ポルトガルと北スペインを巡るゆったり旅24日間　⑦　小雨模様のナザレ

2023/06/06 - 2023/06/07

2012年にポルトガル旅行を計画したときに、リスボンから現地のデイツアーでナザレは訪れる予定でした、ところか、今回同様、飛行機の遅延で、デイツアーに参加できなかったので、リベンジ・・の訪問です。

今回の旅は日程がゆったりなので、ナザレには一泊することができました。口コミで高評価のホステルに泊まり、小雨まじりではありましたが、展望台からの眺めを楽しみ、11年前のがっかりを挽回できたように思います。

エリア ナザレ(ポルトガル)

• 旅行の満足度: 3.5
• 観光: 3.5
• ホテル: 4.5
• グルメ: 2.5
• 交通: 3.5

• 同行者: カップル・夫婦（シニア）
• 一人あたり費用: 50万円 - 100万円
• 交通手段: 鉄道 高速・路線バス タクシー 徒歩
• 航空会社: カタール航空 ユナイテッド航空
• 旅行の手配内容: 個別手配

１５時４５分にEvoraを出たFlix BusがLisbon Orienteバスターミナルについたのは予定時刻の１７時１５分を少し過ぎたあたり。

１時間後にここを出るバスでナザレまで行くので、とりあえずトイレを探します。
地下におり、トイレがあった・・と思ったら、「このトイレはもう時間だから施錠する、あちらへ行け」と隣接するショッピングセンターのトイレに行くように言われました。
バスの時間を気にしながらなんとか夫と交代でトイレを済ませ、さあ、乗るバスはどれかしらと探します。

次々と緑のFLIX　BUSがやってきます。一所懸命、手元のチケットのバスの番号と照らし合わせます。

どうやらこの黒いバスがわたくしたちの乗るバスのようです。

１８：１５オリエンテバスターミナル発。

夕方の退勤時刻帯、リスボン周辺はかなり渋滞していましたが、最終的にナザレについたのは１９：５０。５分遅れで到着しました。

ナザレのバスターミナルからほぼまっすぐ歩いて１０分ほどが、本日のお宿、Nazare　Sweet Dreamsです。

バスの到着予定時刻を前もってメールしておいたので、オーナー夫人が待っていてくださいました。
（この写真は翌朝撮影）

Nazaré Sweet Dreams ホテル

客室はツインルーム。

シャワーブース、洗面台、清潔で快適です。

チェックインして、荷物を置いてさあ街へ夕食をと繰り出します。

この旅では、どの町でもディナー営業は２０時からといわれ、夕食難民になりかけていました。今日は大丈夫・・と思ったらそんなに甘くなかった。

宿のマダムおすすめのお店は、満員で行列ができています。

満員空席待ちのレストランが並ぶ中、海岸沿いで、空席のありそうなレストランをみつけ入りました。
A Moiteira。

お目当ての「いわしのグリル」はおいしくいただいたのだけれど、いかにも観光客向けという価格設定や接客で少し残念。イワシのグリルと炭酸水で合計２８ユーロ。

席に着くなり、紙袋に入ったパン（というよりパンくずみたい）がおかれました。手を付けず、ウエイターにすぐに「食べないから」と返しました。でも、会計の時、しっかりパン代が入っていたから、抗議して取り消してもらいました。

アレンテージョの素朴なレストランに慣れていたから余計そう思うのかな。
いやいや、今お店の名前を確認するため、Google Mapの口コミを見たら、納得する評点がついています。

ホステルに帰る道すがら、レストランの裏口に置かれていた魚。

新鮮なお魚は間違いなくこの街では食べられそう。

おはようございます。

ナザレは、あいにくのくもり空。泣き出しそうな空です。

ホステルの朝ごはん。楽しみにしていました。

コンチネンタルですが、ハムやチーズが付きました。

お隣の席はドイツ人ご夫妻で、少しお話します。
「7年前にドイツを駆け足で回りましたよ、訪れたのは・・・」すぐに都市名が出てこなくて、夫婦で補いながら、ベルリン、フランクフルト、ドレスデン、マイセン・・と続けたのでした。

マダムお手製のケーキ。

これがとてもおいしくて・・。

朝食後は、荷物をまとめてホステルに預け、街歩きに出かけます。

あいにく、ホステルの前の道は工事中。

最初に来たのは、バスターミナル近くの市場、メルカドです。

市場 (ナザレ) 市場

チーズはいろいろ。

朝ごはんのチーズ、結構いろいろな種類を楽しんできました。

肉屋さん。

ハムやソーセージ類。

カラフルなのは、果物屋さん。

イチゴがおいしそう。

八百屋さん。

トマトが色鮮やか。

海辺の町ですから、魚屋さんも品ぞろえ多いです。

イワシにタコ。

市場見学を終え、雨の降らないうちにと、ぺデルネイラ地区に向かいます。

小高い丘の上にミゼリコルディア展望台があり、見晴らし両行と聞いたので、朝、元気なうちに。

お天気が今一つですが、赤い屋根の街並みと海を見下ろすことができました。

この後、ケーブルカーで行こうとしているシティオ地区と向かい合うような位置です。

反対側は、こんな感じ。

後で行ってみようとしている、シティオ地区。

あれ、ケーブルカーはまだ動いてないのかな。

展望台の横に教会らしきものがありました。

展望台の眺めを楽しんだ後、来た道を戻り、今度は海岸線に沿って歩きます。

昨日夕食をとったあたりです。

ナザレのビーチ ビーチ

何かイベントがあったのでしょうか。

大きなトラックがきて、さながら工事現場のよう。

ビーチバレーボールの大会が終わって、コートを片付けていたのでした。

海沿いの道から、路地に入ってみます。

空が今一つなのは残念だけれど、洗濯物が干してあったり、なかなかいい眺め。

こんな階段も。

レストランに食材配達中のトラックに会いました。

荷台はじゃがいもだらけ。
そういえば、昨日のイワシのグリルも、付け合わせにじゃがいもだらけだったわ。

モニュメントのアズレージョにひかれて、パチリ。

もう少しでケーブルカー乗り場・・というところまで来ました
でも、ケーブルカー動いている気配がないなあ。嫌な予感。

こ

張り紙がしてあります。
嫌な予感が当たりました。
ここ半月ほど運休中なのだとか。

ケーブルカー (ナザレ) その他の交通機関

しかたがないので、上のシティオ地区までバスで行くことにしました。

何人もの人に聞いてやっとたどり着いたバス乗り場。最後は図書館の司書さんにまで尋ねました。

向かい側のバス乗り場には、バスが来るのに、待つこと１時間以上、バスは来ません。

あきらめて、Uber を呼びます。ホステルの前から呼んだら、道路工事中なので通行止めがあったりして、キャンセルされたり、二人目のドライバーさんは苦労して、なんとか来てくれました。

シティオ地区の展望台からの景色。

シティオ地区の展望台 散歩・街歩き

苦労してきたかいがあって、眺めは最高。

シティオ地区には、観光客がたくさん。

シティオ地区 散歩・街歩き

ノッサ・セニョーラ・ダ・ナザレ教会。

ノッサ セニョーラ ダ ナザレ教会 寺院・教会

金がかがやいています。
豊かな街だったのかな。

この教会に来たら、正面に向かって右手から、祭壇の裏を回る通路を見学できます。

料金は1ユーロですが、時間があったら必見です。

アズレージョもいろいろ。

大作のアズレージョも。

アズレージョに描かれているのは旧約聖書、

天井、壁を覆う見事なアズレージョ。

キリスト像。

キリストを抱いているマリア様。

祭壇を裏から眺める・・なかなかこんな機会はありません。

ぜひ、この祭壇裏の回廊の見学をしてみてください。

ノッサ・セニョーラ・ダ・ナザレ教会の見学を終えると、外はかなりの雨。

あら、かわいらしい建物と雨宿りがてら入ってみました。

メモリア礼拝堂です。ここも、たくさんのアズレージョで装飾されていました。

メモリア礼拝堂 寺院・教会

雨もひどくなったので、帰ることにします。
infoで聞いたら、シティオ地区から、下に戻るバスがありました。

先ほど、上がってくるときは1時間以上待ってもバスが来なかったけれど、今度は乗ろうとしたまさにその時、バスが現れました。

荷物をホステルでピックアップしたら、本日の宿泊地アルコバサに向かいます。