早稲田の穴八幡と明治17年創業の天ぷら屋高七での行列と肥後細川庭園＆永青文庫

2024/01/20 - 2024/01/20

数年前から知人に頼まれ、年が明けると、早稲田の穴八幡で一陽来復お守を入手するのがここ数年の習わしとなった。

初年度はあまりの寒さに、お守りを入手したらさっさと帰ったのだけれど、二度三度と訪れると、だんだん慣れてきて早稲田大学の中を歩いたり早稲田の学生が通う定食屋やラーメン店にに行ってみたり。

早稲田が夏目漱石に縁のある場所と知ってからは新宿区立漱石山房記念館を訪れたりもした。

今年はノープランだったのだけれど、明治17年創業の天ぷら屋が夏目坂にあることを知り、行ってみることに。

ランチの後はこれまた未訪であった、肥後細川庭園と永青文庫を訪れてきました。

エリア 早稲田・高田馬場(東京)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 5.0
• グルメ: 4.0

• 同行者: 一人旅
• 交通手段: 私鉄 徒歩

早稲田駅(メトロ)を降りて徒歩３分。

年に一度の穴八幡。

穴八幡宮 寺・神社・教会

流鏑馬。
毎年思うのだけれど、何を？誰を？どこを？狙ってるんだろう？

おや、意外と並んでいる人は多くないな。

では先にお参りさせていただきましょう。

獅子舞
ちょっと欲しいような気がする。

今年も良いことありますように。

https://www.anahachimanguu.jp/ichiyouraifuku/

穴八幡宮 寺・神社・教会

あまり長くなかった行列が、お参りしている間に長くなったが致し方ない。

“穴八幡宮の一陽来復御守は、江戸中期より年々冬至の福神祭に授与された独特のものであり、金銀融通の御守とも呼称されております。”

とHPにある。

一陽来復御守、金運、開運のお守りとして名高いが、一番金運が良くなったのはお守りを求めにものすごい数の客がやって来る穴八幡宮じゃないかとひそかに思っている。

柳の下を狙っている神社も多々あるようだし。

さてと、並んでいる間に見つけたのが夏目坂の高七という天ぷら店。

夏目坂 名所・史跡

その前に漱石山房記念館 １Fにあるカフェ・ソウセキでコーヒータイム。

では、ランチに向かいましょうかね。

おっ、あった！
天ぷら高七。

と思った瞬間に後ろから来た兄ちゃんに抜かれて前に並ばれた。

某グルメサイトでは2022,2023の100名店となっている。

開店時間5分前に、扉が開き続々と店内に。

前に並んでいた兄ちゃんが入店すると同時に暖簾が掛り、満席です・・・
と。

えっ？えええ？

ついていないことこの上ない。

てんぷら 高七 グルメ・レストラン

１時間待ってやっと入店

ではなく実はあきらめて違う店に行こうとスマホで検索していると、1名様どうぞと声が掛った。
先客が全員着席しオーダーが済み、一巡目の客の配置が完了したのだろう。
カウンターの最後の1席に滑り込ませていただいた。

ただまあ、一巡目最後の客なので料理が出てくるのも最後だ。
手持無沙汰なのでメニュー＆店内をチェック。

お持ち帰り

お米・1kg　700円
沢かに　一匹　200円

これはどういうことなんだろう？
ここで米を買う人が居るのか？

沢かには、天ぷらとしてのお持ち帰りか？
生きたものが売られているのか？
(かには水槽でぶくぶくしてました。)

評判の日替わりと、
この時期だけのメニュー、白子と牡蠣で悩む。

両方、はちょっとやりすぎだろうねえ。

さてこれが日替わりの全容

このご時世、刺身までついてナント1000円。
びっくり。

海老、キス、ゴボウと春菊ともう一品はなんだっけ・・・イカだったかな。

お隣さんが頼んでいた穴子天ぷら定食も凄いボリュームでありました。

結局追加は牡蠣の天ぷらを頼んだ。

柚子は皮目から絞るようにと言われた。
写真は絞った後だ。

さて、
天ぷら自体は、悪いがフツーだった。
それでも値段は驚愕だし、サービスは家庭的で心地良いし良い店だと思う。

入店から１時間。

食べ終わって外に出ると行列が凄いことになっていた。
先頭のカップルは1時間以上並んでいたことになるな。

この日は飲まなかったけれど、大半の客は昼酒を楽しんでたので待ち時間は長いぞ。

お腹もいっぱいになったので、逆方向だけれど肥後細川庭園に行ってみることに。

どなたかの旅行記で見て気になっていた場所だ。

駒塚橋 名所・史跡

窓の下には神田川～

神田川の源は三鷹市井の頭恩賜公園内にある井の頭池らしい。
奥多摩あたりかと思っていたが・・・

神田川 (東京都) 自然・景勝地

桜の季節も良いんだろうねえ。

さて、肥後細川庭園

肥後と言えば熊本。
熊本はかつて12月になると毎年出向いていたがかなりご無沙汰。

https://www.higo-hosokawa.jp/about/

肥後細川庭園 公園・植物園

おっ、くまモン！

松聲閣という集会室なんかに貸し出されている施設。

二階に上がる階段がリニューアルされてなくて印象的。

細川家ゆかりの品なんですかね？

なんだかよくわからんが由緒ありそうな火鉢？

二階からは庭が見渡せた。

おじゃまはしなかったが、喫茶コーナーもあった。

雪の日もさぞかしきれいなんだろうなあ、と庭を一周。

次いで永青文庫

永青文庫 美術館・博物館

旧熊本藩主細川家伝来の美術品・歴史資料、16代当主細川護立の蒐集品が展示されていることは耳にしていたが初めて。

肥後細川庭園と繋がっていた。

「シニア」って70歳以上なんですかね？
65歳かと思っていたけれど。

学割使わせていただいて500円で。

館内、撮影禁止だったので写真はありませんが、とてもよかったですよ。

成金っぽい蒐集とは一味も二味も異なる700年を超える細川家の伝統が垣間見れます。

https://www.eiseibunko.com/

お殿様はやっぱり凄いな。

志賀直哉、武者小路実篤なんかのパトロンでもあったらしいし。

今年は熊本に行ってみるかな。

名残惜しいが帰りますか。

次いでだが細川家の菩提寺は建仁寺塔頭永源庵であるらしい。
なぜ京都？

胸突坂

胸がつくほど急な坂であったらしい。

胸突坂 名所・史跡

坂を見れば登ってみたくなる性分だが、自粛。

そんなに急には思えないな。

ん？
こりゃなんだ。

1677年から3年間、芭蕉がこの地に住んでいたらしい。

ほぅ。

関口芭蕉庵 名所・史跡

この長い壁はなんだ？

誰かの屋敷か？と思ったら椿山荘でありました。
その昔、友人の結婚式で来たことがあったな。

新郎からスピーチを頼まれた友人が新婦の名を新郎の元カノの名前で呼んだ思い出深い場所だ。

ホテル椿山荘東京 宿・ホテル

江戸川公園

梅も咲き始めましたね。
甘い香りがたまらんな。

江戸川公園 花見

さて、帰ろ。

春うららにはちょっと早いけれど、良い一日でした。

皆さん、今日はどんないいことありました？

江戸川橋駅 駅