ポルトガルと北スペインを巡るゆったり旅24日間 　⑪　コインブラでポルトガルの栄光を知る

2023/06/09 - 2023/06/09

オビドスから、乗り換えの地、カルダスライーニャにUberで移動を試みますが、なかなかつかまりません。あきらめ、せっかくバス停そばのホテルに泊まったのだからと、バスでカルダスライーニャへ移動します。

予定より早めに移動したので、コインブラへのバスは、レイリア乗り換えとなりました。直行便のバスだともう少し遅くなってしまうわと窓口の女性。バスの乗り継ぎは、列車のようにうまくいくのかなと不安に思っていましたが、わたくしたちの乗った遅れ気味のバスを、コインブラ行きのバスはちゃんと待っていてくれました。

さて、大学の町コインブラは、歩いて観光するのにちょうどよい大きさでした。初日はモンテゴ川の向こうへと、ミニポルトガルや、新旧のサンタクララ修道院を訪ねます。

エリア コインブラ(ポルトガル)

• 旅行の満足度: 4.5
• 観光: 4.5
• ホテル: 4.5
• グルメ: 4.5
• 交通: 4.0

• 同行者: カップル・夫婦（シニア）
• 一人あたり費用: 50万円 - 100万円
• 交通手段: 鉄道 高速・路線バス 観光バス タクシー 徒歩
• 航空会社: カタール航空 TAPポルトガル航空 ユナイテッド航空
• 旅行の手配内容: 個別手配

10：20カルダス・ライ―ニャのバスターミナルに到着。
かなり大きいバスターミナルです。

コインブラ行きのチケットを購入。一番早くコインブラに到着するバスは、直行便ではなくレイリアで乗り換えです。

11：10カルダス・ライ―ニャ発レイリア行乗車。

ところどころ渋滞していて、レイリアに着いたのはなんと12：15とぎりぎり。

ドライバーさんから連絡が入っているのか12:15発のコインブラ行き、待っていてくれました。

コインブラのバスターミナルに着いたのは13：15。

歩けない距離ではないですが、スーツケースがあるので、タクシーでホテルへ。

ポルトガルのタクシー運転手さん、どなたも親切。

ほぼワンメーターで、駅前のホテル「モデルナ」に到着。

チェックインまで早いので、荷物を預けます。

ぶらぶら旧市街を歩いて、このお店、Cafe Lucaて休憩。

食べる前に写真を撮り忘れ、残骸みたいなので失礼します。

コーヒーとナタをそれぞれ頼んで、2人で6.6ユーロ。

アレンテージョ地方よりは少し高くなりましたね。

いたるところに石段があります。

サンティアゴ教会。

先ほど、バスの中でずいぶん雨が激しく降っていたのですが、このあたりも相当ふったのでしょうか。路面が濡れています。

ただいま14時10分。今日のコインブラ観光は、モンテゴ川を渡った対岸へ行ってみることにします。

橋を渡ってすぐのところに、たしか、旧サンタクララ修道院があったはず。

ありました、旧サンタクララ修道院。

公園の中を通って近づいてみます。

旧サンタ クララ修道院 寺院・教会

修復された建物はありますが、外観のみの見学となるようです。

旧サンタクララ修道院のすぐお隣に、こんなかわいらしいゲート発見。
Portugal dos Pequenitos。

日本語だと「ミニポルトガル。」

ミニ ポルトガル テーマパーク・動物園・水族館・植物園

入場料はシニア1人11.95ユーロ。一般14.95ユーロ。

最初のゾーンはかつて、ポルトガルが七つの海を制してアフリカやら、南米、アジアに持っていた植民地の建物。ポルトガルの栄光の時代が、よくわかります。

これは、アフリカの国。

ポルトガルの植民地といえば、わたくしたちに身近なのはマカオですよね、

マカオ館の中ものぞいてみます。

お祭りの風景を人形で再現。

上の展示には、Festival do Drangao　Embrigado　と解説がありました。

マカオの聖パウロ天主堂跡。

緑色が、ポルトガルがかつて制した国です。

南米ブラジルの緑がはっきり。

日本が中心にある世界地図を見慣れているけれど、こうしてみると、ポルトガルとブラジルは案外近い。

アジア地区はどうだったかしらとみますと、マカオのほかに、セイロン、ティモールなど。

さて、最初のゾーンはポルトガルの植民地の建物でしたが、次のゾーンは、ポルトガル国内の世界遺産などです。

リスボンの勝利のアーチ。

ベレンの塔。

結構、限られた敷地に隣り合って、建物のファザードだけが並ぶので、ああ、あれねとすぐにわかるものもあれば、あんな建物だったかしらと首をかしげるものもありました。

東武ワールドスクエアの見事な建造物に比べると今一歩かな。-

ポルトガルの有名な建築物の次は、野外博物館みたいなゾーン。

ポルトガルの各地区の民家がならびます。

ナザレの漁民の家。

オビドスの家。

これは、ポルトガル国内でもちょっと変わった建物でした。

この家の模型はお子さんたちは喜んで、出たり入ったりしていました。

ミニポルトガルを後にし、そこから歩いて20分ほどでついたのが、涙の館。

こうして、カップルの記念撮影の場所になっています。

というのも・・・・

アルコバサ修道院に眠っていたペドロ王子とイネスの悲恋の舞台がこちらなのです。

イネスが、子供たちと住んでいた場所。

涙の館 愛の泉／涙の泉 建造物

そして、イネスがペドロ王子の父の命令で首を切られたのもここ。

今は、ゴルフ練習場と、ホテルがありますが、静かな緑多い場所であることに変わりありません。

悲恋の舞台の後は、坂道をフーフーいいながら30分近く歩きました。

新サンタクララ修道院に参ります。

新サンタ クララ修道院 寺院・教会

見晴らしの良い丘の上にありました。

夕方だと、対岸のコインブラ大学がとてもきれいに見えます。

コインブラの市街。

修道院の中も見学していきます。

礼拝堂の中の装飾は豪華。

マリア様をアップで。

回れ右をして・・。

サンタクララ修道院音見学を終え、坂道を降りてきました。

行きは涙の館経由だったから、ぐるりとまわりましたが、帰りはまっすぐ。

コインブラA駅。

午後5時ちょうど。

コインブラ駅 駅

さて、ホテルに帰る前に夕食をとお店を探します。

コインブラなら夕食難民にならないよねと甘く見ていましたが、やはり午後5時ころはクローズしているところが多いです。

そんな中でショーウインドウにかわいい豚さんのいるこのお店は、この時間（午後5時過ぎ）でもディナーオッケー！だそうです。Dom Pedro

Porta Larga

Dom Pedro 地元の料理

メニューは、いたってシンプル。

まずは、いつものように炭酸水。

サラダ。

久しぶりにたっぷりの野菜をいただいたような気がします。

そして、このお店の看板メニュー。

子豚のロースト。

2人分ということですが、量がたっぷり。
1人でお店に行ったら、子豚のバーガーにするとよいかも。

パンもおいしくいただきましたよ。

サラダ、子豚のロースト、パン、炭酸水しめて23.3ユーロ。

お店のスタッフがまたとてもひょうきんで、日本人とわかると、サイン帳を奥から出してきて、あなたも一言コメント書いて・・ですって。はい、書いてきました。
日本語あり、中国語あり、韓国語あり、アジアの人用サイン帳みたい。

コインブラA駅のすぐそば、おすすめですよ。

おいしい夕食にありつけた日は、幸せな気分になります。

そして、ホテルモデルナで改めてチェックイン。

ホテルの主、眺めの良い部屋だよと案内してくださいます。
あら、ほんと。窓からコインブラ大学が見えます。

Moderna ホテル

ツインルーム。

シャワールーム。
仕切りがしっかりしているので、洗面所部分への水はねの心配がありません。

ただ、非常にコンパクトなつくりなので、工夫しながらのシャワーです。

洗面所。

ベランダにも出られるみたい。

日が長いから、お洗濯ものをちょっと干してみたりできそう。

ベランダに出てみます。駅近くで下町の雰囲気なのかな。

下の広場では、若者たちがサッカーの真似事。

ベランダから、コインブラ大学がよく見えます。

明日は、大学見学に行ってきます。