コロナ後にやっとスペイン、ポルトガルに出かけて来ました（その１３）ナザレ観光編

2023/06/11 - 2023/06/20

３年前にスペイン、ポルトガルツアーを予約していたところ、コロナのまん延でツアーが中止。
５月にコロナも５類になったことにより、やっと海外旅行に行けるようになりました。
行き先はもちろん３年前のリベンジということでスペイン・ポルトガル。
今回はＪＴＢ旅物語のツアーで出かけることにしました。
旅程は、
６月１１日（日）関空発パリのシャルル・ド・ゴール空港経由バルセロナに移動して宿泊
６月１２日（月）グエル公園、サグラダファミリア見学後、マドリードに移動して宿泊
６月１３日（火）トレド観光後マドリードのプラド美術館などを回って宿泊
６月１４日（水）ラマンチャ地方の白い風車を見学後、コルドバに移動して宿泊
６月１５日（木）アルハンブラ宮殿などを見学後、白い村ミハスを散策してセビリア泊
６月１６日（金）セビリア観光後、国境を越えてポルトガルのエヴォラを観光しリスボン泊
６月１７日（土）アルコバサ、ナザレ、オドビス観光後、リスボン泊
６月１８日（日）ロカ岬、シントラ観光後、リスボン市内観光して宿泊
６月１９日（月）早朝にホテルを出発し、リスボン空港からパリのシャルル・ド・ゴール空港経由関空に移動して翌２０日の朝９時に帰国しました。
８泊１０日の慌ただしい旅行でしたが久しぶりの海外旅行を満喫することが出来ました。
それにしてもマスクの無い生活は本当に快適でした。
今回は７日目のアルコバサのサンタ・マリア修道院の観光後に行った港町のナザレの観光を紹介します。
ナザレはポルトガルでも有数のリゾート地でもあり、サーファーにも有名な所です。
きれいなビーチが広がる素敵な所でした。

エリア ナザレ(ポルトガル)

• 旅行の満足度: 4.0
• 観光: 4.0
• グルメ: 4.5

• 同行者: カップル・夫婦（シニア）
• 一人あたり費用: 50万円 - 100万円
• 交通手段: 観光バス
• 旅行の手配内容: ツアー（添乗員同行あり）
• 利用旅行会社: JTB

６月１７日（土）アルコバサのサンタ・マリア修道院の観光後に漁師町のナザレに向かいます。

アルコバサからナザレまで約１０Ｋｍ、バスで１５分程度で到着。
まず向かったのが、ナザレの海岸線が一望できる『スベルコ展望台』
駐車場から添乗員さんと一緒に向かいます。

こちらの建物は、『メッセ・セニューラ・ダ・ナザレ教会』
ロマノと言う僧がマリア像をこの地まで持ってきて死を迎える前に像を崖の洞窟に隠したそうです。
その４６５年後に羊飼い達がこの像を見つけ出し、更に聖母マリアの奇跡が起こったため巡礼者達がここに押し寄せるようになったそうです。

こちらは教会の内部で、祭壇の中央にマリア像があります。

このシティオ地区にはこのような大きなおみやげ屋さんも有りました。

この屋台はシティオ地区名物の豆売りのお店です。
現地の伝統衣装を着たおばさまがいろんなお豆を売っていました。
試食もさせてくれるので良心的なお店です。

このおばさんの伝統衣装ですが、最大の特徴は刺繍や柄の入った布スカートを何枚も重ねた姿だそうです。
ポルトガル語で『７枚のスカート』を意味する『セッテ・サイアス（Sete saias)』という呼び名で親しまれているそうです。
ちなみにロングスカートは未婚の女性、この写真のおばさんのように短いスカートは既婚女性。
黒い衣装の女性は不幸にも家族を海で無くした人が身につけるそうです。

この日もおばちゃん達は元気に営業をしていました。

このスベルコ展望台からの景色が絶景です。
ナザレの海岸線が一望できます。
この時は雲が広がっていたのが残念です。

この展望台はこの写真のように絶壁の上にあります。

この日は風も強く、カモメも羽を休めていました。

ここは高さ約３００ｍの断崖絶壁の上にあります。
ナザレは漁師の町で、昔はアルジェリアやオランダの海賊による襲撃や１９世紀初めにナポレオン軍との戦いなどで人々は苦しんで来たため、ほとんどの漁師や住民達はより安全な小高い岸壁のあるこの『シティオ地区』や海岸から少し内陸に入った村『ペデルネイラ』に住んでいたそうです。
その後、１９６０年代に有名な写真家や映画監督がナザレを題材にした作品を発表したことにより世界に知られるようになったそうです。

展望台からの観光後、ビーチのあるナザレの中心地に向かいます。
昼食をいただいたのがビーチ前のレプブリカ通りにあるこのレストラン。

店内に入るといろんなお魚が並んでいます。
魚好きなので昼食が楽しみです。

本日は魚料理。
これは魚の出汁が利いたスープ。
美味しくいただきます。

こらはオリーブを漬けたもの。
ちょっと苦手な味でした。

この日はビールをやめてワインをいただきました。
ワインをあまり飲み慣れていない私でも結構美味しかったです。

次に野菜サラダ。
これを４人で分けました。

メインディッシュはイワシのグリル。
これをナイフとフォークで食べるのに苦労しました。
お箸が欲しい・・。
味は日本と同じで美味しくいただきました。
ただオリーブオイルでは無く、レモンが欲しかったです。

デザートはフルーツの盛り合わせ。
これは缶詰かな？
とりあえず完食しました。

昼食後は自由行動。
せっかくですのでビーチを散策します。

こちらがビーチ沿いにあるナザレのメインストリートのレプブリカ通りです。
通り沿いにレストランや土産物屋さんが並んでいます。

こちらの砂浜では、フットサルをしていました。

さらに通りを進んでいきます。
この頃になると青空が広がってきました。

こちらはビーチバレー専用のスタジアムです。
この日は公式の試合が行なわれていました。

こちらの船は昔使われていた船のようです。
説明板と一緒に何艘かの船が置いてありました。
何かいわれがあるようです。

浜では日本でもおなじみの干物が売られていました。
干物は日本と同様にアジ、イワシ、タコ、鱈などいろんな種類の魚が売られていました。
どれも美味しそうです。

こちらでは大きなタコを干していました。
明石のタコを思い出します。
ポルトガル人はタコを食べるようです。

干物はこのようにして魚をきれいに並べて天日干ししていました。
天気が良いのであっという間に干物になりそうです。

ナザレの街を浜側から見るとこんな感じで、小さな漁師町のようです。

海側では海水浴をしている人がいました。
この日の気温は３０度以上有ったので気持ち良いと思います。
ナザレはサーフィンのメッカのようでサーフィンの世界大会も開かれるそうです。
最大で３０ｍ以上の波になったことがあるそうです。
サーフィンの時期は冬場の１０月～３月ですので、今は波がおだやかです。

ビーチに行くのに靴に砂が入らないよう、板敷きのところが有ったのでそれに伝って波際まで行きました。

正面の断崖の上が昼食前に行った展望台です。
こうやって見ると正しく断崖絶壁です。

ナザレのおみやげ屋さんでもコルク製品が売られていました。
さすがビーチのそばですのでいろんなビーチサンダルが売られていました。
コルク製品は軽くてとても丈夫だそうです。

これは先ほど見たビーチバレー専用のスタジアムです。
この時は、ＥＵＲＯ　ＷＩＮＮＥＲＳ　ＣＵＰ　ＮＡＺＡＲＥ　２０２３が開催されていました。
その後、バスで王妃に愛されてきた美しい街のオドビスに向かいました。
城壁に囲まれた、美しいオドビスの街並みは次の旅行記で紹介させていただきます。