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2022年5月18日(水)朝の10時過ぎ、鬼怒川温泉ロープウェイの麓駅から無料シャトルバスで鬼怒川ライン下りの乗船場へ移動する。ロープウェイ乗り場から鬼怒川右岸を走り、後でも寄るが立岩(楯岩)橋で鬼怒川を渡り(下の写真1)、日光きぬ川ホテル三日月(下の写真1の真ん中の建物)の近くの乗船場へ到着(下の写真2)。<br /><br />乗船場のすぐ北にある鬼怒川金谷ホテルは、日本最古のリゾートクラシックホテルとして有名な日光金谷ホテルを開業した金谷善一郎をルーツに持つ金谷ホテル観光グループが1978年にオープンしたホテル。2012年に“ジョンカナヤ(善一郎の孫)が愛した「渓谷の別荘」”をテーマに大規模リニューアルを実施した。<br /><br />鬼怒川ライン下りは鬼怒川温泉ロープウェイを運営する鬼怒高原開発が1975年に開始させたリバークルーズ。鬼怒川温泉の乗船場から下船場の大瀞港までの約4kmを40分ほど掛けて下る。奇岩・怪石が織りなす造形の妙をたっぷりと味わえる。4月中旬から11月下旬まで1日12便運航。<br /><br />このライン下りは、江戸時代から明治時代にかけて物資運搬に使われた舟運や筏流しに歴史が始まる。当時、鬼怒川温泉は会津西街道の宿場町。会津から運ばれた産物などをここで舟に積み替えて、江戸に運んでいた。<br /><br />1930年(昭和5年)頃、1人30銭(当時の米相場は1俵60kg6円)で船に客を乗せて名所を案内しながら酒宴の席も設け、船頭の舟歌や芸者の舞、さらには打ち上げ花火で客を楽しませたと云う。<br /><br />鬼怒川は奥鬼怒の鬼怒沼に源を発し、関東平野東部を北から南へと流れ、栃木、茨城を抜けて茨城県守谷市と千葉県柏市・野田市の境界部で利根川と合流する延長176.7kmの川。元々は常陸川などと共に香取海へ注ぐ鬼怒川水系の本流だったが、江戸時代中期に利根川が東遷され、それまでの常陸川の河道および太平洋までを流れることになったに伴い、鬼怒川は利根川の支流となった。<br /><br />川の名は、当初は現在の栃木南部と群馬県の古地名である毛野国(けののくに又はけぬのくに)を流れる川として毛野川(河)と記された。やがて衣川(河)や絹川(河)の字が充てられたが、洪水時の激しい流れと岩の転がってぶつかる音などから「鬼が怒っているようだ」と云うことで、明治初期から鬼怒川となった。昭和以降7回は洪水を起こしており、2015年9月に台風18号の影響で常総市内で越流、破堤したのは記憶に新しい。<br /><br />乗船場に入り、チケット売場で手続きを済ませ、救命胴衣を着けて45分の発車を待つ。10分前、ようやく坂道を降りて河原へ移動し、舟に乗り込む。この便に乗り込んだのは20人足らず。定員は20~30名なので、少し余裕があったようだ。<br /><br />予定通り10時45分出発。出発するとすぐにさっきシャトルバスが渡って来た立岩橋を潜る。その先のカーブの先には楯岩。鬼怒川の名勝の一つで、高さ70m以上ある大岩。その名は戦いのときに使用する楯に似ていることから名付けられた。そのすぐ下流に架かる鬼怒楯岩大吊橋は2009年に架けられた通行無料の歩道専用吊橋。後で渡る。前半は早瀬が多く、そこを通過する際には客がビニールシートを掲げて水を防ぐ。<br /><br />次に見えてくるのが右手に象岩。岩の上の象が鼻を伸ばして川の水を飲もうとしている姿に見えることから名付けられた。その下流左手には川辺に張り出したゴリラ岩。突き出たおでこや下唇の出っ張り具合などゴリラの横顔にそっくり。さらにその下流右手には軍艦岩。確かに岩の上に軍艦が乗ってるわ。<br /><br />少し先に進むと右手に積木岩。正方形の積み木を積み重ねたような岩。その先左手に虹見の滝ともう一つ滝が続く。この辺りで早瀬は終わり、広いゆったりした流れに変わるが、その最初辺りがこの川の最深部で、7、8mの深さとのこと。<br /><br />ゆっくり進むと1953年に架けられた万年橋。江戸時代に初めてこの橋を架けた頃にはこの辺りには沢山の銭亀がいたことから「亀は万年」から命名された。この橋のすぐ下流にゴンドラが川を横切っているが、東京電力のもので、水質や水位調査をするために1人乗りで使うそうだ。その先、右手におばけ岩。<br /><br />さらにゆったり進んでいくと、大瀞橋と新大瀞橋が並んで架かる。大瀞橋は歩行者専用の吊り橋。ここを過ぎると大瀞。1924年に完成した中岩ダムのダム湖。ここに入ると船は自力走行せずモーターボートが下船場まで曳航する。<br /><br />11時15分、予定よりは約30分で下船場の大瀞港に到着。道に上がり休憩所で待つ。トイレや土産物屋や食べ物屋などがある。上がる途中の平場に戸田大和神社の案内板が建つ。幕末に宇都宮藩戸田家の分家が立藩して築いた陣屋の跡(下の写真4)。<br /><br />11時半過ぎ、乗船場に戻る無料シャトルバスに乗車、鬼怒川温泉駅前で降ろしてもらう(下の写真5)。<br />https://www.facebook.com/media/set/?set=a.25028089443501077&amp;type=1&amp;l=223fe1adec<br /><br /><br />船から見た楯岩に向かうが、続く

栃木 日光 鬼怒川ライン下り(Kinugawa River Cruise,Nikko,Tochigi,Japan)

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2022/05/18 - 2022/05/18

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ちふゆ

ちふゆさん

2022年5月18日(水)朝の10時過ぎ、鬼怒川温泉ロープウェイの麓駅から無料シャトルバスで鬼怒川ライン下りの乗船場へ移動する。ロープウェイ乗り場から鬼怒川右岸を走り、後でも寄るが立岩(楯岩)橋で鬼怒川を渡り(下の写真1)、日光きぬ川ホテル三日月(下の写真1の真ん中の建物)の近くの乗船場へ到着(下の写真2)。

乗船場のすぐ北にある鬼怒川金谷ホテルは、日本最古のリゾートクラシックホテルとして有名な日光金谷ホテルを開業した金谷善一郎をルーツに持つ金谷ホテル観光グループが1978年にオープンしたホテル。2012年に“ジョンカナヤ(善一郎の孫)が愛した「渓谷の別荘」”をテーマに大規模リニューアルを実施した。

鬼怒川ライン下りは鬼怒川温泉ロープウェイを運営する鬼怒高原開発が1975年に開始させたリバークルーズ。鬼怒川温泉の乗船場から下船場の大瀞港までの約4kmを40分ほど掛けて下る。奇岩・怪石が織りなす造形の妙をたっぷりと味わえる。4月中旬から11月下旬まで1日12便運航。

このライン下りは、江戸時代から明治時代にかけて物資運搬に使われた舟運や筏流しに歴史が始まる。当時、鬼怒川温泉は会津西街道の宿場町。会津から運ばれた産物などをここで舟に積み替えて、江戸に運んでいた。

1930年(昭和5年)頃、1人30銭(当時の米相場は1俵60kg6円)で船に客を乗せて名所を案内しながら酒宴の席も設け、船頭の舟歌や芸者の舞、さらには打ち上げ花火で客を楽しませたと云う。

鬼怒川は奥鬼怒の鬼怒沼に源を発し、関東平野東部を北から南へと流れ、栃木、茨城を抜けて茨城県守谷市と千葉県柏市・野田市の境界部で利根川と合流する延長176.7kmの川。元々は常陸川などと共に香取海へ注ぐ鬼怒川水系の本流だったが、江戸時代中期に利根川が東遷され、それまでの常陸川の河道および太平洋までを流れることになったに伴い、鬼怒川は利根川の支流となった。

川の名は、当初は現在の栃木南部と群馬県の古地名である毛野国(けののくに又はけぬのくに)を流れる川として毛野川(河)と記された。やがて衣川(河)や絹川(河)の字が充てられたが、洪水時の激しい流れと岩の転がってぶつかる音などから「鬼が怒っているようだ」と云うことで、明治初期から鬼怒川となった。昭和以降7回は洪水を起こしており、2015年9月に台風18号の影響で常総市内で越流、破堤したのは記憶に新しい。

乗船場に入り、チケット売場で手続きを済ませ、救命胴衣を着けて45分の発車を待つ。10分前、ようやく坂道を降りて河原へ移動し、舟に乗り込む。この便に乗り込んだのは20人足らず。定員は20~30名なので、少し余裕があったようだ。

予定通り10時45分出発。出発するとすぐにさっきシャトルバスが渡って来た立岩橋を潜る。その先のカーブの先には楯岩。鬼怒川の名勝の一つで、高さ70m以上ある大岩。その名は戦いのときに使用する楯に似ていることから名付けられた。そのすぐ下流に架かる鬼怒楯岩大吊橋は2009年に架けられた通行無料の歩道専用吊橋。後で渡る。前半は早瀬が多く、そこを通過する際には客がビニールシートを掲げて水を防ぐ。

次に見えてくるのが右手に象岩。岩の上の象が鼻を伸ばして川の水を飲もうとしている姿に見えることから名付けられた。その下流左手には川辺に張り出したゴリラ岩。突き出たおでこや下唇の出っ張り具合などゴリラの横顔にそっくり。さらにその下流右手には軍艦岩。確かに岩の上に軍艦が乗ってるわ。

少し先に進むと右手に積木岩。正方形の積み木を積み重ねたような岩。その先左手に虹見の滝ともう一つ滝が続く。この辺りで早瀬は終わり、広いゆったりした流れに変わるが、その最初辺りがこの川の最深部で、7、8mの深さとのこと。

ゆっくり進むと1953年に架けられた万年橋。江戸時代に初めてこの橋を架けた頃にはこの辺りには沢山の銭亀がいたことから「亀は万年」から命名された。この橋のすぐ下流にゴンドラが川を横切っているが、東京電力のもので、水質や水位調査をするために1人乗りで使うそうだ。その先、右手におばけ岩。

さらにゆったり進んでいくと、大瀞橋と新大瀞橋が並んで架かる。大瀞橋は歩行者専用の吊り橋。ここを過ぎると大瀞。1924年に完成した中岩ダムのダム湖。ここに入ると船は自力走行せずモーターボートが下船場まで曳航する。

11時15分、予定よりは約30分で下船場の大瀞港に到着。道に上がり休憩所で待つ。トイレや土産物屋や食べ物屋などがある。上がる途中の平場に戸田大和神社の案内板が建つ。幕末に宇都宮藩戸田家の分家が立藩して築いた陣屋の跡(下の写真4)。

11時半過ぎ、乗船場に戻る無料シャトルバスに乗車、鬼怒川温泉駅前で降ろしてもらう(下の写真5)。
https://www.facebook.com/media/set/?set=a.25028089443501077&type=1&l=223fe1adec


船から見た楯岩に向かうが、続く

  • 写真1 立岩橋上流

    写真1 立岩橋上流

  • 写真2 無料シャトルバス

    写真2 無料シャトルバス

  • 写真3 鬼怒川金谷ホテル

    写真3 鬼怒川金谷ホテル

  • 写真4 戸田大和神社

    写真4 戸田大和神社

  • 写真5 鬼怒川温泉駅前

    写真5 鬼怒川温泉駅前

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