天浜線の旅～掛川城・小国神社・遠州森町を巡る

2023/09/03 - 2023/09/03

天竜浜名湖鉄道（天浜線）の沿線を巡る旅part2、今回は掛川から遠州森間が舞台になります。掛川城を訪ねた後、タクシーで遠州を観光しました。遠江国一宮・小国神社を参拝し、遠州森町を散策。

エリア 静岡

• 旅行の満足度: 3.5
• 観光: 3.5
• 交通: 2.5

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 1万円未満
• 交通手段: タクシー JRローカル 私鉄
• 旅行の手配内容: 個別手配

新城を観光して、浜松で一泊。東海道線で掛川までやってきました。新幹線が止まる駅ですが、北口はレトロな駅舎です。

掛川駅 駅

天竜浜名湖鉄道で遠州森を観光する予定ですが、その前に掛川城へ。

掛川城天守閣 名所・史跡

掛川城は室町時代、駿河の守護大名であった今川氏が重臣の朝比奈氏に命じて築城させたものです。

掛川城天守閣 名所・史跡

受付前から天守閣の全景を見ておきましょう。1994年に天守閣が復元され、駅から城までの道も整備されました。現在では日本100名城の１つになっています。

掛川城天守閣 名所・史跡

戦国時代になると、山内一豊が城主を務め、そのためか高知城にも似ています。

掛川城天守閣 名所・史跡

天守閣まで石段を登っていきます。修復工事が行われている場所もあり、別の機会にまた来てみたいですね。

掛川城天守閣 名所・史跡

日本初の木造天守閣として復元され、掛川のシンボルともいえる建造物です。

掛川城天守閣 名所・史跡

城内は温もりを感じられる木造。重要文化財等に指定されているわけではないですが、登城の価値は十分。

掛川城天守閣 名所・史跡

急な階段を登っていくことになります。

掛川城天守閣 名所・史跡

展望台から市街地を一望。今ではビルが多いですが、駅に続く町並みは城下町の雰囲気を感じられます。

掛川城天守閣 名所・史跡

全国的にも数少ない御殿の全景を眺めることができます。

掛川城天守閣 名所・史跡

十露盤堀。水がたまったその姿がそろばんに見えることから、この名前がついたようです。

掛川城天守閣 名所・史跡

京都の二条城などしか残っていない現存する御殿建築。せっかくなので掛川城御殿も見学しましょう。

掛川城御殿 名所・史跡

現在の御殿は掛川藩６代藩主・太田資功によって1855～61年にかけて再建されたものです。

掛川城御殿 名所・史跡

御殿は城主の公邸、藩の役所、公式典の場などに使用されました。

掛川城御殿 名所・史跡

書院造と呼ばれる建築様式で、各室は襖によって仕切られています。1869年までの14年間は掛川藩で使われ、その後、廃城になると勤番所と徳川家兵学校に転用され、女学校、町役場、市庁舎、農協、消防署など様々な用途で使われたそうです。

掛川城御殿 名所・史跡

御殿の一室には竹灯籠が展示されていて、優しい光に癒されました。

掛川城御殿 名所・史跡

掛川駅に戻って、天竜浜名湖鉄道に乗車します。１両のワンマン列車ですね。

掛川駅 駅

小国神社をお参りするので、遠江一宮駅を利用しようと思っていましたが、送迎バスは行事の日だけ運転されるとのことで、遠州森で下車しました。

遠州森駅 駅

国の有形文化財に登録されている古い駅舎。ここでタクシーを呼んで、小国神社まで向かいます。

遠州森駅 駅

タクシーでの参拝客が多いのか、細い道をスイスイ走って10分くらいで着きました。思っていたよりも観光客の姿が多い！！

小國神社 寺・神社・教会

小国神社は555年、欽明天皇の時代に近くの本宮山に神霊が現れて社殿を建てたのが始まりといわれています。

小國神社 寺・神社・教会

杉並木の参道が歴史を感じますね。東海道沿いの大きな町からも離れていますが、参拝客が絶えることはありません。

小國神社 寺・神社・教会

ご神木の大杉の根株。樹齢1000年という大杉ですが、昭和47年の台風で倒れてしまったという。

小國神社 寺・神社・教会

1575年には徳川家康によって社殿が再建され、現在では遠江国一宮となり、縁結び・厄除祈願の参拝客で賑わっています。

小國神社 寺・神社・教会

宮川の青もみじがとても美しい。

小國神社 寺・神社・教会

なかなか来るのが難しい場所なので、記念に旅行安全のお守りを購入しました。鳥居の前にある「ことまち横丁」にはお茶屋が多く、目を引かれたマンゴーのかき氷をいただきました。

小國 ことまち横丁 グルメ・レストラン

帰りは駅までではなく、遠州森町の名所の１つ、天宮神社まで行ってもらいました。

天宮神社 寺・神社・教会

天宮神社は1500年以上前の創建という古社で、交通安全の祈願所であり、交通安全のお守りが人気のようです。

天宮神社 寺・神社・教会

社殿は一度焼失しましたが、のちに徳川家康や横須賀城主・西尾忠成によって造られたそうです。

天宮神社 寺・神社・教会

御神木であるナギの木は樹齢1000年といわれています。

天宮神社 寺・神社・教会

天宮神社から遠州森駅まで遠州の小京都と呼ばれる町並みを散策します。

新町通りにあった、1842年創業という歴史ある麹のお店。

シャッターが閉じるお店が多いですが、昭和のレトロな雰囲気を残す。

天浜線の沿線も茶の生産地であり、森町の町並みにもお茶を扱うお店が見られます。

連子格子や蔵造などの伝統的な建造物が見られ、昔は宿場町として賑わいを見せたことが想像できますね。

いかにも昭和、といった感じのする建物。こういう町並み、好きなんです。

森町に流れる太田川が美しい風景を見せてくれます。

甘柿の１つ、次郎柿の原木があります。人の名前から来ているんですね。

まだ秋には遠く、その実は真っ青でした。

遠州森駅も古い素敵な駅舎。もちろん、国登録の有形文化財です。

遠州森駅 駅

遠州森から天竜二俣まで。エヴァンゲリオンの車両で、車内にはキャラクターがデザインされていました。

天竜二俣で新所原行きに接続します。歴史あるプラットホームに３種類の車両が並びました。

天竜二俣駅 駅

この駅には車庫があって、休日には見学ツアーも実施されています。

天竜二俣駅 駅

以前にも乗った、ミツバチ列車で新所原まで向かいます。三ケ日では列車の交換待ちがありました。

三ヶ日駅 駅

新所原に着くと、東海道線と名鉄の特急で名古屋へ。豊橋で夕食用に駅弁を購入しました。

新所原駅 駅

名古屋から八木まで近鉄特急アーバンライナーに乗車。豊橋で買った駅弁「壺屋浪漫」をいただきました。