た3頭の鹿の頭部が1つしか無い壁画を思い出させます。

    天井には6人の菩薩が描かれていますが、その腕の数は6本しか描かれています。石窟の最初に見た3頭の鹿の頭部が1つしか無い壁画を思い出させます。

  • 「ヴェサンタラ・ジャータカ」に書かれた寛大なヴェッサンタラ王の物語の場面も描かれています。ヴェッサンタラは布施が好きで、自らの持ち物である動物や物を与える、妻や子供まで与えてしまったという物語です。

    「ヴェサンタラ・ジャータカ」に書かれた寛大なヴェッサンタラ王の物語の場面も描かれています。ヴェッサンタラは布施が好きで、自らの持ち物である動物や物を与える、妻や子供まで与えてしまったという物語です。

  • この物語の彫刻をミャンマーのマンダレーの「シュエナンドー僧院」で見たことを思い出しました。現在のミャンマーがどのようになっているか分かりませんが、各地で出会った人たちがどうしているかずっと気になっています。それと同時に妻と2人でじっくり旅しておいて良かったと思います。

    この物語の彫刻をミャンマーのマンダレーの「シュエナンドー僧院」で見たことを思い出しました。現在のミャンマーがどのようになっているか分かりませんが、各地で出会った人たちがどうしているかずっと気になっています。それと同時に妻と2人でじっくり旅しておいて良かったと思います。

  • 仏陀にすがる女性の姿が印象に残りました。

    仏陀にすがる女性の姿が印象に残りました。

  • 向かい合う獅子の姿がヨーロッパの貴族や王族の紋章のように見えます。

    向かい合う獅子の姿がヨーロッパの貴族や王族の紋章のように見えます。

  • この石窟の係員さんが教えてくれた中国風の女性の姿を見て次の石窟に移ります。

    この石窟の係員さんが教えてくれた中国風の女性の姿を見て次の石窟に移ります。

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